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『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:5 件
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作:久々原仁介
純文学
連載
N0754IF
 カフェラテが好きだった。小説を書きながら片手間に飲むカフェラテが僕にとって至福のひとときだった。珈琲も好きだが、それ以上にあの琥珀色の佇まいを愛していた。  一日中飲んでいたかった。お酒よりも、タバコよりも、何よりカフェラテがよかった。僕の人生とカフェラテは切っても切れない複雑な関係だった。  カフェラテであれば何でもいいわけじゃなかった。僕にとってカフェラテとは、自販機から転がってくる缶でも、コンビニでボタンを押したら出てくるコーヒーの牛乳割のことでもなかった。僕にとって>>続きをよむ
キーワード:日常青春私小説ホームドラマコーヒー恋愛ブログ純文学ライトノベル小説
最終更新:2023-12-17 13:18:196698文字会話率:7% IN:0pt OUT:84pt 総合ポイント:100pt 評価ポイント:76pt

作:久々原仁介
純文学
連載
N7605GV
 わたしの話なんてつまらないよ。  それでもいいなら聞いてってよ。どうせあんたも暇なんでしょ。  セックスは好き? そう。わたしはキライじゃない。抱かれている間ってとても不思議な気持ちになるからね。胸の黒い塊が少しずつ、取れる感じ。  わたしは、飢えているんだ。  それが何かをわからないまま、裸のまま生きている。  意味がわからないって顔してるね。ごめんね。むずかしい話を、したわ。  でもねわたしとセックスする前に少しだけ、きいてほしい。  そう。あなたは嫌がる>>続きをよむ
キーワード:R15年の差悲恋日常青春ネット小説大賞九シリアス女主人公現代職業もの風俗嬢大学生セックスR15
最終更新:2023-12-16 19:22:0017129文字会話率:30% IN:0pt OUT:2pt 総合ポイント:632pt 評価ポイント:470pt

作:久々原仁介
純文学
短編
N3825IG
 あなた、さては旅のお人でしょう。  わたしを見て「ああ! 足だけが歩いている! 化け物だ!」と、わめき散らすような失礼な方は、ここにはおりませんから。  そうです。まずは落ち着いてください。別に取って食ったりなどはいたしません。何せわたしには、口がありません。足だけなのですから。  ならどうしてわたしがお話できるかと言われれば、それは努力の賜物としか言いようがありません。あなたが言葉に聴こえるそれは、わたしの赤い靴が奏でるステップなのです。ほら、アン・デュウ・トロワ。アン・>>続きをよむ
キーワード:赤い靴久々原仁介純文学短編小説童話
最終更新:2023-06-04 15:09:384036文字会話率:4% IN:0pt OUT:47pt 総合ポイント:106pt 評価ポイント:100pt

作:久々原仁介
純文学
短編
N1957IC
 女と別れる度に家具を買った。  学校からの卒業、友人との絶交、そして恋人との破局。別れとは様々な形と結果を伴う。しかしながらニュアンスにはどことなく寂しさを孕んでいる。僕は別れの度に家具を買った。買いまくった。取り憑かれてさえいた。  いつの間にか僕は酒と女と家具ばかりの生活を送っていた。どうして自分が家具を買うようになったかも思い出せないまま、僕は家具に溺れる毎日を送っていた。  これは壊れていく僕の、反省文のような物語。
キーワード:日常青春私小説ホームドラマ冒険純文学恋愛家具エッセイ
最終更新:2023-02-24 18:25:1012871文字会話率:12% IN:0pt OUT:61pt 総合ポイント:98pt 評価ポイント:82pt

作:久々原仁介
純文学
完結済
N7303HW
 スリースター。スリースター。  誰もいない夜の体育館は、蝉の抜け殻のように美しかった。  気付くとそこにはポツンと、、卓球台が一台広げてある。  卓球部副部長の「ポン」は気付くと夜の体育館でひとり、サーブ練習を繰り返していた。  雪のように白く積もっていくピン球を眺めながら、彼は一週間前に自ら命を絶った卓球部に所属していた女子高生「スリースター」について思いを馳せる。 「彼女は本物だった。才能という大きく燃える暴力だった」  星を一つだってもっていない僕は四拍子のリズ>>続きをよむ
キーワード:悲恋日常青春シリアス男主人公女主人公学園現代群像劇スポーツ純文学ライト文芸卓球
最終更新:2022-10-13 23:38:114037文字会話率:14% IN:0pt OUT:81pt 総合ポイント:38pt 評価ポイント:30pt

検索結果:5 件
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