-芳香剤- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

芳香剤は買わなくてもいいらしい！

ーーー夜勤明けの朝六時。 約一日ぶりに帰った我が家には、芳香剤の匂いの中に、微かに私の知らない匂いが漂っていた。ーーー 家の帰った「俺」が見た妻の「秘密」とは...

　『金木犀』を、知っていますか？ 　とても小さくて、可愛らしい花を咲かせます。 　花弁の色は、オレンジのような黄色のような。 　その香りは甘いんです。 　むかし。 　トイレに、芳香剤が置いてありました。 　僕は、何を思ったのか。 　その商品名をひたすらに唱え、覚えました。 『ピコレットカプセル　金木犀』 　結構、芳香剤も良い香りをしているんですよね。 　実物の匂いを、よく再現しているなと思います。 　あれ。 　なんの話をしているのでしょう？ 　とにかくです。 　実家の片隅に咲いていた、金木犀を思い出しながら。 　ふたつの詩をお届けします。 　私、そして僕。 　一作品の予定でしたが、ふたつ綴れたので、シリーズとしてアップします。 　読んでいただけたらとても嬉しいです。 　読んだあとに、ちょっとでも共感など。 　感じてもらえるものがあれば幸いです。 　それでは、『金木犀』の世界へ……どうぞ。 折りたたむ>>続きをよむ

かつて俺の通っていた学校は、強いフローラルの香りを漂わせていた。 校舎のあちらこちらに、芳香剤の箱が置かれていたけれど、俺はあるとき、芳香剤の箱たちは空であることに気が付いたんだ。 芳香剤に自分の行いをなすりつけている、誰かがいる。 そう考えた俺は、香りのでどころを探った……。

小説ではありません。俺に道を示してください。

僕は文芸部に所属している。部長のムスビ先輩に、後輩の雛崎さん、そして僕を合わせた計三人の部活。学園の規則によって廃部の危機に直面していた文芸部に、奇妙な客──石橋ルリさんが訪れる。彼女は、〝プロバビリティーの犯罪〟を計画していた。プロバビリティーとは、起こりうる可能性の高いという意味。はたして、そのトリックとは？　恋と芳香剤で綴られる、青春（？）ラブコメディ。

――君のことが好きになった理由は、君のトイレの芳香剤の香りに惚れたからさ。 トイレに惚れた好青年と、素敵な芳香剤を持っているだけの彼女という恋人たちの語らい。

私がいつものようにピーナッツバター汁を作っていると、エイリアンが攻めてきた。

非常識が常識な世界の中で生きている常識人で非常識人な瑞希。二つの壁に苛まれ、瑞希はとある部活を作ろうとしている少年と出会う。その部活は正に異端で……。これは神楽坂瑞希の世界の危機も争いもない平和な物語である。

いい香りが、寝起きの頭を起こしてくれる。

必殺技：相手は死ぬ（笑）