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検索結果:1100 件
「本当に君を愛していると思ったのか?愛なんて初めから無い。君に望むことは一つ。僕らの前から消えてくれ。」
エルナが崖から落ちる瞬間、頭に浮かんだのは冷たい黒曜石の瞳。
結婚式の翌朝、ベッドの上で裏切りの言葉とともに彼女を捨てたラフター=スカイロッド公爵。
帝国でも随一の魔力を有し、社交界でも女性の憧れの的である黒目、黒髪の美貌の貴公子。
エルナは貴族の落とし胤であったが、母親はそれを隠し平民として暮らしていた。
ラフターには、本当の兄弟のように育ったレイニード公爵家のア
レクサンダーと、王女のシャーロットという従兄妹がいた。
始まりはラフターに、アレクの妻である妊娠中のシャーロットから、夫の浮気に関する相談だった。
エルナをアレクの愛人と勘違いした彼は計画的にエルナを自分の物にした後、彼女を切り捨て、アレクから遠ざけるため領地の奥地へとお目付役にショーロットと共に送る。
道中魔狼に襲われた一行は交戦するも、エルナが崖から転落する悲劇となった。
一年後、発見された時、エルナは記憶を無くした状態だった――――
愛していても自分の行いからくる後ろめたさにどうしていいか分からない公爵と、またしても愛する人を失うことに怯えるエルナ。
誤解と、思い込み、すれ違いが更に二人の想いが複雑に絡み合う、不器用な二人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-25 17:05:35
106767文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:40736pt 評価ポイント:29642pt
作:春原☆アオイ
現実世界[恋愛]
連載
N3057GE
何も取り柄が無い三十路フリーターの『直樹』は追われていた謎の女子高生『晴希』を助けた事により出会う事となった。
「じゃあ付き合っちゃいましょうよ」
この出会いを運命だと信じて止まない晴希は直樹に対して突然、愛の告白をするのだったが……所詮は女子高生の戯言。
「だったら証拠は? 結局、口先だけだろ?」
きっと大人をからかっているだけだと思い込み全く相手にしない直樹は冷たくあしらってしまった。
そんな直樹の言葉を受け、本気で恋心を抱いていた晴希は意を決した様にと
んでも無いことを言い出すのだった……
引かれ合う二人のハラハラ……ドキドキな展開をニヤニヤしながらお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 19:47:29
188235文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:97pt
総合ポイント:494pt 評価ポイント:340pt
贈り物も手紙もない。会っても話しすらしないし目も合わさない。妹とはあんなに楽しそうに笑うのに。ただの政略婚だと割り切ったはずだった…でも気が付くと好きになっていた…男装の友人や従兄との仲を誤解され、売り言葉に買い言葉で喧嘩したまま婚約解消…主人公は絶望で自殺…そんなつもりじゃなかった、姉の婚約者を誘惑した妹も、厳しい祖母に似た姉を毛嫌いしていた母も、事業のための政略でしょ?と問われた父も、親しい家族だからこそ誤解していた…しかし戦地に彼が行ったきり5年も戻ってこないとは…
時間軸と視点が行ったり来たりします。言葉使いや文章表現でキャラクターを表現するための物もあるので違和感あっても誤字報告で弄らない場合もあります。いつもラストまで書いてから投稿するのですがまだ全部できてません(汗)連載だからええよねw不定期投稿の予定です。
両片思い?すれ違い?勘違い?こういうのが得意な他の作家さんたちに比べたら、生温くて拙ない上ただのアラスジ話だとか思われたら筆者の文章力のなさのせいなので最初に誤っておきます
m(_ _)m。赤ペン先生の添削お手柔らかに(;^^A。
※この作品はフィクションであり、よく似た作品、実在する名称、人物、団体等とは一切関係ありませんですよ?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 19:00:00
102268文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:704pt 評価ポイント:482pt
ご無沙汰です。ひさびさ投稿で。
最終更新:2022-02-08 20:19:33
205文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
十年前のわずかな時間、言葉をかわした女性を、長寿は想い続けていた。
ある日、その女性とそっくりな彼女、柘植鮎子とすれ違う。
運命的なものを感じた長寿は、鮎子に声をかけた。
鮎子との賭けに勝ち、見事デートまで漕ぎつけ、彼女との仲を深めていく長寿。
そうして半年が過ぎた頃、長寿は街で偶然、見慣れない服を着て歩く彼女を見かけ、後を追う。
鮎子が向かったのは、意外な場所だった――。
最終更新:2022-01-28 11:33:24
29852文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:66pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:橘華アカツキ
現実世界[恋愛]
短編
N9200HK
誰とも関わりを持とうとしない無口な少女・匣瀬理名砂。俺は空から落ちてきた彼女を受け止めたことがキッカケで、彼女の秘密を知ってしまう。
それは「口にする言葉が想いと『反転』する」こと。彼女が誰とも話さなかったのは、周囲に誤解されることへの恐れからだった。
放っておくわけにもいかず、俺は彼女と共に過ごす時間が増えていき──そして生まれる恋心と、訪れる「当然の結末」。
この物語はバッドエンドではない──ただし、ハッピーエンドでもない。
*この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2022-01-17 11:00:00
8456文字
会話率:9%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:38pt 評価ポイント:32pt
ある日俺は、仕事の疲れを癒すためにお気に入りのバーに行くことにした。そして、今日はバーテンダーの渚ちゃんのお気に入りのお酒を飲むことにしたのだが……
※カクヨムにも投稿しています
最終更新:2022-01-15 19:18:15
2834文字
会話率:86%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:196pt 評価ポイント:180pt
たった一編の、五秒に満たない動画。たった一言の、10文字ちょっとの言葉。
情報の海の片隅に置かれた、砂粒みたいな映像。言葉。人の声。
そんな小さな小さな砂粒が、時に人に何かを与えることがある。
ある一つの映像、音声が人の心を揺り動かした。そんな出来事を綴りました。
※ 実際の出来事より着想を得ましたが、ストーリーはフィクションです。実在の個人・団体とは関係がありません。
※ 介護について書いている話がよく出ます。こちらでは重めになりがちですが、重くない笑える介護のお話は
「お母さんは二歳時です」をご覧ください。
※ この小説は、カクヨム様にも同名義で掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 20:50:12
4479文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
この物語は、石碑・石板の研究者であるUの冒険譚である。Uが何を求め、何をつかみ取り、何を得たのか。それを綴ったものである。ある時は吹き荒ぶ中を懸命に一歩ずつ前へ前へ進まざるをえなかったり、貴重な経験を積んで心が豊かになったりと人一生かかってもなしえないことをゆったりとした時間軸で進むことで得る。そんな摩訶不思議な世界観に満ちた中で生きる主人公は、数々の出会いと別れを経験し、強くも弱くもなっていく。時には人の肌が恋しくなったり、時には疎ましく思ったりと、人間である以上の人間で
あり続ける彼の背中には常に業との戦いがあり、それに打ち勝っていかねばならない。普通はこうするべき、なぜこうしなければならないなんて、だれがいつ決めたのか?人の波に溺れないようにする出世術をまなんだにすぎないことに何の意味があるのか?ここで生きていくためには覚えていかなきゃならないこと。全ては底につながる。誰もよしとしない世界に希望という言葉はない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 10:00:00
46670文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:西山 二太郎
現実世界[恋愛]
短編
N7838HJ
『心に宿る黒いくすみ
一本、道を開くお助け致します。
あなたの願い、望み、想い、なんでもございませ。
対価はあなたが澄ませ、ほどけたくすみ。
ひとすじ想いを馳せてください。
一縷屋』
********
冬の寒い日、少女は走った。
血の匂いがする。煙が見える。悲鳴が聞こえる。
少女は痛みに耐えながら必死に走った。
それでも体は限界で転んでしまう。
もう駄目だと思ったときに現れた青年は私よりもボロボロなのに私が無事
なのを確認するとまた駆け出していった。
――それは青年の死を意味していた。
だから少女、――櫻は一縷屋に願い、望み、想った。
※数年前に書いたものです。
※場面変換が多め。
※ある意味ホラーでメリバのようなもの。
※言葉遊びがしたくて出来た作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 21:00:00
16503文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:58pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
居酒屋でアルバイトをしている青年は、常連客である中村の話に付き合わされて、会ったことのない女性に想いを馳せる。
最終更新:2021-12-23 17:42:04
3152文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
見習い魔女のジャスミンは薬師の魔女を目指して魔法塔で働いている。
師匠の黒猫ルーナを見つけてくださったのをきっかけに副騎士団長のフィリップ様と言葉を交わすようになる。
毎朝話せるだけでしあわせだったのに、フィリップ様には幼馴染の恋人がいると聞いてしまって……。
これは見習い魔女と副騎士団長の恋のおはなしです。全7話予定。
※長岡更紗さま主催の『小鳩さんブッ刺せ企画』参加作品です。
※アンリさまの「クリスマスプレゼント企画」の参加作品です。
最終更新:2021-12-19 12:24:24
13875文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:3352pt 評価ポイント:2538pt
タイトル : カンロ
2053年、インタビュアーの高橋は、1999年の南木町に起きたといわれる怪異に巻き込まれ、唯一当時の状況を知る年配の女性にインタビューを行っていた。
1999年の12月21日、私は初めての失恋の痛みを抱えて、学校の校庭に生えているポプラの木の下に立って、溢れ出る想いから零れ出てくる言葉を反芻していた。そんな時、空から真っ黒な雪が降ってきた。
それがこれから起きる怪異の始まりだった。
最終更新:2021-12-07 16:30:52
15951文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:62pt 評価ポイント:50pt
祖母から受け継いだ不思議な姿見。
前の持ち主の想いを花として写すと言う。
その鏡に浮かび上がる花には、とある“色”にだけ、特別な花言葉があった。
最終更新:2021-12-02 20:23:48
927文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:60pt 評価ポイント:58pt
高校三年の春。無力な子供は大人への階段を上る為に通らないと行けない道がある。
高校三年生となった 富田 綾人は『進路希望調査書』を片手に登校していた。
綾人は未だに決められずにいたのだ。将来の自分を。
夢もなく、目標もなく。いつかの自分がやってくれる。そう未来の自分に託し続けた結果、今の綾人は受験という壁の前で立ち止まっていた。
そんな中、一人の転校生がやってきた。――千早 夏海だ。
彼女は氷のように冷たい不思議で奇妙な淡々とした少女。
彼女は転校初日にある発言
をした。
――ヒーローを目指しています。
衝撃の言葉であり、同時に止まっていた綾人の何かを動き出す瞬間でもあった。
ある日政府は世界の終わりが近いと国民に伝え、同時にヒーローの募集を始めた。もちろん国民の頭は『?』だったが、それ以降きちんとした説明がされる事はなかった。
政府が国民に放った言葉は至極真面目なモノだったかもしれない。けれど中学二年生が患ったような世界観に誰一人として耳を貸さず、政府が募集したヒーローという職業は笑いの種へとなっていた。
だからこそ衝撃だったのだ。
千早のヒーローに対する想い、綾人にはない夢に対する姿勢に次第に綾人は惹かれていき、興味本位で訊いてしまった千早の壮大かつ悲惨な過去が綾人の立場を変化させた。
千早と共に時間を過ごすが、それでも綾人の夢は見つからない。
そんなある日、綾人は目撃してしまう。政府が述べた世界の終わりが近い真実に。
謎の黒い物体が突如として綾人の前に現れ、綾人の大切な友人を襲う。
無力な綾人と、千早は目の前の深淵のような存在に膝をつきそうになってしまうが、そんな絶望的状況の中現れたのだ――ヒーローが。
ヒーローの登場によって綾人たちは助かり、そして綾人は決意する。
綾人はヒーローになる事を決意して、そして迎える受験。
綾人と千早は、将来の自分の為、受験の壁を乗り越えて、そしてその先で二人は手を取り合った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-27 23:45:12
123582文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:16pt
婚約破棄に加え、無実の罪を着せられ平民落ちとなったにも関わらず、ヴィールはあっさり受け入れた。
寛大な措置で死刑を免れたのだから感謝しろ? 冤罪だっての。その言葉を飲み込み、彼女は婚約者の元を去った。
だって一度経験してるし。準備万端、継いだ父の生物研究を極められると大喜び。
なのに前と違う。両親の形見の簪(かんざし)を盗まれた。逆行できたのは簪があったからなのに。
死んだ両親唯一の形見をどうしても取り返したかったヴィールは、世話になっている商人の情報を元に貴族の裏取引に
潜り込んで簪の行方を捜していた。その中で盗品を寄付したり、貴族達が扱う表沙汰に出来ないお金を回収していたら、怪盗として名を馳せる事に。
「なんで怪盗やってんだろ」
そんな中、ヴィールは潜入したとある屋敷で、若き侯爵、ニウ・ヘルック・ブライハイドゥに怪盗だとバレてしまう。貴族間の汚職や闇取引を探っていたニウはヴィールの正体を隠す代わりに、自分の知りたい貴族の裏側を調べるよう持ちかけた。
最初は粗雑で身なりを気にしないヴィールが淑女として徐々に変わりつつも、本当の想いを隠したニウに対する気持ちも動いていく。
本音→怪盗ものとけんかっぷるが書きたい。
※アルファポリス、ノベルアップ+にも投稿しています。
※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 09:01:03
133637文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:218pt 評価ポイント:120pt
幼い頃から詩を書きましたが、ノートが残っているのは14才からでした。
メタノイアス・・・確か、夢を叶える、とか、夢が叶う、みたいな意味の言葉だったかな。
ノートの表題にしてあったのでそのまま使いました。
みんな思うのかな?
淡い想い。そして、だんだん大人になっていくのかしら。
そのままの心を投稿しました。
最終更新:2021-11-22 17:10:30
16875文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:62pt 評価ポイント:54pt
月城朱音は、部活の練習中、突如意識を失ってしまう。消え行く意識の中、朱音が見たのは、虹に輝く雲、彩雲であった。病院のベッドで目覚める朱音、息を吐く間も無く医師から心臓に癌があるとの宣告を受け、部活を辞めなければならないと言う苦渋の選択を強いられる。そんな朱音に寄り添い支える幼馴染の咲沼快斗。希望を見出そうとする朱音に心臓の癌が悪性であり、もって一年と宣告がくだった。再び朱音に絶望という波が押し寄せ、生きる気力を失い自ら死を選択しようと屋上へ向かう朱音を寸前の所で止めたのは、
謎の青年、常盤司であった。彼もまた朱音同様、余命宣告を受けていた。そして二人は朱音の死ぬ前に再び見てみたいという彩雲を見る為、九重へと向かう事となる。九重へ向かう最中、水面下では失踪した朱音を探す為、刑事二人が動いていた。彩雲を見るために奮闘する二人であったが見つける事が出来ず、肩を落とす朱音、そんな朱音に、常盤は自身の事と朱音への想いを打ち明ける。そして、常盤の最後の言葉ととも取れる約束を交わす事となる。朱音は、常盤の告白を受け止める間もなく、捜索に来た刑事二人に保護され、連れ戻されるのであった。そして、数日後朱音は、驚愕の真実を知る事となる。病に蝕まれながらも、常盤との約束を果たそうとする朱音を中心として、それぞれの想いが交差する。朱音は彩雲を見る事が出来るのか……そして常盤司との約束とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 01:02:42
18288文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「セットで私はいかがですか?」
日野杏太郎は自分の耳に入ったその言葉を、ただの聞き間違いだと思っていた。
しかしその翌日、目の前にその言葉を発した本人である澤盛海琴が現れ、ただの店員と客という立場だったはずの二人の関係は少し変わったものになる。
なんとなく憧れていた人との時間に楽しさと好意を増していく杏太郎と、年齢を偽ったままで言い出せずに以前からの想いを募らせて苦悩する海琴。
「あれ? え? その制服……」
「こ、これは違うのっ! 違くないけど違うのっ!」
どこか抜
けている海琴はバレそうになるのを必死に隠す。
「海琴さん、隠し事ばっかり。やっぱ俺じゃダメなんだな。ゴメン」
「え? な、何を言ってるの? 杏太郎君……待って! 杏太郎君!?」
二人の恋はどうなるのか!
ポンコツすれ違いラブコメディ、開幕です!
この作品はカクヨムにも掲載されています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 19:07:53
22767文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:70pt 評価ポイント:42pt
トリスタニア王国にある『パレス・バルモア』にて、実にきらびやかな夜会が催されている。
国王の名代たる王太子オスカーは、声高らかに婚約者ロクサーヌ・ウィンクス侯爵令嬢への婚約破棄を宣言した。
『あれ? これって』
王女エヴァンジェリンの『学友兼公式代筆人』のアナベル・ウィンクスは、ここが前世で読んだヒストリカルロマンス、『聖星節にラストワルツを』の世界だと思い出す。
『星ラス』のでおなじみの本作にて、アナベルの役どころは名前だけのモブ令嬢。
ピンク髪の定番ヒロイン
を抱く王太子から、冤罪で追放されかけた『麗しき悪役令嬢』が、『英雄殿下』の異名を持つヒーローと結ばれる。
かと思いきや、アナベルの目の前で姉のロクサーヌが、正義を重んじるはずの騎士団によって連行されてしまう。
まさかの展開に立ち尽くすアナベルの前に、ロマンスのヒーローが遅ればせながら登場する。
『国王陛下の勅命で、そなたを廃嫡とする』
この流れは、原作準拠。それでは一体なぜ、『英雄殿下』は『麗しき悪役令嬢』を見捨てたのか。
どよめきの余韻が残る大広間で、予想外の言葉が発せられる。
『オスカーに代わり、私が新たに立太子する。さらに、ウィンクス侯爵家のアナベル嬢を妃に迎えよう』
英雄殿下の宣誓を受け、みんなの注目の的となったアナベル。
『そんなバグ。聞いてないわよ』
世間で『不遇の真ん中令嬢』と称されるアナベルは、果たして英雄殿下のお妃がつとまるのだろうか?
やがて、『英雄殿下』が『不遇の真ん中令嬢』を、お妃に選んだ理由が明かされる。
すれ違い気味の二人だが、苦難を乗り越えて結ばれるまでの物語である。
※アルファポリスにて、先行連載中です。
上記サイト主催の賞にも、本作はエントリー中にございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 08:00:00
85040文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:286pt 評価ポイント:80pt
※前半は切なめな展開、後半はR15ネタ気味落ちのざまぁ無し作品。
【あらすじ】伯爵令嬢であるセリーヌは、幼少期の頃に参加した三人の王子達の婚約者候補が集まるお茶会で、第三王子でもあるフィリップに一瞬で心奪われた。しかしそのフィリップは、自分の兄の婚約者となった侯爵令嬢にずっと想い寄せていた。それでもフィリップの事を諦めきれなかったセリーヌは、自分がフィリップの想い人である侯爵令嬢と同じ髪色と瞳の色をしていた事もあって、その侯爵令嬢の真似をしだす。その努力が実り、ついにフィリッ
プに見初められ、念願の挙式を実現させたのだが、初夜に夫から告げられた言葉は残酷なものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-10 07:28:20
15677文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:11694pt 評価ポイント:10282pt
「ディアヌ……? つまり私とオペラを見る事より、アデラール様と二人でお出かけする方が大事だったのかしら?」
「いえ……!その……」
ディアヌは強く首を横に振ったが、その後をどう答えたらいいのか言葉が見つからない。
ロザリーはもういいわ、と背中を向けて去っていった。
(ロザリー様に本当の事を伝えられたらいいのに……!!)
父親の痔の件とロザリーのイケメン婚約者が余計な気遣いをしたせいでキューピッドにならざるを得なくなったって話
ふんわりなーろっぱ風異世界です
深く
考えないで頭軽く読んでください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-09 23:14:52
6266文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:82pt 評価ポイント:78pt
作:あさぎ かな
異世界[恋愛]
完結済
N3159HG
第五王女ヴェロニカ姫は、転生者であり『光の使い手』と幼いころから特出した才能を持っていたため、隣国から狙われることが多く何度も攫われることが多かった。しかしそのたびに護衛騎士、ルーファスが姫を連れ戻す。それ故、いつしか『攫われ姫』と呼ばれるようになった。
ヴェロニカは八年間、ずっと傍で守り続けていたルーファスに惹かれ恋をしており、そして彼もまたヴェロニカに対して主従関係を超える想いがあったのだが、ヴェロニカが社交界デビューした当日、事態は一変する。
偶然にも「ヴェロニカ姫
との結婚など絶対にありえません」というルーファスの言葉を聞いてしまう。その直後、彼女の理想である亜麻色の髪、エメラルドの瞳の女性ジュリアとダンスを踊るところを見て、ヴェロニカは失恋したのだと知る。自分の恋に終止符を打つため、国王陛下に頼み、ルーファスを自分の護衛から外す。
それから一か月後、魔法学院の入学も決まり新しい生活も始まったのだが──当のルーファスは「再びヴェロニカの護衛騎士に戻りたい」、「傍に居たい」と毎日姿を見せる。そんなルーファスの本心が理解できずヴェロニカの心はかき乱されてしまう。
学院生活をする中で、仲良くなったナンシーが図書館にノートを落としていってしまう。そこでノートに書かれた文字が日本語だと気づき、ヴェロニカはここが乙女ゲーム『忘れ時の黎明期~恋の花結び~』の設定に近い世界で、自分がヒロインの活躍の引き立て役だと知ってしまう。
しかし現段階でシナリオ展開と既に異なる状態が起こっており、その要因となったのはルーファスの存在で、彼もまた物語のモブキャラでしかなかった。
お互いに両片思いなのだが、ルーファスはヴェロニカへの気持ちを『愛』と認められず、彼の後ろ暗い過去とヴェロニカの斜め上の推測によって大いにすれ違う二人。そんな二人を見て第二王子ギルバートはある事を提案するのだが──そこでまた事件は起こる。
※ノベルアップにも投稿
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-28 19:19:28
94695文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:1948pt 評価ポイント:1160pt
メイド長のセシリーは、幼馴染で同僚のコック長フィルと険悪な仲だった。仲良くなりたいと悩むセシリーは、ある日、フィルが女性関係で危ない目にあうという予言を耳にした。
予言を信じようとしないフィルにいら立ちを覚えつつ、彼を助けようとセシリーは魔法で美女となり、フィルと接触する。
しかし、フィルからかけられたのは、セシリーの予想だにしない言葉だった。
「じゃあさ、賭けをしない? ……僕に、『好き』を教えてほしいんだ」
条件付きで交際をはじめたセシリー(変装の姿)は、
自分さえも気づかなかった思いを見つけていく。しかしそれは叶わぬ思いだった――。
お互いがお互いの想いに気づかず、じれじれしまくるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-13 05:47:22
162481文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:522pt 評価ポイント:316pt
作:ソラノ ヒナ
現実世界[恋愛]
完結済
N2112HG
白石美月には、小学生の時から高校生になった今でも仲の良い親友がいる。
そしてその親友、花咲夏海と同じ人を好きになってしまい、美月は自分の気持ちを隠して親友の恋を応援していた。
けれど、美月と夏海の想い人、黒瀬悠は美月の隠し事に気付いたような言葉を告げてきた。
今まで夏海と黒瀬と向き合う事をしなかった美月は、果たして本当の気持ちを打ち明ける事ができるのか。
それとも、また隠し事をして過ごしていくのか。
これは友情と恋に揺れる、高校生達のお話。
※こちらは短編『
隠し事』の続編です。
以前の話は読まなくても大丈夫なように仕上げてありますが、気になる方は隠し事もどうぞお立ち寄り下さい。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-11 19:00:00
26739文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
創作三国志。諸葛亮を得た喜びにあふれる劉備を日々警護するうち、趙雲の中にある感情が降り積もる。その言葉のない想いに簡雍が言葉を与えた時、趙雲は…。三国志を題材にした掌編です。
最終更新:2021-10-11 11:47:13
1850文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
私は十八年間応援していた推しのアイドルに裏切られた。
突然の電撃婚。それは別にいい。
彼はもう三十五歳だ。結婚してもおかしくない。
逆にここまで独身を貫いてくれた事に感謝したぐらいだ。
問題は結婚発表の際に彼が言った言葉だった。
彼は言ったのだ。ファンが重荷だと。人生を賭けて応援した私を重荷だと。
ショックだった。彼の為に全てを捧げてきたつもりだったのに、それが彼にとって辛い事だったと知って。
悲しくなった私に彼は更なる追い打ちをかけた。
「アイドルにファ
ンは夢を見ちゃってるから演じるのが大変でしたよ」
「ファンって幻想いだき過ぎなんですよね。いい年した大人までアイドルにハマるとか痛くないですか?」
「全国ツアーとかあったんですけど、どのツアーにも同じファンが居るんですよ。ちょっと引いちゃいましたよね」
テレビで彼はそう言ったのだ。
裏切られたという気持ちが湧いてきた。
あのファンに優しかった彼も、ひたむきに一生懸命踊り、歌っていた彼も全てが嘘だったんだと。
行き場のない怒りが湧き始めた時、末期の膵臓癌になった。
病院のベッドで意識が朦朧とする中、彼に裏切られた怒りだけが残っていた。
私はファンに夢や希望、生きる活力を与えてくれるアイドルが好きだった。
彼はそんな私の理想のアイドルだった。
でも違った。
私の理想のアイドルなんてこの世にいなかった。
···なら、もし生まれ変わりというものがあるのなら、私はアイドルになりたい。
ファンを裏切らない、私の理想のアイドルに!!
これは男の子に転生して、理想のアイドルを目指す物語!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 11:26:21
17413文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:64pt
総合ポイント:68pt 評価ポイント:42pt
※この作品はPixiv:https://www.pixiv.net/novel/series/7645887
にも掲載していたものです。
魔術、錬金術、科学。
全ての力が存在し、繫栄してきた世界の街角にある、小さな花屋。
人の想いの”花言葉”を力に花を咲かせる、花の種を売っている花屋に訪れた少年は、一つの願いを告げる。
『お母さんを生き返らせる』花を作ってください。
禁忌に触れるその願いを、花は叶えてくれるのだろうか。
最終更新:2021-10-02 16:00:00
46599文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:26pt
開幕フルスロットルでベタ惚れの溺愛、だけども婚約破棄!
次期皇帝とも名高いコワモテアラフォー騎士団長が、借金まみれの没落令嬢に突然の求婚、初顔合わせで突然の破談。
どういうことだろうと思いつつ、粛々と受け入れ帰ろうとするが……
「なぜ引き止めるの? もしかしてこのひと、わたくしにベタ惚れなのでは……?」
年齢差17歳、身長も身分も言葉も想いも、何から何までハイテンションでスレ違う、終始一貫ズレっぱなしのラブコメディ、読み切り短編です。
最終更新:2021-10-01 23:15:26
10632文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:11772pt 評価ポイント:10346pt
作:御子柴 流歌
現実世界[恋愛]
短編
N9616HF
――あなたと飲むのは、これがいい。
月と地球との間を往復する連絡船。一週間近くの長旅を支えるクルーのひとりとして船内バーで働く花岡小恋《はなおか・ここ》は、学生時代からの付き合いでひとつ年下の後輩である朝倉陽咲《あさくら・ひなた》に想いを寄せていた。
好きだと口にしたことは幾度もあるが、同時に恥ずかしさが押し寄せてきて、結局いつも彼女のことをからかうような態度を取ってしまう。
ようやくあと数時間で月へと到着するというところで非番となったふたりは、この旅程最後の食事へと向か
った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 21:00:00
5850文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:22pt
惚れ薬を求める青年が、とある女性の元を訪れた。惚れ薬を扱うその女性によれば、使い方は簡単、薬の半分を自分が飲み、残り半分を相手に飲ませるだけ。想い人に使えば効果は保証付きだけれど、副作用が強いのであまりお勧めできないという。
女性の言葉に構わず、その薬を惚れ込んでいる相手に使った青年は……
最終更新:2021-09-24 08:05:30
2520文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:97pt
総合ポイント:6166pt 評価ポイント:5582pt
吸血鬼の人間支配という目論見から始まった歴史的大戦。それから時は流れ現代の世界は大きく姿を変えていた。かつて唯一人間の上に立っていた種族、吸血鬼。だが現代の吸血鬼の生き残りは忌み嫌れその存在を隠し人間社会に紛れひっそりと生きていた。
高校2年の春。初めてクラスになった鬼塚 燈に気が付けば恋心を抱いていた彼は勇気を振り絞り告白を決意。少し予定とは違ったが呼び出した彼女と顔を合わせた彼は緊張に包まれながらもその胸に秘めた想いを口にした。だが彼女から返ってきたのは予想外の言葉だっ
た。
「アタシさ...。実は――吸血鬼なんだよね」
現代社会で吸血鬼としての苦悩を抱え生きる少女と吸血鬼に恋した少年。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 19:00:00
100500文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:12pt
15代目風の王・リティルの補佐官、風の騎士・ノインは、死を免れるため、力の精霊・ノインとして転成を果たした。
しかし、代償のために、風の騎士だった記憶のすべてを失ってしまい、太陽王・ルディルの部下として、太陽の城に暮らしていた。
無気力すぎるノインを案じ、なんとかリティルと関わらせようと、幻夢帝・ルキはルディルと智の精霊・リャリスに働きかける。
夢に現れる名を呼ぶ人物が誰なのか、気になりながらも行動できずにいたノインは、皆に背を押されやっと、リティルの住まう、風の城に赴くのだ
った。
一方風の城の一部を除く全員が、風の騎士・ノインは死んだものと思っていた。
彼の姿を目の当たりにして、副官、雷帝・インファは力の精霊・ノインが新たな精霊ではなく、転成した風の騎士・ノインだったのだと気がつき、今度こそ、彼の命を救うと誓うのだった。
風の騎士・ノインの最後の言葉に翻弄され、本質を見失うリティル。
記憶を失っても失われない想いを、一つ一つ拾い集めていくノイン。
あなたは誰?ノインとノインの間で揺れながら、それでも力の精霊・ノインを愛そうと決める、風の王の守護女神・フロイン。
あなたのそばにいたのは、わたしなのに!ノインへの恋心が、次第に憎悪に変わり果ててしまうキンモクセイの精霊・キンモクセイの行く末。
リティルの兄と噂された、ノインは、リティルのもとへ戻ることができるのか?
ワイルドウインド・シリーズ11作目。力の精霊・ノインの帰還編です。
恋愛要素ありのファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-22 10:46:02
170829文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
『人は記憶無しで生きることは出来ない。けれど、時として人が生きるのに記憶は邪魔になる』
そんな言葉が当たり前に認知された世界で、記憶管理士は記憶の抽出、管理、保管、そして時に治療行為を行う専任者として確立されていた。
今では多くの人が自分自身の記憶を外部に保管し、日々の生活を過ごしている。そうした日常の中で、他人の記憶を垣間見し、人の想いを泉ニイナは受け止める日々が続いていた。
「人の記憶は曖昧で、時に切なく、儚い。けれど、それ故に愛おしさを覚えるのですね……」
記
憶の欠落した少女は、人の記憶に触れる事でその人間性を回復して行く。
これは感情を無くした天涯孤独の少女が人の記憶を通して幸福の在処を知る物語。
『あなたの記憶に幸福あれ』
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本日9/4 10:00から19:00までに第1話から10話(第1章完結まで)一気掲載です!
その後は隔週、章毎更新予定となりますので、応援にブックマークご評価、感想いただければ幸いです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 23:00:00
64976文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt
侯爵子息であるライアンは、婚約者であるオリヴィアを心から愛している。
だというのに、オリヴィアから突然の「婚約破棄」の申し出。しかも、どうやら原因はライアンにあるようで……?
何故⁉ どうして⁉ こんなに愛しているのに⁉
そうは思っても表情にも言葉にも出ないライアンの内心を、オリヴィアはどうも勘違いしているらしい。
ならば行動で示すのみ! と奮闘するも微妙に伝わらないライアンの想い。
そしてオリヴィアも何か行動を起こし始めて――――。
脳内完結型のヒーローと、
何やら秘密があるらしいヒロインのすれ違い物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-17 23:45:13
7249文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:64pt
総合ポイント:54pt 評価ポイント:20pt
愛してると言う言葉に違和感を持つ主人公――関野には、もうすぐ付き合って一年半になる彼氏がいるが、思い通りにいかずに悩む。その相談を受けるのは、大学生になって仲良くなった美里。彼女はいつからか寝坊魔になっていたが、その理由を関野は知らなかった。関野と彼、そして美里のそれぞれの想いや欲望とは――?
最終更新:2021-09-14 17:36:40
26523文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
とても鮮やかで、息を呑むほどに美しい赤色の月が浮かんだ夜。
世界に存在するありとあらゆる全ての占者、予言者、先見師達が、皆、異口同音に同じ言葉を、人々に告げた。
人々は静かに、その言葉に耳を傾けた。
《もうすぐこの世に、ありとあらゆる災厄を孕んだ一人の赤子が、産み落とされるであろう》
《この世で最も古き血を抱く者。おぞましい金を持つ者》
《人の形をしたその災いが生き続ければ、この世には悲しみと憎悪、そして絶望が満ち溢れ滅びの結末を迎える》
《けれど、案ずることはない》
《滅亡の申し子が産み落とされる時、栄光の申し子、始まりの英雄となるべき赤子も、その産声をあげている》
《そして、災厄の中にこそ希望はある》
《英雄が災厄を滅ぼせば、希望は解き放たれ、この世界には、永き安寧と平和が訪れる》
《そして、数多の人々よ。あなた達もまた、無力ではない》
《あなた達は信じることが出来る》
《英雄が災厄を滅ぼすことを心から信じよ。ひたむきに信じ続け、祈りを捧げよ》
《その心が、その祈りが、その想いが、英雄の力となり、災厄を滅ぼす剣となるのだから──》
──そんなもの、俺は、絶対に認めない。
これは祈りと願いの物語。
ただ、共に在りたいと。一緒に生きていきたい、生き抜いていくんだと望み、臨んだ、二人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-08 17:49:47
201771文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:38pt 評価ポイント:30pt
「あなたは嫉妬に狂って婚約者の真の想い人を陥れる、乙女ゲームの悪役令嬢です」
その日、占い師から告げられたその言葉で彼女の世界は一変した。小鳥姫と巷であだ名される程美しい声と愛らしさを持つ、それこそ鳥籠に閉じ込めて育てられたような深窓の公爵令嬢フェリシア。生まれた時から決められていた年上の婚約者アルベルトをとても慕っていたが、ある日従兄弟に連れられやって来た占いの館で、所々理解に苦しむワードが挟まれつつも、自分が近い将来悪役になった上、大好きな婚約者の心まで傷付けると予言さ
れて涙ながらに決意する。悪役に堕ちる前に彼との婚約を解消しよう。でもどうしてもこちらから言えないから彼に振ってもらおう、と。そして始まる奮闘と空回り。しかし婚約者アルベルトはどこまでもフェリシアに甘々で、これ以上好きになっても報われないし振られたいのにより心は彼に向かって行く。そんな板挟みで苦闘するフェリシアは知らない。怪しい占い師が舌を出して笑っていたことを……。
※主人公は転生者ではありません。現地?人です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 23:28:08
317612文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:2012pt 評価ポイント:870pt
現代とも未来とも言いきれない時代。青年は愛する恋人への想いを打ち明けるべく言葉を綴る。しかし、もはや言葉は一人の人間が軽く扱えるものではなくなっているのだった。
最終更新:2021-09-02 03:48:23
840文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:43pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
四つ葉のクローバーを探している少女。
その最中に犬に追われて困っているところに少年が救いの手を差し伸べた。
その後、結局四つ葉のクローバーは見つからず…。
少女は父親の転勤で引っ越しすことに…。
「世界に一つ。キミだけの三つ葉のクローバーだよ。」
少年は、少女のために探していたが、見つからず。
代わりに特別な三つ葉のクローバーを用意した。
渡されたクローバーは願掛けをしたらしく、クローバーに思いを込めれば願いが叶うと、少年は笑いながら説明した。
「誰が願いを叶えてくれるの?
」
少女の純粋な問いに少年もまた、純粋に答えた。
「願いはボクが叶える!」
「そして、いつかキミに会いに行くから!」
別れ際で少年が叫んだ言葉が今でも忘れられない。
それから月日は経ち、再び少年と少女が出会う物語…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 20:22:26
6425文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
着飾る事が嫌いで、長い前髪で顔を隠し、いつも背を丸めて歩くディアナ・キーデンス。
彼女がそうなってしまったのは、幼い頃に投げかけられた意地悪な言葉が切欠だった。
ディアナはそれでいいのだと自分で着飾らない事を選んでいたが、ある日、婚約者のアレク・リネルガが可愛らしい令嬢と一緒に居るところを見てしまう。
アレクと彼女はよく似合っていて、自分ではアレクに不釣り合いなのではと思い悩むディアナだったが、諦めるよりも先に出来る事があるはず、とアレクを屋敷に招く事に。
そんな彼女にア
レクは相変わらず「可愛い」と言ってくれて……。
そこでディアナは気付いてしまう。
自分は何か努力をしたのだろうか。
傷付いたからと逃げて、アレクに似合う人になる為の努力を何もしてこなかったのではないだろうか。
そして彼女は、自分を変える決心をした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 20:00:00
14220文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:12890pt 評価ポイント:11042pt
某日某所、幼馴染の男同士で会話が行われる。
自らの傲慢さに気付かず、省みる事も無く、ただ大切な物を失ったと嘆き悲しむ者。
全てを知ったうえで言葉を紡ぐ狂言回し。
双方の思惑の中、会話は続く。
届けなかった想いと届かなかった想い
某日某所、ある放課後の教室で行われた、そんな会話の記録
最終更新:2021-08-24 17:58:35
8610文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:4976pt 評価ポイント:4446pt
根暗なジャパニーズと云われている人たちへの物語。
最終更新:2021-08-22 16:32:33
621文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
昔、とある神様に救われた少年ノアはずっと伝えたかったある言葉を言えず後悔していた。
そんなある日、ノアは突然未来へと召喚される。
その未来で神様の存在を消そうとしている者達の存在を知らされたノアは、自らを召喚した少女ベルと共にその計画を阻止する事を決意する。
神様の存在を守りたい者達と消し去りたい者達。
様々な想いが交差する中、ノアは自身の目的を達成する為にある行動を起こすのだった。
最終更新:2021-08-20 22:22:09
190156文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
作:gaction9969
ヒューマンドラマ
完結済
N2446HD
義肢装具士を目指し、奥多摩にある専門学校で学ぶ青年―那加井は、ある日、とある講義で一緒になったジトーと名乗る謎の巨漢から、他大とのレクリエーションへと誘われる。性欲にいざなわれての参加であったが、そこで障害者・健常者の別なく競技を行うことのできるスポーツ、「ボッチャ」と出会い、左腕しか動かせないが卓越したボッチャ技術を持った五ヶ瀬と名乗る男と出会うなり諍い、そして車椅子に乗った天使―エビノとも運命の出会いとひとめぼれを果たすのであった。
そして始まる激しい戦い。またして
も下心込みではあるが、五ヶ瀬との勝負を通しボッチャの深淵を見せつけられ魅了された那加井は、、相方ジトーと共に「デフィニティ=ボッチャ」という、「何でもあり」な大会への参加を承諾するのであった。
エビノと、那加井に好意を寄せる国富とをマネージャーに迎え、厳しい訓練を受けて大会当日。難病を抱えその治療のために大会賞金を欲する五ヶ瀬の想いと、気丈にふるまうエビノの想いを胸に秘め、那加井とジトーは三人ひと組のチーム戦にて各々の持ち味を存分に発揮し、強敵を打ち倒していく。
しかし、体調を徐々に崩していく五ヶ瀬は、準決勝においてはもはや病床より動けないほどの状態に陥ってしまう。戦いに挑む五人。試合はぎりぎりのところで勝利を収めたものの、五ヶ瀬の容態は急変、決勝戦を棄権することを余儀なくされてしまう。
自らの最期を悟り、無念の言葉を漏らす五ヶ瀬に、国富はこの大会への挑戦を映像に逐一収め配信し、クラウドファンディングを行っていたことを明かす。優勝賞金には届かなかったが、治療を受けることが可能な額が集まっていたことを知らされた五ヶ瀬は、エビノの事をジトーに託すと、謝意を述べて眠りに付くのであった。
二十年後、ベルギーのブリュッセルで義肢装具士として多忙な日々を送る那加井はボッチャの諸々の事からは遠ざかっていたが、ふと口にした単語の音声認識によって、ジトーが娘と共にパリでデフィニティ=ボッチャの大会を行っていることを知る。そして十数年前に亡くなったと勘違いしていたエビノがその傍らに寄り添っていることも。那加井は驚きと同時に妻と娘を何とか説得して車をパリへと走らせるのであった。
「エビノの為に作った義肢を渡す」という、過去の約束を果たすために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 06:37:45
122715文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
侯爵令嬢メリアーヌは王太子に婚約破棄を突きつけられ、5人の男性と結んだ『偽りの愛』を断罪されます。それはさながら舞台劇の『悪役令嬢』のごとく。周囲からの注目と青白い顔をした国王陛下。『真実の愛』にのぼせ上がる王太子。メリアーヌは『契約第一主義』の社会と、現在の世界情勢を理解しているかを彼に問いただします。それでも弁えぬ彼に突きつけるのは『真実』しかない。秘めた想いを胸に過酷な世界を生き抜く『魔性』のヒロインの物語です。
最終更新:2021-08-06 18:52:08
10750文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:3034pt 評価ポイント:2864pt
作:おみつかさ
現実世界[恋愛]
完結済
N7111HC
瞳と朔耶の交際は順調だったのに、何故か瞳が距離を取り始めた。年下だからと気を使って色々我慢して来た咲耶は猫を被るのを辞めた。お互い想い合ってるのに……足らなかった大切な言葉は
最終更新:2021-08-06 01:53:37
6777文字
会話率:68%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:86pt 評価ポイント:58pt
生きる意味がわからず灰色の日常を送る僕と、隣の席になったいつも笑顔の明るい女の子。そんな正反対の僕はある日、共通の想いと彼女の『秘密』を知らされる。
「――一緒に、生きる意味を探そうよ!」
彼女の秘密をきっかけに放たれたこの言葉で、僕の人生は、苦くも輝かしく、ゆっくりと回り始めた。だが、彼女との日々は色鮮やかなものだったが、距離が縮むほどに、『秘密』は僕らの心を蝕んでいった。
最終更新:2021-08-01 16:55:31
12043文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:8pt
木崎礼悟(きさいれいご)は新卒二年目の社会人。
そこそこ優秀な人材として、まずまずのスタートを切った彼だが、一つ重大な悩みがあった。
それは、今、バーの隣席でワインをちびちび飲んでいる秋雨千里(あきさめちさと)の事。
二人は同い歳の幼馴染で、大学まで同じだった仲。就職先こそ違えど、こうして、馴染みのバーで
一緒によく飲む仲だった。
ある豪雨の夜、酔いつぶれた千里をタクシーで送って行こうとするものの、千里が言う住所は
礼悟のもの。酔いつぶれた千里を礼悟が自宅で介
抱する中で、ふと
「いい加減、限度を学んだらどうなんだ」
そう軽口を叩いた礼悟だったものの、返ってきた言葉は。
「……そうした方が、いい?」
真剣なものだった。
これは両片想いだけど、臆病で一歩踏み出せなかった二人が一歩を踏み出す、それだけの甘い物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 20:55:18
3869文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:2050pt 評価ポイント:1756pt
“愛している”という言葉以上に君をどこまでも想い続けている。
僕の彼女は、突然! 僕の目の前からいなくなってしまった。
最終更新:2021-07-29 03:00:00
1525文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
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