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検索結果:217 件
猫が大好きな貴族令嬢。
大好きな猫に好きと言えなくて、別れを繰り返し、素直さを無くしてしまうが、猫との出会いは頑なだった令嬢の心をとかしていく。
最終更新:2022-11-03 21:50:29
6356文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:68pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
作:ウバ クロネ
ヒューマンドラマ
短編
N0625HX
暴力団の凶弾に斃れた刑事の忘れ形見・菱田と、極西会のお嬢・御堂麻里亜。
被害者と加害者というチグハグな組み合わせの2人だが。
訳あって暴力団入りした菱田は麻里亜の世話役として、かつての組長・御堂龍三の墓参りに同行していた。
思い起こせば、11年前。
雨の日に不器用にも結ばれた縁に従い、菱田と麻里亜は極西会という組織の中で、同じ時間を分かち合って生きてきた。それは互いに望めば、そのまま続くはずの穏やかな時間。指定暴力団という組織では、あり得ないくらいに凪いだ時間である。
だが
、お嬢・麻里亜には父・龍三が果たせなかった……菱田に対するケジメを着けようと、頑なに死を選ぼうとするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 21:22:21
10749文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:148pt 評価ポイント:138pt
俺の学校には、北欧出身の先祖を持つという世にも珍しい先祖返り美少女がいる。その名も桜井夏芽。高校2年生。何故か頑なに彼氏を作ろうとしない彼女は、今日も学校で有名だというイケメンを振ったらしい。
まあ俺、桜井千秋にとってはまったく関係の無い話。
自称情報通を名乗る友人の興奮気味な語り口を適当に聞き流しながらついたため息は、誰に聞かれることもなく教室の喧騒に飲み込まれていくだけだった。
※カクヨム様にも投稿しています。
最終更新:2022-09-04 15:12:25
7644文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:28pt 評価ポイント:24pt
「ごめん……僕の本命は君じゃないんだ」
若き魔女クシェルは、恋愛詐欺に引っかかって初恋を散らした……。と、そんな不幸があったというのに、さらなる不幸がクシェルを襲う。魔女の敵――警吏が訪ねてきて、問答無用で手錠をかけられ、連行されてしまったのだ。
その警吏の名前はシャルアスという。世間で『機械人形』とあだ名されている、心の無い冷酷無慈悲な男だ。
「まずい……私、首をはねられてしまうんじゃないかしら……?」
クシェルは魔女狩りを恐れたが……警吏シャルアスはまったく別の話を出して
きた。『呪いをくらったので、その解呪を頼みたい』と。解呪の報酬は、なんと百万Gだそう。
日頃から金欠に苦しんでいるクシェルは、出された大金に目がくらんでしまった。
呪いを解く方法は、『恋心を胸に宿す』こと。……けれど、クシェルには惚れ薬を作ることができない。が、どうにか大金を手に入れたい!
「惚れ薬なしで、機械人形警吏を魅了して呪いを解いてみせるわ……!」
クシェルはシャルアスに恋をさせるべく、彼の駐在所にメイドとして潜り込むのだった。
――風変わりな感性と知恵、そして風のように自由な心を持つ、はみ出し者の魔女と、生真面目で頑なな機械人形のような警吏の、解呪へと至る珍妙な交流が始まってしまった――。
(虫料理とか、モブの死体とかがポロッと出てきます。一部倫理観がありませんが、シリアスな物語ではありません、ラブコメです。完結まで毎日数話ずつ投稿していきます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 18:02:22
184363文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:9694pt 評価ポイント:7004pt
作:新規ドキュメント(3).odt
その他
短編
N1521HU
スーツ姿の中年からカツ丼を差し出される青年。それを食べることを頑なに拒む青年と中年の問答。
キーワード:
最終更新:2022-08-13 23:35:44
633文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:66pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
魔王が世界を席巻し人類が絶滅の危機を迎えていた時、一人の勇者が立ち上がった、その名は勇者カイン。カインは四人の仲間と魔王城に乗り込み見事魔王を打ち倒す。だがその代償も大きくカイン自身と仲間二人が死亡しカインは〈人類を救った英雄〉として皆に讃えられ伝説となった。
そんなカインに憧れて勇者を目指す少年レオはかつてカインの仲間だったボルドの設立した学校に入りそこでリサとクロードというかけがえのない仲間と出会う。
三人は優秀な成績で卒業し軍の施設に入ることとなるがレオはそこで運命の出
会いをする、その寮にはかつてカインと共に戦った魔法使いティアナがいた。
ティアナは魔王戦の後、戦いから身を引き若い兵士達の寮母や戦災孤児達の世話をする孤児院の責任者をしていたのである。
そのティアナの優しさと美しさに触れて一目惚れしてしまうレオ。だがティアナは昔カインと恋人同士であり魔王を倒した後には結婚する約束をしていたのである。
まだカインに思いを寄せるティアナはレオの気持ちを知るが〈迷惑だ〉とキッパリと断る。
勇者を目指し一途にティアナを思い続けるレオ。そんなレオを頑なに拒むティアナ。昔からずっとレオのことが好きだったリサ。そんなリサに思いを寄せるクロード。
いろいろな出来事を経て三人の関係は徐々に変わってくる、そしてレオはティアナの壮絶な過去を知ることとなり……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 09:21:31
146300文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:28pt 評価ポイント:18pt
領地と病弱な弟を守るため、ディアナは好意を寄せる男たちを利用して社交界を渡り歩いてきた。売女と罵られようが、寄生虫と蔑まれようが気にせず生きてきたディアナだが、王弟に王家の秘宝を貢がせたことがばれ投獄されてしまう。
王国軍中将のアレクシスは獄中のディアナを厳しく責め、秘宝の場所を吐かせようとするが、ディアナは頑なにその場所を吐かなかった。ディアナも、なんとかこの状況から逃れようとアレクシスの籠絡を試みるが、その冷徹な仮面は微塵も動かず――
最終更新:2022-07-29 18:00:00
43412文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:68pt
総合ポイント:314pt 評価ポイント:184pt
一途な想いと歪な想い、恋が変えるのは世界と運命――
芸術の国メルローア。
三月中旬に開かれた夜会にエスメラルダは不本意ながらも出席する。
喪服で踊る彼女に惹かれる第一王子、エスメラルダの想う人と同じ面差しの第二王子。
恋というものを知らない、咲く事を頑なに拒むエスメラルダではあるが、
少しずつ、固い蕾は綻び始め、豊かな芳香を放つように……。
やがて彼女の恋が歴史を動かす事になる。
この作品は『歌籠』http://utakago.sakura.ne.jp/ に収められた小
説『エスメラルダ』を改稿したものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 00:00:00
721338文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:70pt
総合ポイント:216pt 評価ポイント:100pt
この期に及んでも「了解しました」を頑なに守ろうとしている人がいる、、、
最終更新:2022-07-08 19:00:00
1967文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:60pt 評価ポイント:56pt
「紅い瞳の奴隷騎士は少女のために命を捧ぐ」https://ncode.syosetu.com/n3175he/の番外編です。
本編未読者を想定しておりませんので、気になる方は本編読了後戻ってきていただくことを強くお勧めいたします。
※本ストーリー内に本編ネタバレも多分に含まれております。
※本編はタイトル上部のシリーズリンクからも飛べます。
時間軸はエピローグの後。帝都を出立したミレニアが北を目指し建国するまでの期間。
とはいえ建国に伴うシリアスな展開よりも、頑なに奴隷根性
を発揮する従者を懐柔するエピソードが多めになる予定。時々シリアス。
恋愛メイン、糖度多めなので苦手な方はご注意ください。
本編中では語られなかった気になるあの人のその後、などにも言及予定。
まったり更新していきます。お楽しみください。
※カクヨムにも転載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 00:00:00
421744文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:242pt 評価ポイント:164pt
「私は女神です」
ある日。俺が街の片隅に座り込む女に声をかけると、彼女はそう言った。
どう見ても女神ではなく乞食にしか思えない。しかし彼女は頑なに、自分が女神であるのだと言い張る。
頭のおかしい女なのだろう。
それから毎日、彼女はそこで座り込んでいた。そんな彼女についつい話しかけてしまう俺。
知らず知らずのうちに俺は乞食の女神様に心惹かれていった……。
※ジャガイモ探偵様のイラストをお題に、『設定投げて! 企画』の参加作品として執筆しました
最終更新:2022-06-09 03:40:35
4972文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:236pt 評価ポイント:216pt
魔が差して少女を誘拐した挙句、身代金までせしめた主人公だったが、その令嬢は頑なに声を上げることはなかった。不審に思った男はなんとかして少女の声を聞こうと試みる。大事なナニカを破壊されるとも知らずに…。
最終更新:2022-06-04 23:00:00
2766文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
一章はひたすら愛犬を溺愛し、二章はひたすら愛犬(?)に溺愛される予定です。
サーラが森で拾ったもふもふ子犬。めちゃくちゃ可愛い子犬だけど、どうやら、幻の神狼らしい。
あっという間に成長して、人化できるようになった愛犬。犬科の動物の成長って、早いんですね!?
生後二年なのに、人化するとイケメン青年。しかも、サーラに内緒で何やら、国を……?
メロメロなのに頑なな魔女の少女と、一途な神獣ワンコの、愛溢れる日常。
R15は念の為。
最終更新:2022-04-25 05:00:00
57648文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:146pt 評価ポイント:62pt
満月のある晩、とある高校に咲く桜の下で首吊り死体が発見された。亡くなったのは女子高生。だが発見者である両親は「これは自殺だ」と言い張り、頑なに警察の捜査を拒否する。とうとう警察の上層部に強引に働きかけようとする父親だったが、ここで一人の青年が割りこんだ。
「その問題、寒咲名探偵に任せてみませんか?」
「寒咲名探偵は働きたくない」シリーズより。
最終更新:2022-04-24 17:00:00
19436文字
会話率:74%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:296pt 評価ポイント:242pt
作:弓良 十矢 No War
エッセイ
短編
N9077HO
どうして誰も信じてくれないの。
©2022 弓良 十矢
最終更新:2022-04-16 14:05:15
1566文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:360pt 評価ポイント:344pt
建設会社に入社した楯山は、新人研修で工事部課長の加宮と出会う。
加宮は美しい銀髪や端正なルックスの持ち主だが、それらを全て台無しするような仏頂面と無愛想さで、周囲の者を激しく拒絶していた。
二か月後、楯山は加宮と共に遠方かつ通勤圏外の工事を担当。そこで現場事務所からほど近い、家具付きの賃貸マンションを借りる。
加宮とは部屋は別だが隣同士。仕事と生活の両方で息の詰まるような毎日を楯山は送る。
そんな中、加宮の不在時に工事部の上司が現場事務所へ陣中見舞いに来る。そこで楯
山は、加宮が以前は明るい性格で社内の人気者であったのに、二年前、唐突に今のような状態になってしまったことを知る――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-08 06:00:00
43294文字
会話率:63%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:58pt 評価ポイント:30pt
「ルチア・デル・テスタ嬢、君との婚約は破棄させて貰う!」
それは学園食堂で高らかに宣誓された恋に狂った馬鹿な騒動。
ベネディクト第二王子は、あんな馬鹿なこと仕出かす奴はもう友じゃないと見捨てる。と、同時に彼の護衛が任務を放り出して破棄された女生徒(ピンクブロンド)へ駆けつけるさまを見送った。
あっちもこっちも恋か。
自分に恋の女神は微笑んでくれるのだろうか。
王子はもう10年以上片思いなのですが。
その相手は許嫁なのですが。
だが、この話をしたら頑なだった許嫁の表情に変化が
……?
※設定はゆるんゆるん
※現実世界に似たような状況がありますが、拙作の中では忠実な再現はしていません。なんちゃって異世界だとご了承ください。
※このお話はアルファポリスにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 07:00:00
24919文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:20526pt 評価ポイント:17222pt
作:T-time
ヒューマンドラマ
短編
N5830HM
彼は今日も淡々と仕事をこなす。
頑なに頑固を貫き通す彼の姿勢はまさにプロフェッショナル。だがその裏には彼の過去、そして矛盾した生きざまがあった。
最終更新:2022-02-23 10:43:28
6659文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
春から中学二年生になる、凛花(りんか)は、ある日、散歩をしていると、オシャレなカフェを見つける。
カフェの名前は「identity」
凛花は何となくカフェに入り、寛いでいると、窓辺の席に座る、美人な女性、サナに気が付いた。
サナはイヤフォンで音楽を聴き、楽譜を書いていた。
凛花は自身が合唱部で、父親が音楽家なことから、興味を惹かれる。
ひょんなことで凛花とサナは仲良くなる。
サナは、自分が音楽教室の先生で、アンサンブルの楽譜を書き起こしているのだと凛花に教える。
二人は息が合
い、毎週日曜日、会って話をするようになる。
だが、サナは、頑なに写真を撮るのを拒んだり、携帯を持っていなかったり、少し不思議な人だった。
ー忘れないでね?
「幼馴染と三角スコーン」に登場する
海野凛花の中学生の頃のお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 21:41:42
10574文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
元新聞記者で出版社に勤める私(山沢)はうつ病により休職中だ。唯一の生き甲斐は離婚により母親に引き取られた娘との二週間に一度の面会。時代はちょうど昭和から平成に変わっていた。
山沢は自宅アパートで引き籠りの生活を送っていたが、編集を担当した作家の最上由春からしばらく匿ってくれと頼まれ受け入れる。由春は、山形の別荘で自殺に見せかけ殺害された経団連副会長で総合商社最上産業社長最上慶太郎の息子で、殺害現場にいた重要参考人となっていた。由春は「父親を殺してはいない」とは言うものの、
警察に事情を話すことを頑なに拒否した。その事情とは最上家や最上産業が根底から覆るようなことだという。山沢は事件に関わるのを避けるためあえて事情を聞かなかった。
山沢が娘との面会の関係で仕事に復帰する必要に迫られて出社した日、由春は警察の訪問を受けて仕方なく事情聴取に応じた。聴取から戻った由春は、知り得る事情は話さなかったと言うも、昔いたフランスに逃げたいと弱音を吐く。
翌日も出社した山沢は東京地検特捜部への出頭を要請される。そこで、朝まで一緒に居た由春が行方をくらましたことを伝えら、由春が話した内容を聞かれた。由春は殺人事件だけでなく地検が捜査している大物政治家への違法献金事件にも深く関わっていた。山沢は由春の唯一の友人として検察と警察から捜査への協力を要請され、事情が分からないまま二つの事件に関わらざるを得なくなった。
意を決した山沢は、この事件に関わる事を決意し、自ら真相に迫っていく。
次第に明らかになるのは、戦後のドサクサで業績を伸ばした新興商社の闇、その商社との政権与党の大物政治家の関係、そして、時代と運命に翻弄されて踠き苦しむ人の悲しいサガだった。
昭和が終わり平成が始まる時期を舞台にした、ハードボイルド小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 11:34:00
80019文字
会話率:72%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:20pt
作:カルダスレス
ハイファンタジー
完結済
N8701HK
幼少期の黒髪の鬼神ライ・ラムサスとその養父、レインフォルス・ブラッドホークに関わる物語。ラ・カーナ王国東にあるロクヴィス地方に人目を避けて森の中に暮らすライとレイン。静かで平穏な日々を暮らしていましたが、ある日レインがヘズルに行く、そう言いだしたことから二人の旅が始まります。ライがお父さん、と呼ぶことを頑なに止めさせ、ライの知らぬ所で人間を相手に戦うレイン。まだ幼いライにこの旅の先に待つのは――
最終更新:2022-02-06 02:37:31
94346文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:12pt
頑なにされるときもある。
最終更新:2022-02-04 12:20:51
240文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
詩…とは、呼べない…。小説さんに対する自分の葛藤。気持ち…。
最終更新:2022-01-30 12:51:03
986文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:58pt
総合ポイント:136pt 評価ポイント:128pt
吹奏楽部でクラリネットの演奏に熱中する高校二年生の響子、彼女の吹奏楽部はコンクールで毎年全国大会にも出場する強豪校で、部活に明け暮れる毎日だった。それが、ある日、唐突に終わりを告げる。父親が、響子の伺い知らぬ事情で、母親の元にはもう帰って来なかったからだ。
二学期の終わりの冬、母娘だけの生活となった響子は、頑張っていた部活を諦め、遣り切れない思いのまま、かつて母親が暮らした信州宮山に移り住むことになった。
転入した宮山北高校で、彼女の様子を心配した吹奏楽部顧問の三沢の後押しも
あり、響子は再び吹奏楽部に入部することになった。宮山北高は歴史の古い高校だったが、吹奏楽部は校内の部活カースト最下層の弱小部活。三沢は過去に吹奏楽の強豪校での指導経験もあったのだが、彼の頑なな思いからコンクールへは出場すらしたことがなかった。
響子は、新たな部活の仲間と意気投合して、弱小部活なりの充実した学校生活を送っていたが、そこで、思いがけず、友人たちの不条理な過去、家族や友人関係の葛藤、そして部活への思いを共有することになる。
春、合唱部との合同演奏会で、響子ら精鋭メンバーで演奏したアンサンブルがきっかけで、コンクール出場への機運が高まる。躊躇していた三沢も意を決し、結束してコンクールへの過酷な練習に突入した。響子は、厳しい練習の最中、同級生男子部員との淡い恋愛、自分自身の出自への疑念、運命的な異母兄妹との出会いを経て、仲間との絆を深めていった。
多感な女子高生に突如訪れた家族関係の危機と、転校という大きな環境の変化、本作は、学校吹奏楽という若々しくも刹那的な音楽と部活の仲間との熱い人間関係を通じ、雄大な宮山の自然の中で、困難を高校生らしい瑞々しい感性で懸命に乗り越えようとする青春ストーリーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 00:39:40
116999文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:6pt
大公国の皇帝との婚約を破棄をした貴族令嬢ゾフィー。それから十年後、没落した実家を救うために、皇太子の世話役としてゾフィーは元婚約者の後宮に入ることに。
頑なだった彼女の心を解かしたのは、皇帝の真心と彼が「真実の愛」を捧げた女性の息子だった。最愛の人に忍び寄る死の影を感じながらも、ゾフィーは家族の深い愛に包まれて、幸せとは何かを知ることに。
そして、そんな彼女の元に、愛する人たちからのプレゼントが届いた。聖誕祭に起こった優しい奇跡がみなの心を温めて、幸せな未来への道を照らしてい
く光となる。
切ない愛が胸を打つ珠玉のラブストーリー!ドイツのクリスマス・マーケットをモデルにした世界を舞台に、海外旅行気分も味わえる物語。
『スペイン風味の乙女ゲーム悪役令嬢に転生したら、強力チートで聖女にはなるし、婚約者には溺愛されるし!~それなのに、どうして婚約破棄は回避できないの?~』(全43話)
https://ncode.syosetu.com/n1135hf/
『恋愛指南役はイケオジ宮廷医~年齢差25歳!王女が焦がれた身分違いの恋はポートワイン味のキスで酔わされて~』(全25話)
https://ncode.syosetu.com/n3513hi/
の続編になります。
前二作を知らなくても楽しめますが、未読の場合はぜひそちらもお読みください!(更に楽しめること請け合いです!)
日置ワールドのテーマは「命を掛けて重すぎる愛を貫いちゃう十代のえっち猿脳な若者たちが、薔薇や銀河を背景にギリシャ神話みたいな姿で愛を語る(長っ!)」ですが、今回は「人間に対する暖かな視線を感じられる作風に、ハッピーエンドではないけれど何かしらの希望が感じられる読後感の良さ(泣ける!)」に挑戦した初の短編!
涙が止まらない執筆活動でしたので、泣きたくない方は要注意!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 06:08:47
19436文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:260pt 評価ポイント:214pt
就活に惨敗し深く傷ついた綿積悠人は気が付くと海の匂いを嗅いでいた。
まるで導かれるように鄙びた漁村に居着くことになる。そこには、
かつて見たことのない程の美少女
他人を頑なに拒む巨漢の農夫
韓流好きの中年主婦
謎のITに精通した老婆
個性豊かな村人達との触れ合いで、互いが徐々に変わって行く
ゆったりとした時の移ろいに身を任せ、悠人の心の傷は少しずつ…
最終更新:2021-12-11 14:53:35
112942文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:66pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:28pt
作:趣々狗(しゅしゅく)
現実世界[恋愛]
完結済
N2486GM
転校が決まった高校生の俺は、気持ちも新たに目標を立て直した。
それは、絶対に恋をしない“いい人”であること。
女の子の好意はすべて恋愛感情ではない。そう感じても勘違い。胸の高鳴りなんて、緊張と恐怖からしか訪れない。
惚れやすい俺はそうやって自分を縛って、森山学園に編入した。
すべては、普通の、キラキラした青春を過ごすために!
しかし、そこで出会った女の子は、俺と恋がしたいだなんて言い出した。
「絶対にNOって言ってるだろ?」「嫌よ、もう決めたんだもの」「決めた? なにを?」
「私は、あなたと恋がしたいの」
これは、俺の高校生活の青春と戦いの物語だ。
小説家になろうnaviを聞いて書き始めた恋愛モノです!
2日に1回くらいのペースで、投稿できたらいいなと思ってます。
よろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 19:00:00
232812文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:138pt 評価ポイント:48pt
作:三方一所健之
異世界[恋愛]
完結済
N0558HD
魔法と科学が融合した理想の王国「テイトミア」。ある日、王国の王女ローゼスカは、臣下のトランジェニスから、王国に対する不穏な動きがあることを伝えられる。
ローゼスカはその「動き」を自ら探るため、情報の源となった場所をトランジェニスから訊き出そうとするが、王女の身を案じた兵は、頑なにそれを拒否する。
二人は「ツトレノガトン」という事件をきっかけに、互いに惹き合う仲になっていた。トランジェニスは、ローゼスカを絶対に危険な眼に遭わせたくなかったのだ。
しかしながら男の心
女知らず──ローゼスカはウルトラ・コンピュータと侍女兼秘書であるドレンの力を借りて、その場所の特定を試みる。
そして、ローゼスカがそこで眼にした、王国の現実とは──。
この物語は、王国「テイトミア」を舞台とした、長編の第1話となります。
また、本作の前日譚として「ツトレノガトン」という短編がございます。
本作だけでも十分に、内容を理解することは可能ですが、先に前日譚のほうをご覧下さいますと、より物語をお楽しみ戴けると存じます。
何はともあれ、魔法と科学の桃源郷、「テイトミア」へようこそ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 06:39:11
133156文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:佐々木鏡石@『がんばれ農強聖女』12/20発売
異世界[恋愛]
短編
N8677HG
「あ、アレクシア・バートレット公爵令嬢! きっ君との婚約は、破棄しゅるっ……!」
僕――エドワード王子の婚約者である「悪役令嬢」ことアレクシアは、僕より五つ年上の二十二歳。王国の汚れ仕事を一身に請け負ってきた公爵家の一人娘であり、様々な体術や暗殺術、諜報術に長けるアレクシアと僕の婚約は、王家と公爵家との結びつきを危惧する他の貴族から常に危険視され、攻撃され続けていた。そのたびにアレクシアはそれに倍する暴力と恫喝で答えているのだけれど、僕は彼女が公爵家の汚れ仕事にまみれてい
くのを見るのが嫌だった。
彼女を他の貴族の攻撃から守るため、僕は何度も彼女と婚約破棄しようとするのだけれど、この妖艶で冷酷な公爵令嬢・アレクシアは何故か頑なに僕との婚約を破棄を拒み続け、それどころかその原因となった貴族の令息令嬢を非合法な手段で次々と潰してゆき――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 12:05:56
10943文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:6250pt 評価ポイント:5702pt
「先輩好きです! 付き合ってください!!」
依田 輝。高校一年生。
初めての恋と、初めての告白──
しかし返ってきたのは
「いや、二次元に嫁がいるから」
という先輩のお言葉。彼女はヲタクだった。
しかし、輝は諦めない!!
真摯に恋に立ち向かうひたむきワンコ後輩は、頑ななヲタ先輩を攻略できるのか?!
最終更新:2021-09-24 17:24:46
16405文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:618pt 評価ポイント:480pt
「リーフ、突然の事で驚くだろうが……僕は君との婚約を破棄する事にした」
私の最愛の男性——クリス・メレディス様との結婚を間近に控えていた私——リーフ・プルームは突然婚約破棄を告げられた。クリス様に理由をいくら問い詰めても、頑なに答えず、私の事を冷たく突き放した。
そして、それがクリス様との最後の会話となってしまった。何故なら……クリス様は翌日の朝、自室で変わり果てた姿で発見された。どうやら自ら首を切って自害したそうだ。
現実を受け入れられない私の事などお構いなしに、クリ
ス様の葬儀が行われた。私もそれに参加したのだけど……葬儀の途中に最愛の人との永遠の別れに耐えきれなくなり、泣き崩れてしまう。
クリス様の亡骸から離れられない私は、使用人に連れられて控室で休んでいると、クリス様の弟——リチャード・メレディス様が慰めに来てくれた。
リチャード様は、愛する人に良く似ていて、とても優しくて礼儀正しい青年だった。私の事や家の事を心配して、よかったら兄の代わりに自分と婚約をしてくれないかと申し出てきた。
驚きつつも、すぐに答えは出せないと答えると、彼は快く私の言葉を受け入れて、ゆっくり考えてくれと言い残して私の前を去っていった。
とても気づかいのできる彼に、いつまでには答えを返すと言い忘れていた私は、急いで追いかけると、とんでもない事を聞いてしまう。なんと、リチャード様は兄のクリス様を脅し、婚約破棄をさせたそうだ。しかも、脅しの文句として、私の命を引き合いに出したそうだ。
リチャード様のせいで、私達の幸せと、愛する人の未来が壊された……その事実を知った私の胸の中に、復讐の炎が宿った。必ず復讐をする……そのために、クリス様を脅したという証拠と、復讐をするための手札を手に入れる。そして、最高の復讐の方法を考えなければ。
この物語は、愛する人を奪われた私が、世界一憎い男に死ぬよりもつらい罰を与えるために奮闘する物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 20:11:14
19936文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:1016pt 評価ポイント:914pt
妹を守るため、すべてを捨てて兄は抜け忍となる。2人は戦続きで荒廃した京の都へ落ち伸びる―
「俺の妹は化け物なんかじゃない、たった一人の肉親なんだ」頑なにそう信じている兄だが…。
最終更新:2021-08-22 14:09:55
11902文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:72pt 評価ポイント:64pt
政略結婚の名のもとに、
大陸最強の国、グランバニアに一人の花嫁が嫁ぐ。
しかし花嫁は男!
花婿であるクラウド王子は男と結婚するくらいなら死んだ方がマシだと頑なに拒むのだが、
初夜の夜、クラウドの下半身がうっかり反応してしまったから、さあ、大変!
「お前は冥界の門を潜っちまうのか???」
クラウドの運命やいかに???
最終更新:2021-08-11 14:00:00
49142文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:146pt 評価ポイント:88pt
ある日、四神の白虎の補佐な任命されたとある女騎士レティシア。護衛も兼ねて任命されたが、レティシアは何故か頑なで……。
最終更新:2021-08-09 00:00:00
3990文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:6pt
友達から悪役令嬢物の漫画をミュージカル化した舞台に誘われたのをきっかけに、無事その沼の住人となりました。
大好きだったキャラを演じた俳優さんに惹かれつつも、かつてのように報われない想いをするのが嫌だから推しは作らない。そう頑なに自分に言い聞かせていた私が交通事故の末転生したのは、幸か不幸かその舞台の原作となった漫画の世界でした。
全三話。サクッと本日中に完結予定でハッピーエンドのつもりです。
最終更新:2021-08-06 10:13:09
29198文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:3090pt 評価ポイント:2456pt
イタリア南部の町ネアポリスに屋敷を構える貴族の兄妹はある日、不幸な事故が原因で両親を失う。母は妖精からのお告げとして遺言で、家の跡継ぎは自分と同じくらい美しい娘を娶るよう告げた。
間も無く父も亡くなり、家長となった兄はその遺言に従うべく母とそっくりな妹オルセッタを妻にしようとするも妹は頑なにそれを拒み、遂に伯父に助けを求めた末に伯父の友人である魔術師から口に含んでいる間だけ恐ろしいヒグマに変身する魔法のビー玉を貰い、次の日に兄の隙を突いて森へと脱走する。
※ジャンバ
ティスタ・バジーレ『五日物語』に収録されている作品「牝熊」をベースにした童話風変身譚です
※実在したローマ帝国ではなく、ローマみたいな異世界という認識で閲覧ください
*同作をカクヨム・ノベルアップにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 21:05:35
9687文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
人は誰しも、他人には明かす事の出来ない悩みを持っている。 綾瀬優紀も例に漏れず、とある悩みを抱える高校生であった。
悩みとは、誰かに打ち明け、共感を得る事によって状態が好転する場合もある。 しかし彼の場合、自らの抱える悩みを打ち明かしたとしても、誰からも共感される事など無いだろう。
だから彼は語らない。 その頑なな黙秘が自分を騙し続ける行為であると知りながらも。
「僕は私(ぼく)を認めない」
最終更新:2021-07-18 12:12:32
1132066文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:144pt 評価ポイント:44pt
作:道野 一葉
現実世界[恋愛]
完結済
N6789HA
「ねぇ、運命論って信じるかしら?」
唐突に神之園 楓(かみのその かえで)から
飛び出てきた問いかけは、決してロマンチックなものなんかではなかった。
物理法則によれば人間に自由意志なんて存在しない。自分で意思で行動しているつもりでも、それはただ物理法則の結果わかり切っていた現象を再現しているだけ――
彼女にはそんな夢も希望もない理論を頑なに信じなければいけない理由があった。
旧校舎の屋上でしか会えない彼女――神之園楓(かみのそのかえで)と、オカルト研究会の天才、牧瀬麻
耶(まきせまや)、そして図書室の謎の少女。
彼女たちとの出会い、その結果としての思い、それはら全て物理法則の単なる結果なのか、それとも人の意思がもたらした数ある可能性のうちの一つなのか。
次々と現れる謎に放浪されながらも悠岐前侑真(ゆきさき ゆうま)はある一つの真実にたどり着く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-17 09:13:50
116581文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:14pt
作:うみね しふ
ヒューマンドラマ
短編
N6546HA
子どもがいない優香と圭人は「児童養護施設 楓」に養子縁組の相談をする。
そこで出会った陸は双子の弟である空といつも一緒におり、周囲から孤立していた。
優香と圭人は陸たちとの縁組の話を進めていく。二人に懐く陸に反し、空は頑なに縁組を拒絶する。
「ボクはもう傷つきたくない。陸を傷つけたくない。ボクが陸を守るんだ」
そんな空には秘密があり……
※この物語は全年齢対象となっておりますが、一部暴力的なシーンがあります。苦手な方はご注意ください。
最終更新:2021-06-16 20:05:11
15114文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
名もなき小さな村で生まれた少女は、魔王の生贄に選ばれた。っはー? 異世界転生したと思ったら生贄ってどんだけー? 約束されし勝利の顔面偏差値を持ってして生まれたとしても、生贄。やっだもー生まれた時から人生詰んでる☆
とはいうものの、少女は生贄である運命から逃れるつもりは特になかった。はぁ、生贄になるのは十八歳ね、はいはい。じゃあ、それまでの人生好きにさせてもらうわ。大丈夫逃げたりしないから☆
もう一人、転生者であるベルナドットと共にやって来たのは故郷のド田舎と比べると圧倒
的都会とも言える王都。今日からここでドキドキワクワクな新生活が始まるのね! え? 何気に王都も不穏な何かがある? あらまぁ。でもそれ、私に関係ある?
これは、そんな生贄少女とそれに振り回される彼らのお話。
※主人公の性格がヒロインしてません。話の都合上頑なに本当の名前を名乗ろうともしませんし、知ってる相手に呼ばれる前に阻止していくスタイルなので本来の名前が出てくるのはかなり後になります。
偽名が酷い。偽名がごつい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-14 06:00:00
2371465文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:2526pt 評価ポイント:1208pt
「力強く突き出した右腕」という意味のザーハットクヮバハウゼナマキィ——現代は単に「大湖」と呼ばれることが多い——東岸、夏が短く冬には厚く雪が降り積もる地域に、プーリアという小国があった。プーリアは端から見ると頑ななまでにこれまでの暮らしと秘密を守ろうとしてきた。プーリアの秘密とは、烏、熊、魔法。
そんなプーリア東端の国境にある城塞都市トツァンドに賓の到来が告げられた。海に近い都市国家ブガルクの台頭が目覚ましく、大湖沿岸地域が揺れ動いたある年の、夏の始めのことだった。
最終更新:2021-06-13 08:00:00
306836文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:14pt
王国海軍に所属しているエネは、上司のアドルフと婚約関係にあった。しかし、彼から突然、婚約破棄を告げられてしまう。理由を尋ねても、彼は頑なに答えない。
エネは彼を諦めきれずに、男装して海軍に紛れこむのだが──アドルフもまた、エネには言えない事情を抱えて苦悩していた。
最終更新:2021-06-09 18:05:50
11839文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:752pt 評価ポイント:664pt
頑なに、絶対に、何が何でも魔法を使わない。
そんな魔女が村の奥に住んでいた。
このある日突然現れた美しい魔女は由緒正しき家の魔女だと言って村に家を借りて住み始めた。
しかし、魔女であればどんな者でも自分の力を見せつけるかのごとく魔法ばかり使うのに、その魔女が魔法を使ったところを見たことがある者は一人もいない。
薬を作る腕は確かだったので村人は魔女が住むことを許したが、魔女が来て数年経つというのに、誰も魔女が魔法を使ったところを見たことがないのだ。
なぜこの魔女は魔法を使わない
のか――そこには、ある理由があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 12:00:00
9818文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:882pt 評価ポイント:760pt
「ガッデム!」
都内某高級ホテル。
一泊十数万円はくだらないホテルの講堂内にて、野太い男の声がこだまする。集まった百余名は互いに顔を見合わせ、これから何が起こるのかを一様に案じていた。そしてそんな中、ひとりの角刈りの、サングラスをかけたガタイの良い男がステージ袖から壇上へと上がった。男は壇上から講堂全域を見渡すと、マイクを手に取り、言った。
「──はじめまして。私は当ホテル支配人の蝶〇と申します。皆様に集まって頂いたのは他でもありません。この中にひとり、当ホテル料理長が開
発したレシピを盗んだ輩がいるとの報告を受け、急遽、その者を逃がさない為、こうしてホテル内にいた皆様に集まって頂きました」
ざわざわざわ。〇野がそう告げるや否や、講堂内に人の声が溢れた。
「オラ! エー!」
蝶〇が一喝すると、ざわついていた講堂内が一瞬で静まり返った。
「まず、その事について私から深くお詫び申し上げます」
〇野は壇上に手をつくと、その場にいた全員に深々と頭を下げた。
「……ただ、皆様に時間を取らせる程の事でもありません。こちらのほうで犯人の目星はついています。犯人の名は──鈴木桜」
蝶〇がその名を告げると、ステージ最前列にいたスーツ姿の女性が肩をビクッとさせた。そう、彼女こそが鈴木桜。その人であった。〇野はステージ上から豪快に下へ降りると、最前列一人一人の顔をじっくりと見、鈴木の前で足を止めた。
「おいおまえ、名前は?」
「キューティ……ブロッサムです」
「外国人か」
「純日本人です」
「純日本人なのにその名前なのか」
「よく友達にも揶揄われていました」
「そうか。大変だったな」
鈴木はそう言われ、ホッと胸をなでおろした。これで蝶〇は何処かへ行く。そう思ったのだろう。しかし、〇野は頑なに鈴木の前を動かなかった。
「おまえ免許証見せてみろ」
「え?」
「持ってるんだろ?」
「いやです」
「何故だ」
「言いたくありません」
「いいから命令だ。早く見せろ」
「いやだああ!」
鈴木は必死に暴れて抵抗してみせたが、呆気なく免許証を取られてしまった。
「おまえ、鈴木桜じゃないか」
「違います!」
「ここにそうあるだろ」
「それは私の父です!」
「嘘つけ!」
「ホントです!」
「もういい、ステージに上がれ」
「え?」
「制裁だ」
こうして主人公の鈴木桜はビンタされ死んでしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 21:01:09
200565文字
会話率:63%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:274pt 評価ポイント:152pt
『魔法』という存在を引き金に始まった終わりの見えない戦争。その時代を生き、国の旗頭になっていた王女は、終戦を契機に婚約者であった王子に向けて、ある誓いをこぼした。
それは、誰かを守る。
そんな場合を除いて、魔法は二度と使わないというものだった。
————また、いつか。どれだけの時間がかかるかは分からないけど、いつか、会いにいくから。
これは、己の婚約者とそんな約束を交わした王女の二度目の物語。
頑なに魔法を使おうとしない少女と、ある青年の物語。
最終更新:2021-01-22 14:14:02
15875文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:10984pt 評価ポイント:9580pt
公爵令嬢エリザベスは、王太子エドワードに幼いころから熱烈に求婚され続けているが、頑なに断り続けている。
彼女には、前世、心から愛した相手と結ばれ、毒殺された記憶があり、今生の目標は、ただ穏やかな結婚と人生を全うすることなのだ。容姿端麗、文武両道、加えて王太子という立場で国中の令嬢たちの憧れであるエドワードと結婚するなどとんでもない選択なのだ。
彼女の拒絶を全く意に介さない王太子、彼女を溺愛し生涯手元に置くと公言する兄に挟まれ、彼女の人生の目標はどうなるのだろうか。
最終更新:2021-01-17 11:00:00
74536文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:8091pt 評価ポイント:2867pt
かつて各地が都市国家により治められていた国、ガーランド。
国が統一され、都市国家制と貴族制が廃止されて久しいが、積み重なった歴史は未だ色濃く気配を残していた。
ある雨の日の夕暮れ、ドウア市の市長の息子ラルクは、街で餓死寸前の浮浪者の娘に出会う。生き延びようとする意志が見えない娘を捨て置けず、ラルクは娘を邸に連れ帰る。
娘の世話をするラルクだったが、娘は怯えた様子で頑なに口を利こうとせず――――――
(第七章 第15話、一部内容を修正しました(修正日2021年1月3日)。
ご了承ください。他の回の修正は、主にひらがなから漢字への訂正などの微修正です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 08:12:18
75178文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:130pt 評価ポイント:86pt
作:12月24日午後9時
現実世界[恋愛]
完結済
N7839GR
皆さんはこんな話をご存知だろうか。人が感じる幸福度の話だ。幸福度というのはあくまで主観的な指標に過ぎないが、それに寄与している要素として一人当たりのGDPや健康寿命、社会的支援等が挙げられている。
しかし、皆さんはご存知だろうが日本の幸福度はきわめて低く、その原因をこれらの要素で説明するのはやや苦(くる)しい。とすると私たち日本人の幸福度の低さを説明するには他の要素に注目する必要がある。その要素とは極めて精神的なものだ。
本邦において諸外国よりも著しく劣後している精神的要素と
はいかなるものが想像できるだろうか?嗜好への寛容性、趣味に没頭できるか、アイデンティティをどれだけオープンにできるか。これらについて必ずしも日本は劣っているとは思わないであろう。むしろ優れている部分もあるのではないだろうか。しかし、一つだけ見逃している点がある。それは自己に対する抑圧だ。社会が如何に寛容であろうと、自分自身がそれを許さなければ精神的な幸福には至らない。つまり日本では様々な趣味や趣向が社会的に受け入れられている反面、それらを頑なに認めない人間が多くいるのだ。
この問題に対処すべく我々『幸福度促進委員会』はいくつかの候補者を選定し観察してきた。そして協議の結果、我々の計画は次の段階へと歩を進めることが決まったのだ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-12-31 16:00:00
16849文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:28pt 評価ポイント:16pt
作:安路 海途
ヒューマンドラマ
完結済
N4186GR
変わる世界、忘れてしまった古い思い出、きれいなものたち――
――たぶん、わたしたちは昔ほどきれいじゃない。
子供の頃にあった、純粋さとか、希望とか、単純さ、そんなものはいつのまにかなくしてしまったり、元の形を変えてしまったりしている。それでも、わたしたちは日常を通過させていく必要がある。惰性的に、よんどころなく、いくぶんかは愉快に。だって、それが世界というものだから。
ある日の教室で、わたしはふと彼女に目をとめた。特別な形をした星座を目にするみたいに。彼女は一人で
じっと、本を読んでいる。その姿は不器用で、危なっかしくて、頑なで――何より、傷つきやすそうに見えた。
先生から頼まれたこともあって、わたしは彼女と接触する。何しろ、ずっと昔は友達だったのだ。その時のことは、もうほとんど思い出せなくなっていたとはいえ。
でも、彼女との会話はうまくいかない。彼女が何を抱えているのか、わたしにはわからない。その瞳には、とても大切な時間と、大切な場所のことが映っているような気がしたのだけど。
そして、ある雪の日のこと――
わたしは思い出す、彼女の瞳に映っているもののことを。
(17/8/23~17/8/30)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 00:00:00
23708文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:12pt
僕はすぐに調子に乗ってしまうから
キーワード:
最終更新:2020-12-20 19:24:46
650文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:32pt
検索結果:217 件