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検索結果:26 件
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自分の価値に気付いていないマーガレットは、この国きっての資産家、ブランドン辺境伯と結婚することになった。
社交的な妹リリーと比べられた人生で、初めて自分が必要とされた出来事だ。
ブランドン辺境伯の元へ、幸せの絶頂を噛みしめながら、初めて夫に対面するマーガレット。
「マーガレットだって! 俺が結婚を申し込んだのは、リリーだ」
「この結婚はただの間違いだからな。離婚可能な時期となる半年後までの手違いの夫婦だ」
待っていたのは、妹リリーへ結婚を申し込んだはずのブラ
ンドン辺境伯。
こんな事になったのは、妹リリーの我儘のせい。
この結婚は、マーガレットに内緒のまま、リリーから押し付けられたものだった。
辺境伯が求めていた妻は、当主不在の時に、気難しい個性を持った従者達をまとめて屋敷を仕切れる気概。
「マーガレットが、気難しい叔父上と交流があるのは驚きだな」
到底マーガレットには出来ないと思っていたが、屋敷にいる偏屈な人物達がマーガレットにどんどん従順になっていく。
「薬を作るって、マーガレットが!」
リリーの特技だと思っていた、薬草を煎じた薬作り。実はマーガレットの特技だと知った辺境伯。
マーガレットに恋心を寄せ始め、離婚を取り消したい。
なのに、鈍感な妻は夫から逃げ続ける。
夫からの必死のアプローチも空しく、妻には想いが伝わらない。
「俺との離婚祝いか、お前たちの結婚祝いか知らないが、マーガレットへの最初で最後の贈り物だな」
夫が隊長を務める兵士の1人へ、妻が想いを寄せていると信じ込み、身を引く夫。
離婚の期限が迫ったその時、妹リリーがマーガレットと辺境伯の前に現れた。
我儘なリリーは自分に届いている悪条件の縁談話を押し付け、離婚予定の姉に代わって、辺境伯の妻の座を手に入れようとする。
夫はリリーを追い返すが、それでも2人が両思いであることに気付いていない手違いの夫婦。
その気持ちは、些細な事をきっかけに通じ合う。
正式な夫婦になった2人が王都の社交界で見聞きしたものは、自分の価値に気付いていない、マーガレットの本当の評価だ。
効果抜群の薬を作るのに鈍感すぎる妻と、口が悪いのに紳士的な夫の、すれ違いラブコメディー。
一途に妻を想う俺様口調の必死な片想いは、何をして、何を言えば成就するのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 21:38:17
117944文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:19362pt 評価ポイント:12570pt
テレビで放送されていた『忠臣蔵』をみての感想。
最終更新:2023-12-17 22:16:25
920文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:36pt
野良猫には基本的に名前などないのだ。まあそれはそうだろう。それでも猫同士で呼び合う名くらいはある。俺の場合、トラ模様だから単純にトラだ。親分などと呼称されることもある。俺は体躯が立派な猫なのだ。なにせ大きい。だから寝床を共にする連中は俺が守ってやらなくちゃならない――それくらいの気概がなくちゃならない。せっかく大きな身体に生まれたんだから、俺はみんなのために矛や盾になってやる必要がある。俺自身キザッタらしいことだと思いながらも、そこにあるのは決意だろう。
最終更新:2023-12-01 12:02:41
3839文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:64pt 評価ポイント:60pt
多分バスに乗って外を眺めていた時に考えていた事を9月16日に書き留めていたようです。さっきノートを読み返していて見つけました。
自分にはまだそういう気概はないんですけども、人生どん底だと思い込んで諦めかけていた自分に言い聞かせたいです。
人それぞれ幸福の形は違うと思います。生きるのも独りではままならない自分が小説を書いてもいいのは相当な贅沢だと感じています。
最終更新:2023-11-03 17:13:21
200文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
俺っちは〇という。〇だから〇だ、〇なんだなぁ、〇だから。名字はそうなのだけれど、たいていの「仲間」は下の名前で呼んでくれる。「○〇」とか「○○さん」って。俺っちはそのへん、心地良く思っている。自衛軍に所属し、それから某中南米のゲリラに応じたときにもなかった現象だ。自衛軍でもゲリラでも中途半端な働きしかできなかった俺に声をかけてくれたヒトがほんとうにいたのだから。俺は彼のために――いや、彼の組織のために働こうと決めた。ほんとうは早々に相手を見つけて結婚して、また自衛軍に舞い戻っ
ても良かったのだけれど、それは違うと思った。俺っちはまだまだ現場第一だ。同僚のために身体を張る気概だってある――つもりだ、ううん、それは絶対だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 04:25:19
4084文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:22pt
「く、櫛崎(くしざき)さん、おはよう!」
「…………」
「嗚呼櫛崎さん、今日もお肌がスベスベで見蕩れちゃうわ!」
「…………」
氷の女王こと櫛崎さんは、今日も男女問わずクラスの人気者だ。
辞書の『傾国の美女』の欄に載っててもおかしくないくらいの絶対的な美貌を持っている櫛崎さんなので、さもありなんといったところではあるが。
だが櫛崎さんはそんなクラスメイトたちに対して、いつも通り無表情のガンスルーを決め込んでいる。
にもかかわらずみんな「櫛崎さんはそうでなくっちゃ!」
とか「嗚呼、櫛崎さんの射抜くような冷たい瞳、素敵……」と、恍惚とした表情を浮かべている。
うちのクラスにはドMしかいないのだろうか?
まあ、俺は至ってノーマルなので、冷たく無視されるとわかっていて挨拶をする気概はない。
なので隣の席に座った櫛崎さんのことも、一瞥するだけですぐスマホに目線を戻した。
――が、
「…………」
「――!?」
何故かそんな俺のことを、今日も櫛崎さんは無言でギロリと睨みつけてきたのである。
またオレ何かやっちゃいました??
てなことがあった週末の日曜日。
妹のみちるに半ば無理矢理買い物に付き合わされ、二人で街中を歩いていると、偶然櫛崎さんと出くわした俺たち。
が、何故か櫛崎さんは俺たち二人を見て、絶望にまみれたような顔をし……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 21:09:22
6294文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:4076pt 評価ポイント:3384pt
国内随一の名門、ヴィオーザ魔法学院。 そこにユリウス・ヴォイドという謎の新入生が、一ヵ月遅れで現れた。
目つきが悪く口も態度も悪く、そのくせ魔法使いとして極めて優秀な彼は、来て早々から悪目立ちをし、誰かと親しくなろうという気概は感じられない。
だが、誰も知らなかった。 こんなユリウスの目的が――――『友達を千人作る』だったなんて。
最終更新:2023-04-21 18:09:58
71561文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:52pt 評価ポイント:38pt
反省しつつ、サンプルサンプル。
最終更新:2023-01-27 11:19:55
1256文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:51pt
総合ポイント:120pt 評価ポイント:120pt
シュークリーム頼んだら、中身がカスタードじゃなくてカラシだったような、そういうやつよ。
最終更新:2023-01-23 11:51:14
1037文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:118pt 評価ポイント:112pt
どこぞの漫画では連載の最後に、主人公の剣の先にみかんを描いて出版社に対して最後の反抗をしたらしいが、俺はそれを聞いて戦慄してしまったね。
なんて気概のあるやつなんだ。
俺はもちろん、普通の人間であるわけだからそんな気概などミリもない。
まあ、そこが常人と常人ならざる者との境目っていうことなんだと思うが、俺は全くその人たちが羨ましいとは思わないね。
ここで、これまた常人ならざる者のライトノベル作家はきざにも「閑話休題」なんて言葉を使うんだろうが、ああ、全く惹かれない。
閑話休題
ところでこの物語とはどんなものか。
それは、普通な人間であるこの俺の、普通の物語だ。
昨今はイロモノが多いらしいが、だから王道へとまた回帰する。
そんな動きがあっても面白いんじゃないか?
まあ、そんな精神論ならぬラノベ論などどうでもいい。
凡人が饒舌に語ったってなんの魅力にもなり得ないわけだから、さっさと始めるとしよう。
さあ、これが凡人な俺の、転生物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-09 13:17:43
83917文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:66pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:16pt
歳を重ねたから。
結果は残せなかったから。
気概も薄れてきているから。
そう思っていても。
キーワード:
最終更新:2021-07-14 19:06:38
438文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:57pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:30pt
人の魂は三つの部分からなる。 「理性」、「気概」、「欲望」。 近代化による普遍化、消費型生活は「理性」と「欲望」を利用して気概を捨てさせた。人々はわずかに残された気概の一部、「他人と平等に扱われたい」という「対等願望」にすがり、この世界を生きている。そして誤差はあるが、それが達成されている。簡単に言うと、誰もが誰かをしのぎたいという「優越願望」を持たない時代が到来したのだ。 主人公、香乃智はその世界を嫌悪していたが、新しい価値、誰かを超える何かを見つけられない、「役に立たない
」自分に失望していた。 大学受験の終わった三月、失望した彼のもとに一人の少女が現れる。 現代社会の毒素、世界の閉塞、彼自身の無価値。平和と共存する人間の価値を問うように少女とともに彼は歩き始めた。
なお、同ネームでpixivにも投稿しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 18:10:45
633494文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:57pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
コロナウィルス第2波をめぐる話です。
ポーは予言していた。
魔法時代の「猫」の恐ろしさを予言していた。
「魔法」の二文字さえ、新聞記事として書けない新聞記者達よ、国の世論をリードしていく気概はどこに行ったか。
芸術の力を信じる、作家の月矢。
芸術よ甦れ。
最終更新:2020-09-06 15:22:31
1105文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「魔王ならば、世界を征服するくらいの気概を持ちなさい!」
魔王に攫われた公爵家令嬢は、自分を攫った理由の不甲斐なさに腹を立て、攫った張本人を足蹴に世界を征服する。
「世界の一欠片たりとも、渡しはしませんわ!」
これは世界を手中に収める悪役令嬢と、それに振り回される人々の物語。
-------
※女性の方にも男性の方にもお楽しみ頂ける内容を目指しております。
最終更新:2020-08-15 18:11:36
108245文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:498pt 評価ポイント:288pt
初恋《よろこび》も失恋《かなしみ》も、王位継承権第二位という重責を背負って立つ気概も。
──すべて、あなたが教えてくれた。
あなたの傍で、泣いて笑って、一緒に歳を取って生きたいとどれだけ願った事だろう。
それでも、あなたがわたくしの手を取る事はないし、わたくしにはそれを強引につかんで走り出すこともできない。
けれど。
「自分に恥じない自分でいるために」
わたくしは、この国で生きていく。
********
「すべて、あなたがくれた」関連作アーマニ様の過去編です。
第二章にある2ー2と2ー3の長編版ですが、あちらを読まなくても大丈夫だと思います。
ただし一部あちらで鍵となるアイテムに関する記述があります。どうやって手に入れたんだという部分が判るようになってます。
気になる方は一章だけでもお読みいただくと「これか」となるかと。
全10部。予約投稿にて完結済。毎日1話ずつ21時に更新します。
※残虐なシーンがあります。戦闘による生死、怪我の描写が苦手な方は回避をお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 21:00:00
72541文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:916pt 評価ポイント:666pt
褒美として、同盟国の姫君が下賜された。気に入らなければ切り捨てようと思ったが、気概のある女だ。悪くない。
なにより、緑の瞳が美しかった。
最終更新:2020-01-23 20:37:42
3901文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:90pt
総合ポイント:164pt 評価ポイント:136pt
悪魔の子と差別され蔑まれた黒髪と黒い瞳を持つ少年レイヴンは、同じく帝国で迫害されてきた一族の巫女と出会う。
彼女は言った「全てを欲しがってみろ! 全てを手に入れ、全てを守り抜く気概を見せろ! 」と。
彼がその言葉から選んだ手段は、誓約を作り、信頼できる仲間を求める事だった。
そんな少年レイヴンが殺し屋から、賞金稼ぎになり、英雄と呼ばれたり、裏社会のボスと呼ばれたりしながら、国を滅ぼすまでになる話。
※12/28にタイトル・あらすじを変更しました。
最終更新:2020-01-12 00:11:58
69018文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:94pt 評価ポイント:48pt
村瀬龍星は大学教授になることを夢見ているが、いまだ非常勤講師のままで複数の大学を転々として不安定な生活を送っていた。そんな時、郷須都雷太という名の得体の知れない男と知り合い、彼が束ねる組織で大学教授が発表する論文のゴーストライターをやって生計を立てている。村瀬は学生の頃は一流大学として名高い帝都大学で美学を専攻したが、表象文化論という分野にも興味を示していた。これは目新しいことに興味を持つ若者を魅了し、たちまち有力な派閥を形成したが、その急進性は指導教官の大宮を初め保守的な
研究者から異端視された。そこで村瀬はうわべでは美学の研究をしているふりをしながらゴーストライターとして表象文化論の論文を書いていたのだ。そんなある日、大宮から本郷大学の専任講師に推薦されるという辞令が舞い込む。村瀬はこれからは自分の名義で著書や論文を書いて論壇の寵児になってやるんだという気概に燃え、妻の雪奈と喜びを分かち合う。同時にゴーストライターをやめることを郷須都に告げ、その組織を去る。しかし、本郷大学を訪れた村瀬は初めから講義の内容をめぐって主任教授の山岸と対立し、その一方で助手の北沢から指導教官の後ろ盾を失って万年助手に収まったと打ち明けられて、専任講師になっても自由に研究できないんだと思い知らされる。実際に本郷大学に赴任してからも卒業論文を書く学生たちと面談をして、美学と表象文化論の対立に巻き込まれる中で自分の将来におびえて萎縮し、大学院に残るために書きたいテーマで卒業論文を書けない姿を見て、大学では学問の自由なんて保証されていないんだと実感する。そして、ある学生の指摘から山岸が発表した論文が実は自分がゴーストライターとして書いたものだと気付き、このことを告発して山岸を主任教授の座から追い落としてやろうかと画策する。こうして悩んでいることは雪奈にも見透かされるが、雪奈にも自分らしい人生を歩んでと言われ、自分は何をしたいのかをあらためて考え直す。そして、ゴーストライターをやっていることを初めて告白して雪奈にプロポーズした日のことを回想し、自分の本当の気持ちを取り戻す。最後は本郷大学の専任講師を退職して、何にも囚われない自由の文士としてゴーストライターに戻るのだった。
この作品は他のサイト(エブリスタ、comico、novelabo、ストリエ、カクヨム)にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-01 08:38:52
33168文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
【キャト-られ:(動)「キャトルミューティレーションされる」の略。
キャトル-ミューティレーション:(名)UFO(未確認飛行物体)に誘拐されること。】
――悪役令嬢ベラドンナは婚約破棄の真っ最中に思い出した。自分の前世は日本人で、ここが前世でプレイしていた乙女ゲームの世界であると。そう、目の前で自分の婚約者に寄り添う少女こそ、ゲームの主人公である。そして気付いてしまったのだ。彼女の頭に何故かアンテナが生えていることを……。(第1話 キャトラレ婚約破棄)
――舞踏会の最中
、いままさに婚約破棄を高らかに宣言しようとした王子に齎される唐突な天啓。王子は悟る。どうやら自分は、今夜誰かに“寝取られる”らしいと……。(第2話 ネトられ婚約破棄)
――この拳で天下を獲るッ!……そのような気概を抱き学園への入学を果たしたリリィと、そんなリリィに全く関係ないところで超能力に目覚めた王子。(第3話 サトられ婚約破棄)
(※連作短編、全三話完結)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-14 20:00:52
16365文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:345pt 評価ポイント:229pt
兄の忘れ形見である姪を救うため、兄から譲り受けたレーシングバイクで一般道を時速200キロで突っ走るドクター、暮林。
天災と時には命をかけて戦う気概溢れる医師とその仲間たちの物語。
最終更新:2016-08-10 05:26:32
5008文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
雪の中の小国フロステル王国は粛清目的の難民引渡しを拒否したことにより、隣国ペロニアの侵攻を受ける。
開戦当初こそ、小国の気概を示すのだと意気揚々の国民だったが、戦争そのものは泥沼化し、兵士たちは雪原のなかに掘ったトンネルで暮らし、戦い、死んでいく……。
最終更新:2016-02-23 07:11:50
125315文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:66pt 評価ポイント:30pt
武田晴信(はるのぶ)とは、武田信玄の出家前の本名です。拙著では信玄の前半生を対象にしており、晴信の名でとおしています。
欲望のためなら手段を選ばない極悪非道の人間、あるいは悩み事一つない完全無欠のスーパーヒーローとして描かれることの多い信玄ですが、ここでは気弱で心根のやさしい人間が、戦国時代を生きぬくためには非情にならざるをえない苦悩を書きます。
物語は、前世の記憶をもつ現代人が、当時の自分、武田晴信について紙に書き残そうとして始まります。そのため、主人公は「私」という人
称代名詞で語ります。また、カタカナ言葉も地の文で使用しています。
武田晴信には禰々(ねね)という妹がいました。禰々は十六という若さで死にます。死因ははっきりしていません。自ら命を断ったのかもしれません。十六というのは数え年であって、現代なら中学三年生くらいの女の子です。
晴信は妹の嫁ぎ先を侵掠し、夫を殺し、子供を禰々から引き離しました。
晴信が禰々に対して、どのような気持ちでいたのか、それを伝える文書はありません。感情を他人に吐露することはなくとも、慚愧の念で自分を責めていたのではなかったか。
▼武田信玄のイメージを180度ひっくり返す気概です。史実や逸話に基づいていますが、根本的な間違いがあれば、ご指摘いただけるとありがたいです。お気軽にどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-30 20:05:16
95188文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:95pt 評価ポイント:33pt
ペンギンのヒデキ・ペンギンペンギンは中年にさしかかったが、それでも日々「素晴らしいY・M・C・A」の気概で、妻のローラ・ペンギンペンギンとともに悠々自適の生活を送っていた。
とはいえローラはちょっと日々の生活に物足りなかったり。ああ、過去のあの情熱に満ちた日々を思い出すに付け、物足りない。
だから、新聞に織り込まれていた1枚のチラシに注目した。
かつてこのあたり一帯をペンペン草1本も生えないような大地にし当時の地球の重量バランスを崩していわゆるポール・シフトと呼ばれる
極ジャンプを引き起し氷の世界にしたという、環境破壊の代名詞的な除草剤の広告だ。
なんと、ペンギンが摂取すれば媚薬の効果があるらしい。
「本当かしら?」
とかいいつつもローラは頬を染めて注文するのだった。
他サイトの企画「ペンギンフェスタ」に出展した2007年6月の過去作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-16 10:07:49
1338文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
作:Veilchen(悠井すみれ)
ヒューマンドラマ
短編
N9889CD
国を憂える王妃の気概。
※短編「 私は悪いことなど何一つしていないのです」の王妃視点です。
最終更新:2014-06-22 22:50:02
5236文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:1413pt 評価ポイント:1183pt
秦王政が即位して十数年。秦の天下は目前に迫っていた。これを阻むものが唯一あるとすれば、それは“楚”。南方の雄、楚人の熱き気概であろう。
最終更新:2014-01-17 00:00:00
23196文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:126pt 評価ポイント:56pt
秦を敗り、一時天下を掌握したと思われた項羽は今、じりじりと劉邦の軍に追い詰められていた。
未だ力は山を抜き、気概は天をも蓋うほどであるのに、彼に残されたものは愛馬と愛姫のみであった。
※「月刊歴史読本」2011年9月号の読者のページに載せていただいた物の、枚数規定上削除しなければいけなかった部分を含めた話になっています。
最終更新:2011-09-10 00:00:00
1957文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:14pt
検索結果:26 件
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