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検索結果:14829 件
とある夜。アパートの自室でくつろいでいたヒナコは突然のノックの音に驚き、飛び上がった。
「ヒナ! ヒナ! 俺だ、開けてくれ!」
「ケ、ケンくん……?」
聞き覚えのある声にほっとする。が、それはほんの一瞬のこと。まだ動悸がしている。あの怯えたような声。何かあったのだろうか。だって今夜は確か……とヒナコは考えつつ玄関へ向かう。
「ミ、ミナと、この前話していた、し、心霊スポットに行ったんだ! で、でもあいつ、あいつ変になって……」
ミナというのはヒナコの友人であり、
ケンの彼女。二人が今日、心霊スポットに行くことはヒナコも知っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 10:00:00
881文字
会話率:64%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
作:藻ノ かたり
ローファンタジー
完結済
N6589IS
とある国では政治家が次々と殺される事件が起きていた。その陰には妖怪ボックズキの影が……。
最終更新:2024-03-17 22:34:06
3667文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:抑 / SOMOSOMO
純文学
短編
N9649IS
ショートショート詰め合わせ。
最終更新:2024-03-17 22:22:39
9383文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
婚姻届けを前に、彼女の秘密が暴かれていく
最終更新:2024-03-17 21:06:52
903文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:24pt
宇宙空間を航行する大型宇宙船。故郷である地球を泣く泣く離れ、難民となった彼らを乗せ、どこへ向かうのか。
当てはない。事前の調査で人間が暮らせそうな星はいくつか見つかっていたが、遠い上に確実ではなかったのだ。
不安と後悔に心を蝕まれながら彼らは必死に耐えた。耐え忍び耐え忍びそして……。
最終更新:2024-03-17 15:00:00
1091文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
「……おう」
「よう」
「三十年振りくらいか。まあ、どうでもいいか」
「ああ。それで、入っても良いか?」
「おう」
夜。友人が家に訪ねてきた。彼と会うのは久しぶりなのだが、そっけない挨拶。しかし、今の世の中これが普通だ。抱き合うなんてことはしない。無意味なのだ。
「それで、なんの用だ?」
「ああ、手術がすべて終わってな」
「ふーん、そうか。手術……ああ、そう言えばお前は今どき珍しく結構渋っていたものな。おめでとうと言っておこうか」
「ありがとう」
最終更新:2024-03-17 11:00:00
3098文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
某店に在庫確認アプリができたとかで、かの有名な台詞が失われる前にと慌てて書きました。
最終更新:2024-03-16 22:56:47
964文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:32pt
自分を憎んでいるはずの夫に離縁を告げると、思わぬ返事が返ってきた。ショートショートでさくっと読めます。
最終更新:2024-03-16 22:31:42
1941文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:508pt 評価ポイント:466pt
フェリッス星人である『私』は、無事地球人の奴隷を従えることに成功した。
今日も私の素晴らしき、彼らの愚かしか一日が始まる。
最終更新:2024-03-16 18:25:21
1717文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:12pt
秋の夜。開いた窓から入る風がカーテンをそっと膨らませ、心が安らいだのを感じた。あの小さな膨らみで子供を想像したからだろうか。いいな。いずれ、だが。いや、今夜にでもいいかもしれない。なんてな。
目を閉じる。耳の感覚が鋭くなり、幸せの音を掬い取る。妻が食器を洗う音。それと今、音を立てたのは木製のローテーブルの上に置いたグラスに入った氷。外からは秋の虫の声。恐らく近所の家の庭だろう。この家の庭は人工芝生。いずれ、妻がガーデニングを始めるかもしれないが今はスッキリした状態。新居な
のだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 11:00:00
5112文字
会話率:68%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:8pt
とある小さな会社の社長。彼は社屋の裏にて、火をつけようとしたタバコを指に挟んだまま、頭痛の者がそうするように手を頭にやり唸っていた。
だが、頭痛ではない。いや、なくはないが、どちらかと言えば痛むのは胃のほうか。呑み込んだ悩みの種は根を張り彼を苦しめていた。
その様子を見るに見かねた社員が彼に駆け寄る。
「あの、社長。大丈夫ですか……?」
「ん、ああ……だいじょう……いや、すまん、少し愚痴らせてくれるか?」
「ええ、もちろん。あの、もしかしてですけど彼のことですか?
」
「ああ、そうだとも……彼だ。彼だよ!」
「うおっ、大きな声……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 16:00:00
1950文字
会話率:76%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
本好きの女性が、今日も読書をしている。
最終更新:2024-03-15 14:00:00
681文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
とあるお笑い芸人。彼は若手ながら飛ぶ鳥を落とす勢いで売れに売れた。最近は落ち着いたが、それは飽きられたのではなく安定期に入ったということ。その証拠にレギュラー番組をいくつか抱えている。順調そのものであった……が、そんな時だった。
「これ……」
マンションの部屋にて、テーブルの上にある週刊誌を見下ろす彼。その顔は険しい。そう、スキャンダル記事だ。彼は彼女と同棲中と、週刊誌にすっぱ抜かれたのだ。
若い女が主な支持層なだけに手痛いが、彼が今、気にしているのはそのことではな
い。
「芋丘ブバミ似の彼女……?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 10:00:00
1821文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
小学生の頃、お母さんをなくした事があった。
学校が休みの日に公園で友達と遊んで、夕方に帰ったのだが、家に入ろうとしたときに気付いた。
最終更新:2024-03-15 09:01:16
1073文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
腹が猛烈に痛んだので救急車を呼び、乗った。
「えー、おそらく手術になると思うのですが、この辺りですと……四つ、受け入れ可能な病院がありますね。どれにしますか」
救急隊員がおれに聞いてきた。痛みでそれどころではないのだが、そういうわけにもいかない。気力を振り絞り、声を出す。
「た、高いところは駄目だ。か、金がない」
増えすぎた高齢者。その医療費により国の財政が限界まで圧迫された結果、とうとう制度が見直され、自己負担額が激増した。
それが決まったのがおれが高齢者に
片足を突っ込んだ時だったので、せめておれが天寿を全うしたあとにしてくれればいいものをと思ったものだ。自分たちさえよければいいと安い医療費で済み、死んでいった高齢者どもは全員地獄に堕ちていればいいのに。
「えーと、じゃあ三つですね。一つ目のところは死亡した場合、請求額が五十パーセントオフになりますね」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 17:00:00
751文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:30pt
とある船内。廊下の小窓から貨物室を見下ろす彼の顔は険しさを増すばかり、そして通りがかった船員に彼は声をかけた。
「あの、あの」
「ん? どうした。ああ、お前、新人だな。聞きたいことでもあんのか?」
「はい……あの、ここの管理方法ですが大丈夫なんですか?」
「んー? 大丈夫って?」
「いや、せっかく見つけた新種をあんな雑に纏めて……」
最終更新:2024-03-14 10:00:00
919文字
会話率:96%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
黄色いコップが三つに、赤いボールが一つ。
どのコップの中に、赤いボールはあるのか。
右のコップ。
真ん中のコップ。
左のコップ。
「よーく見ていてね」
三つのコップを、高速で移動させる手品師。
幼稚園の子どもたちは、赤いボールのゆくえを追う。
これは小さなミステリー?
赤いボールはどこにある?
三つのコップが開いた時、子どもたちは真実を目撃する。
最終更新:2024-03-14 10:00:00
1663文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
下町のごく普通の駄菓子屋で強盗事件発生!駄菓子屋の店主に銃口が!しかしこの強盗、どこか様子がおかしい。強盗の本当の狙いとは何か?
ボケとツッコミが逆転する時、理不尽すぎる結末が誰かを襲う!
最終更新:2024-03-13 20:00:00
6564文字
会話率:62%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:18pt
作:やざき わかば
ローファンタジー
短編
N3569IR
この妖怪に取り憑かれると、なんでもひとりでやってしまうという。
原案:文道館(ネコだいすき)語文セミロングさん
最終更新:2024-03-13 16:00:00
1565文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
よう。ドロル星へよく来たな。いやー、長旅だっただろ、ご苦労さん。
まあ飲み物でも出すから、中に入って宇宙服を脱いでゆったりしなよと言いたいところだが、おれはこのままこの星を出るからな。さっそく引継ぎをしなきゃならん。悪いな。まあ、小さい星だしな。そう覚えることは多くないから安心しろ。観測と採掘調査はコンピューターがやってくれるし、まあ気楽にな。
それで引き継ぎなんだが……まずここから東の方にある紫色の星は見るな。眼が潰れるぞ。もし見てしまった場合は冷蔵庫にある人工眼球を
急いで取りつけるんだ。じゃないと脳までやられるからな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 15:00:00
1260文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
とある夜。田舎の広々とした民家にて……。
「祝! 享年九十五歳! おばあちゃんを送ろうたいかぁぁぁぁぁぁい!」
「フゥゥゥゥ!」
「いよっ!」
「わぁぁぁぁ!」
「いえーい!」
「やっちゃいまショォォォウ!」
「……は?」
最終更新:2024-03-13 11:00:00
2132文字
会話率:94%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
『三番線、まもなく扉閉まりまーす。駆け込み乗車はおやめくださーい。はーい閉まりまーす』
「はぁはぁはぁ、ふぅ……あ」
その車両に乗り込んだ瞬間。おれは時間が止まったように感じた。針のような視線を突き付けられ、呼吸をすることさえも頭の中から消え失せた。
そして電車のドアが閉まり、動き出そうとした瞬間。全ての楽器が音を外した最悪の演奏会のような不快な悲鳴が、おれの鼓膜を引っ掻いた。
おれがそのショックと電車の揺れでよろめき、反射的に手を伸ばすと女たちは、まるで保菌者か
ゾンビと相対したかのように、さらなる悲鳴とそしていやに尖ったヒールを履いた足で、おれに蹴りを放った。まるで足元をゴキブリが駆けまわっているかのように喚きながら足を上げ、倒れたおれに向かって執拗に振り下ろす。おれは堪らず亀のように体を丸め目を閉じた。
「おやめ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 11:00:00
4023文字
会話率:63%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
どうして、彼はこんなにセッ◯スを求めてくるのか。そう思った私は、聞いてみることにした。
最終更新:2024-03-12 01:01:27
1255文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
作:WOULDYOU
ヒューマンドラマ
連載
N1870IR
短いお話を圧倒的な不定期で更新していきます。
最終更新:2024-03-12 01:00:00
1131文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
とてもショートショートのお話です。何もうまくいかない人が、転生するお話です。
最終更新:2024-03-11 21:33:50
210文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
学校で成績優秀な女子学生が、誤解から最低なクラスに落とされた。そこで、自分に価値が無いと誤解した女子学生は、退学を決意するが…… (序章の練習作)
最終更新:2024-03-11 19:21:21
2325文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:4pt
会社のためにがんばってきた女性社員が、誤解から場末の職場に落とされた。そこで、自分に価値が無いと誤解した令嬢は、退社を決意するが…… (序章の練習作)
最終更新:2024-03-11 19:15:59
2443文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
魔法学園で成績優秀な平民の令嬢が、誤解から最低なクラスに落とされた。そこで、自分に価値が無いと誤解した令嬢は、退学を決意するが…… (序章の練習作)
最終更新:2024-03-11 19:10:25
2180文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:28pt
「じゃあ次の問題、誰かわかる人……あ、校長先生。どうなされ、え、その方たちはまさか……」
「……ああ。三田くんというのはどの子かな?」
「えっ」と声を上げるのが先か全員の視線が集中するのが先か、その生徒、三田少年は目を見開き唖然とした。
とある小学校の教室、その授業中。教室の入り口ドアからひょこっと顔を出し、室内を見渡す校長先生。その登場に静まり返った教室内だったが、すぐに水道管が破裂したように、生徒たちの声が一斉に吹き上がった。
「おい、三田ぁ!」
「お前何かしたの
かよー」
「校長の後ろにいるのって警察!?」
「はははは!」
「指名手配なんじゃない?」
「三田くんが悪いことするわけないでしょ」
「そうよ! 事件に関する話を聞きたいとかじゃない!?」
「すごーい!」
「こらこら、みんな騒ぐな。三田。ちょっと来てくれるか?」
「あ、は、はい!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 19:00:00
2187文字
会話率:92%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
一話、5分で読めるショートショート集。
① 愛を知らない男はその日スーパで680円の愛を買った。
②突然、彼女から別れ話を切り出され……
②ある日、男の前に悪魔が訪れて……
③ 警察署に冴えない男がやってきた。
開口一番彼は「人を殺してしまうかもしれないんです」彼の正体とは果たして……
他にも、「眠らないで済むクスリ」「夢を買う老人」「クリスマスの夜にサンタが現れ……」
など、SF・ラブコメ・ホラーに至るまで、立ち読み感覚で読める話を詰め込みました。
フラッと読んで行ってく
ださい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 18:52:40
95722文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:62pt 評価ポイント:48pt
作:やざき わかば
ローファンタジー
短編
N2783IR
沖で釣りをしていた男性が、何故かカッパを釣り上げ家に連れ帰るが…。
原案:岫 音速さん
最終更新:2024-03-11 16:00:00
1175文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
声優の大原さやかさんがパーソナリティをつとめるネットラジオ、『大原さやか朗読ラジオ 月の音色~radio for your pleasure tomorrow~』に投稿した小説を集めました。
『月の音色』では、月の文学館というコーナーがあります。
毎月、お題が1つ提示され、テーマに沿った400字以内の小説、エッセイ、詩、などの作品を募集していて、採用されると、プロの声優さんである大原さんに朗読してもらえます。
大原さんは、『ARIA』のアリシアさんの声優さんです
(あらあらまあまあ)。
それに、大原さんは、素晴らしい読解力の持ち主でもあります。
そんな素敵な声優さんに、朗読していただけるチャンスは、そうあるものではないと思います。なかなかの狭き門ではありますけれど、みなさんも挑戦してみるのはいかがですか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 15:30:14
31594文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:126pt 評価ポイント:110pt
神様がこの世界を愛さえあれば子どもが出来る世界に作り変えた。
この世界がいい世界だと、俺は信じていた。
最終更新:2024-03-11 13:54:14
753文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:94pt 評価ポイント:78pt
「あ! あの、おめでとうございます!」
「え、あ、どうも……」
駅を出た途端、そう声をかけられ、おれは驚いた。
女性。知り合いではない……が、見覚えがあった。確か……そうだ、近所のスーパーの店員だ。握手を求められ、何食わぬ顔で応じると予定でもあったのか、女はそそくさと立ち去っていったが、はて、おめでとうございますとは何の事だ?
「お、先生! いやーおめでとう!」
「え、あ、どうも……」
最終更新:2024-03-11 11:00:00
1960文字
会話率:59%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
作:BrainOfKeios
空想科学[SF]
短編
N2697IR
リハビリがてら書いたショートショート
落ちの部分だけ書きたかったので書いた
デストピアものです。
最終更新:2024-03-10 22:59:34
2050文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:98pt 評価ポイント:92pt
まずい……このままでは……。死ぬ……いや、それはいい。よくないが、いい。まずいのは……。
「……これでいい、か。よし。あばよ、名探偵」
「そ、そいつ探偵だったんで?」
「いや、知らん。ちょっと言ってみたかっただけだ。フッ、だがそういうことだ」
「はい? どういうことですかい、アニキ」
「こうして細工しておけば警察、それに世間の連中も勝手にストーリーを作ってくれるだろうよ……」
「真実は闇の中、ですね」
そう、それだ。おれとこの見ず知らずの女を殺し、逃げて行ったあの
連中が何者かは知らない。ヤクザか、他国のスパイか、それとも闇の秘密組織……ああ、ほら。おれでさえこうして勝手に想像してしまうものだ。
そう、勝手に……このまま死ねば、ここで起きた事も好き放題、憶測を立てられてしまう。おれはただ巻き込まれただけの一般市民なのに……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 18:00:00
2916文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
短いストーリーをまとめました。
最終更新:2024-03-10 16:00:00
25540文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:6pt
とある晴れた日の午後。街中にて。
『いい天気だなぁ……あっ』
『いっ』
すれ違おうとした男女。その瞬間、手首に痛みが走り足を止めた。
手首を押さえながら辺りを見渡し、そして二人、目が合う。同じような行動をとっているのだから当然だ。
男が声をかける。
『あ、あの!』
『は、はい……!』
最終更新:2024-03-10 10:00:00
1301文字
会話率:70%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
深夜。とある牛丼屋。
「はい、牛丼の並でお待ちのお客様、お待たせしましたぁー」
「んー、はぁ……」
「え、ど、どうかされましたか? 何か……」
カウンター席に座るその客の男に大きくため息をつかれ、店員の男は出したばかりの牛丼をカウンターの内側から覗き込むように見下ろした。何か不備があったのかと思ったのだ。しかし、髪の毛など不純物はない。出す前に確認したから当然だ。量だって適正である。視線を牛丼から男へ移すと、その男は言った。
「いつもの店員さんならサービスしてく
れるのになぁ……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 17:00:00
1322文字
会話率:92%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
『動物園でライオンの赤ちゃんが四頭生まれました』
ほう、かわいいもんだな。
『このうちの成長した一頭が清掃中だった飼育員を襲い、脱走。町に現れたのです』
え、どういう、あ、そうか。テレビを点けたばかり。『○○年に○○動物園でライオンの――』と、俺は冒頭を聞き逃していたのだ。納得。あえて可愛らしい赤ちゃんの時の映像を視聴者に見せつけ、脱走したライオンの恐ろしさを際立てようという魂胆なのだろう。大げさにし、不安を煽り視線を釘付けにし視聴率をがっぽがっぽとテレビ局の考えそ
うな手だ。まあ、どうでもいい。今は――
『ですが、ライオンは地域猫と頬を寄せ合ってお昼寝』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 11:00:00
1004文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
俺がこの高校に入部して、早や二ヶ月。
そろそろみんながどれくらい親しくなったか確かめるためと言って、担任の先生が、『一人三問、自分に関するクイズをみんなで出し合う』というレクレーションを開いたのだが、俺のように未だに友達が一人もいないボッチ男には、ハッキリ言って拷問以外の何物でもない。
そんな中、クラス中の視線を一身に受けているのは、『氷の女王』の異名を持つ雪村さん。
雪村さんは男女問わず魅了する絶世の美貌を持っているにもかかわらず、普段は誰かと会話することは滅多にな
く、いつも教室で一人本を読んでいる、孤高の存在。
それだけに、雪村さんがどんな答えを書くのかが一番の注目ポイントだったのだが、雪村さんはここまで出された問題全てに対して、『わかりません』としか答えていなかった――。
「よし、では、次は福永の番だな」
「あ、は、はい」
そして遂に、俺が問題を出す番がきてしまった。
だが、大丈夫。
俺は無難な問題を用意してきたからな。
その問題とは――。
「で、では、第一問です。俺の身長は、何センチでしょうか?」
これである。
これなら大体見た目で、誰でも何となくはわかるからな。
因みに答えは173.4センチ。
まあ、雪村さんの答えは、どうせ今回も『わかりません』なんだろうが……。
――が、何と雪村さんが出した答えは、『173.4センチ』で……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 21:07:39
3643文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:3892pt 評価ポイント:3412pt
リストラで退職金を手に入れた私は念願の夢を実現した。
それは喫茶店のマスターとなり、お客様に自慢の珈琲を味わってもらうことだ。
常連客が何を注文するか、すでに把握済みの私は、ちゃんと言い当てられるかどうかの遊びをカウンターにいる客から持ちかけられ――
◆本書は
RED文庫(http://red2468.g2.xrea.com/)にて
掲載した作品に加筆・訂正・改題したものです。
内容に大きな変更などはありません。
最終更新:2024-03-08 19:00:00
2589文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
とある夜。とあるラーメン屋にて……。
店長の男は店内に一人残った客のもとへ行き、声をかけた。
「あの、お客さん。時間なんでそろそろ店を閉めたいんですが……」
「……ふぅー」
「あの、お客さん? 従業員もね、もう帰しましたし、もう本当に店を閉めたいんですよ」
「ふぅー……」
「あの、具合が悪いなら救急車でも呼びましょうか?」
「……いや、呼ばなくていい。何もな」
「あ、そうですか……大丈夫ならお代のほうを。それで店をね」
最終更新:2024-03-08 13:00:00
832文字
会話率:94%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
とある夜。とあるファミレスにて。
「店長……あのお客さん……」
「まさか、まだか? まだ注文を?」
「はい……」
「……よーし、いいだろう。こちらが折れよう」
「でも、『ああ、まだ考えてるから』とか言われたら、あたし、怖いです……」
「俺が行く。ははは、ま、注文するにしてもどうせドリンクバーだけさ、ははははは……」
「お気をつけて……」
店長は女店員に軽く頷き、そして件の席、客のもとへ歩み寄った。
喉を鳴らし、軽く息を吐く。そして恐る恐る言った。
「あ
の、お客様……そろそろご注文のほうをしてくださらないと……」
「しましたよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 10:00:00
1859文字
会話率:91%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:14pt
毎年毎年、なにやら盛り上がっていると耳し、自分も……いや、もうそんなに若くないしそもそも仕事で疲れてるし……でも、いつか一度くらいはと思っており、そして勇気を出してこの日、ついに来たわけだが……なぜ……
「はい! 10月31日、ハロウィンの夜! 私は今、渋谷に来ているのですが、ご覧ください! ずらりと並ぶ警官隊! ですが……あ! ちょっとあのコスプレした方にお話を伺ってみましょう……こんばんは!」
「あ、こ、こんばんは……」
「それはぁ……あっ、河童ですね! 河童のコ
スプレ!」
「あ、そう、ですね、はい、すみませんなんか……」
「すごいクオリティですねぇ! ねえスタジオの皆さん、ご覧ください! こちらの男性の見事な河童のコスプレ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 20:00:00
2111文字
会話率:97%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
いつものようにアパート出入り口に設置された郵便受けを確認していると、一通の手紙が入っていた。差出人の名前も切手も消印もなく、僕への宛名が書かれているだけだ。
封を切り、中身を見る。
『会いたい』
おどろおどろしい赤文字で書かれていた。
最終更新:2024-03-07 19:44:46
855文字
会話率:30%
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総合ポイント:28pt 評価ポイント:28pt
貴族学院のお昼休みに突然始まった婚約破棄劇。
「真実の愛を見つけた」と言う婚約者にレイチェルは反撃する。
さらっと読めるショートショートです。
最終更新:2024-03-07 17:36:17
1850文字
会話率:59%
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総合ポイント:34594pt 評価ポイント:31822pt
「……君、そこの君。ちょっと」
「えっ」
「え、じゃないよ。そう、君だよ君。こっちに来なさい」
と、警官に話しかけられたその若い男はきょろきょろと目だけを忙しなく動かし周囲を見ながら、ゆっくりとその警官のもとへ歩み寄った。
顔は俯きがちの上に耳が少し赤い。挙動不審と言えばそうだが……
「君、今、こっちを見てたよね?」
「え、いや」
最終更新:2024-03-07 10:00:00
3285文字
会話率:93%
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総合ポイント:46pt 評価ポイント:46pt
ふん-し【憤死】
1. 憤って死ぬこと。憤慨のあまり死ぬこと。
最終更新:2024-03-06 22:00:00
1769文字
会話率:79%
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総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「まずい、まずいまずいまずい……」
部屋でひとり、そう呟いてみても事態が良い方向に向かうどころか事の重大さが身に沁み、足が震えるだけだ。
「取り立てが来る……」
そうだ、来るぞ。まず電話が来たんだ。近々行くからな、と。もっと丁寧な言葉遣いだった気がするがどうでもいい。結局同じことだ。『金を払え』
最終更新:2024-03-06 18:00:00
1876文字
会話率:59%
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総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
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