-超法規的措置- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

　雨の日の電柱横に、そいつはいた。

法務省外局公安調査庁調査第三部特殊戦術課 公安調査庁内に秘密裏に設けられてる部署。 各省庁法務執行機関の権限から逸脱し、超法規的措置を行う、表には現れない政府公認の秘匿組織だ。 統括官並びに所属職員の前歴は抹消され。 また現場で働く実行部隊にあたる工作員達は十代の少年少女…元児童養護施設で保護された子供達で構成されている。 その工作員の中で最高位…特級執行者を与えられている少年は同僚の少女と共に普段は神社で権禰宜の仕事をしながら、静かに日本の平和を護っていた。 この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 こちらはカクヨムでも公開します。 折りたたむ>>続きをよむ

　地球温暖化によって海水面が急上昇。陸地が減り、けれど領土領海を守るために各国は軍隊を強化した。日本も例外ではなかった。 　平和論者を黙らせ『自衛隊』を『国防自衛軍』に改称、それに伴い防衛大学校のほかに国立防衛高等学校と呼ばれる準士官学校を設置。万年人手不足を補うために女性の前線勤務を解禁し帝海時代の艦艇を模した艦艇を建造し国防の要とした。 　中国と韓国、北朝鮮との政治摩擦と侵略行為に、国防自衛軍は国際法に則った形での武力的防衛行為に踏み切り、そして幾十年がたった。 　時は大昭25年、遠洋警邏任務に着任前の防衛高等学校に所属する第三十六女子前線艦艇科、およびそれに合流していた第二十三強襲制圧艦艇科がテロリストとして国際法に則る形での超法規的措置が取られることが決定した。 　けれどそれは仕組まれたものだった。全ては女性の自衛軍参画を嫌う一派『帝國軍』による工作であった。 　年若い少女たちは何を思い、そして何をなすのか。それは神のみぞ知る。 ■ 　異世界転移の物語とは別枠です。一応SFです。 　異世界転移/転生要素は皆無です。あくまでもこれはSFと空想科学と妄想でできたものですので、ご了承ください。 　なお、毎度のうざい忠告文は今回は無しです。その代わり読んで後悔された場合は自己責任でお願いいたします。当方は当作品をお読みになられたことで発生するあらゆる責任を負いません。折りたたむ>>続きをよむ