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検索結果:16 件
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黒いダイヤとは硫酸ピッチのことである。硫酸ピッチは、税金の安いA重油と灯油を混合して、税金の高い軽油に似せた不正軽油を製造するときに発生する産業廃棄物である。不正軽油の製造と硫酸ピッチの不法投棄には石油業界につらなる闇がある。伊刈は硫酸ピッチ不法投棄事件を解決する。しかし、思わぬところから自らの足をすくわれ、刑事訴追されることになる。人生最大の危機を迎えた産廃Gメンに、思わぬ救世主が現れる。
本話にてシリーズ全15話完結。
最終更新:2018-07-01 09:24:39
78076文字
会話率:69%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:18pt
不法投棄されるのは産業廃棄物ばかりではない。一般廃棄物も不法投棄されるし、リサイクル法が適用される使用済容器包装や使用済家電も不法投棄される。伊刈はさまざまな不法投棄問題を独自の切り口で解決に導いていく。不法投棄問題はついに全面解決に近づく。
最終更新:2018-05-30 16:14:29
96757文字
会話率:73%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:20pt
シロアリ塚とは建設汚泥の山である。建設汚泥は、地下鉄やトンネルのシールド掘削工事、高層ビルの基礎工事などから出るセメントミルクが混ざった汚泥である。建設汚泥は法律上は産業廃棄物に区分され、処理するには許可が必要になる。ところが産廃に区分されないために法律の許可なく自由処分できる建設残土と紛らわしい。このため処理施設が限定され、処理料金が高い建設汚泥が、処理料金が安い建設残土に偽装されて不法投棄されるのである。建設汚泥の闇にはゼネコンを頂点酢とする建設業界の闇が連なっている。
最終更新:2018-05-21 21:32:21
88153文字
会話率:69%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:10pt
2016年1月、廃棄食品流出事件(廃棄冷凍かつ販売事件)が耳目を引き、世間を騒がせたが、産廃Gメンの伊刈も悪臭に鼻をつまむ食品残渣&下水道汚泥のコンポストリサイクル偽装現場に遭遇し、その深層に迫っていく。そこはリサイクル100%を標榜しながら、実質は不法投棄100%の偽装のデパートだった。
廃棄食品流出事件を受け、ファイル12を前倒しして上梓する。中抜きになるので、やや物語のつながりに難があるが、食品リサイクルの闇の一端を疑似体験していただけるものと思う。
最終更新:2018-05-09 16:39:14
39028文字
会話率:68%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt
産廃に群がるのは黒いカラスだけではない。環境団体や市民団体、環境ジャーナリスト、環境コンサルタント、左翼政党など、偽善者ぶった連中も集まってくる。不法投棄に関与する一発屋、まとめ屋、穴屋、地上屋(自社処分場ブローカー)、行政暴力で許可に介入する右翼や似非同和、斡旋仲介屋(処分場ブローカー)などを黒いカラスだとすれば、こうした連中は白いカラスである。だが白いカラスなど天然にはめったに存在しない。黒いカラスはもともと黒いのだが、白いカラスは天然で白いのではなく白く化粧しているので
ある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-05 09:10:51
72743文字
会話率:70%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
小磯工業団地裏の大規模不法投棄現場が再開の兆しを見せる。そこは硫黄臭が立ち込める異様な現場だった。伊刈のチームはタレコミによって再開寸前の現場をロックアウトし、徹底的な証拠調査を実施して不法投棄の全容を解明する。この現場が自然発火による火災を起こす。大炎上はしないものの地下に火種が広がり火災は長期化の様相を呈する。伊刈は不法投棄常習業者を撤去シンジケートに転じて、大規模な撤去と覆土によって火災を鎮圧する。この現場を最期に、犬咬市を舞台にした組織的不法投棄は完全休止する。
伊刈は不法投棄の構造を暴いた「不法投棄コネクション」の出版を決意する。
首都圏の不法投棄ルートの最大の拠点だったレーベルの包囲網が形成され、大蓮社長が夜逃げする。レーベルは破産し、伊刈のチームが始めた不法投棄軍団との戦いは完全勝利に終わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-26 20:03:48
63720文字
会話率:69%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
不法投棄シンジケートを殲滅した伊刈は新たなステージに進む。そこには様々な罠が待ち受けていた。不法投棄よりも数十倍儲かる最終処分場の利権を狙う乗っ取り王が姿を現わす。処分場はヤクザに二重譲渡され、乗っ取り王は訴訟に巻き込まれる。
不法投棄よりも最終処分場のほうが儲かる。ということは、不法投棄よりも最終処分場の闇のほうが深い。
不法投棄を解決した伊刈は、最終処分場の闇に迫る。
最終更新:2018-04-20 22:13:18
70195文字
会話率:72%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
犬咬市から組織的不法投棄が姿を消した。だが、その反動としてこれまで不法投棄がなかった市町村へと木くずのゲリラ不法投棄事件が拡散する事態となった。伊刈のチームは多発するゲリラ事件に対しても徹底した証拠調査で臨み、次々と現場を撤去させていく。
伊刈の名声が高まり、住宅団体を皮切りに講演会の依頼が殺到する。県庁の研修会講師、国立環境研究所の数理的不法投棄モデル研究への参加、そして環境省のヒヤリングにも呼ばれて不法投棄の構造図を描いて見せる。環境省の保身的な対応に業を煮やした伊刈
は「不法投棄コネクション」の出版を決意する。
ゲリラ不法投棄が沈静化ようやく沈静化したかと思いきや、銀杏建材興業、キング土木、フジシロ産業と、相次いで木くずチップ堆積現場が自然発火によって炎上る火災する。さらに木くずの野焼き、自家放火事件、無許可焼却場も起こり、伊刈のチームは対応に追われる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-16 06:00:07
87762文字
会話率:63%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt
不法投棄シンジケートの構造を解明した伊刈は、調査結果説明会を開催し、不法投棄の黒幕たちの実名を公表し、撤去工事もメディアに公開する情報戦を計画する。ところが説明会の当日、参加者を案内した現場で新たな不法投棄が起こってしまう。奮起した伊刈は再び徹底的な調査を実施し、説明会に呼び集めた黒幕たちの関与を再び明らかにする。レーベル、オブチ、エコユニバーサなど不法投棄の黒幕業者は次々と伊刈に撃破され、ついに不法投棄シンジケートが壊滅に追い込まれる。伊刈は第二回説明会を開催し、再び黒幕
たちの社名を公表する。もはや誰も伊刈に逆らわない。たった4人のチームを率いて不法投棄軍団との戦いに勝利した伊刈は、逮捕が迫った円の安座間彌香にお別れの挨拶に行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-08 08:36:18
45201文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt
伊刈のチームは独自の手法で反撃を開始する。不法投棄されたばかりでまだ生暖かいダンプカー3台のシュレッダーダストから千切れた証拠を収集し、神奈川の藍環業、通称アイカンの関与を突き止めた。ところが撤去を申し出たのは栃木の右翼の会長を名乗る高峰だった。高峰が撤去を終えた後、不気味な静寂が訪れた。一時的にせよ、犬咬み不法投棄が全面的に休止したのである。
不法投棄多発地帯、森井町の住民が立ち上がり、自警団を結成する。決起集会に出席した伊刈は、警察を差し置いて不法投棄ゼロを達成すると宣言
する。
伊刈のチームは証拠調査の威力を悟り、証拠調査、迅速撤去、撤去後の現場封鎖の方法で、反撃ののろしを上げ、次々と不法投棄軍団を撃破していく。
不法投棄に関与したことが次々と明るみに出る大物業者、不思議なことにどの業者も伊刈の指導に敬服してしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-02 20:39:17
63198文字
会話率:62%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
いよいよ不法投棄との主戦に突入、伊刈のチームは独自の手法で反撃を開始する。不法投棄されたばかりでまだ生暖かいダンプカー3台のシュレッダーダストから千切れた証拠を収集し、神奈川の藍環業、通称アイカンの関与を突き止めた。ところが撤去を申し出たのは栃木の右翼の会長を名乗る高峰だった。高峰が撤去を終えた後、不気味な静寂が訪れた。一時的にせよ、犬咬み不法投棄が全面的に休止したのである。
不法投棄多発地帯、森井町の住民が立ち上がり、自警団を結成する。決起集会に出席した伊刈は、警察を差し置
いて不法投棄ゼロを達成すると宣言する。
伊刈のチームは証拠調査の威力を悟り、証拠調査、迅速撤去、撤去後の現場封鎖の方法で、反撃ののろしを上げ、次々と不法投棄軍団を撃破していく。
不法投棄に関与したことが次々と明るみに出る大物業者、不思議なことにどの業者も伊刈の指導に敬服してしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-28 23:51:05
42485文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
廃棄物をガス化して熱源とし、食品廃棄物を炭化する東洋エナジアは、時代を先取りする理想のリサイクル施設としてスタートし、国の補助金15億円も得ていた。しかし、先代の社長は補助金を横領して姿をくらまし、会社を買収した新社長はヤクザだった。先代社長時代からの専務と新社長に会社は事実上二分され、二重帳簿となっていた。施設は故障続きで修繕もままならず、入荷した廃棄物はすべて不法投棄されていた。伊刈は連日の立入で不法投棄を止めようとし、ヘリコプターによる監視まで実施した。ついに東洋エナジ
アは倒産し、電気も電話も止まっていしまう。
国の補助金を受けながら倒産した食品リサイクル施設としては、セブン&アイホールディングスと提携して期限切れ弁当を肥・飼料化しようとしたアグリガイアシステムが有名だが、このファイルのモデルとなった事件はそれより10年前に起こっている。また2016年にはまだ記憶に新しいCoCo壱番屋廃棄冷凍カツ転売事件(拙著「食品廃棄の裏側」(日経BP社)に詳しく背景を論じた。)が起こった。問題は繰り返すようである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-26 22:07:32
56386文字
会話率:65%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt
不法投棄現場で医療系廃棄物が発見され、堕胎児を不法焼却していると報じられたシルバーコードの女社長、通称お千代さんが撤去を約束する。現場の報道をきっかけに、不法投棄問題を次作「マル廃の女」のテーマと定めていた社会派映画の勇美監督が取材に訪れ、独自の感覚で闇の組織の核心に迫っていく。序章で登場した謎の女、安座間が監督に前に現れ、そに直後に監督は謎の自殺を遂げる。
勇美監督は「マルサの女」の故伊丹十三監督がモデルで、実際、幻となった次作の取材のために県庁産業廃棄物課を訪れていた。
最終更新:2018-03-24 03:43:24
42232文字
会話率:72%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt
ファイル2のテーマは夜間パトロールである。初めて夜間パトロールを試行したときの状況を描いている。ロードスターに乗ってダンプを誘導する夜の女王が、伊刈の旧知の瑤子ではないかと疑惑が持ち上がる。
不法投棄現場は夜間に開かれるのに、昼間のパトロールではらちがあかない。伊刈らの進言が容れられて、警察と合同の夜間パトロールが試行されることになる。そこは猛獣が跋扈する夜のサファリだった。
主人公伊刈の二つの情話も含め、ほぼ実話をモチーフにしている。
最終更新:2018-03-20 01:54:12
54696文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt
主人公の伊刈が、県庁から犬咬市(いぬがみし)の東部環境事務所に産廃Gメンとして出向し、はじめて不法投棄現場を目の当たりにするエピソード。
不法投棄との緒戦は試行錯誤の連続だったが、結果は完敗で、伊刈は県警への不信感を深め、独断専行で独自の道を模索し始める。
最終更新:2018-03-16 19:44:36
71155文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:38pt 評価ポイント:10pt
産業廃棄物不法投棄問題と戦う産廃Gメンの奮闘を描いたハーフフィクション全15巻の序章。原稿用紙約3千枚(約120万字)の大著となる。
全国最悪の産業廃棄物不法投棄多発地帯に、4人の産廃Gメンが立ち向かい、完全勝利を収めた実体験に基づく、産廃コネクション(2002年WAVE出版)の実録編である。たった一手でオセロの盤面が逆転するように、この4人の活動はたちまち全国に波及していった。
時が経過し、大胆不敵な不法投棄にかかわった強者(つわもの)たちはことごとく退場した。時代の
変貌を見るにつけ、産廃コネクションでは書けなかった不法投棄との戦いの全貌を語る時が満ちたと感じ、封印を解く。一時代をなした不法投棄という環境犯罪あるいはアウトロービジネスの歴史的記録である。
ハーフフィクションである以上、登場する人物、団体等にはすべて実在のモデルがある。すべての事件がドラマチックに展開するわけではないのは、事実に忠実であろうとする故である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-13 02:26:29
3811文字
会話率:82%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:0pt
検索結果:16 件
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