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検索結果:53 件
「お母様……」
冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。
古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。
「言いつけを、守ります」
最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。
こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。
そして彼女の死後、その影響はマ
ケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。
「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」
「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」
「くっ……、な、ならば蘇生させ」
「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」
「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」
「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」
「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」
「まっ、待て!話を」
「嫌ぁ〜!」
「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」
「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」
「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」
「くっ……!」
「なっ、譲位せよだと!?」
「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」
「おのれ、謀りおったか!」
「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」
◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。
◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛の予定です。
◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった?
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、本作単品でお楽しみ頂けます。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 21:00:00
195005文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:110pt
総合ポイント:21990pt 評価ポイント:11166pt
大人気アイドルのライブで知り合った彼女は、俺の目の前で『喰われた』。
たった独りでチケットを手にやってきた、人気急上昇中のアイドルグループ〖Muse!〗の結成1周年記念ライブ。そこで俺は、そのチケットを見て話しかけてきた女子高生風の女の子と知り合った。
お互い同じライブをぼっちで見に来た同士ってことで名前も名乗り合わぬまま仲良くなり、席が違うから一旦は別れたけれど、ライブ終わりに姿を見かけて再び声をかけた。今見たライブの感動を語り合いたい彼女に促されるまま歩き出したその時
、言いようのない不安感に襲われる。
「おい、君!」
「えっ?」
彼女が振り返った瞬間、さらにその向こうから現れた大きな口だけの異形の怪物が襲いかかり、彼女の脇腹を食いちぎった!
「いたい……わたし、死ぬの……?」
どう見ても致命傷だった。ひと目見てもう助からないと分かってしまう。
「死にたくない、か」
そこへ突然現れた黒づくめの謎の男。
男は言う。「“人形”として浅ましく生きるか、人として尊厳をもって死ぬか、最期に選べ」と。
そして男の背後に現れた6人の人影。それは先程までステージで躍動していた〖Muse!〗のメンバーたちだった⸺!
彼女たちは何者なのか。あの化物は何なのか。
訳も分からないまま拉致された俺は、彼女たちの“マスター”として、共に戦いつつひとつ屋根の下で彼女たちと共同生活を送ることに!?
◆スクエアエニックス様より2017〜2021年に配信されていたスマートフォン用タップアクションRPG『プロジェクト東京ドールズ』の二次創作として書いていた未発表作品を下敷きに、作者独自の世界観と設定で新たに再構成したオリジナル小説になります。
設定の一部を二次創作から流用しているため若干似通った部分がありますが、盗作等ではありません。ただしなろう運営及びスクエニ様よりご指摘を頂いた場合には削除するかも知れません。
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。どの作品も独立しているのでそれぞれ単品でもお楽しみ頂けますが、合わせて読めば二倍楽しいです。多分。
◆この物語はフィクションであり、実在の人物、団体、企業、国家などとは無関係です。また法令違反や暴力行為を推奨するものではありません。
◆なろう限定公開となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 19:00:00
318722文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:68pt
総合ポイント:106pt 評価ポイント:58pt
【まきぶろ様・琴子様企画 ヤンデレ推進委員会 参加作品】
生まれた時に「聖女」の器であると認定されたリーズロッテ。
強い魔力を持つ魔導士が生まれにくい時代に、先祖返りのその能力は大いに注目を集めたが……。
魔法が全く使えないばかりか、10歳を迎える前に体は成長を止めてしまった。
やがて輝く美貌の持ち主と言われ続けてきたものの、見た目は幼女のまま。
由緒正しき伯爵家の令嬢で「聖女」でありながらも、縁談はなく、婚約は妹に先を越されてしまう。
体が成長しないのは「魔法ではなく
病気」と言われ、実家で幽閉される危険を感じるに至り、心機一転王都の寄宿学校に入学することに。
体は成長を止めても、心は15歳。外の世界に興味津々。
お目付役の目をかいくぐり、食事のためにとあるカフェを訪れる。
そのカウンターの隅で、「聖獣」と出会う。
「見た目は猫」でよくなついてくるので、仲を深めていくが……?
猫? 聖獣?
一方、「結婚した暁には何不自由なく過ごせる、生涯安泰優良物件」とまで言われていた妹の婚約相手が、なぜかリーズロッテにかまってきて……!?
※「王子様カフェにようこそ!〜秘密の姫君は腹黒王子に溺愛されています〜」のサイドストーリーですが、独立した作品としてお読み頂けます。本編では第二章で聖獣の正体が出てきます。
※他サイトにも掲載あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 23:20:05
78508文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:4952pt 評価ポイント:3260pt
異世界で造られた自動人形『神生蒼』は事件に巻き込まれ、開発者と共に破壊・殺されてしまう。次に蒼が目を覚ますと。謎の声に誘われ、異世界へ転生!? その異世界は元の世界とは違い魔法ではなく科学が発達していた。蒼は人間として『生きる』ことを決め、学校に通い始める。自動人形がダンジョンが出現したことによって物騒になった現代世界で無双!? する話。
最終更新:2024-04-10 21:52:35
101484文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:48pt 評価ポイント:36pt
聖国サルマニア
この国には世界で最高峰の癒やし手と言われ回復魔法のスペシャリストの聖女サリシアがいた。
だが本人は
「後方で回復をするより私が剣で敵を斬った方が早いよ」
剣の帝王が如く敵をなぎ倒し最高峰の癒やし手として自身の傷すら治して戦い続ける。
現役の剣士達が引くほどに剣の腕も超が付くほどの一流であった。
ゆえに彼女についた名は剣帝聖女
彼女は本日も剣で敵をなぎ倒す。
(作者は★一個でもつくと喜ぶ単純な性格をしています。良ければお願いします。
一話だけ読んでいただけるでも凄くうれしいです。1話辺り1000から2000字後はですので気軽に読んでみてください)
※このまま作品はカクヨム様にも掲載しています。
★読者の皆様へ 評価ポイントとブックマークを
していただけると幸いです!
何卒よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 11:22:45
64575文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:70pt 評価ポイント:48pt
「君は、辞退しようという気にはならないのか」
今日も今日とて、彼を侮る高位貴族の子弟が学園内で子爵家の次男を呼び止める。誰だか知らないが、知らなくても誰かは分かる。その用事も。
「子爵家の次男ごときが、本当に自分が彼女の夫として相応しいとでも思っているのか?」
「あ、その件でしたら公爵家の方へ直接お願いしますね」
「なに……?」
「そもそも婚約者を公募なさったのは公爵家ですし、公募自体も公女さまご自身のご意向だと伺っております。私をお選びになったのも公女さまご自身だと、当
の本人から伺っておりますので」
「くっ、それは」
「ですのでご不満がお有りなら公爵家に、そして公女さまに直接申し上げてくださいませ。では」
そこまで言い捨てて一礼し、子爵家の次男は踵を返す。まさか反論されると思っていなかったようで驚きに顔色を染めていたが、知ったことではない。
やれやれ、自分だって釣書を送って、その上で落選したんでしょうに。相手がしがない子爵家だからって、思い通りにしようとか傲慢ですよ先輩?
筆頭公爵家には女児がひとりしか生まれなかった。将来的に男児の誕生を期待したものの生まれずに、唯一の娘である公女は正式に跡継ぎとなった。
そんな公女の婚約者を、なんと広く公募して決めると公爵家が表明したのだ。たちまち彼女の元には応募の釣書が殺到した。
そんな公女に悲劇が訪れる。学園の放課後に友人たちと街遊びに行って、ひとり公女だけが誘拐され乱暴されたのだ。
純潔を失ったことで、公女の婚約者への立候補者たちはみな辞退していった。そうして中々決まらなかった彼女の婚約者は、公募開始から2年を経てようやく決まった。
なんと、しがない貧乏子爵家の次男だったのだ。しかも決まったというのにふたりの仲はどう見ても険悪で、だから一旦は辞退した高位貴族の子息たちも色めき立った。
そういうわけで、今日も子爵家次男の元には婚約者を辞退するよう迫る子息たちがやって来る。公女とその婚約者が何を画策しているか知らぬままに。
そんな中、王国の第三王子が声高に宣言したのだ。公女の誘拐暴行事件の犯人が、他でもない子爵家次男だと⸺!
◆例によって設定なし、主役のふたり以外に名前はありません。全11話、1話あたり約1500字ですっきりハッピーエンド。
◆この作品はアルファポリスでも同時公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 21:00:00
17786文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:2784pt 評価ポイント:2242pt
ある時、ある学校のあるクラス全員が異世界に転移します!
そこではよくある異世界からの勇者として扱われる世界!!
当然勇者としての資質をクラスメイト達が調べられる中で、
主人公であるゴリョウ・アマクサは、異世界転移により魔法を授かったことが判明した!!
ただし!!
異空間魔法!!
所謂アイテムボックス!!
全然攻撃魔法とか回復魔法ではなく、ガッカリされる中で
さらにその評価を下げる出来事が!!
魔力量に比例するアイテムボックスは、魔力をほとんど持たない異世界転移し
てきた勇者では
ほとんどキャパがないことが判明!!
そして“外れ”のレッテルを貼られた勇者ゴリョウ・アマクサ!!
ただし、そんな勇者ゴリョウ・アマクサに目を付けるのが、ソレイユ王女!!
優雅で誰にでも優しく、まさに絵に描いた王女様であるが……
いい感じの底辺から成り上がっていくお話です!!
だけど……
ついでにざまぁも……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 20:00:00
236275文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:184pt 評価ポイント:80pt
「ただでさえ“魔力なし”の役立たずのくせに、パーティの資金まで横領していたお前をリーダーとして許すことはできない!よってレイク、お前を“雷竜の咆哮”から追放する!」
探索者として“雷竜の咆哮”に所属するレイクは、“魔力なし”であることを理由に冤罪までかけられて、リーダーの戦士ソティンの宣言によりパーティを追われることになってしまった。
森羅万象の全てが構成元素としての“魔力”で成り立つ世界、ラティアース。当然そこに生まれる人類も、必ずその身に魔力を宿して生まれてくる。
だ
がエルフ、ドワーフや人間といった“人類”の中で、唯一人間にだけは、その身を構成する最低限の魔力しか持たず、魔術を行使する魔力的な余力のない者が一定数存在する。それを“魔力なし”と俗に称するが、探索者のレイクはそうした魔力なしのひとりだった。
魔力なしは十人にひとり程度いるもので、特に差別や迫害の対象にはならない。それでもソティンのように、高い魔力を鼻にかけ魔力なしを蔑むような連中はどこにでもいるものだ。
「ああ、そうかよ」
ニヤつくソティンの顔を見て、もうこれは何を言っても無駄だと悟ったレイク。
だったらもう、言われたとおりに出ていってやろう。
「じゃ、今まで世話になった。あとは達者で頑張れよ。じゃあな!」
そうしてレイクはソティンが何か言う前にあらかじめまとめてあった荷物を手に、とっととパーティの根城を後にしたのだった。
そしてこれをきっかけに、レイクとソティンの運命は正反対の結末を辿ることになる⸺!
◆たまにはなろう風の説明調長文タイトルを……とか思ってつけたけど、なんかあんま上手くないですスイマセン。
◆テンプレのパーティ追放物。世界観は作者のいつものアリウステラ/ラティアースです。初見の人もおられるかと思って、ちょっと説明文多めですゴメンナサイ。
◆まだ書き上がってないけど、多分四万字に満たない中編です。現在約三万字まで執筆済み。
◆同一作者の連載中ハイファンタジー長編『落第冒険者は人の縁で成り上がる』のスピンオフというか、微妙に伏線を含んだ繋がりのある内容です。どちらも単体でお楽しみ頂けますが、両方読めばそれはそれでニマニマできます。多分。
◆この作品はなろうのほか、アルファポリスとカクヨムでも同時公開します。3サイト同時は多分初。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 21:00:00
33941文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:1836pt 評価ポイント:1360pt
「真人兄さん」
「真人お兄ちゃん」
「お話があります」
「今日こそハッキリさせるわよ!」
俺の目の前には双子の姉妹。今年17歳の高校三年生で、もうすぐふたりとも18歳になる、俺の従妹たちだ。
10歳で両親を亡くして孤児になったこの子たちを、親戚一同の反対を押し切って引き取ってきてからはや7年。彼女たちはとんでもない美少女に成長してしまった。元々母親が日仏のハーフで、その母親の血を濃く受け継いだクォーターの彼女たちは、日本人とは思えぬほど凄絶な美貌を誇っている。
そんなふたりが、ここのところやけにグイグイ来る。父親の叔父の息子、つまり見た目も中身も純日本人な俺に対して、従兄だとか引き取ってくれた養い親だとか以上に『アピール』してくるのだ。
いや、お前たちの言いたいことは分かってる。分かってるから皆まで言うな。
「「私たちの、どっちと結婚するの!?」」
だから言うなってば!
だいたい、どっちかなんて選べるわけないだろ!結婚って『ひとりとしか出来ない』んだぞ!?俺に片方捨てろっていうのか!?
そんな俺、真人(まこと)の気も知らないで、今日も美人双子姉妹がグイグイ来る。
ホントマジで、どうなっても知らないからな!?
◆大好きな“お兄ちゃん”に自分を選んで欲しい双子と、片方なんて選べないお兄ちゃんのドタバタラブコメディ。
もだもだしているうちに、恋のライバルなんかも現れたりして……!?
◆最初の20話は小学生編なので糖分控え目。ラブコメ展開は主に中学生編以降で。
若干の性的な匂わせ表現がそのうち出るかも知れません。出てくる場合は前書き等で注意喚起します。
◆本作にはローファンタジー要素、具体的には魔術と魔術師に関する記述が出てきますが、作品の本筋ではなく、あくまでも現実世界恋愛の作品です。拙作『縁の旋舞曲』と同一世界線になります。
なお、登場する地名及び固有名詞はほとんど架空のものです。実在の地名や会社名などではありません。
一応、舞台は九州北部のとある県です。
◆先行投稿した短編版、およびアルファポリスで先行公開している同名作品の完全版です。
執筆しつつの投稿になるので不定期更新です。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 19:00:00
124906文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:2666pt 評価ポイント:932pt
雲魔法という役には立たないけど珍しい魔法が使える侯爵令嬢のクラウは、婚約者である王子から婚約破棄を言い渡され、修道院に幽閉されてしまう
こんなことになったのも、すべては流されやすい自分の性格のせい。
もう二度と流されないと決意したクラウは、修道院から脱出して新天地を目指す。
実は雲魔法というのは使えない魔法ではなく、独房から簡単に逃げ出せるくらい非常に優秀な魔法だったのだ。
ふわふわの雲に乗って一人旅。
夢だった空での生活に目を輝かせるけど、風に流されて迷子になってしま
う。
そんななか、砂漠でひとりの青年を助ける。
雲の上に乗って移動し、雷雲を操ってモンスターを退治し、あまつさえ天候を操って雨を降らすクラウ。
その姿は女神そのものだった。
彼に「女神クラウ」と呼ばれたことがきっかけで、第二の人生が訪れる。
「女神じゃないけど、私がこの国を救います」
今度こそ幸せな人生を送りたい。
雰囲気に流されないように頑張りながら、クラウの新天地ので生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 20:17:12
17563文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:1380pt 評価ポイント:1230pt
アンドレ・ブザンソンは騎士である。
とある夏の日、彼は街道の巡回中に灰熊に襲われる車両を発見し、乗っていた5歳の幼女を救出する。
それは同行の侍女や護衛を全て失い独りで震えていた、輝く金糸雀色の髪に珍しい金色の瞳の美幼女だった。
怯える幼女を抱き上げると、安心したのか彼女は腕の中で眠ってしまう。
増援と幼女の迎えが現場に駆け付け、眠ったままの彼女を引き渡して彼はその場を立ち去った。
自分は騎士の職務を遂行しただけだ。どう見てもやんごとない御身分のお嬢様だし、高位貴族
に関わるとロクな事がない。そっ閉じ推奨。
なのに後日、筆頭公爵家から呼び出しを食らったからさあ大変!恐る恐る公爵邸に出頭してみたら、そこに居たのはあの幼女さま。
「くまみたいなおっきなきしさま!わたくしのこんやくしゃになって下さい!」
えええええ!?
いやいやいやいや!
こちとら貧乏子爵家の三男坊ですよ!?筆頭公爵家のお姫様と結婚なんて絶対ムリ!
ていうかアナタ5歳でしょ!俺もう25なんだけど!?
さすがに父親の公爵閣下をはじめ周りの大人たち全員で説得して、何とかその場はウヤムヤにして逃れた。
なのにお姫様は全然諦めていなかった!
「改めて!よろしくお願いします!」
12歳になった姫様が再び婚約を迫る!
誤魔化しはぐらかし何とか1年逃げ回り、13歳になった姫様は3年間の留学へ。
ふう、これで何とか逃げ切ったか。
「戻って参りました!今度こそ婚約致しましょう!」
「いやまだ諦めてねえのか!?」
「わたくしはあの日から騎士様だけをお慕いしています!」
今日も姫様がグイグイ来る。
これはもう、逃げ切れねえかもしれねえ………!
◆『今日も姫様がグイグイ来る。』の長編版です。歳の差身分差体格差の凸凹カップル、アンドレとレティシアが出会ってからゴールインするまでの物語。
安心安全のハッピーエンド保証付き!(笑)
とはいえ書き上がっていない見切り発車(おい)。
◆短編おさらいと設定資料2編は読み飛ばしOKです。分からない設定が出たら読む、で全然構いません。
◆関連作品として、同じ国の同時期の物語『王子妃教育1日無料体験実施中!』もどうぞ!それぞれ単品で読めますが、併せて読めば2倍お得!(何が?)
◆この作品はアルファポリスで先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 21:00:00
125104文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:2814pt 評価ポイント:1496pt
作:チリ—ンウッド
ハイファンタジー
連載
N2907DY
ある時俺は、自殺する女の子を救おうとして、誤ってマンションの屋上から落ちてしまった。
死んだと覚悟した俺の耳に届いたのは、「ゲームスタート」の声。
訳も分からず目蓋を開いた先には、見覚えのない景色が広がっていたのだった。
魔法、ドラゴン、貴族といった馴染のない世界に足を踏み入れたが、変わったのは世界だけ。
俺は取り残されたように、何の変化も無い生身一つで死と隣り合わせな異世界を彷徨う羽目に。
使えるモノは魔法ではなく、スマホにライター、ボールペンの日用品ばかり。
そんな世界で
生き抜けるはずも無く、俺はあっさりと命を落とす。
『ふりだしに戻る』その文字と共に目を見開く先には、また始まりの景色が広がっていた。
死んだらすべて初めから、やり直しを駆使して戦う最弱一般人の物語、始まります。
この作品のキャラクター一覧を作りました。
良ければご覧ください。
https://ncode.syosetu.com/n5098gg/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 18:09:45
1292415文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:5418pt 評価ポイント:2056pt
最愛の恋人を事故で亡くした松橋慧人(まつばせ えいと)は失意の日々を送っていた。それでも友人たちに支えられようやく前を向いて生きる決意を固めた彼は、少しずつ日常を取り戻してゆく。
その日も彼は大学から郊外の安アパートに帰る途中で、最寄り駅から住宅街を抜け、坂を登りきれば自宅、というところまで来ていた。
ふと、聞き慣れない声を聞いた気がして彼は足を止める。
というか……今の声、どこから聞こえた?
再び声がして、彼は声のした方向を見上げた。
その彼の目の前に、轟音と地響きと
ともに落ちてきたのは⸺
「お久しぶりです、マイマスター!」
いや誰だよ!?知らねえよ!?
これはそうやって不思議すぎる出会いを果たした“マイコ”と、俺こと松橋慧人との、たった一週間だけの邂逅の記録。それが世界を変える出会いになると、この時俺は、まだ知らない⸺
◆“未来”からやって来た不思議な美少女と、彼女に深く関わることになる(今はまだ関わってない)彼とのドタバタコメディ。「ラブ」になる予定はありません。今のところ、一応。
タイトルは仮題です。もしかしたら一週間書けない……かも?
◆多分20話くらいで終わると思いますが未定です。現状8話を執筆中です(爆)。
毎日更新ですがストックが尽きたら不定期更新になります。ご了承下さい。
◆設定の都合上、舞台は2022年5月の九州北部のとある街です。そのつもりでお楽しみ下さい。
◆この物語はフィクションであり、実在の人物、団体、企業、国家などとは無関係です。また法令違反や暴力行為を推奨するものではありません。
◆作者の投稿作は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。故に他作品に本作の登場人物が予告なく再登場することがあります。
どの作品も独立しているのでそれぞれ単品でもお楽しみ頂けますが、合わせて読めば二倍楽しいです。多分。
◆アルファポリスでも公開する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 21:00:00
22817文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:30pt
その男は、ただ“ローグ”と呼ばれていた。
スラムで生まれ育ち、盗み、脅し、殺しを繰り返して恐怖と暴虐でスラムを牛耳る、恐るべき支配者だった。
ある夜男は、スラムと下町の間を流れるドブ川に沿った路上で、ひとりの美女を見つけた。誰に声をかけられる事もなく、ただそこに佇んでいた女に興味を引かれて、声をかけた。
「見ねえ顔だな」
「貴方は……私が視えるのですか?」
「そんなとこに立ってりゃァ、誰だって見えらあ」
「そうですか……。ではわたくしを、貴方様の妻にして下さいませ」
そ
うして女は、男に従いその妻となった。見たこともないような美女が攫うまでもなく進んで自分のものとなったことに、男は有頂天になった。
男は常に女を従えてスラムを闊歩し、女はすぐに「スラムに絶世の美女がいる」と評判になった。女は言葉巧みに男を誘導し、そのおかげで男は盗みも殺しもしなくなり、スラムの秩序は劇的に改善された。
そんな彼女の噂は、ついに領主のもとにまで届いた。そしてある日、男と女の棲家は騎士団に取り囲まれ、女は奪われ領主の元へ連れ去られた。
◆たまにはちょっと毛色の変わった異世界ならではの恋愛を。ハッピーエンドではなく、切ないメリーバッドエンドです。全6話、約20000字程度です。
◆暴力的シーン、人が死ぬ描写及び、匂わせ程度ですが若干の性的描写があります。R15指定です。ご注意下さい。
◆独自の世界観と設定が多分に含まれています。可能な限り本文中にて解説を入れますが、分かりにくかったらスミマセン。
◆この物語はフィクションであり、実在の人物、団体、企業、国家などとは無関係です。また法令違反や暴力行為を推奨するものではありません。
◆作者の投稿作は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。故に他作品に本作の登場人物が再登場することがあります。
どの作品も独立しているのでそれぞれ単品でもお楽しみ頂けますが、合わせて読めば二倍楽しいです。多分。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 19:00:00
17740文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:398pt 評価ポイント:314pt
その日、太刀洗絢人(たちあらい けんと)はバイト先にほど近い駅裏の公園で、同級生の黒森紗矢(くろもり さや)を見かけた。
そこで、何者かに襲われた。
もつれ込むように倒れるふたり。「逃げなさい!」と言われ驚いて彼女を見ると脇腹を切り裂かれている。普段あまり接点のない彼女だが、それでも一緒に襲われたのにひとり逃げるわけにはいかない。だが立ち上がったふたりは無数の竜牙兵に囲まれていた。
なんで現代日本にこんなファンタジックなモンスターが!?と驚く間もなく、彼女は両手から光の
矢を無数に生み出し次々と竜牙兵を打ち倒してゆく。
その光景が信じられなくて、呆然と立ち尽くす彼に向かって、彼女はポツリと言った。
「貴方がさっさと逃げないからこうなったのよ」と━━。
前世紀末、世界に突如現れた“魔術師”たち。それからおよそ20年、世界は魔術と魔術師の影に怯えながらも表向きは平穏に時を重ねていた。
現れてから数年で“現代の魔女狩り”が起こって姿を隠した魔術師たち。彼らは科学技術では対抗できない圧倒的な魔術を操る以外に一般の人々と見分けがつかないため、人々は隣の誰かが魔術師であるかも知れないことに疑心暗鬼を抱いていたが確かめる術がない。
そんな中、絢人は同級生の紗矢が人々を恐怖に陥れるとされる魔術師だったことを知った。そのことに驚く間もなく突如現れた白銀の甲冑をまとったひとりの金髪美女。ありえないことに、彼女は自ら名乗ったのだ。ジャンヌ・ダルクだと!
そして自称“ジャンヌ”は高らかに宣言する。「ここに、魔道戦争の開催を宣言する」と。しかも絢人と紗矢を参戦者に指名したのだ!
謎に包まれた魔術と魔術師。
紗矢は一体何者なのか。
魔道戦争とは何なのか。
そして巻き込まれた絢人の運命は━━━!?
◆設定の都合上、2019年4月の日本の架空の都市が舞台です。コロナ前なのでご注意下さい。
◆長編作品です。ストックのあるうちは毎日更新、尽きれば不定期更新になります。完結まで書き上がっておりませんごめんなさい。
◆1話あたり2500〜4000字程度。少し幅があります。
◆ひとまず、なろう限定での公開になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 20:00:00
255531文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:94pt
総合ポイント:174pt 評価ポイント:84pt
「この場をもって、婚約を破棄する!」
王宮主催の夜会の会場で声を張り上げるのはわが婚約者さま。
ダンスも誘わずに、何をやってらっしゃるのかしらね?まあ、誘われないだろうとは思っていましたけれど。
というか、なぜ貴方は妹の腰を抱いてらっしゃるのかしら?
「私はこの可憐で公爵家に相応しい彼女に公爵位を継いでもらい、その夫となることにしたのだよ!もうこの件は公爵閣下もご諒承済みだ!」
……ん?わたくし、諒承なんてしておりませんけれど?
というか「公爵閣下」って、もしやあの入婿
の、当主である母が亡くなってからわたくしが公爵位を継ぐまでの「代理」のことですか?
アレには公爵家の血は一滴も流れておりませんし、アレとその愛人の子であるその娘も同様です。公爵家を継げるはずなどありませんが?
そう教えて差し上げると、彼は驚いた様子で妹を見やります。
ははあ、さてはこの子から嘘を教えられて鵜呑みにしましたわね?
「ど、どういうことだ?君は姉さえ排除すればそれで終わりだと、確かにそう言ったではないか!」
狼狽えて声を荒らげる彼に、妹は満面の笑みを浮かべたままで言い放ったのです。
「わたし、そんな事言いましたっけぇ?」
◆ありがちなテンプレ展開から予想外のラストへ飛び去る全6話。だいたい1万5千字程度です。
4月公開予定で書いてましたが、書き上がっちゃったので。毎日投稿します。
◆途中、具体的には第2話が超胸糞展開ですのでご注意下さい。ただし最終的には甘々幸せハッピーエンド確約です。
◆例によって設定を作り込まない書き捨てのお話なので固有名詞がありません。悪しからずご了承下さい。
なおタイトルも仮題です。変更するかも知れません。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。カクヨムはまだちょっと未定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 20:00:00
13875文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:51pt
総合ポイント:13538pt 評価ポイント:11566pt
ハンブルトン伯爵令嬢アデラインは、長年の婚約者であったリッチモンド侯爵家の嫡子デイモンから非情にも婚約を破棄されてしまう。
ハンブルトン伯爵家が、リッチモンド侯爵家の求める農業収穫高を達成出来ないから、というのがその理由だ。だが婚約期間の5年程度では達成できるわけがないとアデラインは知っている。
しかもハンブルトン伯爵が不慮の事故で亡くなってしまったこともあり、リッチモンド侯爵家は農業提携の継続は不可能と判断したのだ。
父を失い、婚約者にも捨てられる事になって絶望しかないア
デラインに、デイモンはさらなる非情な仕打ちを言い渡した。
「まあそう不安がるなよ。君の次の婚約者はライデール伯爵にお願いすることにしたんだから、何も心配は要らないさ!」
なんと彼はまだ17歳のアデラインに、30歳以上も歳上の、今まで一度も結婚できずに悪い噂ばかり聞こえてくる、あの“偏屈伯爵”に嫁げと、そう言ったのだ。
侯爵家の脚竜車に半ば無理やり乗せられ、ライデール伯爵領まで連行されたアデラインは、もはやヤケクソだった。
彼女は出迎えたライデール伯爵ブライアンに対して涙目で叫ぶ。「お嫁に来ました!」と。
だがブライアンは噂と違ってとても穏やかな、領民にも慕われる立派な領主だった。アデラインのことも主のいなくなったハンブルトン領のことも気遣ってくれて、いつかリッチモンド侯爵家に仕返ししようとまで言ってくれた。
感激したアデラインは、父よりも歳上の新たな婚約者に対して、少しずつ心を開いてゆく。⸺そして、その過程で気付いてしまった。
「…………あら?この方、もしや誰かがお世話しないとダメなのでは?」
◆理不尽でしかも覆せない婚約破棄から始まる、実に31歳差の凸凹カップルが幸せを掴むまでのドタバタラブコメディ。と言いつつも実はダイジェスト版だから糖分は控え目。
作者史上最大歳の差記録更新です(いらん)。多分なろう史上でも最大では?(亜人や人外系除く)
◆タグに不穏なものがありますが、まあお気になさらず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 19:00:00
11125文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:618pt 評価ポイント:534pt
「リュクレース!そなたとの婚約、今ここで破棄してくれる!」
社交シーズン最後の、王宮主催の大夜会。ここでもまた、ひとつの婚約破棄劇が繰り広げられようとしていた。
婚約者に指を突きつけ、婚約破棄を声高に宣言する王太子。相対する婚約者はせめて穏便に収めようと婚約“解消”を了承するも、王太子自身に破棄だと訂正されてしまう。
さらに王太子は婚約者の令嬢が罪を犯したのだと詰り、今認めるならば実家の公爵家の連座は見逃してやる、とまで言い放つ。
その言葉に居並ぶ貴族たちが激しく動揺し
た。この国に三家しかない公爵家のひとつを、婚約者が罪を認めなければ取り潰すと言ったも同然なのだから無理もない。
だがもっとも動揺したのは、まだ成人したばかりと思われるひとりの青年貴族だった。
「畏れながら、発言してもよろしいでしょうか」
会場の隅から上がったその声に注目が集まる。
居並ぶ招待客、貴族当主たちの視線を一身に浴びながら、青年貴族は王太子に問うた。
「王太子殿下にお尋ね致します。殿下はなにゆえ、このような場所で公女様を罪にお問いなさるのか」
その問いかけが、彼の意図するところが、国の根幹を揺るがしかねない事態に陥る嚆矢になると、この時はまだ彼以外の誰も気付いていなかった⸺!
◆衆人環視の婚約破棄ってなんでわざわざ罪状(冤罪含む)をいちいち挙げて断罪するんでしょうね?そんな事をすればとんでもない事態を招くのにねえ?っていう話。
全4話、およそ12000字です。
◆拙作『王子妃教育1日無料体験実施中!』の作中で言及された、ガリオン王国の過去の出来事の一幕です。具体的には「変わらない想いと意外な縁」でチラッと出ています。
ただ、そちらを読んでいなくてもこの作品は楽しめます。もちろん読めばさらに面白い、かも?
◆あらゆる意味でバッドエンドです。楽しい話にはならないので苦手な方はご注意を。ただし胸糞成分は薄め。モヤっとする終わり方……という表現が正しいかも。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。後々カクヨムでも公開するかも知れません。
カクヨム公開は決定すれば追記します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 19:00:00
11607文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:5064pt 評価ポイント:4228pt
「貧乏子爵家出身の貴様ごときが私の婚約者などと、もう我慢ならんっ!貴様との婚約なぞ、今この場で破棄してくれるわ!」
王宮主催の晩餐会の会場で、エスコートもなさらずわたくしを放置していた婚約者様。ようやく姿を見せたと思ったら指を突き付けて声高にそう宣言されました。
ああ、殿下。
やはりわたくしとの婚約の意味を理解されておられなかったのですね。
まあ、構いませんわ。わたくしも愛のない結婚など望んでもおりませんし。
けれど、しでかしたことの責任はきっちりと取って頂きますよ?後
悔なさっても知りませんからね?
王子は婚約者が嫌いだった。借金を抱えた貧乏子爵家の娘で、特に美貌を誇るわけでもない。王家の遠縁なのは知っているがそれだけだ。
そんな女など、嫡出たる自分には相応しくない。もっと美しく、地位の高い⸺そう、他国の姫などが我が妻として相応しい。
そうして王子は婚約者に対して婚約破棄を言い渡す。
彼女がなぜ、自分の婚約者と決められたのか気付かないままに。
そう、彼は知らなかったのだ。
そして王命で集められた謁見の間にて、王子は自分が何をしでかしたのか、思い知ることになる⸺!
◆政略結婚の目的のひとつは縁繋ぎ。累代で婚姻を重ねていけば、長い歴史のある国ならこういう事もありうるよね、って話です。
全5話、約2万字ほどの短めの物語。すでに書き上げています。
◆異世界恋愛ですが異世界要素がちょっと薄いです。一応、魔力があって魔術が存在するいつもの世界(のつもり)です。
◆設定は深く考えていませんが、家系図はきっちり組みました。ただし若干ややこしいので、やる気のある方は読みながら自分で家系図を書いてみると分かりやすいかも知れません。
大変申し訳ないですが、スッキリしたものが書けなかったので家系図の添付はありません。ご了承下さい。
◆この作品は例によってアルファポリスでも公開します。あちらも全5話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 21:00:00
18334文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:9132pt 評価ポイント:7520pt
昔むかし、建国王とそのお妃との出会いの物語。
古い時代、国に王宮はなく、舞踏会といった、華やかな催しもなかった時代。
まだポーションも少なく、魔法も未熟だった時代の戦争は、死と隣あわせであった。
二人は恋に落ち、惹かれ合って、いつしか結婚を決めるのだが……
結婚の決め手は、珍しい魔法ではなく……!?
最終更新:2023-01-13 12:08:49
3454文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:58pt 評価ポイント:48pt
「捕らえよ!この女は地下牢へでも入れておけ!」
私の命を受けて会場警護の任に就いていた騎士たちが動き出し、またたく間に驚く彼女を取り押さえる。そうして引っ立てられ連れ出される姿を見ながら、私は心の中だけでそっと安堵の息を吐く。
ああ、やった。
とうとうやり遂げた。
これでもう、彼女を脅かす悪役はいない。
私は晴れて、彼女を輝かしい未来へ進ませることができるんだ。
自分が前世で大ヒットしてTVアニメ化もされた、乙女ゲームの世界に転生していると気づいたのは6歳
の時。以来、前世での最推しだった悪役令嬢を救うことが人生の指針になった。
彼女は、悪役令嬢は私の婚約者となる。そして学園の卒業パーティーで断罪され、どのルートを辿っても悲惨な最期を迎えてしまう。
それを回避する方法はただひとつ。本来なら初回クリア後に解放される“悪役令嬢ルート”に進んで、“逆ざまあ”でクリアするしかない。
やれるかどうか何とも言えない。
だがやらなければ彼女に待っているのは“死”だ。
だから彼女は、メイン攻略対象者の私が、必ず救う━━!
◆男性(王子)主人公の乙女ゲーもの。主人公は転生者です。
詳しく設定を作ってないので、固有名詞はありません。
◆10話以内で完結予定。毎日1話ずつ投稿します。
1話あたり2000字〜3000字程度でサラッと読めます。
◆この物語はアルファポリスでも同時投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-02 19:00:00
24602文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:3248pt 評価ポイント:2588pt
突然始まった学園の卒業記念パーティーでの婚約破棄と断罪劇。
責めるのはおつむが足りないと評判の王太子、責められるのはその婚約者で筆頭公爵家の公女さま。どっちも卒業生で、俺のひとつ歳上だ。
なんでも、下級生の男爵家令嬢に公女さまがずっと嫌がらせしてたんだと。
ホントかね?
公女さまは否定していたけれど、証拠や証言を積み上げられて公爵家の責任まで問われかねない事態になって、とうとう涙声で罪を認めて謝罪するところまで追い込まれた。
だというのに王太子殿下は許そうとせず、あろ
うことか独断で国外追放まで言い渡した。
ちょっとこれはやりすぎじゃねえかなあ。公爵家が黙ってるとも思えんし、将来の王太子妃として知性も教養も礼儀作法も完璧で、いつでも凛々しく一流の淑女だった公女さまを国外追放するとか、国家の損失だろこれ。
だけど陛下ご夫妻は外遊中で、バカ王太子を止められる者などこの場にはいない。
しょうがねえな、と俺は一緒に学園に通ってる幼馴染の使用人に指示をひとつ出した。
うまく行けば、公爵家に恩を売れるかも。その時はそんな程度しか考えていなかった。
それがまさか、とんでもない展開になるなんて━━━!?
◆衝動的に一晩で書き上げたありきたりのテンプレ婚約破棄です。例によって設定は何も作ってない(一部流用した)ので固有名詞はほぼ出てきません。どこの国かもきちんと決めてないです(爆)。
ただ視点がちょっとひと捻りしてあります。
◆全5話、およそ8500字程度でサラッと読めます。お気軽にどうぞ。
◆感想欄は常に開放しています。ご意見ご感想ツッコミやダメ出しなど、何でもお待ちしています。ぶっちゃけ感想もらえるだけでも嬉しいので。
◆この物語も例によってアルファポリスでも公開します。あちらも同じく全5話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-20 20:00:00
18776文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:26814pt 評価ポイント:22504pt
「血を分けた実の妹に陰でこのような仕打ちをするような者など、私の皇妃として、将来の皇后として相応しいとは言えぬ!よって、今この場においてそなたとの婚約を破棄する!」
先ほどまで楽しげに談笑していたはずの婚約者は、わたくしを睨みつけてそう宣言なさいました。
私は妹を虐めてなどいません。けれど彼女の腕には確かに鞭の跡が。
わたくしではないとするならば、信じたくはありませんがお兄様しかおりません。
であれば、わたくしが罪を被らねば。将来公爵家を継ぐお兄様に瑕疵をつけるわけに
は参りませんもの。
ええ、そう。わたくしが耐えれば済む話なのです。
ですが悔しさのあまり、涙がこぼれます。
なぜわたくしが、このような目に遭わなければならないのか。
婚約者であるルートヴィヒ皇子はわたくしとの婚約を破棄し、代わって妹と婚約すると宣言なさいました。それを陛下もお認めになって。
ああ、わたくしの人生もここまでですわね。
ですがわたくしへの罰として殿下が宣言なさったのは、辺境伯領へ流罪とし、国の守りたる辺境伯アードルフ様に嫁ぐこと。
えっ、待って?
本当によろしいのですか?
それってわたくし的には、むしろご褒美なんですが━━━!?
この時、冤罪により断罪されたシャルロッテは知らなかった。
この婚約破棄の裏側で多くの“陰謀”が蠢いていたことを。
それは彼女には予想もつかない、壮大なまでのスケールに発展していて━━━!?
◆拙作『物語は始まらずに終わる』に登場したハインリヒ皇子の弟のルートヴィヒ皇子とその婚約者の物語。『物語は〜』から約3年後の話になります。
ちなみにこのふたりの弟が『わたくしの望みはただひとつ!』の皇弟マインラートです。
◆テンプレに則った「妹に冤罪をかけられて婚約破棄される物語」ですが、ざまあなしのみんなが幸せになるハッピーエンドの物語です。
◆書けない病で『熊男爵の押しかけ幼妻』の執筆が滞っているので、リハビリがてらプロットだけ作って放置していた話を仕上げてみました。
書き上がってはいませんが約20話以内くらいの中編になります。
◆この物語はアルファポリスでも公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 19:00:00
73137文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:72pt
総合ポイント:2194pt 評価ポイント:1508pt
〜これは“今”からおよそ300年前、アウストリー公国で王朝が代替わりした際の出来事である〜
「貴様との婚約なんぞ破棄だ破棄!」
そう喚き散らすのはこのアウストリー公国の公太子で、辺境伯令嬢ヴィクトーリアの不肖の婚約者のクラウスだ。
そしてその傍らには、不安げにクラウスとヴィクトーリアを交互に見渡す子爵家令嬢タマラの姿。
「貴様のような粗暴な女との結婚など冗談ではないわ!貴様との婚約を破棄し、この愛らしいタマラを新たに婚約者とする!先祖の決めた盟約など知ったこと
か!」
あろうことか彼は次期公王たる公太子の地位にありながら、自らの祖先とヴィクトーリアの祖先である東方辺境伯とが取り決めた“血の盟約”に従って結ばれているヴィクトーリアとの婚約を破棄すると宣言した。
それもヴィクトーリアが男勝りの女騎士で「ちっとも女らしくない」という、まことに身勝手な理由で。
「ほう。我らが祖先の決めた盟約など守る必要がないと?」
「そんな古臭い盟約になんの意味がある!なんなら貴様ら辺境伯家も攻め滅ぼしてくれるわ!」
クラウスのその言葉は、代々国境を守ってきた辺境伯家の令嬢としてのヴィクトーリアの矜持を大いに傷つけた。
彼女はだから、右手にはめていた白手袋を脱いで投げつけた。
「よかろう。では決闘だ」
「えっ、………あたし!?」
そう、ヴィクトーリアが手袋を投げた相手はタマラ。彼女に公太子の婚約者の座をかけて決闘を申し込んだのだ。
だがさすがに「普通の令嬢」であるタマラをいたぶる趣味はヴィクトーリアにはない。ゆえに代理人を立てることに同意した。
だが決闘当日、クラウスとタマラが連れてきたのは、なんと公国最強の騎士ジークムントだった!
◆王族の婚約は政略であり、それを破棄すると極端な話こうなるよ、ってだけの話だったのに……………どうしてこうなった?解せぬ。
◆思いついたので書き始めた見切り発車作品。短めなので多分止まらずに書き上げられます。
ヘイトキャラとかざまあとか書くの苦手な作者が(多分)珍しくちゃんと書けたざまあ話。多分。基本的にはタイトルでネタバレしてます。
◆戦闘、流血、瀕死描写があるためR15で。
恋愛要素は比較的強いけれど題材的にハイファンタジーで投稿します。
◆この話はアルファポリスで先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 20:00:00
57964文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:2868pt 評価ポイント:2270pt
考古学と図書室が好きな怜奈は、四年生。幼なじみの詩雛と、夏休みに発掘調査に参加する。古代ロマンにどっぷり浸かるはずが、古墳に入った途端、異世界人に遭遇し、有無を言わせず協力者にされてしまう。二人に課せられたミッションは、『思念波』を集めること。しかも、この『思念波』を扱えなければ、大災害が起こる!?
いきなり異世界に転生するのではなく、自らの選択で転生を選び、成長していく物語です。なので、しばらくは現実世界での(あくまでもフィクションです)話になります。
また、魔法ではな
く、『思念波』を核とした物語です。『思念波』とは、どんなものなのか、怜奈達が経験しながら解き明かしていきます。そして、『思念波』を扱えるようになった怜奈達の選択は?というところまでが転生前のお話になります。
なお、設定上宇宙が絡んできますが、作者としては、SFではなく、あくまでもファンタジーとして書いておりますので、ご了承ください。
なぜ宇宙なのか。それは、『思念波』が関係しています。
なお、作者が非常に遅筆なため、気長にお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 21:30:25
351216文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:1140pt 評価ポイント:798pt
クラスメイトとともに異世界召喚された少年、|柳幹人《やなぎみきひと》。
剣と魔法のファンタジー世界に喚び寄せられた彼らには、勇者として魔王討伐という使命が与えられる。
しかし、クラスメイトが次々と魔法の才覚を芽吹かせる中、彼だけが初等魔法、別名『生活魔法』以下の魔法しか使えなかった。
そんな現実に押し潰され、失意に暮れていたあるとき、彼は滞在していた旧王城の古い区画で『魔術図書室』なる部屋を見つける。
魔法ではなく、魔術。
魔法が使えない俺でも、魔術なら。
そん
な期待を胸に向かった図書室で、彼は偶然、忘れ去られた地下室を見つける。
そしてその最奥。
宗教画のような彫刻が施された大扉から現れたのは、一千年は眠っていたと自称する精霊の美少女だったーーーー。
魔法ではなく魔術という力を得た少年が、精霊の少女や仲間たちとともに、一度は投げ出したはずの魔王討伐という使命に向き合っていくストーリーです。
小説家になろう/アルファポリス/カクヨムへ投稿しています。
更新情報はSNS等にて報告させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 18:14:24
159703文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:12pt
◆2022年2月に投稿した同名作品の改訂版です。大筋は変わりませんが、話の区切りを見直して全10話構成とし、より読みやすく話に入りやすくしています。
そのため、見覚えのある方もおられるかと思いますが、ご寛恕くだされば幸いです。本来は以前の作品を削除して上げ直すべきかと思いますが、元作品にも多数の評価や感想を頂いているので、敢えて残して別に上げさせて頂きます。ご了承ください。
◆伯爵家令嬢のアンジェリーナは冒険者『アンジェラ』として自由気ままに生きている。彼女は前世の日本で
、周りに気を使い人に合わせるばかりで自分のことを何ひとつ望みどおりに叶えられないまま、心を病んで自殺してしまった。それを思い出したことで、今生こそは自分の思うままに生きようと固く心に決めていたのだ。
だがそんな彼女に縁談が持ち込まれる。相手は格上の侯爵家、しかも評判最悪の○○野郎だ。当然逃げようとする彼女だが、先手を打たれて実家から拉致されてしまう。しかしそこに助けに来てくれたのが冒険者仲間の『マイン』だった。
なぜ助けてくれたのか。そう問う彼女にマインは顔を背けながらポツリと呟く。「お前が、誰かのものになるのが嫌だ」と。えっ、それってまさか、もしかして!?
訳もわからないままにマインの地元に連れて行かれ、そこで彼女は彼の意外な正体を知ることになる。あれよあれよという間に甘やかされ蕩かされて、気づけば彼の婚約者として夜会でお披露目される流れになっていた━━!?
◆アルファポリスで改訂版として全10話で投稿した作品になります。あちらで累計30万pt、HOTランキング最高8位の評価を頂いています。
◆この物語は拙作『落第冒険者“薬草殺し”は人の縁で成り上がる』『王子妃教育1日無料体験実施中!』をはじめとする、“アリウステラ”のラティアース西方世界の物語です。登場人物は特に被りませんがチラホラとそこかしこに見え隠れします。
それぞれ単品でも充分楽しめますが、他作品も併せてお読みになれば世界観の理解が一層深まるかと思いますので、ぜひよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 19:00:00
57845文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:1254pt 評価ポイント:914pt
「そなたがこれほど性根の卑しい女だとは思わなかった!今日この場限りで、そなたとの婚約を破棄する!」
夜会の会場に現れた婚約者様の言葉に驚き固まるわたくし。
しかも彼の隣には妹が。
「私はそなたとの婚約を破棄し、新たに彼女と婚約を結ぶ!」
まあ!では、そういうことなのですね!
◆思いつきでサラッと書きました。
設定を何も作ってないので固有名詞は一切出ません。
でも後悔はしていません。
基本的に一発ネタです。
◆アルファポリスでも公開しています。
◆評価ポイ
ントが初めて1000ptの大台を超えました!ありがとうございます!
◆評価人数が初めて1000人の大台に乗りました!皆様ありがとうございます!
◆カクヨムでも公開しました。(23/01/28)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 21:00:00
5979文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:13012pt 評価ポイント:11696pt
作:棚からぼたもち
ハイファンタジー
連載
N6992HH
第四王子として転生した主人公。
そこは魔法ではなく、理術と呼ばれる力が働く異世界だった。
主人公は理術に必要な刻印がない無印として、見下されていた。
だがしかし、本当は他の人よりも強力な力を主人公は持っていたのだ。
主人公はその力をどう振るうのか。
※コメントなどで修正箇所を送ってもらえると助かります。
まだまだ素人作ですので、文章におかしい部分があったり、誤字脱字があったりすると思いますが、暖かい目で見守ってください。
毎日とはいきませんが、午後9時から午後11時の間に投
稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-19 22:07:39
44673文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:28pt 評価ポイント:0pt
並外れた魔力を持っている『不死の魔女』と、「魔力ナシ、後ろ楯ナシ、容姿ナシ」として離宮でひっそりと暮らしていた『王子様』が出会い、師匠と弟子として暮らすことに。
死なない魔女と王子様の時間はゆっくりと別れに向かって進んで行く。
※R15、残酷描写は念の為。
最終更新:2021-06-29 17:31:55
30758文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:1pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
作:エリアたんは俺の嫁
ローファンタジー
連載
N0618FP
私も大きくなったら魔法を使える--そんなふうに思えるほどに魔法が人々に浸透した世界。「かわた」と呼ばれる集落群の一つ、夙村。村に住む少女、國枝麻姫は十二になってもまだ魔法が使えない自分に不安を抱き始めていた。私に魔法は使えないのではないかと、そんな考えをよぎらせ抱え込む日々に突如捻じ込まれた「式神」。魔法ではなく勿論人でもない、でも”それ”には確かな魂があるように思えて--
桜が吹雪く春、仲間たちとの一時の冒険。
最終更新:2020-12-25 12:46:32
98038文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:14pt
作:奈隴 喪乃柿
ハイファンタジー
連載
N9568GP
「お前は今日を持ってパーティーから抜けてもらう」魔法使いのエクシオはある日パーティーのリーダー、ヴォイドからクビを通達される。役に立たない補助魔法使いというレッテルを貼られて追放されたエクシオだが、実は彼が今まで掛けていた魔法はただの補助魔法ではなく、世界最強の『時空魔法使い』の補助魔法で__?
かつての仲間達にまたパーティーを組まないかと言われたエクシオはそれを了承。一癖も二癖もある仲間達を上手くまとめ、最強のパーティーを目指すことになった。
「おいエクシオ!お前時空魔法
使いだったら今度行われる闘技場の勝敗結果教えてくれよ!」
「僕は時空魔法使いだけど何でもできないよ!?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-23 00:14:06
2763文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:10pt
好きなひとから愛を囁いてもらわないと死んでしまう、という呪いをかけられてしまった話。
***
鑑定魔法士見習いになったアリスは、王宮に持ち込まれた呪具や危険な魔法道具を鑑定しては解呪するという仕事を日々楽しみながらこなしていた。しかしある日、強い呪いに魔法を跳ね返されてしまったアリスは、その呪いを全身に浴びてしまう。
急いで師匠のところへ助けを求めに行くも、その解呪方法は魔法ではなく、『好きなひとから愛を囁いてもらう』というものだという。しかも、タイムリミットはあ
と三時間。それを過ぎると死んでしまうらしいのだ。けれど、それなら簡単だ。アリスの好きな相手は幼馴染み。好きの一言くらいであれば言ってくれるだろう。女としては無理でも、幼馴染みとしてなら好かれていると分かっているから。
何年も片想いしている幼馴染みの騎士に好きだと言ってもらうため、アリスは外へと駆け出していったのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-12 18:00:00
1862文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt
地球とは違うどこかの惑星の、どこかの世界。
世界第2位の列強国『帝政オスラヴィア国』は珍しく魔法ではなく科学で発展した文明だった。ある時彼等は、異世界に急に召喚された挙句、奴隷にされそうになる。
これは異世界にて生き残りを賭けた、とある列強国の話。
最終更新:2020-10-27 07:46:30
18492文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:0pt
魔法の存在する国に生まれた公爵家長女クリスティアはあるとき、平民の男に穢されてしまった。
そのショックから廃人と化し、死んでしまう。
しかし、次に目覚めたのは日本の病院のベッドの上だった!?
魔法ではなく、科学という文化が発達したこの世界でクリスティアは西水天音としてどう過ごしていくのか。
そして、男性不信になってしまった天音の前に現れた幼なじみの優斗との恋の行方は…
最終更新:2020-08-12 19:01:31
2587文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
前世では片思いの女性と共にストーカーに殺されたカムイは神無球と呼ばれる天動説が具現化した世界に転生した。
魔法のある世界とされていたが実際には魔法ではなく一般の人には見えない「精霊」とその「精霊使い」によって不思議な現象は起きていた。
左官屋の真似事で生計を立てていたカムイは小学校の先生であるハルナギとついにデートまでこぎつける。
だがデート先に突如現れた精霊によってハルナギは圧殺される。絶望の淵にあったカムイの許にユユリと名乗る精霊が現れる。その後現れたリュウシュウハ
という長身の女とジジという老紳士によってハルナギを復活させる事が出来ると知ったカムイは彼らと共に神無球の中心にあるバベルの塔へと向かう。そこにある失われた過去の技術によって死者復活を試みる為である。
神無球とは?
精霊と精霊使いとは何か?
様々な謎を解明しながら旅をする異世界異能バトル。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 20:00:00
101893文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:6pt
ある日、あれよあれよという間に死んでしまった昴。彼は気が付くと、魔法のある世界に転生していた!
その世界における魔王は、某王道RPGと違い尊敬の対象であり、新たな命をもって生まれた昴がすむ国の王様。国民の誰もが羨み、王となるチャンスがある、そんな名誉にして一発でお金持ちになれる職業。もちろん昴も目指し── はしたが、案外早く進路を変更! 魔法ではなく錬金術を極めます☆
前世の知り合いに会ったり、日本食を作ったり、何故か見知らぬ人から難癖をつけられたりするけど、それでも
マイペースに突き進む昴だが……まさか前世の幼馴染が魔王になるだなんて思わず……?
世界平和は二の次! な感情が表に出づらい系主人公がゆく異世界譚!
「はっじまーるよー」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-11 00:00:00
10778文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:8pt
異世界から帰って来るところから始まるローファンタジー
現実に帰ってきたら平穏な生活を送れるのかと思いきやそんなことはなかった。こっちには魔法ではなく魔術という名で、裏の世界でだけその術理が広まっていたのだった
さてそうなると平穏な生活などおくれるはずもなく
彼は一体どうなってしまうのか
他人の小説のアラを探すのは得意ですが自分のは見落とすので、日本語おかしいところ多々あるかと思います
そういうのは指摘してくださると作者が爆発四散して喜びます
最終更新:2018-09-09 03:13:41
29826文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:69pt 評価ポイント:37pt
ラノベ大好きな少女ゆい。彼女は大学からの帰り道、不思議な光を見つけて興味本位で触れてみたら、ラノベの王道と同じように異世界についてしまう。
来てしまったものは仕方ないと、帰る方法を探しながらチート魔法で英雄になっちゃおうなんて夢見る。でも、彼女が目覚めたのはかっこいい攻撃魔法ではなく、この世界では失われたと言われていた治癒魔法だった。
「治癒魔法が怪我や病気を治すだけだなんてだれが言ったの?」
スキルとしてもっていた鑑定によって、自分の治癒魔法の解説欄に「どんなものでも治
す」と書かれていたことを逆手に取り、ほんとうにどんなものでも治して想像とはちがった英雄になる。
これは、ただの少女だったゆいが異世界で仲間と相棒のドラゴンともに平和を掴み取るまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-13 22:00:00
1613文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt
主人公がお姫様! ヒロインもお姫様! な『SF異能力バトル百合ハーレムラブコメ』小説です。
「姫ちゃん、殺意が足りてないです! 殺意が!」
「……殺意を込めて使うヒールってなに!?」
西暦二〇〇一年。
人類の敵が世界に出現する。その外見から敵を『天使』と呼称。
天使は盾をもっていた。それは現存するあらゆる兵器を無効化する最強の障壁だった。
西暦二〇〇六年。
天使との戦いの中で『魔術』を奪取。
魔術とは――天使を鹵獲し観測と干渉を重ね、彼女たちの使用する術を複製し
て、人が行使できる形に再現したもの。
西暦二〇一六年。
これは、そんな世界でヒーラーという役割を務める少女たちの物語。
……だと、よかったんだけど。
「私たちの戦いはこれからです!」
「うぅ……八重ちゃんのばかぁー!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-22 18:33:45
70130文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:311pt 評価ポイント:91pt
作:御代出 実葉
ローファンタジー
完結済
N6844ED
契約すればCB400が手に入るという詐欺まがいの取引を持ちかけられた小南館 了≪コミナミダテ リョウ≫は、甘い言葉に見事に引っかかり、謎の白い獣と契約してしまう。
獣は魔法少女の担い手と呼ばれる存在であったが、昨今のアニメのせいで契約者が激減していたため、3年前から本格的に男も解禁されたというのだ。
「おい! これって全然魔法じゃないじゃないか!」
担い手の説明を受けた了は困惑する。
彼らは地球よりも高次元の場所にいる存在で、彼らの行使する能力というのはすべて魔法ではなく
科学であったのだ。
発展を極めた科学は地球文明からすると魔法にしか見えなかったので面倒だから魔法だということにしているらしい。
幽霊だって、魔法だって、超能力だって、たったいくつかの要素を物理世界に足してあげればすべて証明できるのだと言い張る担い手に振り回される了の契約者としての活動が始まった。
注意:プロットはありますが、ストックはありません。
なるべく日刊連載したいですが、リアルの影響で出来ないかも。
日刊の場合は16:00時に更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-15 22:56:03
60846文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:71pt 評価ポイント:21pt
魔法をうまく覚える事ができなかった少年の体に転生してしまった主人公。魔法を信じ、魔法を学ぶ世界で異端として恐れられ、そして本人の意に反してその世界の秩序や概念を破壊してしまう事になる主人公が使うのは魔法ではなく、己の肉体ただ一つ。
筋トレが好きすぎて命を落とした主人公が魔法世界で巻き起こす破壊の数々をお楽しみください。
最終更新:2017-07-30 22:48:54
291161文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:125pt 評価ポイント:67pt
東の国、白陽の都〈イ・シャーナ〉――。
その都に住む怠惰な男イオリの元には、都の英雄とされる狼族の少年リトと、二年前、突如転がり込んできた謎多き歌手、少女ミヤが身を寄せていた。
三人は、お互いに不平を言いあいながらも、平穏に暮らしていたが、ある日、イオリたちの前に謎の刺客が現れ、ミヤの息の根を止めようとする。
実は、ミヤには恐ろしい秘密が隠されていて――。
イオリたちは、白亜の美しき都、ミヤに迫る闇を祓うことができるのか?
異世界の地を舞台とする、魔法ではなく呪術ファン
タジーです。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-28 17:56:51
10404文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
粒子支配者は《パティコルーラー》と読みます。
世界最強の格闘技『気功技』の師範代の神乃シヤ(中学三年生)は、中学の卒業式の日に屋上で昼寝していたところ、なんの前触れもなく全てを赤と黒に統一した異世界に転移させられてしまう。
その世界で初っ端死にかけ、一人の少女に命を助けられて、その世界に魔法が存在しないことを知る。
その世界にあったのは魔法ではなく『妖気』という特別な力。
シヤが手に入れた妖気、それはなんと——
助けられた恩を返す為、少女と共に行動し「ヒャッハー!!」するお
話。(注:主人公はそんな性格ではありません)
「俺の手配書……んん? 桁が三つ四つおかしいな」
一応主人公最強ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-17 23:20:36
3609文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
家を継ぐ見込みのない大貴族の五男カールが、身を立てるために王国首都に出てきた。ところが、武術には優れるものの時流に乗り遅れ、単純な魔法を使う護衛士との喧嘩に負けてしまう。魔術を身に付けねばならぬと、魔法で喧嘩を止めた娘レナに頼み込み、娘の両親が営む魔法店に住み込むことになった。
ところが、成り行きで、魔法ではなく、料理ばかりを練習する羽目になる。カールの弟子入りを迷惑がっていたレナでさえ、これでいいのかと心配するほどだ。
そんなとき、レナが密輸犯に誘拐されてしまった。魔術師と
戦ったことのある元傭兵が、レナに魔法を使わせず、レナにはなすすべがない。
レナ誘拐に気づいたカールは、彼に惚れ込んでしまった屋台の店員イェルドとともに、救出に向かう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-02 06:47:51
97552文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:17pt 評価ポイント:11pt
学園へ向かう前日の夜、その子供は巨大な体躯の魔狼と出会い、そして思い出した。親に捨てられ、魔狼族に育てられた過去を。
家族と決別したその子供は、育ての親である魔狼と二人、学園へ向かう。
子供はまだ知らなかった。何故自分は両親に捨てられたのか。何故、ヒトは魔法ではなく魔術を扱うのか。
『なぁリィ、ーーおれの愛し子。お前は狼か、それともヒトか?』
主人公は、育ての親の口調を真似しており、尚且つ動きやすさという一点において髪を短く切り、さらに男物を着ているために、キーワードに
男装を入れてます。
不定期に更新していくつもりですが、最初の数話はこまめに更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-09 22:00:00
11052文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:0pt
異世界アルゼミュート
その世界では魔法ではなく異能と呼ばれる力を持った人々が暮らしている。
そんな中紛れ込んでしまった異物。
果たして異世界でどのような暮らしを送るのか。
初めての小説の為見苦しい点多々あるかもですがよろしくお願いします。
最終更新:2015-02-12 10:06:20
12005文字
会話率:9%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
マナが失われ魔物が徘徊する世界にて、魔物討伐部(ハンターギルド)所属、魔物生態系についての知識が秀でている職魔物調査(ファインダー)である‘レリュート’ と 同じく魔物討伐部所属、近接戦闘が主の戦人(バトラ)であるハルトが織りなす異世界ファンタジーコメディー。
最終更新:2011-11-16 23:27:38
116131文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:12pt
人類は科学ではなく魔法を選んだ。
人類は魔法ではなく科学を選んだ。
二つの異なる世界が一つになる時、果たして世を制するのは、どちらか。
最終更新:2011-10-07 00:28:41
1469文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
魔法科の編入生ミアナは、授業の遅れを取り戻すべく、放課後、課題である転移魔法の練習をしていた。詠唱してもなかなか発動しない魔法。時間をかけようやく発動したのだが、彼女がかけた魔法は課題の転移魔法ではなく召喚魔法をかけてしまっていたのだった。サイトからの転載です。
最終更新:2011-08-03 08:02:03
5500文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:122pt 評価ポイント:76pt
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