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検索結果:93 件
「この『天下ご免』の向こう傷! プレヴァルゴ家の退屈令嬢とはわたくしのことですわ!!」
今日もまた、高笑いとともに王都に響く声。
巷で評判の、弱きを助け強きを挫く、「退屈ですわ」が口癖の伯爵令嬢、メルツェデス・フォン・プレヴァルゴ。
国内で法律にも不文律にも縛られない『天下ご免』を国王から許された彼女は、その振る舞いから王都の名物となり、庶民から愛されていた。
だが、その裏で一人誰にも言えず抱えている悩み。
彼女には、前世の記憶があった。
それによれば、この世
界は乙女ゲーム『エターナル・エレメンツ~光の聖女と精霊の騎士~』の世界。もしくは、それに類似した世界。
そこに出てくるメルツェデスは、『高笑いバーサーカー』とあだ名を付けられる程の武闘派悪役令嬢。
実際、記憶の戻った十歳の時点で既に、突出した剣の腕を身につけているほどだった。
このまま行けば、将来的には破滅フラグ一直線、血まみれになりながら追っ手をバッタバッタと斬り伏せ、最後は高笑いをしながら討ち取られるという壮絶な最期を遂げることになってしまう!
そんな危機感を覚えたメルツェデスは、何とか運命を回避しようと奔走する。
果たして彼女は、迫り来る運命から逃れることができるのか。
そしてその先に待つ未来はどんなものなのか。
少なくとも血塗れエンドだけは避けたい! と切に願いながら、彼女は今日も奮闘する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 05:00:00
1015912文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:112pt
総合ポイント:13566pt 評価ポイント:7166pt
作:hoshiiimo
異世界[恋愛]
短編
N4416IY
卒業パーティでの婚約破棄に至る前に、王子と悪役令嬢との婚約は最初からナシで、という身も蓋もない話。
相性が悪いなら、無理に婚約させないほうがいいよね。
最終更新:2024-04-28 18:00:00
8544文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:9960pt 評価ポイント:9232pt
作:一番星キラリ
ヒューマンドラマ
完結済
N7723IN
乙女ゲームとは何ですかね? 悪役令嬢とは何でしょうか?
よく分からない世界で目覚めた私は、ゲームからの指示を一切無視し、我が道を進んだ結果。
無自覚に婚約破棄と断罪回避に成功します。
なぜ彼女はそこまで我が道を進むことができたのか、それは――。
ハッピーエンドのその先に待つ、心温まる本当のラストとは!?
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆
(C)一番星キラリ All Rights Reserved.
最終更新:2024-04-16 23:11:55
83293文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:7622pt 評価ポイント:6546pt
断罪の最中に前世の記憶が蘇ったベルベット。
ここは乙女ゲームの世界で自分がまさに悪役令嬢の立場で、ヒロインは王子ルートを攻略し、無事に断罪まで来た所だと分かった。ベルベットは大人しく断罪を受け入れ国外追放に。
──……だが、追放先で攻略対象者である教皇のロジェを拾い、更にはもう一人の対象者である騎士団長のジェフリーまでがことある事にベルベットの元を訪れてくるようになる。
ゲームからは完全に外れたはずなのに、悪役令嬢と言うフラグが今だに存在している気がして仕方がないベルベット
は、平穏な第二の人生の為に何とかロジェとジェフリーと関わりを持たないように逃げまくるベルベット。
しかし、その行動が裏目に出てロジェとジェフリーの執着が増していく。
そんな折、何者かがヒロインである聖女を使いベルベットの命を狙っていることが分かる。そして、このゲームには隠された裏設定がある事も分かり……
独占欲の強い二人に振り回されるベルベットの結末はいかに?
※完全に作者の趣味です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 18:40:14
79154文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:482pt 評価ポイント:260pt
作:トキノスミカ
ローファンタジー
連載
N3183IR
マリーゼを出産した時に難産で母親のヴァネッサが亡くなった。
母親のいないマリーゼを父親のバランティノ男爵と兄のヨーク卿は、可愛がり甘やかして育てた。
しかし母親の実家から付いてきた侍女達は、マリーゼを生んだせいでヴァネッサが亡くなったと思っていた。
「奥様はマリーゼ様を生んだせいで亡くなった」
「ヴァネッサ様が亡くなって、旦那様と坊っちゃんがどれほど悲しまれたか」
侍女達は日々、マリーゼに辛くあたった。
マリーゼは自分に意地悪をする侍女や使用人を次から次にクビに
するが、それが男爵領に広まり我が儘令嬢と噂されるよになる。
少し屈折して育ったマリーゼは、令嬢とは思えない行動に出る。
日々、街中を歩きネタを探しては暴露記事を書きお金を稼ぎ捲っていたのだ。
そんなマリーゼを面白く思っていない謎の人物が現れる。
ライバル誌のホットラブ暴露記事の記者である。
マリーゼの記事の批判から始まり、誘拐事件にも関わっている疑いがあるが、証拠がつかめない。
しかしそんな悪役令嬢として嫌われるマリーゼにも、味方がいた。
学生の身でありながら、金髪碧眼、ハンサムな男爵領の実業家の顔を持つ兄のヨーク卿。
そして黒髪を1本でしばる美形なマーティン(マリーゼ曰く背が高くて細身だと思っていたが、ある事件で抱き締められた時に、肩幅が逞しかった)は、伯爵の身分でありながらヨーク卿とは名前で呼び合う親しい友人。
マリーゼは2人に助けられながらも、アイデアと暴露記事を武器に、自分の足でしっかりと前に進む素敵な女の子だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 07:00:00
56679文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
メアリは、ウェールズ辺境伯家の次期当主である。
メアリは、秘密結社の最高位の長である。
メアリは、その身に猛毒を秘めた怪物であり、美しくわがままな令嬢であった。
そんなメアリの十五歳の誕生日に、家の当主である父親が亡くなった。
それは、ウェールズ辺境伯家の権力が少女のモノになることを意味し、少女の中の怪物が解き放るれたことを意味する。
己の好み以外に制御がなくなったメアリの前に、立ちふさがる者達がいた。メアリの若さを理由に侮って、彼女が持つ辺境伯家の利権、秘密結
社の成果、メアリの猛毒を奪おうとする者達が、集まって来たのだ。
花の蜜に群がる害虫のようなそれらの蠢動を見て、メアリお嬢様は毒の滴るような笑みで決定する。
――叩き潰す。
「ええ、私らしく、私らしくやるわ! 合理的に敵を枯らし、贅沢に生を養い、美しく咲き誇るの!」
世界を己の庭として、美しく咲き誇るため、メアリ・ウェールズは自らの歩みを踏み出す。
間もなく、その名前は歴史に記される。
真っ赤な血文字で、大きく――ブラッディ・メアリと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 12:00:00
306393文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:6502pt 評価ポイント:3452pt
作:霧縛りの職工
ヒューマンドラマ
短編
N1935IR
領主は日々、夢を見る。自身が変じた蛇の夢だ。
屋敷の寝台の中から這い出て、窓をすり抜け、領地を離れた山へ向かう。辿り着くのは決まって一本の木に作られた鳥の巣で、蛇は中の卵を親鳥代わりに温めていた。
婚姻を前に令嬢が輿入れをする日の朝もその夢を見た。蛇が抜け出る窓の向こう、南の山嶺の彼方から従者たちを引き連れ訪れる。可憐な少女から美姫へと成長した令嬢を迎えて、ようやくその由来を知れた。幼かった令嬢とはじめてまみえた、南の国の庭園だった。
前祝いを兼ねた晩餐の後寝室を
訪れる。2人きりになった部屋で10年ぶりの対話を楽しむが、ふと令嬢の雰囲気が変わったことに気づいた。かつての幼さの片鱗を脱ぎ捨て寝台の上で待ちわびる姿はまさしく妻としてもので、その視線は夢に見ていた蛇が卵へ向けていた視線と同じであった。
領主は誘われるままに褥へ入り、一昼夜をかけて肢体を絡めあった。
婚礼後まもなく、領主夫妻は第一子を授かった。さらに5人、6人と子宝に恵まれると、成長した子どもたちの助力で執政を盤石のものとした。
領主の名はやがて巻き起こった戦乱を平定し一国を築いた初代国王として伝わっている。
晩年まで国へ献身を捧げた王妃の葬儀には数多くの領民が嘆き悲しみ、長子へ地位を譲った領主は妻君の眠る生家で余生を過ごしたという。
---
本作はGitHubで管理し、note及びカクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 18:00:00
2867文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
華妙院男爵家の苺子は、祝賀会の場で悪役令嬢と罵られ婚約破棄を告げられた。
というか、逃げられた。
その半分は『華妙院家のヒモ』こと、書生の生天目樟陽のせいだとしても、なんとも納得がいかない。
……そもそも悪役令嬢とはいったい何なのか?
自分にまつわる汚名を返上して、新たな婚約者を獲て華妙院家を盛り立てるために、苺子は樟陽とともに悪役令嬢の噂の出どころを探すのだが──。
ありとあらゆるところで悪役令嬢への逆アシストを決める樟陽に加え、可愛がっている妹の桃子の異能の力まで
が不安の種になっていく。
華妙院苺子お嬢様の目指す幸せは、遠い……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 21:00:00
32359文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:132pt 評価ポイント:28pt
作:加賀谷イコ
ハイファンタジー
完結済
N4755IK
前世で隠しルートをクリアするまでプレイし尽くしたサバイバルホラー乙女ゲーム「ラブサバイバル〜暁の乙女〜」の世界の悪役令嬢に転生したベアトリス。故郷の街タチアナはゾンビ化ウイルスに冒され、民は散り散りに避難している。ベアトリスは、前世で貯めたホラゲ知識をもとに、お付きのニーラントとともに街と民を救うと決意する。
ヒロイン・レイラと四人の攻略対象とともに、転生もののラノベの定番である「チートスキル」を活用しつつ、ベアトリスは立派な悪役令嬢を目指しながら戦う。悪役令嬢とは程遠い、と
はニーラント談である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 19:11:06
119125文字
会話率:62%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:76pt 評価ポイント:34pt
「アレクサンドラ・ベランジェ伯爵令嬢、ジュリー・ギュマン男爵令嬢を虐めているというのは本当なのか?」王立学園の卒業パーティーの最中にわたくしの婚約者であるサミュエル・ゴテルリエ伯爵令息が叫んでいます。わたくしはアレクサンドラ・ベランジェ。ベランジェ伯爵の娘です。サミュエル様の隣にいるのは、ジュリー・ギュマン男爵令嬢。彼らはいつの間にそんなに仲良くなったのでしょうか。ジュリーとはわたくし、お友達だと思っていたのに…。
ゆるゆる設定です。よろしくお願いします。
最終更新:2024-02-07 07:00:00
2667文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:6634pt 評価ポイント:6134pt
『悪役令嬢』という存在への考察というか雑記です。
かなり昭和臭が強めですのでご注意下さい。
最終更新:2024-01-03 08:45:48
1638文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:14pt
前世で、極道の娘だった私、九条紫月は抗争に巻き込まれ、幼馴染で護衛の桐夜をかばった末に死んでしまう。
けれど、目覚めると大好きだった乙女ゲームの世界に完璧モブなくせにチートな公爵令嬢として、転生していた。近くで推しが見れる!オタク心に身を任せ、喜びに絶叫したのも束の間。
まさかのヒロインと学年が違う・・・。悪役令嬢とは同じ学年なのに・・・
そして、桐夜が転生したかのような人物が現れ・・・。
最終更新:2023-12-29 18:27:36
23831文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
作:有栖賀馬頭 (TL名義は朱里雀)
コメディー
完結済
N8217IL
社長令嬢とはいえ愛人の娘である麗は、大好きな正妻の娘である姉のため、どんな男が相手でもいいと覚悟を決めて政略結婚をした。
しかし、結婚相手は姉の親友で、麗自身も妹分として可愛がってくれていた明彦だった。
誰もが認めるイケメンで、何をさせても優秀でスマート、家柄もいい明彦と、とてもではないが釣り合わない麗。
お飾りの妻だろうと高を括っていた麗に、明彦は好きだと言いだして?
エブリスタでも同時掲載中
最終更新:2023-12-07 07:06:26
197717文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:254pt 評価ポイント:142pt
卒業パーティーが開かれる王立セントワーズ学園の舞踏ホール。
卒業パーティーに限らず公式の社交の場では、婚約者がいる者は婚約者にエスコートをされて入場するのが通例なのにも関わらず、アスティナ・ダストンは今日、一人で入場した。
たった一人きりで立つアスティナとは対照的に、目線の先には複数の令息に囲まれ幸せそうに談笑する女性、ダリア・ラビットソンが立っている。
ダリアは元々は孤児院育ちで、16歳となり成人してからはリンカーン修道院で生活していたダリアは、ある日突然強い癒しの力に目覚
める。
それを知った王室が、ダリアの強い癒しの力を国で保護するためにラビットソン男爵家の養女として、この王立セントワーズ学園に転入させたのがちょうど一年前。
他の貴族令嬢とは違う、市井育ちの天真爛漫で心優しいダリアは瞬く間に学園の男子生徒を虜にした。
そう、今私の目線の先のダリアの隣で穏やかな表情を彼女に向けている───アスティナの婚約者、ラルフォンス・エーベルハイトもその一人だ。
卒業パーティーが進むうち、ダリアを取り囲む令息のうちの一人である第二王子ロベルトが、皆の前でアスティナと自身の婚約者であるジャクリン・タウンゼンを呼びつける。
ロベルトの隣には、腕をべったりと組んで立っているダリア、その隣にはラルフォンスと、宰相の子息、騎士団長の子息、魔法師団長の子息が並ぶ。
そしてロベルトとラルフォンスは、アスティナとジャクリンに向かって、こう宣言する。
「私、ロベルト・ジョースターはジャクリン・タウンゼンと───」
「私、ラルフォンス・エーベルハイトはアスティナ・ダストンと───」
「「婚約を破棄する!!」」
*********
※一話が短編並みに長いですが、続編があるので連載形式にしています。
※一話が長いため不定期連載。恐らく3〜4話で完結予定。
※貴族制度などはオリジナル設定でふんわりしています。細かい部分はお目溢しください。
※一応魔法がある世界線ですが、ファンタジー要素は薄め。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 07:00:00
46737文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:12516pt 評価ポイント:7416pt
ある日、ぶっ倒れた衝撃で前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢に転生していることに気付いたフィオナ。
「やったー!」
悪役令嬢とはいえ、家は侯爵家でお金持ち、両親は自分を溺愛しているし、まだヒロインはいじめていないから断罪回避もできるかもしれない。
前世社畜だった彼女は前世と違ってゆっくりできそうな予感に、これはラッキーなのでは!?とルンルンだったがすぐに考えを改めた。
この体、病弱すぎる!
強い日差しにめまいを起こし倒れ、走れば動悸息切れで倒れ、しまいには何もしなくて
も倒れる。
こんなこと公式設定になかったけど!?
今ならわかる。なぜゲームのフィオナが悪役令嬢だったのか。
体調が悪くて当たり散らすしかなかったのだ。
しかし、このままでは悠々自適なスローライフが送れない!
というか体調の悪さに我慢できない!
フィオナは自身の体調をよくするため、努力しようとするも……そもそもこの世界、病人に対する認識が甘い。
なぜ体調が悪いと言っているのにステーキが出るの!?体力をつけるため?そもそも食べられるはずがない!
もういい自分でなんとかする!
フィオナは快適ライフのために、現世の知識で健康になることを決意する。
すると、ゲームの攻略キャラクターであり、フィオナとは険悪な仲だった婚約者、公爵家嫡男であるルイスに変化が……?
「逃がさないから」
「これからはなんでも言っていいよ。なんでも叶えてあげる」
お、おかしい! 原作と違って甘すぎる……!
自分の健康のための行いが起こすこれからを知らずに、フィオナは今日もぶっ倒れていた。
病弱なので健康になろうと奮闘したら思いの外周りに影響を与えちゃった悪役令嬢×そんな彼女に執着して溺愛過保護になっちゃった婚約者のラブコメディ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 12:11:46
81733文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:59602pt 評価ポイント:24448pt
最強令嬢決定戦とは!
優雅さを争う歴史ある大会である。
王家が主体となって大会運営を行い、
厳正かつ公平な審判をしているともっぱらの噂だ!
魔術、謀略、毒殺、暴力、洗脳、破壊など、あらゆる妨害と攻撃が認められているが優雅で無いとポイントは大幅にマイナスされる。
優勝者には様々な特典がつくが、同時に厳しい修行も課されるらしい!
最終更新:2023-10-23 19:09:36
11395文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:32pt
作:りんご飴ツイン
異世界[恋愛]
完結済
N1831IH
王立魔法学園。
貴族の令息令嬢が多く通う社交界の縮図においてシャルリアという一般的な平民の少女というのは異物以外の何者でもなかった。
大多数の生徒は会話する価値もないと捨て置いているのだが、アンジェリカ=ヴァーミリオン公爵令嬢だけは違った。
「あら。あらあらっ! 相変わらずひとりぼっちですのね、シャルリアさんっ」
毎日のように嫌味たっぷりに絡んでくるほどには嫌われているのだろう、とシャルリアはそう思っていた。
平民だからとこうも嫌われることにも、毎日嫌味を言われること
も、鬱陶しいとは思っていたが、平民が公爵令嬢相手に下手なことを言えばそれだけで『不慮の事故』で死にかねない
卒業まで耐え凌げばいい。
アンジェリカ=ヴァーミリオン公爵令嬢とは住む世界が違うのだから、卒業さえしてしまえば絡まれることもなくなるのだから。
だから、想像もしていなかった。
「本当はあっ、もっとあの子とぉっ、シャルリアちゃんと仲良くなりたいだけなのにいぃっ。どうしてうまくいかないんですかぁああっ!!」
父親が経営する小さな飲み屋にやってきたアンジェリカが酔いに酔っ払ってそんな本音を漏らすようになるとは。
──ちょっと服装や髪を変えただけで目の前の『店員さん』がシャルリアだと気づくことなく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 16:01:10
348112文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:1864pt 評価ポイント:968pt
完璧令嬢の呼び声高いエルザベラ・フォルクハイルが思い出した前世の記憶。それは日本という場所で女子高生とやらをやっていて、そしてそんな自分がとある乙女ゲームに入れ込んでいたこと。
そして気づく。前世で事故死した自分が、入れ込んでいた乙女ゲームの世界に悪役令嬢として転生していたことを。ただし悪役令嬢とはいってもエルザベラは正統派ライバル令嬢であり、仮にルートに入っても破滅没落とは無縁の将来安泰。
だからヒロインなんぞよりよほど問題なのは、このエルザベラという令嬢が、前世で入れ込ん
でいたもう一人の悪役令嬢、クレアラート・エルトファンベリアとすこぶる仲が悪いということだった。しかもゲームのヒロインはどうやら王道ルートを行くようで、それはつまり愛しのクレアラート嬢が破滅することを意味している。
彼女を救えるのは私だけ! ……私はライバル令嬢だけど、悪役令嬢を救ったっていいわよね?
大好きな悪役令嬢を破滅から救うため、完璧“ライバル”令嬢が奮闘するガールズ・ラブ・ストーリー……的な何か。多分、だいたいそんな感じ。
番外編表記について
幕間、番外:本編と同一世界線ですが、本編のお話に直接関係のない部分。読み飛ばしても本編に影響ありません。
if:本編とは異なる世界線のお話。基本的には本編と繋がりはありません。
EX:本編完結後の後日談。本編エピローグ以降のお話になります。本編読了後にどうぞ。
※カクヨム・ノベプラでも公開中です。
※2019/9/14 完結しました。以降は時々番外編などを追加する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 17:41:58
581350文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:6365pt 評価ポイント:2623pt
作:三角 あきせ
異世界[恋愛]
完結済
N0410IK
隣国で婚約破棄され、わが国に身を寄せている従妹がどうやら奇病である『悪役令嬢症候群』に罹ったらしい。側近からそんな言葉を聞かされて会った彼女は確かにちょっと普通の令嬢とは違うようで……?
一部は王太子の視点、二部は婚約破棄された公爵令嬢の視点……と視点が変わります。
最終更新:2023-09-03 10:56:14
60243文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:1790pt 評価ポイント:1408pt
コーネリアは義姉が大好き。義姉の幸せをそばで見守りたいがゆえに、義姉の夫である将軍クレメントの弟と結婚することを思いつく。
「将軍さまの弟と結婚するにはどうしたらいいの?」というなんとも直接的なコーネリアの質問にクレメントは、「庭に行ってみなさい」と言うばかり。
「馬鹿なことを言っていないで働け」と言われたのだと判断したコーネリアは、将軍の言葉通り庭師として働くことにし、令嬢とは思えない慣れた手つきで庭仕事をこなしていく。
やがてコーネリアは、庭師のモリスと仲良くなり…
…。
義姉が大好きなヒロインと、そんなヒロインに共感と信頼を持ったヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 20:10:05
7977文字
会話率:68%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:5536pt 評価ポイント:4834pt
公爵令嬢イヴ・バレンシュタインは公爵令嬢とは思えぬ悲観的な人生を送ってきた。
幼い頃に母を無くし、家族には疎まれ、唯一心を許した男に婚約を破棄され、その後すぐに宰相・国王に裏切られた。彼女は国が抱える罪を全て背負って明日、処刑されることが決まっていた。
***
…ああ、お母さま。
あなたの嘘は優しすぎました。
やはり、私は生まれてきてはいけなかったのですね。
私はただ、ずっと…
「…生きる理由が、欲しかった」
「_________それが、お前の望みなら」
小指に強い熱を感じ、シルクの手袋が焼け落ちた。
私を拘束していた衛兵は地面に倒れ、口から泡を吹いている。天井が割れ、周囲には瓦礫が転がっている。
周囲にいた人々はいつの間にか消え、血と硝煙の匂いだけがその場に渦巻いていた。
「___イヴ・バレンシュタイン」
どこか懐かしい声が、私の名を呼んだ。
「血の盟約のもとに、お前の望みを叶えよう。願いはひとつ。対価はその魂だ。……さあ、お前は、何を望む」
壊れた天井から降り注ぐ月の光を浴びながら、その男は私の前に舞い降りた。
あまりに美しく、あまりに異様な光景だった。
少女は、悪魔の手を取った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 12:27:04
8445文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
※この作品は、別サイトにも投稿している重複投稿作品です。
私は、どうやら転生したようだ。
前世の名前は、憶えていない。
なんだろう、このくだりに覚えが?猫?夏?枕?まあ、そんな事はどうでもいい。
私の今の名前は、アウエリア・レン・フォールド、8歳。フォールド家の一人娘であり、伯爵令嬢だ。
前世では、多分、バンビーだったと思う。
よく思い出せぬ。
しかし、アウエリア・レン・フォールドの名前は憶えている。
乙女ゲーム「黄昏のソネア」の登場人物だ。
まさか、乙女ゲームの世界に転生
するなんて・・・、いや某駄目ろうでは、ありきたりだけど。
駄目ろうとは、小説家になろうというサイトで、通称が駄目ろう。駄目人間になろうっていう揶揄らしいのだが。
有名な面接系の本には、趣味に読書はいいけど、決して小説家になろうの名前は出さない事と書かれている。
まあ、仕事中に読んだり、家で読み過ぎて寝不足になったりと社会的には、害のあるサイトとして認定されつつあるからね。
それは、どうでもいいんだけど。
アウエリア・レン・フォールドは、悪役令嬢である。
それも殆どのルートで処刑されるという製作スタッフに恨まれているとしか思えないような設定だ。
でもね、悪役令嬢とはいえ、伯爵令嬢だよ?普通は処刑なんてされないよね?
アウエリア・レン・フォールドさん、つまり私だけど、私が処刑されるのは、貴族学院卒業前に家が取り潰しになったからだ。何の後ろ盾もない悪役令嬢なら、処刑されても仕方がない。
という事で、私は、ゲームが始まる前、つまり貴族学院に入学する前に、実家を潰す事にした。
よく言うでしょ?
ゲームはスタートする前から始まってるってね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 06:00:00
180966文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:122pt 評価ポイント:68pt
ある日突然起きた、ロマンサー侯爵令息とオーランド公爵令嬢の婚約破棄騒動。
どうやら令息の方が「悪役令嬢とは結婚したくねえ!」と騒いだとか。
怒りの令嬢、口伝で伝わる恐ろしい呪いを元婚約者に向けて解き放った。
果たしてその呪いの効果とは…?!
短編読切です。
お若い方には通じづらいネタがあることを先にお詫びします…!
最終更新:2023-07-28 23:00:00
4468文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:244pt 評価ポイント:238pt
冒険者ギルドの受付で働くミーアは、寿退社の前日に婚約者の浮気現場に遭遇してしまう。
その自分勝手な態度に呆れて婚約破棄を決意するが、逆上した婚約者が報復してくるのは目に見えていた。
もし悪い噂が流されれば、悪役に仕立てられるかもしれない。
そんな暗い未来を思い描くミーアの前に、宮廷錬金術師クレインが現れ、運命は大きく変わり始める。
「俺の工房で働いてくれ。宮廷錬金術師の助手になれば、変な噂なんて吹き飛ぶぞ」
突然の誘いに戸惑いつつも、憧れていた錬金術に心を踊らせたミ
ーアは、新たな道を歩んでいく。
「……うぉぉぉ………おお………おおおおおお!」
貴族令嬢とは思えない魂の叫びをこだまさせながら。
「で、できた――――――――!!」
婚約なんてもうコリゴリ。 絶対に手放したくない幸せなものづくり生活を楽しむのだった。
一方、報復しようと必死だった元婚約者に、思いも寄らない悲劇が起こり始め……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 21:03:50
219305文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:46832pt 評価ポイント:26314pt
田舎の村娘であるリグは、幼い頃から幼馴染のクレイのことが好きだったが、彼から幼き日に指輪を貰ったことで有頂天になってしまい、関係を自分から進展させることはなかった。
このまま自然と自分は彼と結ばれると確信していたリグだったが、彼は突然村を訪れた中央部の令嬢と婚約してしまい村を出てしまう。
それからリグは、もしいつか彼が帰って来ることがあったならば、絶対に自分の気持ちを伝えようと心に決めていた。
するとある日、願いが叶ったのかクレイが一人で村に帰って来た。
だが、彼の右腕は変
異していて、人外のものと化していた。瀕死で運ばれてきた彼に診療所を営む夫婦は応急処置を施していく。
まるでバケモノのような見た目でも、リグは彼が生きて帰って来てくれただけで嬉しかった。
彼は翌日目を覚ました。
目を覚ますなり彼の方からリグは結婚を申し込まれる。
訳が分からず令嬢とはどうなったのかと問うリグに、彼は腕の変異が原因で婚約破棄されたと事もなげに答えた。
リグはそのプロポーズを受け入れる。
そしてその右腕を隠すために趣味にしている編み物でセーターを編む約束をした。
リグがセーターを編む間、クレイは治療に専念するが……
中編程度のダークファンタジーです。
『呪われ』『興奮』『執着』の要素で彩った異世界恋愛ものになります。
恋愛要素強め・ずっと一途にラブラブしている・サクサク展開です。
年齢制限が掛かるような性的シーンはカットしてあります。
ヒロイン視点はややシリアスなダークファンタジーな世界観を中心にしていますが、その反面ヒーロー視点はふざけたギャグ要素と化しています。
この作品はカクヨム、魔法のiらんど、pixiv、個人サイトにも掲載中の作品になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 20:25:40
36818文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:72pt 評価ポイント:40pt
小悪魔な年下の許婚とちょろインお嬢様のもぎもぎしたラブコメです。
カクヨムにも投稿しています。
最終更新:2023-07-08 08:10:38
15149文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:204pt 評価ポイント:180pt
守護女神が国を守るこの世界に現れた、異世界からの聖女。彼女はわたしにいいました。「悪役令嬢のくせに!」…悪役令嬢とはなんですか?
前作と同じ世界・時間軸で悪役令嬢側から語られるお話です。
最終更新:2023-06-21 08:20:15
13240文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:402pt 評価ポイント:370pt
超有能だが超どSの執事と、それに負けないぐらいとっても個性的な公爵家令嬢がくり広げるドタバタ日常劇。作者が何かに病んだときに不定期連載の予定です。
執事のセドリックはとっても有能な男ではあるが、有能すぎる故に有力者の家から恐れられ、罷免(?)され続ける男だった。だがとある公爵家令嬢の専属執事に採用される事になる。彼が仕える令嬢はとてもご令嬢とは呼べない人物で…
最終更新:2023-06-04 21:14:36
46269文字
会話率:64%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:488pt 評価ポイント:354pt
執事のセドリックはとっても有能な男ではあるが、有能すぎる故に有力者の家から恐れられ、罷免(?)され続ける男だった。だがとある公爵家令嬢の専属執事に採用される事になる。彼が仕える令嬢はとてもご令嬢とは呼べない人物で……。
超有能だが超どSの執事と、それに負けないぐらいとっても個性的な公爵家令嬢がくり広げるドタバタ日常劇。こちらは、当初公開時の構成による短縮版でお送りさせて頂きます。三話完結でサクっと読めるお話ですので、とうかご一読の程をよろしくお願いいたします。m(__)
m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 23:19:06
12769文字
会話率:70%
IN:0pt OUT:43pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:32pt
辺境伯令嬢ウェスパルは王家主催のお茶会で見知らぬ令嬢達に嫌味を言われ、すっかり王都への苦手意識が出来上がってしまった。母に泣きついて予定よりも早く領地に帰ることになったが、五年後、学園入学のために再び王都を訪れなければならないと思うと憂鬱でたまらない。泣き叫ぶ兄を横目に地元へと戻ったウェスパルは新鮮な空気を吸い込むと同時に、自らの中に眠っていた前世の記憶を思い出した。
「やっば、私、悪役令嬢じゃん。しかもブラックサイドの方」
ウェスパル=シルヴェスターは三部作で構成される乙女
ゲームの第二部 ブラックsideに登場する悪役令嬢だったのだ。第一部の悪役令嬢とは違い、ウェスパルのラストは断罪ではなく闇落ちである。彼女は辺境伯領に封印された邪神を復活させ、国を滅ぼそうとするのだ。
ヒロインが第一部の攻略者とくっついてくれればウェスパルは確実に闇落ちを免れる。だがプレイヤーの推しに左右されることのないヒロインが六人中誰を選ぶかはその時になってみないと分からない。もしかしたら誰も選ばないかもしれないが、そこまで待っていられるほど気が長くない。
ヒロインの行動に関わらず、絶対に闇落ちを回避する方法はないかと考え、一つの名案? が頭に浮かんだ。
「そうだ、邪神を仲間に引き入れよう」
闇落ちしたくない悪役令嬢が未来の邪神を仲間にしたら、学園入学前からいろいろ変わってしまった話。
※アルファポリス様にて先行投稿中(2月中には追いつきます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 18:00:00
364519文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:16764pt 評価ポイント:10042pt
作:紀伊章(kii) 名前変更しました
異世界[恋愛]
短編
N0039IC
僕は、マキシム・オフトロスキー。侯爵家の五男だ。黒目黒髪が、平民にはあるが貴族には珍しい色、ということで、両親からは離されて、領地で育つことになった。十歳目前、髪と目が青みがかってきた。教会から迫害対象にされている、闇属性の者の色だ。出入りの平民から投石されたことから、王都に戻された。両親と四人の兄からは腫れ物扱いだ。しかし、ロフスカヤ公爵家の人達と出会えたことが転機になる。ナターシャ・ロフスカヤ公爵令嬢とは恋人、内々の婚約者となった。僕達の間に、強引に割り込んできたくせに、
ナターシャを利用するだけの元第一王子は許さないよ。
公爵令嬢ナターシャは自分のことをちょっと間が悪いと思っている~庶民派を騙る第一王子は、婚約者が平民から「昼飯の女神」と呼ばれて慕われてることを知らない~https://ncode.syosetu.com/n4236ib/ の完結、ざまぁ充実回になっています。
友人の公爵令嬢ナターシャはいい子だけどちょっと変~平民富豪の娘は身分違いの友人の勘違いの理由を知っている~ https://ncode.syosetu.com/n7415ib/ も合わせてお読みいただくと分かりやすいです。
この作品単独でも読めます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 15:00:00
12819文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:8742pt 評価ポイント:7746pt
母が亡くなり、父である男爵に引き取られた平民育ちのケリー。
彼女は父の命令により、貴族の子女が通う学園に放り込まれてしまう。結婚相手を見つけられなければ、卒業後すぐに好色な金持ち老人に後妻として売り飛ばすと脅された上で。
そんな彼女が目をつけたのは、婚約者の公爵令嬢とは不仲という噂の第二王子。正妃である必要はない。殿下の妾になればきっと今より幸せになれるはず。
必死にアプローチする彼女だったが、ある日公爵令嬢と第二王子、それぞれの本音を知ってしまう。
バカらしくなった
彼女は慎ましやかな幸せを手に入れるため心を入れ換えるのだが……。
悪人になれないお人好しヒロインと、一目惚れしたヒロインを一途に追いかけた策士なヒーローのお話。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 20:01:06
8027文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:11968pt 評価ポイント:10418pt
作:綾雅(りょうが)
異世界[恋愛]
完結済
N1633HY
裏路地で破落戸に囲まれ、特にピンチでもない状況で前世の記憶が戻った私。恋愛小説『黒薔薇をあなたに捧ぐ』の悪役令嬢レオンティーヌだった。ヒロインを襲わせるはずの悪漢に絡まれた私は、自力で解決を試みた。だって、悪役令嬢を助けてくれるヒーローは登場しないもの。シモン侯爵家の一風変わった育られ方をした私は、貴族令嬢とは思えない戦いを繰り広げる。
物語の展開を回避すべく、攻略対象との婚約を解消しようとしたけれど……彼は私にご執心。美しい顔と甘い囁きで私を口説いて来る。
待って! この小
説って、ヤンデレ攻略対象ばかりが出てくるお話じゃない?! 逃げられずに結婚まで押し切られたレオンティーヌは、溶けるほど溺愛される。物語はどうなっちゃうの? シナリオと強制力、仕事しなさいよ!!
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/11/19……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 18:34:48
75166文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:5632pt 評価ポイント:3428pt
作:マシュマロ羊
異世界[恋愛]
完結済
N2495IA
気がつけば異世界転生をしていた、ギライヤ・リックディアス。
前世すこぶる付きの生物ヲタクであった。
休みの日は、動物や水族館、恐竜博物館などへ行く。
隙間時間には、ドラえ○んの生物百科事典。
もちろん仕事もそれ関係。
そんな人物が、異世界へ転生を果たす。
その世界は魔法に溢れ、ありとあらゆる生物達がいた。
まさに垂涎モノの世界である。
ギライヤは思った。自分がこの世界に転生した意味を!!
自分勝手な口悪令嬢、そんな彼女に何が待ち受けているのか。
なんでも強気な小賢しい彼女、
だけど苦手とする分野が存在して……
全7話、完結済み。2日に渡り投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 13:00:00
32242文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:6972pt 評価ポイント:5420pt
「エリス嬢! きみとの婚約は破棄させてもらう」。
王家から望んだ婚約にもかかわらず、広間に王太子の声が響く。
王太子が望んだ公爵家の令嬢とは、エリスのことではなかったらしい。
双子であるはずの公爵家の子ども。しかし、社交界に来るのはいつもエリスだけ。
ではもう一人は? まさか屋敷で不当な扱いを受け、虐げられているのでは?!
不遇な双子の片割れを救うべく、王太子は今日、その秘密を暴く!!
※なろうラジオ大賞4にキーワード「ポーカーフェイス」で参加しています。
最終更新:2022-12-22 11:11:42
1000文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:4992pt 評価ポイント:4608pt
ここは乙女ゲームと呼ばれる世界。その中のモブキャラであるユーフィアは前世の記憶を持つ転生者。そして今、パーティ会場で王子ルート攻略のために悪役令嬢断罪シーンが始まろうとしていた。その悪役令嬢とは、なんとユーフィアの姉のソフィア。ソフィアが悪役令嬢のはずはない、と思っているユーフィアはヒロインの自作自演を疑う。そこで登場、チートアイテムの「真の姿をさらけ出す薬」。これをマーガレットに使って自白させようと思ったのだが、間違えて恋人のナンドレに使ってしまった――。
※この作品は『
すなもり共通プロット企画』参加作品であり、提供されたプロットで創作した作品です※の4作目を改稿しました。
※他サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 19:55:03
11312文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:4936pt 評価ポイント:4502pt
アンデヴァイセン伯爵家の長女であるイルシスは、『魔眼』といわれる赤い瞳を持って生まれた。
魔眼は、眼を見た者に呪いをかけると言い伝えられ…昔から忌み嫌われる存在。
邸で、伯爵令嬢とは思えない処遇を受けるイルシス。でも…彼女は簡単にはへこたれない。
そんなイルシスを救おうと手を差し伸べたのは…?…
前向きで逞しい精神を持つ彼女は、新しい家族に出会い…愛されていく。
異能の能力を開花させ、魔術だって使いこなす最強の令嬢。
愛する人を守ってみせます!
※この作品は
、アルファポリス様にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 19:00:00
153789文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:3212pt 評価ポイント:2078pt
作:お姉さんと翔太くん
異世界[恋愛]
短編
N8166HX
先代当主が戦死し、成人してまもなく辺境伯家を継ぐことになったヒースクリフ。
彼の元には辺境伯の地位を利用しようとする貴族から数々の縁談が持ち込まれる。
しかしヒースクリフの容姿は厳しく、さながら岩の如しだった。
令嬢たちは彼を恐れ、まるで野獣だと陰口を叩く。
そのような日々が続き、ヒースクリフは傷ついていた。
しかしある日転機が訪れた。
その日、縁談のために連れてこられた伯爵令嬢オリビアは他の貴族令嬢とは様子が違っていた。
なんとオリビアは盲目の娘だったのだ。
キーワード:
最終更新:2022-11-10 18:54:10
5174文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:642pt 評価ポイント:562pt
カレスンは分家の男爵家次男に生まれた。幼き日、本家の伯爵令嬢に一目惚れした。
伯爵令嬢の母は王弟殿下の姫君、高貴な血を引く令嬢とは身分がちがう。とうてい叶わぬ恋と諦めていたのだが。
政略結婚で伯爵家に婿入りしたカレスン、妻の異母妹の登場に隠し子騒動、一難去ってまた一難、いつになったら妻と相思相愛になれるのか。初恋の成就はまだまだ遠い。
この話は自作の『彼は男爵家の後継者に成りたいだけだった 伯爵? 公爵? 無理無理無理!』のスピンオフです。
あまりにぎゅうぎゅう
に詰め込んだエピソードだったので、きちんと形にしたくなりました。
カレスン・バルトコル伯爵、果たして彼は不幸だったのでしょうか。まあ、貧乏くじを引きまくった生涯でしたが。
本編は遠い未来の話ということで、ジャンルをヒューマンドラマにしています。
この話は恋愛要素メインですし、恒星間宇宙船や元日本人の転生者を出す予定は無いので、異世界恋愛にしてみました。ジャンルのお引越しが必要になるかどうか、お冨にも分かりません。御了承下さいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 16:44:17
4614文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:434pt 評価ポイント:278pt
40代で病気で人生を終えたら別の世界の伯爵令嬢に転生したリリアンヌ。
前世の記憶を待つも知識チートとか出来ないし、異世界の令嬢生活を普通に満喫。前世の感覚のせいで少し普通のご令嬢とは違うけれど、急にチートなスキルに気づいても平穏な生活の方が大事!
恋愛偏差値マイナスで今世も生まれてきたけれど、有能なお婿さんを捕まえられるように新しい人生も頑張ります!
*お話の進み具合は亀の歩みです*
*説明文が多いです。読み飛ばして頂いても、あまりストーリーには影響が無いと思います*
*この作品はアルファポリスさんにも掲載しています*
*人生で初めて小説を書きました*誤字脱字は確認していますが、読みにくい言い回し等ありましたら申し訳ありません*作者独自の世界観・設定です。頑張って考えましたが矛盾などは見逃してください*作風や文章が合わないと思われたら、そっと閉じて下さい*メンタルは絹ごし豆腐より弱いです*お手柔らかにお願いします*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 18:00:00
230496文字
会話率:61%
IN:0pt OUT:75pt
総合ポイント:688pt 評価ポイント:428pt
乙女として最底辺。
ナルティア・レーグラント公爵令嬢。
国内で最高位貴族の公爵位。その一人娘であるのが、彼女、ナル。
またの名を『ドブ令嬢』。
レーグラント公爵は、とある役目を与えられている。それが『下水道の管理』だ。
ディーネ王国、王都は最新、都市建設計画に「下水道」を組み込んだ。
その管理をするのが、レーグラント公爵家。
一人娘であるナルも、下水道の管理業務を意欲的に務めている。
直接、汚く臭い下水道に入り、汚物まみれの廃棄物を拾い、忌み嫌われる汚血や貧民の職員たち
とも、積極的に関わる。
とても、貴族の令嬢とは、思えない行い。
そんな彼女の、貴族としての評判が、下がるのは当然のことだった。
ナルは、ある日、ハーレム精霊も出会う。
ハーレム精霊は助けてもらった、お礼を願い出る。
「貴方にハーレムをお届けしよう!」
しかしナルは、それを断るのだった。
投稿予定日は毎週、月、水、金曜日です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-05 19:00:00
54932文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:68pt 評価ポイント:40pt
遣っちまった……。
私はお城の一室で頭を抱えたい心境に陥っていた。
転生者である自覚はあったが、庶民であったので油断しまくっていた私。けれども私はチート持ち。チートは内緒にしていたのだけれど、ある日の学校帰りに凡ミスでチートを遺憾無く発揮してしまった!
お城に連行され、チートがバレて、学園入学が強制的に決定。
あれ? これって異世界転生物ですか?
私は悪役令嬢とは無縁だと思って生きて来たのに、もしかして悪役ポジ·ヒロインですか?!
そんなもん知るか!
こうなったら特待生とし
て図太く学園生活満喫してやらぁ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 18:00:00
58484文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:112pt 評価ポイント:52pt
ベッドから降りて鏡を見る。そこに映るのは、絶世の美女。
レティシオン・ベルモンド公爵令嬢。十八歳。王立学園の三年生。
婚約者であるはずの第一王子殿下から蔑ろにされ続けた私は、ある日、目覚めたら自分が何者か分からなくなっていた。
差出人不明の手紙には、人の恋路を邪魔する悪役令嬢はすぐに身を引きなさい、とのことが書かれてある。誰と誰の恋路なのかは書かれていないが、悪役令嬢とは私のことなのだろう。
どうやら私は絶世の美女にして悪役令嬢のようなので、願い事を叶えることに
した。
自分を見失ったレティシオンが、もう一度自分を取り戻し、幸せになるための二ヶ月間と、その後のお話。
※全10話
※毎日1話更新予定
※勢い作品のため、途中修正が入るかもしれません。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 12:27:19
25753文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:70pt
総合ポイント:25000pt 評価ポイント:19440pt
作:夢咲 かかお。
異世界[恋愛]
完結済
N8594GZ
侯爵家に生まれたのに使用人以下の扱いを受けるエレナは、国王陛下であるリヒトと婚約することになった。
しかし、いきなり処刑されることに!?
エレナは嫌われないように必死に頑張るもののそれが裏目に出て嫌われてしまう。
「俺は媚びを売ってくるやつが大っ嫌いだ」
しかし、リヒトは普通の令嬢とは違うエレナのことが気になり始める。
愛を知らない2人がお互い意識し始めたときに邪魔が入り!?
冷酷非道のリヒトと誰からも愛されたことのないエレナが愛し合う物語。
最終更新:2022-06-17 18:16:08
85158文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:97pt
総合ポイント:344pt 評価ポイント:164pt
強く!清く!男も女も魅力をする美貌と才知!己の正義に基づき世の間違いを正しく指導!ピンクブロンド、クルクル巻毛の狸頭の男爵令嬢『役』ごときに、つけ入るスキを見せぬ、女狐のように狡猾は必須要素。
わたくしが理想とする、悪役令嬢とはこういうもの。わたくしは物語の世界という舞台にて、悪役令嬢専門の女優業を生業としておりますの。でも最近、少しばかりお肌がカサカサに。
リフレッシュ休暇を取りましてよ
最終更新:2022-05-14 20:29:30
3542文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:334pt 評価ポイント:288pt
シャルド殿下は婚約者である公爵令嬢のルシアナに全く興味がなかった。どうせ愛のない政略結婚だと割り切り、初めて彼女に会うことになったのだが、どうも普通の貴族令嬢とは様子が違う。
なんで、茂みの中に隠れているのだろうか?
最終更新:2022-03-16 15:01:28
7422文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:5360pt 評価ポイント:4720pt
高慢、我がまま、身勝手、高圧的、権力を笠に着た傍若無人なふるまいは口にすることもおぞましい最低な令嬢とはこの私、メアリー・イザベル・キャサリン・ド・アブスィルート=ロリーヌ・スティルアートのことだ。
お気づきの通り私には前世の記憶がある。そして定番ながらこの世界は前世いた世界で大流行した異世界風学園ゲーム『ラブ・ファンタジーマジカル』を元にした世界のようで、私はそのラスボスの悪役令嬢なのだ。
どうせ幼少期からの婚約者であるオーギュストから婚約破棄されることはわかっている。
傷は浅いほうがいいしさっさと婚約破棄してほしいから主人公であるアリスちゃんをコテンパンに虐めていたハズなのに…
あれ??全然婚約破棄イベントがはじまらない???あれ…?
・全面ギャグ路線なのでヒロインのノリが酷い部分があります
・途中、主人公の行いが胸糞悪いド鬼畜です
ご注意ください
アルファポリスにも同時掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 00:00:00
584616文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:804pt 評価ポイント:340pt
電気工事会社の跡取り息子の笹山は、社長である父に、経営難を乗り切るための政略結婚を強要される。
だが笹山は男しか愛せない気質で、仕事以外では女と話すのも苦痛。
しかも相手は資材会社の令嬢とはいえ、経歴や情報の一切が不明。挨拶などの連絡すら来ない謎の人物。
あらゆる面で途方に暮れる笹山に、親友の佐藤が出した提案は、「結婚式はどうにかやり過ごして、後の生活は努めて淡泊に接し、離婚されるようにしむける」そして、「一応、女との会話訓練のためにメイド喫茶へ通う」ことだった。
こ
うして嫌々ながらも通っていると、偶然にもこの店舗の電気工事を担当することになる。
そこで、このメイド喫茶とゲイバーの経営者、上杉と出会う。
笹山は上杉の不思議な魅力と包容力に、つい身の上話をしてしまう。
すると上杉は自分も笹山と同じ「気質」だと語り、さらにその結婚は止めるよう、なぜか妙に力を込めて警告する。
そんな中、政略結婚相手の父であり、資材会社の社長、松田が来社。
そこで笹山は、松田の倉庫での不審な行動を目撃し、疑念を抱く――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 06:00:00
41487文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:16pt
卒業パーティの最中、突如王太子リウは婚約者である公爵令嬢に婚約破棄を告げると、その直後急速に年老いて死亡した。会場の人々は「まあ、婚約破棄するような奴だしこんなケースもあるだろ」と気にも留めなかったが、死体を調べる内にこの人物は公爵令嬢とは何の関係も無い平民だと判明した。彼はどこの誰で何故婚約破棄をし、どうやって会場に潜り込んだのか?
最終更新:2021-12-29 09:45:02
2191文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:124pt 評価ポイント:114pt
「メルディーナ・サランディスト伯爵令嬢。そなたとの婚約を破棄し、ここにいる愛しいマリア・サンタチーノ男爵令嬢と改めて婚約を結ぶとする。」
ガルト王太子殿下が宣言したのだが。
メルディーナ・サランディスト公爵令嬢が怒りだす。
「失礼極まりないですわ。わたくし、公爵令嬢ですの。伯爵令嬢とは何ですっ。それにわたくし、ガルト王太子殿下の事を愛しております。それなのに婚約破棄なんて…」
ガルト王太子はメルディーナを見て、
「お前と婚約した覚えはない。」
食事にぱくついている伯爵令嬢を
見つけて、
「お前に婚約破棄を宣言したんだ。メルディーナ・サランディスト伯爵令嬢。」
「あの…私、メルリーナ・サランディストですが…」
メルリーナはガルト王太子と婚約した覚えがない。とんでもない事に巻き込まれた。
サランディスト公爵家を怒らせたら伯爵家は潰れる。そこでメルリーナが取った行動とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 14:21:05
5019文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:70pt
総合ポイント:5250pt 評価ポイント:4754pt
検索結果:93 件