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大国と呼ばれる国々では、1950年代初頭から長年に渡ってひとつの研究に膨大な資金が投入されてきた。
学問では超心理学といわれ、有識者からはオカルトと批判されるようなパラノーマルな研究だ。
すなわち、ESPやサイコキネシスなどと呼称される超能力である。
1960年代以降にはサイバネティックスと呼ばれる学問も成立し、人間と機械のシンクロを解き明かす科学的試みも実施されてきた。
1980年代後半には日本が誇る世界的なコングロマリットが超能力研究所を開設し、透視能力やテレパシ
ー、気の科学的な検証などを行っていたことを知る者も多いだろう。
現代において、超能力というものはフィクションの世界ではテーマとして取り上げられることも多いが、現実社会のニュースとしては記事として記されることがほとんどない。
生まれつき高いIQ値や才能を持つ者は、天から才能を授かったとしてギフテッドと呼ばれる。近年ではメディア露出の多いパワーワードだが、彼らこそが超能力者なのだろうか。
答えは否である。
超能力は過去には神通力とも呼ばれていた。しかし、実際には天や神から授かった能力ではなく、先天後天問わずに脳や遺伝子の突然変異で現れる能力との見解もある。そして、それは鍛錬や思考により、複雑なロジックを形成して昇華を可能とするものだと考える学者たちも存在した。
その理論から、一部では超能力者はホルダーと呼称されている。
一般的な視点から考えると、ギフテッドに比べて超能力者のメディアへの露出が極めて少ないことに疑問を感じる者もいるだろう。
では、超能力の研究は衰退したのだろうか?
これも答えは否である。
それらは国家機密として厚いベールに包まれながらも、様々なレベルで国家安全保障の名目において継続されてきた。
数万、数千万にも及ぶ実証実験。
そして、禁忌とされる人体改造や脳機能への介入など、倫理から外れた研究が行われていることを知る者は稀である。
その研究の結果、生み出された超能力者のひとりが、閉鎖的な日々に辟易して研究施設から逃走を決意した。
彼を待ち受けるのは過酷な未来か、それとも心躍る至福の人生だろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 22:21:03
24562文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
技術が進歩し、量子コンピューターやサイバネティックスなどと共に、特異な粘菌とナノマシンを組み合わせたテクノロジー『ミクソガストリア・グレイルウム』――通称『グレイル(聖杯)』が普及した2025年。
最先端技術とその研究機関が集まる日本の都市『陣界市(じんかいし)』の中心で、突如竜型の巨大ロボットが姿を現す。
最先端技術の塊である"竜"に対して為す術も無い日本は陣界市を隔離。
一方、米軍は"竜"の制御を企み、国連は"
竜"の回収を計画。
屈強なサイボーグばかり採用する民間軍事会社『フィクス・アウレア』は、目的のために兵士を送り込む。
陣界市で暮らすごく普通の少年『東郷(トウゴ) リシン』もまた、些細なきっかけから"竜"を巡る大きな争いに巻き込まれてしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-21 15:00:00
17408文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
科学技術の発達した世界に、雨が降る話です。
この作品は「カクヨム」にも投稿しています。
最終更新:2017-11-08 00:53:28
7292文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:ゆずりはの練習垢
空想科学[SF]
連載
N2319DY
サイバネティックスや再生医療が確立され、技術の進歩は生命の価値を一変させようとしていた。
記憶を失った状態で国立電脳研究所に幽閉されていた少年、千歳(ちとせ) 奏(かなで)は、どこか儚く可憐な少女、白羽衣(しらうい) 瑞羽(みずは)によって導かれるように施設外への脱出を試みる。一方、幼き頃に遭遇した事故によって全身義体への換装を余儀無くされた海月(かいつき) 藍那(あいな)は課された任務の中で、自己の存在を揺るがす真実に直面する。
西暦二○二七年ーーー憂うべき街の片隅で既に
その芽は出始めていた…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-27 19:04:24
1811文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:シーモア・ハーク・ロッチ
ノンジャンル
連載
N6237CQ
全身サイボーグの弾造は、古めかしい太刀に宿るハラペコ付喪神としゃべるリヴォルバー式ハンドキャノンの泣き虫魔銃を相棒に、魑魅魍魎が跋扈する不夜城新宿・歌舞伎町を征く。
『仇討ち』代行として、雨雲さえも貫く超高層ビル・セントラルタワー75階を目指す。
時は22世紀、九州より突如発生した奇病は瞬く間に北上し、日本全土を覆い尽くした。
発熱、倦怠感、皮膚の炎症、筋肉・関節の痛みから膠原病かと思われていたが、次第に目鼻耳口、手足の指、肘より先、膝より先の喪失が症状として現
れた。原因不明の欠損病は世界各国でも次々に報告された。
しかし世界は、発生源などどうでも良かった。
各専門家がつばをとばし熱弁していたように、日本に端を発する世界恐慌の到来に震えていたからだ。
そうした状況にあっても各国から医療分野をはじめとして、法人も含む多種多様な人材が名乗りを上げ、崩壊しかかっていた日本への支援に駆けつけた。
しかしながら欠損病に対する根本的な治療薬は見つからないままに1年が過ぎ、指や眼がない子が生まれる新生児が増えるにつれて、対応の仕方を変更する議論がなされた。
導き出された結論は、サイバネティックスによる人体機能の補完だ。
醜い軍事用に開発が進められていたパワードスーツから極限を生きる宇宙関連技術、機械と人体をつなぐ医療分野のほか、電子工学・機械工学などや情報通分野がともに苦悩し作り上げた義肢や義眼などが、欠損病に苦しむ日本の新たな手となり眼となった。
謎の欠損病の収束を迎え、崩壊しかかった日本は新たに生まれた産業とそれに付随するサービスをもって停滞した世界の経済状況を牽引することとなった。
都心の大規模な再開発事業と経済特別区の設置がそれを後押しするも、日本経済復活の立役者たる新興企業は国内企業を次々と傘下に収め、優遇政策・軽減税率の適用により超巨大企業に成長し、富は役員の報酬・株式の配当という形で日本国外へ流出していった。
その一方で安易な移民政策が、各地で軋轢を産んだ。
片や正規・非正規の移民、片や超巨大企業という異なるベクトルの流れに翻弄される日本――特に東京は混迷を極め、人ならざる存在をも招き寄せてしまった。
現在小説投稿サイト『taskey』 様においても同時掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-30 14:04:16
48998文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:30pt 評価ポイント:10pt
もしも、世界を変革させる手段があったとしたら、お前はどう思う?
それに頼らないと叶わないような望みがあって、世界を変革させたいと思うか?
それとも誰かの望みによって世界を歪められるなんてまっぴらで、世界の変革を阻止したいと思う?
俺、芹沢恭弥にはそんな大それた望みもなければ世界の変革を阻止しようという意志もない。俺の<フォルテ>を通して視る世界は〝油断〟だらけで変えようと思えば簡単に変えられるように思える。しかし、俺の所属している組織はどうやら世界の変革を阻止した
いらしい。そして俺は組織の命令のまま世界の変革を巡る戦いに参加し、あの男と出会った。
世界を異なるように見える少年少女が秘密裏に集められた美浜学園、そこの学生であり監視者でもある芹沢恭弥。
異世界から召喚された魔術士にして、サイバネティックス企業のNEEの研修者であるジークヴァルト。
二人は敵として出会った。
世界を変革させるという現象、マクガフィン――――それを巡る十六の人間の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-15 09:03:17
18094文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:15pt 評価ポイント:15pt
検索結果:6 件
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