-たとえ- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -
『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:2397 件
「きゃ、きゃああああああああ!」
「ほ、ほうちょう! 包丁男!」
「包丁だ! 包丁男がいるぞ!」
とある午後の電車、その車内。飛び交う悲鳴に押し合いへし合い、逃げ惑う人々。
しかし、電車は走行中である。どこへ逃げようというのか。それでもそうする他ないのだから仕方がない。
と、その中、流れとは逆方向へ。つまり騒ぎの中心、包丁を持った男の前に出る者がいた。
それも四人。いずれも男。小太り、レゲエ風、スーツを着た男が二人、うち片方は眼鏡。彼らのその行動を英雄願望などと揶揄
するべきではない。そしてそう、たとえどうなろうとも己の身を顧みず、他者のために危険に立ち向かうその姿は英雄に違いないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 11:00:00
2070文字
会話率:70%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
帝国の第二皇子であるゲンジは、父皇帝の偉業に憧れて皇族としての務めの傍ら、冒険者として活動していた。
ある日、ゲンジは父が倒れたという知らせを受けた。尊敬する父は、死の間際に衝撃の事実を告げる。
「……お前は朕の息子ではない」
その上、父はゲンジを愛人と誤認する始末。
ただでさえ整理がつかないゲンジに追い討ちをかけるかのごとく、兄からは事実上の帝都追放を命じられてしまう。
追放を期に、ゲンジはこれまで制限されていた遠くへの旅を計画する。行き先は、父とその愛人
が訪れたという思い出の地。
――――――少年は知らねばならない。たとえ、それが哀しい真実だとしても……。
偉業の数々しか知らなかった父の本当の姿を紐解き、本当の父親を探す旅がここに始まる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 17:04:11
33097文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
好きなものをたっぷりいただく。幸せな瞬間です。
たとえそれが調味料であろうとも。
最終更新:2024-01-15 18:00:00
2449文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:16pt
名門騎士一家の娘で、自身も剣術が得意なルフィナ。あるとき偶然、公爵令息のジェズが襲撃される場に居合わせて、彼を助ける。
が、ジェズは命の恩人であるルフィナを、護衛代わりの妻にすることを無理やり決めてしまう。
一年限り、白い結婚、報酬ありとの契約だけど、ルフィナは訳あって独身主義。たとえ契約でも結婚はしたくなかったが、夫婦になってみると案外毎日が楽しくて――
◇◇
危機一髪と契約結婚から始まる、幸せな結婚のお話!
(カクヨムにも掲載しています)
最終更新:2024-01-15 07:00:00
10110文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:9726pt 評価ポイント:8492pt
婚約者に浮気された後の令嬢のお話。
本編完結。後日談をアップ中。
最終更新:2024-01-12 21:00:00
103205文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:79346pt 評価ポイント:40740pt
それが、たとえあなたの夢や希望や生きがいでなくなっても。
誰かにとっては夢で希望で生きがいだ。
最終更新:2024-01-12 18:00:00
2929文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
2000年に社会人として歩き出した大学時代の同級生。
青春を抜け出して、大人になっていく時間の中での迷い、仲間、初めての恋愛。いつからが大人なんだろう?
まっすぐだった。一生懸命だった。不器用だけど嘘はなかった。
仲間達に囲まれて、あなたと一緒にゆっくり大人になっていったあの日々を私は忘れたくない。
たとえ、あなたが忘れてしまったとしても。
最終更新:2024-01-08 21:07:23
650文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:束音ツムギ
ローファンタジー
完結済
N6474IM
ある日、上鳴御削は目撃してしまう。
薄暗い教室で一人、赤い鱗に黒く鋭い爪を生やし、背中から深紅色の翼を大きく広げたクラスメイト――神凪麗音の姿を。
《竜の血脈》を継いだ彼女との繋がりは、ごく普通の高校生であるはずの彼を、なんてことない日常へささやかに潜んでいる、エルフや錬金術といった非日常――まさに『ファンタジー』な世界へと引きずり込んでいくのだった。
***
この作品は カクヨム でも連載しております
最終更新:2024-01-08 18:53:01
266659文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:62pt 評価ポイント:24pt
作:宮之森大悟
ヒューマンドラマ
完結済
N6884IM
宝石商アルベリク・ブランシャールには、夢があった。自らの店を皇室御用達に育て上げるという夢である。
その夢のためなら、たとえ他者を蹴落とし、地獄の底に追いやっても構いはしない。それこそが、皇都に生きる者の作法なのだと、彼は信じていた。
お抱えの老宝飾技師が死亡し、その納品物の回収のため故郷に戻ることとなった彼は、そこでナタリー・ルルーという名の宝飾技師と出会う。
その技倆に並ならぬものを感じたアルベリクは、彼女との専属契約を結ぼうとする。
しかし、彼女の師である老宝飾技
師が残した遺言には、不穏な言葉が書き連ねてあった。
『彼女の作品を世に出してはならない』『彼女は恐ろしい女だ』『しかし、彼女を大切にしてやれ』『彼女は心優しく純粋な女だ』『だが、彼女は厳密に秘匿せねばならない』
狂気を孕んだその内容をアルベリクは黙殺し、彼女の作品とともに出世街道を邁進しようと決意するが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 12:00:00
346756文字
会話率:37%
IN:1pt OUT:86pt
総合ポイント:2600pt 評価ポイント:1112pt
たとえそれがたわむれでも、いつくしみでも。
ふれあう時に変わりなし。
最終更新:2024-01-07 18:00:00
2951文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:薬籠@星空案内人
ローファンタジー
完結済
N7381IO
たとえば、ゲームをするだけで魔法を使えるようになれば素敵なこととは思わないだろうか。
私は修行中に何度も思ったことがある。国語や算数を学ぶのにさえゲームを通す時代、魔法だってそうやって学べたって良い。
本職の魔法使いとしては、今まで積み重ねてきた経験を遊びにされることに思うところがやっぱり少しある。
魔法を簡単に学べてしまっては危険だという危惧だってある。
でも、そんな世の中に憧れてしまった。
本気で取り組む人たちに中てられてそんなゲームを作りきってしまった。
私も製作者
の一人ということになる。
あの人たちと肩を並べる勇気はまだない。
私の実力じゃ分不相応にもほどがある。
中心人物は私じゃないし器でもない。
そんなことは分かってる。
……ちゃんと、分かってる。
今は世界に魔法が広まっていくちょうど過渡期。
私のチームはゲームで世界を相手に荒波を起こす。
引き返すターニングポイントはとっくの昔に越えてしまった。
だからまぁ。
私の命が風前の灯なのは前から覚悟していたことだ。
1万字程度のつもりが二万字を超えたので連載で投稿。既に完結まで書いているので推敲が終わり次第次話を投稿します。遅くとも終末までには完結。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 14:38:10
21728文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:72pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
ごめんね。たとえそれでも私は言う。
最終更新:2024-01-03 14:07:24
293文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:20pt
VRMMORPG「ヒマラ・オンライン」のフィールドは、そのタイトル名ともなっている霊峰ヒマラ山を中心に、十二のエリアが円状に配置されている。
その十二のエリアにはいわゆる十二支があてがわれており、一番から順にネの国、ウシの国、トラの国……というように名付けられ、それぞれの動物にちなんだエリア設定がなされている。
例えばネの国のエリアではプレイヤーの敵として出現するエネミーの多くがネズミ型のモンスターとして設定されており、エリア内の環境も平原や地下水道といったネズミの生息
しやすいフィールドが多くを占めている。そのようなかたちに沿って、それぞれのエリアの特色が定められているのだ。
さて、ヒマラ・オンラインでは探検や戦闘だけではなく、クラフトとよばれる生産や商売、経営に関するコンテンツも用意されている。そして、それらクラフト勢、クラフターたちに用意されたコンテンツの中で大きなものに、国像の修復、と呼ばれるものがある。
これは、各エリアに存在する国の象徴である巨像を、多くのプレイヤーが資材や技術を持ち寄ることで修復してゆくというものだ。修復による貢献度に従って報酬が与えられ、完全修復が叶った暁には、たとえ1ポイントであっても貢献度を持つプレイヤーすべてに膨大な報酬が分配されるとされている。が、サービスが開始されて二年、いまだ国像の完全修復に至った国は一国もない。
これは、巨像修復に関わるそれぞれの国のプレイヤーたちを描いた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 00:00:00
7836文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:28pt
求道者であり、武闘の達人であった筧頼義に、この世界にはもはや敵なしと言われていた。暇を持て余していた彼は、外国のリアリティ番組で無謀な挑戦に失敗し、死亡する。
死亡した頼義は世界の管理者を名乗る女性に出会い、救世主になるよう懇願される。
強さを求める頼義からすれば、自分より強い敵に会えるというのは渡りに船で、二言もなく、それを受け入れ転生する事となる。
新たな世界で強者を追い求める二度目の人生だと、意気揚々洒落込もうとするが、頼義は少女に転生してしまっていた。
一度は
落胆するものの、その性根は変わる事なく、寧ろ前世よりも頑丈さだけは増している事に喜ぶのであった。
――俺は強いヤツに会いにいく。たとえこの身が少女となってしまっても!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 14:18:49
212148文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:268pt 評価ポイント:148pt
「貴女は何もしなくていい。俺は貴女に何も求めない」
結婚式の日に夫から告げられた言葉。
たった1年の結婚生活は白い結婚で終わった。
それでも私は彼が好きだった。
だから病気で死ぬ間際、彼に願った。
「5年、再婚しないで下さい」
せめて少しの間。たとえ恨まれても、彼を私に縛り付けておきたかったから。
最終更新:2023-12-30 22:46:09
1000文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:2144pt 評価ポイント:1968pt
【簡単あらすじ】小さな国の虫愛ずる姫が、大きな国の学校でも素直に真っ直ぐ我が道をどこまでも突き進んだ結果、小さな国の隣にある国の王子様まで巻き込んでしまいました。
完結作『あの薔薇が咲き乱れる頃には』のカマキリエピソードを広げました。幼虫と毛虫が出てきます。いじめ問題もあります。
本作だけで読めるように書いています。
また、本編をお読みになられた方は、最後に差し込む予定のおまけ部分を読んでいただけると、印象が元に戻ると思います。
※本編の本筋とはほぼ関係ないような軽
いネタバレはあります。
《新規の方へのあらすじ》
グレーシアは大国リディアスの隣国にあるワインスレー諸国の一つ、ディアトーラの由緒正しき血筋を持つお姫様。慣例に従い、リディアスの学校へと入学した。
しかし、この学校、色々と問題がありそうで。
最初に失敗してしまったグレーシアにも不穏な雲が近づいてきている様子。
本来ならば友達関係やいじめ問題に悩みそうなものなのに、本人はいたって平気そう。
『種族? いいえ、ここにいらっしゃる皆さまは「哺乳類」「サル目ヒト科ヒト属」に属する同じ「人間」と呼ばれるものですわよ』
グレーシアはそんな風に思いながら、裏庭の花壇で今日も青虫でお友達のアミリアに話しかけて、嬉しそうにしている。
そんなグレーシア眺めながら、エリツェリ王子タンジーは、胸のすく思いがするのだ。
しかし、彼女をを眺めるのは、タンジーだけではなく、グレーシアのお弁当箱が盗まれたことをきっかけに、事態は悪い方向へと……。
本当は泣き虫なグレーシアが、少しだけ周りを見て歩めるようになるお話。
《既読の方へのあらすじ》
アルバートの時代が終焉に近づき、新しい顔ぶれが揃えば、新しい風が再び吹き抜ける。飛ばされぬように、追い風に乗り遅れないように。
風を読み、風を捕まえ、そして、その風の壁となり、その国を守るべき者たちだ。
たとえ酸っぱいレモンを囓っても、何も言わずに飲み込むこともあろう者たち。
だから、後もう少しだけ。
もう少しだけ、レモンは酸っぱいと素直に言える時間があっても、良いのかもしれない。
新しい時代に生きる者たちと、虫を育てる不思議ちゃんなグレーシアの学校でのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 10:18:30
62944文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:110pt 評価ポイント:80pt
24世紀後半 地球を襲った亜獣と呼ばれる怪獣たちに、デミリアンと呼ばれる生命体に搭乗して戦う日本人少年ヤマトタケル。なぜか日本人にしか操縦ができないこの兵器に乗る者には、同時に、人類を滅ぼすと言われる「四解文書」と呼ばれる極秘文書も受け継がされた。
もしこれを人々が知れば、世界は「憤怒」し、「恐怖」し、「絶望」し、そして「発狂」する。
かつてそれを聞いた法皇がショック死したほどの四つの「真理」。
世界でたった一人、人類を救えも滅ぼしもできる両方の力を手に入れた日本人少年ヤマト
タケル。
彼は、世界100億人全員から、救いを求められ、忌み嫌われ、そして恐れられる存在になった。
だが彼には使命があった。たとえ数十億の人々を犠牲にしても亜獣から人類を救うこと、そして「四解文書」の謎を誰にも知られずに永遠に葬ることだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 20:00:00
1464138文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:98pt 評価ポイント:18pt
革命の嵐の痕未だ癒えぬかつての絶対王政国家『太陽王国』。
貴族制が廃止され騎士制度は崩壊し立憲君主制となった今なお、奇跡の技もしくは神の加護たる固有魔法『スキル』や『ギフト』を操る騎士やそれを学問的に再現する『魔導士』である貴族は生き残り、誇りの残滓を残しつつも振興勢力であるジェントリたちに飼われ嘲られていた。
そのような世の中、飼い殺しの兵士たちは騎士に魔導士に犯罪者に、そして恐るべき能力の『オテマエ』に対して、己の勇気と技術と仲間を頼りに戦い挑み、治安を守らんとす
る。
縛るより優しさを。ギロチンよりは歌を。革命の志は忘れ去られてなおロマンを捨てられない馬鹿者たちをジェントリたちは嘲笑った。
たとえ能力者でなくとも、『太陽王(みよとこしえに!)』の心を持つ者たちは、今日も薄給に苦しみつつなけなしの『ワザマエ』を振るい治安維持に奮闘するのである!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 02:33:21
20879文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:20pt
学校。同年代が集まる奇跡の場。
たとえ大掛かりなものでなくても、奇跡はひっそりと起きているものかもしれません。
最終更新:2023-12-27 18:00:00
2792文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
むかしむかし、あるところにゆうしゃさまがいました。
ゆうしゃさまはとてもつよく、いじわるばかりするまおうをたおし、せかいにへいわをもたらしました。
そして、ゆうしゃさまはしなないちからをてにいれ、きょうもせかいをまもりつづけます。
たとえ、てきがふしのかいぶつであろうとも。
ぼくたちをまもるために、いっしょうけんめいたたかいつづけるのです。
──これは、そんなクソッタレな物語を終わらせる旅。
最終更新:2023-12-27 00:47:05
71440文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:42pt 評価ポイント:36pt
作:Tatsu。
ヒューマンドラマ
短編
N3780IO
俺はしっかり者なんだ。
どんな時も慌てずに、どっしりと構えたcoolな男だ。
記憶喪失だと?
俺に限ってそんなことはあり得ないだろ。
俺の記憶は超しっかりしているぞ!
なろうラジオ大賞5参加作品です。
最終更新:2023-12-26 01:14:53
1000文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
エルメスト王国、王都ペルナド南東には、広大な砂漠が広がっていた。
行商人たちはそこ貿易路として、大陸南西の諸国と大陸北東のエルメスト王国を繋いでいた。
だが、かつてそこは「砂漠のジェフリア」と呼ばれた国のあった地であり、エルメスト王国の統治を認めない反乱分子や、既に大義を失った戦士の成れの果てである盗賊共の巣窟とも言える状態だった。
だから商人たちは皆、用心棒を雇うのだ。
その一角には異質な白い砂の砂漠があり、人々はそこを「死の砂漠」と呼んでいる。
今日も主を失
った用心棒が一人、風に吹かれながら白い砂の地を踏みしめていた。
空は眠ったような深い紫色で、冷たい風がゆっくりと、小川のように流れている。
だが、小川という表現はその場にはあまりにふさわしくなかった。
何せこの20年間、二人の男が歩く度に舞い上げてきたのは、小さな朝露の輝きではなく、乾いた砂の粒であったのだから。
いや、たとえそうだとしても、20年という時間を思えば、見渡す限りの砂の乾きさえ潤すような、涼しい小川のせせらぎすら、男には聞こえていたのかもしれない。
「じゃあな。」
男の口から溢れるように放たれた言葉は、一方で騎士の誓いのように重たく、一方で虚空に舞い上がる砂粒のように、呆気なく空に溶けていった。
もう、男には小川のせせらぎは聞こえていなかった。
大陸史に名を残した大戦から20年。
歴史は平穏を破り、再び動き出そうとしていた。
主を失った用心棒の物語と共に。
この作品は「ノベルバ」でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 22:00:00
72870文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:6pt
詩。いろいろなものを死にたとえた問題作。
急に鬱になったとき、多くのものがまるで死のように見えたのです。
最終更新:2023-12-22 21:22:21
200文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ほとんどの人間が生まれつき「ジョブ」を持って生まれてくる世界。
ジョブ無しと鑑定されながらも、仲間のヒーラーを強化する特殊能力を持っていたグレイン。
しかしある日『ジョブ無しは戦闘の役に立たない』という理由で暴行を受け、彼はパーティを追放される。
そんな瀕死の彼の命を助けたのも、またパーティを追放された女冒険者ハルナであった。
グレインとハルナは追放された者同士、パーティを組んで冒険者を続けようとするが……
─────────────
「カクヨム」でも掲載しています。
初投
稿ですので、文章や表現等、若干稚拙かも知れませんが、何卒ご容赦下さい。
たとえ一人だけでも、クスッと笑顔を届けられれば幸いに存じます。
二、三日おきに更新していければと思っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 16:00:00
847873文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:1073pt 評価ポイント:393pt
死の際に何の未練も思い浮かばないほどに実りのない人生を送っていた青年は、深く望んでいたわけでもない異世界転生を果たし、魔物が跋扈する世界に『アレク』として転生する。
前世よりも過酷な環境で、前世では得られなかったものを得ていく彼。
そんな彼に訪れるのは、得てしまったが故の絶望。
その果てに彼が選ぶ行動とは。
たとえ、どれほど薄命であれど。
その輪廻は停められない。
彼が歩みを止めない限り。
最終更新:2023-12-15 12:00:00
170713文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:16pt
みなさんは「メシア」という言葉を知っているだろうか?
俺は限りない毎日に懲り懲りしていて、いつか「メシア」が現れないかと思っている。
そんな思惑とは真逆に、俺は昇給がしたいので膨大なマニュアルの丸暗記を試みている。
昇給は「世界」のためだ。家族のためだ。世間体のためだ。やはり、そんな日常は…、要らない。
俺の父親は「犯罪者」だ。俺しか、「世界」は変えられない…。
たとえ何があろうとも、父親が「犯罪者」ということには変わりないのだ。そしてその罪を俺が被ることも赦さなければならな
い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 11:18:22
5127文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:暇人のアキ
VRゲーム[SF]
連載
N6280IC
世界初のVRMMORPG『ライジング•ユートピア』からログアウトボタンが消えたのは、もう100年も前のことだ。なぜか寿命は訪れず、未だにゲームはクリアされず、この世界から消えるにはHPをゼロにするしかない。
そんな世界で人々は、2つの勢力に分かれて相争った。たとえ他のプレイヤーを殺してでもレベルを上げてゲーム攻略を目指す『脱出派』この世界を第ニの故郷として住み着こうとする『秩序派』
2つの勢力が紡ぐ戦場に、1人の少女が舞い降りる。彼女の名はハート。誰よりもこのゲームを
愛し、危険な未探索エリアを笑顔で踏破し、それゆえに多くのプレイヤーの希望の光となった少女。そして、既に死んだはずのプレイヤーだった。
彼女の願いはただ一つ。「このゲームをぶっ壊す」こと。狂気に染まった彼女の願いは、やがて2つの勢力を巻き込み、このゲームの根幹を覆していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 00:05:09
170769文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:142pt 評価ポイント:58pt
身長2m、顔は極悪凶悪。
そんな見た目だが優しくお人よしの熊神太郎(くまがみたろう)28歳。
その見た目から人から恐れられ避けられ生きてきた。
対等に接してくれるのは人以外の動物だけ。
ある日熊神は案内人と名乗る謎の少年によって強制的に異世界転生をさせられた。
アルバという新たな名で異世界にて転生人生を歩む。
そこは魔獣と呼ばれる生き物や魔物が闊歩し、人は剣と魔法で魔獣や魔物に対抗している世界。
≪キャスト≫とは≪神の箱庭≫とは何なのか。
一つ一つ積み上げて成長するア
ルバ。
一つ一つ壊れ壊されていくアルバ。
神獣に育てられた心優しき青年が魔王と呼ばれるまでの話。
「僕の全てが――――だったなんて知りたくなかった」
*********
最初はほのぼのしてますが、途中から暗くなったり残酷描写があります。
この話は主人公がどんどんダークになっていく部分を楽しんでくれると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-12 23:10:40
198025文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:287pt 評価ポイント:119pt
《これは、伝説と『なった』物語…》
主人公・ウルスはあるどこにでもある小さな村で、両親や幼馴染と平和に過ごしていた。
だがある日、村を襲われ命からがら逃げたウルスは突如、前世の記憶を思い出す。
前世の記憶を思い出したウルスは、自分を拾ってくれた人類最強の魔導師・グラン=ローレスに業を教わり、妹弟子のミルとともに日々修行に明け暮れた。
そして数年後、ウルスとミルはある理由から魔導学院へ入学する。そこでは天真爛漫なローナ・能天気なニイダ・元幼馴染のライナ・謎多き少女フィー
リィアなど、様々な人物と出会いと再会を果たす。
二度も全てを失ったウルスは、それでも何かを守るために戦う。
たとえそれが間違いでも、意味が無くても。
誰かを守る…そのために。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*ストックが溜まり次第、毎日投稿といった形をとっております。一度の休載期間は約2〜6ヶ月間、投稿期間は約1〜2ヶ月間です。
また、修正は目が付き次第しております。そのため、内容が多少変わってしまう場合がありますが、出来るだけ矛盾を生まないように気を配りますのでご了承下さい。
*現在、読みやすさの向上のため一話から順に修正を不定期にかけております。ですので修正前と修正後で話が少し噛み合っていないシーンがありますので、気になる方は修正をされるまで待ってください。
現在、五.五章まで修正済みです。
作品に誤字や矛盾があれば是非指摘してください。感想などもお待ちしてます。
また、現在カクヨムでも不定期投稿をしております。
*12月15日、現在は投稿期間中です。
約1ヶ月の投稿になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 20:01:21
1306420文字
会話率:62%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:2013pt 評価ポイント:461pt
ルフモ連合国・ホランドのとあるビルの8階2号室に『情報屋バニー・ラビット』という情報屋がある。
そこを経営するのはウサ耳カチューシャをつけた銀髪幼女ネーヴェルだ。彼女の本名・年齢・国籍は全て不明。唯一明白なのは彼女が世界一の情報屋であることのみ。
ネーヴェルは超絶有能を自称するポンコツ助手セリシールと共にありとあらゆる情報の取引を行う。
それがたとえ極悪非道の凶悪犯であっても、連続殺人犯であっても、テロリストであっても。
ネーヴェルが求めるたった一つの情報にたどり着くまでは
。
「ボクの両親は十七年前に起きた大量無差別殺人の犠牲者になった。その犯人はここにいるポンコツ助手の父親さ。ボクたちはこの事件の真相が……真の情報が知りたいんだ」
天才とポンコツが織り成すモフモフで可愛い本格ミステリー小説、開幕!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 20:00:00
126720文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt
沢山の人と出会って、別れて。
振り返って何を思いますか。
最終更新:2023-12-10 12:52:05
337文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
たとえ身体は小さくとも、望む願いは無限大。
最終更新:2023-12-05 19:00:00
3384文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:あさぎ かな@電子書籍化
異世界[恋愛]
短編
N4798IN
「私も……オグリット様が好きです。たとえ記憶が明日まで持ち越せなくても、私はまたオグリット様を好きになります!」
この日の出来事は、数ページ掛かったとしても、思い出を残しておかなければと魂が震えた。
だって明日に記憶を持ち越せないのは、比喩でもなく事実なのだから。
神々の子孫であり、一日に実りをもたらす《果実姫》の奇跡の代償は、一日一日の記憶の消失だった。
記憶は失うが魔導具、終わりの無い手帳(ネバーエンド・ダイアリー)の外部記のおかげで日常生活を送れていた。
そんな生き
方の中でも、アリサは学院に通い恋をした。
平民出身で騎士を目指すオグリットと出会い、恋に落ちる。だが姉が深い眠りについたため、教会に戻るため、オグリットに本当のことを言い出せないまま学院を去ってしまう。
そんな国は王太子と第三皇子エリーアスの後継者争いが激化し、アリサに過酷な要求を突きつける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-02 19:19:04
9829文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:554pt 評価ポイント:496pt
ジルモネア王国の第五王女として生まれたアマリリスは、幼いころに母を失い、離宮に閉じ込められ居ない者として扱われてしまいました。
そんな中、自分をいつか大きくなった時に守ると約束してくれたシアンという少年に出会いました。
それだけを希望に幼い彼女は懸命に生きます。
たとえ悲しい運命が待ち受けようとも。
悲しい境遇の美しいお姫様が、徐々に家族の愛情を知り、歴史の動乱に巻き込まれていくお話です。
最終更新:2023-12-01 16:17:38
29035文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:96pt 評価ポイント:66pt
本能って邪魔だな〜と思うことがあります。たとえば、恋愛なんてのも自分の意志でしているようで、実は生殖という本能に突き動かされているものかもしれなかったり。神様は意地悪です。
そんな気持ちを詩にしました。2話で完結します!
最終更新:2023-11-27 23:46:21
476文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
友情以上、百合未満。
『新しい約束をしよう。きらきら光る約束を。永遠に続く魔法ではないとしても』
たとえば、誰かのためのお菓子を作って、それを食べてくれるところを想像する。もしかしたら、そこが一番ロマンチックで楽しい部分なのかもしれない。だって、いざ本人を前にすると、想像してたのとはまったく違う展開になったりするから。
この短編は、本編で「お嬢様の珊瑚」と「野生児のシキ」が知り合ってから約半年後の物語です【本編を読まなくても短編だけで読めます】
【1分で読める本編のざっくりあ
らすじ】財閥の箱入り令嬢である珊瑚は意に添わぬ婚約を阻止するため、ツテを頼って蛇屋のシキと出会う。上流階級の女をかげながら助けてきた蛇屋の三代目シキは、珊瑚を全寮制学園へと転入させ、時間を稼ぎつつ解決策を練ることを提案する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 18:09:17
9818文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:30pt
思っていることを叫ぶのは大事なんだと思います。
たとえ理解されなくても、叫び続けることで理解してもらえたら嬉しいです。
人の立場、思い、それぞれ違う心を持って僕たちは生きていく。
様々なことを書いて行く予定なので、一つ一つ違う話題に飛んだりしますのでご了承ください。
最終更新:2023-11-24 02:36:58
1687文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
二度の世界大戦とその後に訪れた近代化の大波は、世界中に存在していた様々な慣習を洗い流した。
たとえば『ここに入ってはいけない』という山。
たとえば『神様が宿っているから切ってはいけない』という木。
たとえば『罰が当たるから壊してはいけない』という社。
たとえば『悪いモノを封じているのだから移動させてはいけない』という大岩。
諸々の『神聖なモノ』は急速に失われていった。それも世界規模で。
その結果、現世と幽世と呼ばれる境界が揺らぐこととなった。
1990年代。オカルトだ
とか詐欺だと言われていた【霊的なモノ】が当たり前に現世に現れるようになった。
2000年代。それら【霊的なモノ】が異界と呼ばれる己の世界を構築することが当たり前と思われるようになった。
そして2020年代の今。人類は【霊的なモノ】を排除しなくてはならない存在ではなく、共存することができる存在として認識するようになっていた。
これはそんな時代に生まれた少年の物語。
題名は変更するかも。
タグも増える可能性有り。
不定期投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 12:19:27
319960文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:35118pt 評価ポイント:21868pt
「なぁ、人生の最期に食べるなら何がいい?」
「……え、今それ聞く?」
「え、今って?」
「いや、たとえば教室とか、ぐぅぅ、まあ場所はどこでもいいけど暇な時かそれか最悪、うぅぅ、雪山で眠ったら死ぬとかそういう場面なら、まだわかるよ?
でも今、俺ら、あ、あぁぁ、山は山でも、崖じゃん! ぶら下がっている最中! 頑張るとこ! 生きるか死ぬかの瀬戸際!」
最終更新:2023-11-20 12:00:00
988文字
会話率:98%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
たとえば人生とかについて
最終更新:2023-11-20 00:27:30
317文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
たとえ私の信じた世界観や人たちが、鑢(やすり)の様な情報社会に削られても、私の描きたいものは変わらない。
最終更新:2023-11-19 10:08:10
684文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:64pt 評価ポイント:60pt
魔術大戦による魔術の消滅は現代において水面化の戦いに突入していた。転生した主人公はこの世界に、ついてよく知っていた。何故ならそれは彼にとって特別な世界だからだ。
黒川渚は救いたい存在の為に何ができるのか?
物語に紡がれた道筋は確実に彼を異世界へと誘うだろう。彼女を守る為には生死をかけて挑むしか他に道はなかった。
たとえこの命が尽きようとも己の意思を示す。それだけが渚の道だった。
転生した少年は知識という名の可能性を武器に駆け上がる。全ては魔術に還るだろう。
魔術大典と呼ばれる
世界に明日は来るのか。
少年は少女を救えるのか。
そして、書き手を超えられるのか。
それはまだ、誰にもわかっていない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 00:50:15
1612文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
異世界の森に突然転移させられた一人の高校生。
目の前にはゴブリンがいた。だが少年は戦う術を持たない。
「どうして俺がこんな目にあわなくちゃなんないんだよ!!」
ゴブリンから必死に逃げた先は崖。絶体絶命の状況の中、少年は地球での出来事を思い出す。
大好きだった妹を交通事故で失ったことを。決して成就しない恋だとしても、せめて生きて幸せになって欲しかったことを。
「これが神って奴が俺に与えた罰だってんなら、そんなふざけたモンは俺がまとめて沈めてやる!!」
少年は戦う。己の拳
で。
たとえチートが無かったとしても、絶望的な運命に抗う。
どれ程険しい道だとしても、少年は歩み続ける。
かつて愛し、そして失った、たった一人の妹を取り戻すために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 20:10:35
5195文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
契約結婚×身分差×両片思い
名ばかりの子爵家の令嬢セフィーナは見合いを断る口実を探していた。
たとえ行き遅れたとしても女関係がだらしないという噂がつきまとう人だなんてまっぴらごめんで、なによりも宮廷薬剤師としての仕事を続けたい。
そんなセフィーナに救いの手を差し伸べたのは上司であり侯爵令息でもあるリデッドだった。
曰く、契約結婚をしないかと。
互いにメリットがあるのだというリデッドの誘い。
魅力的なお品書きを提示されたセフィーナに断る選択肢はなかった。
「利害の一致、
ですか」
「話が早くて助かるよ」
勢いに流される形で始まった契約結婚。
そこに愛はなかったはずなのに、なんだか上司の様子がおかしくて……?
これは堅実に生きたいがために目をそらし続ける主人公と、そんな主人公を振り向かせたい上司のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 17:02:22
60031文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:710pt 評価ポイント:480pt
人は未知を恐れる
どれだけ隠そうが、どれだけ我慢しようが、人が人である以上、未知、驚異、異形、病、死を恐れ続ける。
たとえどれだけ美しかろうが、どれだ綺麗だろうが、それでも人は恐れちまう。
───たとえ無害とわかっていようが殺しちまうほどにな。
それが人が人たりえる
だってのに、私のことを綺麗なものを見る目で見てくる奴がいてェのォ。
世の中おもしれぇ奴がいるもんだな。
「蓮枯れるは醜怪花よ」
昔私が思いついた諺(ことわざ)だ。
どんなに綺麗だろうと枯れちまえば醜い
もんだ。
お前ら枯れた蓮を見た事あるか?すんげぇゾワッてするくらい醜いんだぜ。
そんな私をまぁ魅了された男がするような目で見てくるあいつにはびびったよ。
まぁだが、そんなおもしれぇ奴だからこそ、興味が湧いたのかもな。
ちったァ私の暇つぶしにわなんだろ。という訳で、あいつの家でニート生活でもすっかなぁ。いい暇つぶしになってくれよ?軍人さんよ。
※タイトルそのまんま
※病気で体調が悪いことをいいことに主人公の家でヒモ生活をするもとS級冒険者の話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-14 10:50:41
19529文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:66pt
総合ポイント:172pt 評価ポイント:78pt
宗教法人【神の里】の総本山。
ここでは、試練を突破すれば神に会えると言う。
今日もまた、神に会うために多くの人が集まっていた。
最終更新:2023-11-14 08:00:00
2867文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:48pt 評価ポイント:48pt
・コミカライズが、ニコニコ静画様、コミックリュウ様、アークライトブックス公式サイト様にて掲載中です!
・書籍1、2巻発売中です!
・コミカライズ第1巻予約受付中です!
【勇者アリスターは、聖剣■■■■■■を扱い多くの人々を救った伝説の勇者である。そんな彼と常に共にあったのが、聖女マガリ。二人は底なしの優しさと慈愛の精神で、たとえ自分たちがどれほど危険な目に合おうとも困難や理不尽に苦しむ人々を救ってきた。この書は、史上最高の勇者と聖女と名高い二人の伝説を記したものである】
『聖剣伝説』まえがきより抜粋。
幼なじみのマガリが聖女に選ばれた。
これから、王都で誰にも笑顔を振りまき、マナーとかダンスとか恐ろしく堅苦しい世界で生きていかなければならないらしい。
生まれてからずっと一緒にいたんだ。やはり、思うところはある。
俺は一抹の寂しさを感じつつ……何が何でも逃げ出そうとしていた幼なじみを羽交い絞めにして迎えに来た騎士に突き出した。
「アリスタあああああああああああ!!」
怨嗟の声が聞こえたけど気のせい気のせい。
最後の悪あがきで王都まで見送りに付き合わされる……が、とくに何もなく無事終わる。
「じゃあ、俺は帰るから。頑張ってな^^」
恨みがましい目を向けてくる幼馴染に背を向けて帰路に着いた俺は……ゴブリンに追い掛け回されていた。
「いやあああああ!! 誰か助けてえええええええええ!!」
これは、性格が最低な勇者と聖女が全力で脚を引っ張り合いつつ幸せな生活を追い求める勘違い英雄伝説である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 21:10:03
580541文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:66236pt 評価ポイント:28006pt
王女になんて生まれたくなかった! とイシュル王国の王女イリーネは思う。王家の血筋に現れる「雨降らしの魔法」を持つイリーネは、生涯、国にとどまるこが決まっていた。ところが、王太子である兄のハルトムートが婚約破棄をされてしまったため、その尻拭いで隣国ザイツへ嫁入りすることになってしまったのだ。相手は、なんと二十歳も年上の国王フェルナンドだという。王女である以上、政略結婚は仕方がない。そうわかってはいても、騎士イザークのことが好きなイリーネはショックだった。たとえ結ばれることはなく
ても、遠くから彼を見つめるだけで幸せだったのに――。
隣国に嫁ぐことが決まった王女の初恋のお話です。
※念のためR15ですが、性描写も残酷シーンもございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 06:00:00
16749文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:11216pt 評価ポイント:10242pt
夜風に混じって結晶が飛ぶようになった世界。街が消え、国が飲み込まれ、人の文明はゆるやかに衰退した。生き残った人々は失われた技術にしがみつき、わずかな資源をめぐって争い合う。
そんな世界を巡回する移動都市で少女は暮らしていた。銃の腕を磨きながら、身よりのない子供たちとギリギリの生活を送る。大きな不満はないが充足感もない。しいて言うならば用意される飯が不味いこと。
少女は大人になりたいと願った。過酷な世界で少しでも自分らしく生きるために、ひたすら銃を練習した。必要なのは力と知
識。生き残りたければ強くなれ。いつか大人になった時、街を出て、自由に生きる傭兵を目指すのだ。
しかし、街を守るはずの大人に裏切られた少女は船から落とされてしまう。さぁこれからどうしよう。唐突に放り出された外の世界。されど少女はしたたかであった。たとえ亡者のような人間に追われても、巨大なミミズに捕まっても、大国の兵士に襲われても……。
世の中はくそったれだ、と愚痴をこぼしながら傭兵少女は銃を握る。
○
物語の進行にあわせつつ、週二話を目安に更新します。基本的に週末です。更新が遅れたら叱ってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 18:05:26
653146文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:1242pt 評価ポイント:606pt
「お姉様、コレちょーだい」
無邪気な笑顔でオネガイする天使の皮を被った義妹のラテに、大好きなお人形も、ぬいぐるみも、おもちゃも、ドレスも、アクセサリーも、何もかもを譲って来た。
ラテの後ろでモカのことを蛇のような視線で睨みつける継母カプチーノの手前、譲らないなんていう選択肢なんて存在しなかった。
だからこそ、モカは今日も微笑んだ言う。
「———えぇ、いいわよ」
たとえ彼女が持っているものが愛しの婚約者であったとしても———、
最終更新:2023-11-09 19:47:02
7426文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:534pt 評価ポイント:482pt
検索結果:2397 件