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検索結果:361 件
この世界では、15歳になると神から「天恵」という特殊な力が与えられる。古き時代より人々はこの力で、人生を謳歌したり世界を発展させたりしていた……らしい。
そんな古臭い話、今の時代じゃ誰も口にしない。天恵なんてマユツバな代物、誰も欲しない。知ろうともしない。考えてみりゃ当然だ。自分の思い通りのものかどうかも分からないのにわざわざ高い金を払ってお告げをもらおうなんて、誰も考えない。少なくとも、俺の暮らすこの街では。恵神も天恵も、もはや完全に昔の伝説に過ぎない。俺の周りにも誰もい
ない。「天恵」を得た人間なんてのは。
世界も俺も誰もかも、天からの恵みなんて忘れている。今はそんな時代。だけど、俺は知らなかった。まさか天恵で、俺の人生が大きく変わる事になるなんて。
俺の名はトラン・マグポット。
19歳の誕生日を機に、俺の運命は動き始める。そう、あいつと一緒に。
ようこそ俺たちの店へ。 これは天恵を告げる、神託師の物語。
※スマホの方は「1行16文字」の設定でお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 09:48:04
516366文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:182pt 評価ポイント:0pt
母親は側妃、でも僕は第一王子なので、王位継承権は第一位。
ようやく思考と肉体が繋がって、思い通りに体を動かせるようになったんだけど、どうにも僕の環境はよろしくない。
どうやら父親の国王陛下は、最愛の王妃様との間に出来た第二王子を自分の後継者にしたいようで、第一王子とその母である側妃を放置。放置というか無視。
なんかこれってどこかの小説で見たようなテンプレじゃないか?
国王陛下から邪険に扱われる側妃を母親に持つ王子様が、自分は愛されてないとかなんとか拗ねまくって、あれは嫌だ
これは嫌だ我儘放題に成長した挙句、学園の卒業式で、国王陛下が王命で決めた、家柄も容姿も性格も完璧な婚約者の令嬢に婚約破棄を突き付けて、ご立派な人格者な弟王子に婚約者を横取りされて、ざまぁされる王子様。
冗談ではない。
そんなやべーフラグは折るにに限る。
自分の将来のほうが大事。
まずは王子様をやめようかと思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 20:00:00
216938文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:96346pt 評価ポイント:55038pt
「これは、運命かもしれない」容姿に惹かれ、リアの友達(※ほんとは恋人)になることを決意したネファーは、リアの意思関係なく強引なアプローチをする。当然だがリアに引かれ、思い通りにならないと打ち、怪我の手当てはした本人がする。一言で言うなら、「わけの分からない感情と戦う」恋の物語です。
最終更新:2024-08-06 13:21:53
30474文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
ゲーム実況系YouTuberという前世の記憶を持って生まれたカインは、乙女ゲームの世界に転生した。ライバル令嬢の兄で攻略対象という存在に生まれ変わったカインは、精神年齢がアラサーの為生まれたばかりの妹がかわいくて仕方がない。溺愛する可愛い妹の幸せな未来のために、妹の悪役令嬢化の阻止に力を注ぐ。最悪の全滅エンドである暗殺者ルートつぶしのために、未来の暗殺者(攻略対象)を取り込もうとしたり、王太子ルートつぶしのために婚約阻止を試みたり…
「最悪、主人公を俺に惚れさせて俺ルートに持
ち込めばいいし」
「ディアーナたんはゲロ吐いてても可愛い」
「(主人公と出会わない為に)俺の目の届くところに居てくれ…俺のそばに居て欲しいんだ」
「王族だからって、なんでも思い通りになると思うなよクソが」
カインは今日も妹ディアーナを溺愛する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 07:10:00
1297223文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:99pt
総合ポイント:222250pt 評価ポイント:118330pt
作:お団子茶々丸
ハイファンタジー
連載
N4638HS
西暦2099年。
環境汚染や紛争で疲弊しきった地球に代わり、人類は新たなる楽園を見出していた。
その楽園の名は【アーク】。
20年前に人類の最新、最高峰のテクノロジーで創造された、無限大に広がる仮想世界(バーチャルワールド)。
プレイヤーは、専用のカプセル端末を使用することで、現実世界からアーク内のアバターへとログインすることができ、アークで自身の分身となるアバターは、性別、年齢、声質、身長、体重、髪質、体型に至るまで、すべて思い通りに作成できる。
アー
クでは、五感は勿論のこと、食事や睡眠ですら完全に再現されており、現実世界での生活と何ら変わりなく日常を送ることができるのだ。
更に、アーク内での衣食住のサービスはすべて無料で提供され、現実世界での活動無しでも生命活動を送ることができる。つまり、ユフテルでの食事や睡眠は現実世界の肉体にも反映される上に全て無料である、ということ。
アーク誕生後、国民の生活の拠点をアークへと移し、完全な移住を国家事業として掲げる国が多く現れ、プレイヤーは爆発的に増加していった。
やがて世界中の企業がアーク内へ進出し、仮想世界での生活は今まで以上に豊かになったのです――。
「―――まさに、夢のような楽園。人類の理想郷という訳です。しかし…よくもまぁ、こんなに吐き気がするほど悍(おぞ)ましい世界を人間たちは思いつくものですね―――愚かを通り越して感心します」
「精々、束の間の幸福に酔いしれていなさい。この偽りの楽園を支える為に自分たちが何を犠牲にしているかも知らぬまま・・・ね」
そんな楽園も、明日でアーク生誕は20年を迎える。
このめでたい一日を記念し、アーク運営から20周年の節目を祝う“贈り物”が全ユーザーに届けられるというが――――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 12:36:45
729979文字
会話率:61%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:118pt 評価ポイント:86pt
地球と瓜二つだけど未発展の星に住む15歳の女の子のソルは、一日を終えた後、翌日には立花樹という地球の15歳の少年として目覚めます。そこで普段通りの生活をし翌朝にはまたソルとして目を覚ますのです。二人は違う世界の別の人間なのに同じ人格を持つ存在です。樹はソルの世界でソルが経験したこと自分の記憶として地球に持ち運べますし、ソルも地球で樹が体験したことを自分がしたこととして認識しています。
そんななか、ソルは生きていくにも苦労する自分の世界を地球で協力してくれる仲間たちと一緒に何と
かしたいと考えていました。しかし一人ではなかなか思い通りに進みません。その矢先、ソルの家に災害によって住む場所を失った同い年の少年ユーリルがやってくるのでした。
これはソル=樹が自分と同じように二つの世界を渡り歩くことができる仲間を増やし、協力してソルの世界を発展させていくお話です。子供たちが大人の力を借りながらも自分たちの力で頑張っていきます。皆さん最後まで応援してくださいね。
なおこのお話は完結済みの『おはようから始まる国づくり』の内容を再構築したものです。前作と話の内容が異なっております。
主人公は男の子として生活した翌日には別の世界で女の子として生活しているので一応TSタグ付けてますが、男なのに女になっていくというような描写はあまりありません。生まれた時からそうなのでそんなもんだと思っています。
ノクターンにあるのはR18版なので誘導はしませんが、お読みになる場合はあらすじの注意書きをご確認ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 20:13:52
425057文字
会話率:58%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:414pt 評価ポイント:210pt
柊人は昔、少女をかばって事故死する。
気が付くと、彼は矢のようなものと手紙を持って中世のような文化を持つ街にいた。
その矢は魔剣と言われるもので射たものを思い通りに操る力がある。
それを利用して彼は豪邸に住み、女の子に囲まれ、街を思いのままにした。
しかしそれは長く続かず、ある日目を覚ますと魔剣が盗まれたのだった。
最終更新:2024-08-02 10:03:08
438476文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:30pt
政略結婚で隣国から嫁いできた王女ステラは王太子との初夜を迎えていた。
寝室に入ったとたん「では子づくりを」と王太子に言われたステラ。
妻に対するおもいやりも気遣いも感じられない態度に、ステラは二人の仲を深めるために先に話をしましょうと提案する。
王太子は初夜を拒否されたと思い、政略結婚というものの説明をする。
すれ違い、なかなか上手く噛み合わない二人だが、世継ぎをつくるという使命だけは果たさなければならない。
愛のない夜伽を試みるが……
最終更新:2024-08-01 17:38:08
6663文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
いつものように学校から帰ってきてはパソコンの電源を入れゲームする日々。目的を達成して何気なく「このプレイヤーキャラクターをベースに更に改造して現実(リアル)に融通がきいて、俺の思い通りに改造して使えたら・・・」と思った事をそのまま口にしたセリフ。
気が付けば0:00。そのままいつも通りに寝た。
目を覚ませば洞窟の中の祭壇で寝ていた。しかも、自分の身体はゲームプレイヤーと同じ体になっていた・・・
最終更新:2024-07-30 08:00:00
1540941文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:84pt
総合ポイント:1686pt 評価ポイント:610pt
作:やきいもほくほく
異世界[恋愛]
完結済
N3867JG
「フランソワーズ・ベルナール、貴様との婚約は破棄させてもらう」
パーティーの場で、シュバリタイア王国の王太子……セドリック・ノル・シュバリタイアの声が響く。
その隣にはフランソワーズの義理の妹、マドレーヌが立っていた。
(さて……ここまでは物語通りかしら)
フランソワーズ・ベルナールは前世で読んだ小説の悪役令嬢だった。
そして『聖女』として悪魔の宝玉を抑えて国を守っていたのだが……。
(これですべてが思い通りに終わると思っているんでしょうが……甘いのよ)
マドレーヌに貶められ
て罪に問われたフランソワーズは国外への逃亡を決意する。
しかし逃亡しようとしたフランソワーズの前に現れたのは隣国、フェーブル王国の王太子ステファンだった。
彼はある事情からフランソワーズの『聖女』としての力を欲していた。
フェーブル王国で、国を救った救世主として持ち上げられ、ステファンから溺愛されるフランソワーズは幸せな日々を過ごす。
一方、フランソワーズを追い出したシュバリタイア王国は破滅へと向かう──。
*いつも誤字報告ありがとうございます
*他サイトで連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 07:10:00
103773文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:6492pt 評価ポイント:3820pt
周りの事があまり見えずに突っ走ってしまう環は、軽音楽部のライブで副部長の平井を怒らせて軽音楽部内で微妙な立場に立たされてしう。そんな中、入学以来変人と呼ばれる同学年の瑞稀も思い通りにならない現状に腐っていた。
※この作品はカクヨムでも連載しています
最終更新:2024-07-29 01:45:24
48540文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
憧れは思い通りにいかないんだね、、、、やっと気づいたよ、、、、
キーワード:
最終更新:2024-07-26 10:20:54
883文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
思い通りに事が進まない、高校生たちの話。
最終更新:2024-07-21 14:06:02
15727文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
ふと小説を読んで
自分も書きたいなんてふと思い
小説なんて書けるほどの文才も無いのに
衝動的に筆を取る
でも
理想が山より高すぎて
高い理想に己の能力が追いつかない
なんか違うな 思ってたのと違うな
次第に筆は遅くなる
そしていつもの通り
思い通りにならないと
すぐに飽きて諦めて
もういいかと思い保存して放棄
そんなことばかりしていたら
未投稿の連載小説の一話目ばかりが溜まっていた
そんな読者以上ではあれど小説家未満でしかない
何者でも無い凡才の話
キーワード:
最終更新:2024-07-20 04:09:01
2600文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:48pt 評価ポイント:48pt
完璧な家族になろう。奇妙な家族写真があなたに囁くとき、あの廃墟で——。
幼い頃、とある廃墟に忍び込み、私は家族写真を拾うが、
背後から「完璧な家族になろう……」と囁く怖いものに出くわし————。
それから24年後————
私は認知症の母親の介護をする為に、休職して福岡にある実家に戻った。
しかし、考えていた以上に過酷な介護に私は日に日に疲弊していくことになる。
毎夜徘徊する母、勝手に外へ出てしまう息子。
思い通りに行かない日々を過ごしていた。
徘徊する母と息子は決まっ
て、あの廃墟の前で見つかる。
そこは、私にトラウマを植え付けた廃墟だった。
廃墟で拾ってきた何の変哲もない家族写真、関わってはいけない廃墟————。
それらに関わってしまってから、私の周囲で異変が起こり始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 19:10:00
124176文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
思い通りには成らない現実空間であるなぁ
キーワード:
最終更新:2024-07-11 20:31:11
384文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:16pt
作:りょうと かえ
異世界[恋愛]
完結済
N2862JB
生まれつき魔力が強いせいで毒親に虐げられてきた私。なんでも異母妹が霞んでしまうからだとか。
それで私は完璧な婚約者を持っていたけど、毒親の思惑で婚約破棄せざるを得なくなって断罪されたんだよね。つまり私はざまぁされる悪役令嬢だったわけ。はぁ、毒親を持つと本当に苦労させられる。
やり直しの人生では絶対に思い通りになるものか。というわけで私は隙を見て、養子に出ます。あ、公爵家なんて異母妹にあげますから。
え、魔力が強いから王家の養子に欲しいって? もちろん、私はそちらに行きます
ので。
で、怖いはずの王妃様なんですが、ちょっと私に甘くありませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 11:09:17
97662文字
会話率:27%
IN:2pt OUT:30pt
総合ポイント:56346pt 評価ポイント:30786pt
思い通りに身体を動かせたならと思ったことが何度もあります。
キーワード:
最終更新:2024-07-05 20:00:00
2662文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:16pt
初めノクターンに、その後ミッドナイトに移籍して投稿していた詩の加筆修正版です。
年齢制限依該当する表現がないため、「小説家になろう」に再投稿することしました。
現在、R-18 レイティングの長編小説をノクターンに投稿中の身ですが、
この詩は、その作品の執筆中(下書き&投稿開始後)に贔屓にしていた作家さんの訃報や、
物理的な問題で疎遠になっていた同年代の友人の夭折に触れて存在を思い出した、
過去に心身を病んでいた頃に書き留めた詩が元になっています。
私は、完治が望めない慢性
疾患と 20 年以上付き合っています。
その病の結果、生き甲斐と収入を得ていた仕事を辞し、
故郷に戻って認知症を患う親の介護を手伝い、
時折、口の糊する仕事をこなしつつ、何とか日々の生活を営んでいます。
いまでこそ、こうして「なろう・ノクターン」に連載小説などを書きなぐっている筆者ですが、
一時は思い通りにならぬ身体と日常に、永遠の安寧を求めたこともありました。
この詩には、「自死」を臭わせる描写があります。
しかし、決して「それ」を促す気持ちは欠片もございません。
「死」はいずれ平等に訪れる。
だから、自死を決して選ばない。
そういう自戒を込め、
いつでも「筆者自身」が読めるようデスクトップ上に書き留めているものです。
この詩が読者の方の救いになれば・・・そんな大それたことは考えていません。
ですが、もし、これを読んだ誰かが、
自ら彼岸へ渡る歩みを一歩でも鈍らせられたなら。
筆者にとって、これに勝る喜びはありません。
あまのよしひこ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 00:00:00
2413文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
大貴族の令嬢エミリア・ルドルフォンは、わがまま放題の日々を送っていた。執事やメイドを乱暴に無理難題を要求し、周囲は全て自分の為にあると考えて暮らす日々。そんなエミリアの夢はこの国の第一王子、アーサーと結婚することだった。だが、そんなある日、同じく大貴族の令嬢ドロシー・アンドレアと出会う。エミリアと同じ地位を持つドロシーは、思い通りに権力で動かす事ができない。しかもドロシーもアーサー王子との婚約を狙っているようで…
そうなったらもう潰すしかありませんわ!こうして、2人の令嬢の蹴
落とし合い戦争が始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 11:01:16
25409文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:30pt 評価ポイント:26pt
作:アンコの子ネコ
ハイファンタジー
完結済
N3818IG
「わたしは結婚して平穏で幸せな生活を送りたいので、学業を頑張ります!」
舞台は王立ラミ王国貴族学園。
ミリセントは己のささやかな幸せを掴み取るため学業に邁進するべく意気込んで学園の門を潜りましたが、ことある毎にトラブルに遭遇してしまい、なかなか思い通りに事が運びません。
しかし彼女はそれでも挫けず頑張るのでした。全ては平穏で幸せな生活を送る為に。
最終更新:2024-06-22 18:28:17
711126文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:142pt 評価ポイント:86pt
モルヴィアナはフォイルナー男爵家の長女である。
ラペンドルド王国でも位の低い男爵家の出身である彼女は生まれた時からこの世界では無い別の世界の記憶を持っていた。便宜上前世と定義付けた思い通りに行かなかった人生、二度目は楽に自由にそれとなく生きていこうと決めていた。
が、プレ・デビュタントの日に思い知る。
そこにいたのは自分が考えたキャラクター、シェリルだった。モルヴィアナ・フォイルナーは前世、自分が作った乙女ゲームの中の名前も記載されていないモブキャラだったのだ。
自分の
好みを注ぎ込んだシェリルは遠くない未来、王太子に婚約解消を言い渡され失意の中自殺し、悪魔に取り憑かれ妖魔として主人公とヒロインに消滅させられる運命が待っている。
「悪女が悪女たるのはヒロインがいるからだ」
つまり自分が悪女になればシェリルは愛されるヒロインになるのでは?
モルヴィアナは王太子に興味はなかったし、婚約解消のせいで嫁ぎ先が泣くとも困らなかった。
愛するシェリルを守るため、モルヴィアナは最高の悪役令嬢になることを誓う。
これは、男爵令嬢が悪女として成り上がり、婚約解消される物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 23:30:48
212137文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:84pt 評価ポイント:48pt
作:わかやまみかん
ハイファンタジー
連載
N3972FO
崖っぷちラノベ作家の一郎と、ツンデレ毒舌編集者茉理(まつり)は何の因果か執筆中の作品セカイへと転移する。主人公である剣士ジークムントと相棒の聖女マリア、そこに一郎(ヨハン)と茉理(チェリー)がパーティメンバーに加わることで物語は加速していく。
教会の陰謀(2章)、王位継承問題(3章)、うら若き女性の人身売買(4章)、ラスボス登場(5章)、黒幕チラ見せ(6章)。そんなファンタジーの王道ストーリーが、クセの強い一郎と純情乙女な茉理の介入によって無駄アレンジされていく。
――――思
い通りに人やセカイを動かすことが出来るICレコーダーを手に、彼らは異世界をどのように渡り歩くのか? 茉理の苦労が報われる日はホントに来るのか?
※『打ち切り直前のラノベ作家は担当編集者と共に主人公密着取材を敢行する。 ~最強兵器ICレコーダーを手にいざ異世界へ~』『ラノベ作家の異世界プチ無双』から改題しました。ご迷惑をおかけします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 12:00:00
754890文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:288pt 評価ポイント:184pt
貴族と王権による少数が多数を圧倒していた時代は終わりを告げた。
そんな時代の波はこの世界に唯一ある大陸の国にも波及している。
それは西より始まり、東の端のハルーシュ王国にまで到達した。外縁部を走る山脈に守られるような形になる辺境の国。
これはそんな辺境の国の更に辺境にある地、マニュート伯爵領。
西の大国ワーレック帝国との戦争で多大な功績を上げた英雄の子孫が統治するその地に英雄の子孫として産まれ、次期当主になる事が決定している少女イリアージュ・マニュート。
先見の明があり
、一挙一足に意味がある。やる事は滅茶苦茶に見えてそれは周囲を助ける為にやっていた。
そんな噂が流れ、感謝されようとも彼女は普段の澄まし顔でやんわりと受け止め奢る事はない。
それがさらに彼女の名声を上げるのだが、何故か思い通りにならないイリアージュは今日も足掻く。
彼女が望むのは善行をやった事に感謝される事では無く、悪行を懼れられ憎まれる事だというのに。
そんな、どこか可笑しいイリアが迎えた王都貴族学園への入学、それがさらに大きな渦となって王国を揺らす――勿論、イリアの望む方向では無く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 22:00:00
17383文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
階級ごとに着る服が決まっている世界で、貧しい生活の平民を虐げて豪華絢爛な生活を送った公爵令嬢のオルガ・オールバーンは、異世界から召喚された少女とその仲間たちが平民を率いて起こした革命によって、没落貴族になり、あまりの貧しさから野垂れ死んでしまう。だが、死後の世界で【美の女神】に、「私を体に宿し、服を作るなら人生をやり直しさせてあげましょう」と言われる。「何でこの私が服作りなんか!——いや、ちょっと待って。今まで通りではまた不幸な人生を歩んでしまうわ。私のようなただの公爵令嬢は
、革命が起きる未来を変えられるわけもないんだし、次の人生では平民を第一に考えて、没落貴族になっても平民から助けられるような関係性を築かないと。その為にも美の女神の力を有効活用して、平民に素敵な服を作ってあげましょう。それに、私が自分で服を作れるようになれば、自分の思い通りの服を作れるのは魅力的。私は惨めな人生を歩まないためにも、すべての女性のために服を作ろうじゃない」そう決めた私は、服作り初心者でありながら【美の女神】の力と、チートスキルでこの世界にはない素敵な服を作り、敵のはずだったイケメン・美女たちを攻略しながら、世界の運命を変えていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 20:29:02
113661文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:108pt 評価ポイント:46pt
先代女王の処刑が行われ、エタンセル王国には空席の玉座が一つ。その座を巡り、神託の子どもたちが王位を争う王選が開始された。
エタンセル唯一の王族であるローレンもその一人。けれど王選候補者の妨害、暗殺の濡れ衣を着せられ、先代女王のように処刑が決められた。
「あなたの人生。俺にくださいませんか?」
死を待つ牢屋の中で、ローレンは魔法使いを名乗る男に提案を持ちかけられ、それに乗った。
そして、気がつけばローレンは十年前、王選が開始される前日へと舞い戻っていた。
本当に過去に戻
り、人生をやり直すチャンスを得たというのなら。
――次は、あなたの思い通りにはさせない。今度は私があなたを蹴落として、邪魔をしてあげる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 19:10:00
126715文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:138pt 評価ポイント:90pt
何でも上手くいく、思い通りなんて日はないけどね。
でもさ……
最終更新:2024-05-28 23:34:08
381文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:44pt 評価ポイント:44pt
作:秋澤 えで
現実世界[恋愛]
完結済
N5476IT
郊外にある小さな喫茶店カプラ。そこは黒髪童顔の店長が一人で切り盛りしている店だ。静かで穏やかな隠れ家のような雰囲気の喫茶店には秘密があった。
「うちで働くか、私にこのあと殺されるかの話をしているんだ」
オーナーであるテオドールの殺しの現場に遭遇してしまった灰音。なぜかテオドールにいたく気に入られた灰音は、店長として飼われるか、殺されるかの2択に迫られ致し方なく喫茶店で働き始めることになる。
倫理観の欠如したマフィアと死にたくはないが思い通りになってる気もない一般人のチキンレ
ース折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 19:00:00
97900文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:138pt 評価ポイント:96pt
部活の事で悩んでいた「私」はコンクールに向けて準備をし始めるが、思い通りに行かず、つまづくいてしまう。
最終更新:2024-05-18 00:06:45
1729文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
飽くなき欲望により煌々と輝く吉原遊郭。その吉原において最高位とされる遊女である夕顔はある日、八助という男と出会った。吉原遊郭内にある料理屋『三好』で働く八助と吉原遊郭の最高位遊女の夕顔。決して交わる事の無い二人の運命はその出会いを機に徐々に変化していった。そしていつしか夕顔の胸の中で芽生えた恋心。だが大きく惹かれながらも遊女という立場に邪魔をされ思い通りにはいかない。二人の恋の行方はどうなってしまうのか。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません
。また吉原遊郭の構造や制度に言語等に独自のアイディアを織り交ぜていますので歴史に実在したものとは異なる部分があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 19:00:00
102093文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
男爵令嬢のミリアンナは、10歳の時に馬車に轢かれかけて前世の記憶を思い出す。そして13歳で魔法学園に入学した時に、はっきりとここが前世で夢中になっていた乙女ゲームの世界だと思い出した。
ヒロインに転生なんてラッキーだと思っていたのに、全然思い通りにストーリーが進まず、迷走して黒歴史を積み上げた結果自国ではどうしようもなくなってしまった。16歳で成人したのを機会に、バッドエンドが怖くて隣国に逃げることにした。
果たして運命の人は隣国にいるのか?バッドエンドを回避して、ハッ
ピーエンドを目指すミリアンナの運命は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 08:28:26
12541文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:140pt 評価ポイント:126pt
ハルラシオン王国では王が発言力を失い、権力を握る宰相率いる貴族派によって悪政が行われていた。私欲にまみれた貴族派が生み出した悪習は“金さえ積めば必ず殺せる”だった。
どんな標的も必ず殺す暗殺者ロザク。組織一の暗殺者として名を馳せるものの、実は一人も殺したことはなかった。彼女の目的は、依頼者である貴族派を潰すために標的を見逃して暗殺を偽装していたのだ。
そんなロザクに宰相は“英雄殺し”を命ずる。宰相に因縁のあるロザクは思い通りに動くことを嫌い、英雄の代わりに自ら死ぬこ
とに。
その死さえも偽装し、ロザクの死が広まるまで身をひそめることにした。暗殺者ロザクではなく平民女性ラルダとして田舎村で過ごしていれば、そこに何故か英雄がやって来た。
「君の実力に惚れ込んだ。俺と結婚してくれ」
突然の求婚に混乱するラルダは、命を狙いに来たと考え逃亡するものの、行く先々を英雄に見つかってしまい失敗する。
「ラルダ、諦めろ。俺は一度覚えた気配なら必ず見つけ出せる」
この英雄、簡単には逃がしてくれないようで……?
※カクヨム様、アルファポリス様でも掲載しております。
※毎日更新を予定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 08:10:00
134810文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:105pt
総合ポイント:1390pt 評価ポイント:850pt
作:読み方は自由
ハイファンタジー
完結済
N5312GG
平凡な中学二年生の少年、深澤栄介は、普通の人間を装っていましたが、その本質はとても危険な少年でした。自分の中に住まう邪な感情、内なる悪魔を自覚しながら、それをひたすらに隠していたのです。周りの人に決して気づかれないように。彼の得意とする作り笑いは、それを気づかせないための隠れ蓑でした。こうしていれば、自分の本心を気づかれる事はない。彼はネット小説の世界、特に異世界モノを読む事で、思い通りにならない現実の憂さを晴らしていましたが、現実はやはり厳しく、また幼馴染の余計な慈悲も相
まって、「美少女の幼馴染に好かれている」と言う好待遇を受けながらも、その待遇に不満を抱いていました。彼女の善が、自分の悪を縛っている。彼はその現実に悶々としていましたが、学校の屋上で邪神、欲を愛する美少女のホヌスと出会った事で、その運命が大きく変わって行くのでした。
この物語は、特にこのような作品を読みたい方にオススメです。
・昨今の異世界系で好まれている要素(最強主人公、主人公への称賛、ざまぁ、など)を肯定的に見ながらも、そこに更なる独自性を求めている方。
・悪魔の少年、闇の主人公を楽しみたい方(人間の少年が、悪魔に種族が変わります)
・物語の内容をゆっくりと楽しみたい方。
・現代直送系(死亡による転生や、召喚等の転移によらず、現代社会から直接に異世界へと転移する内容)を読みたい方。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 09:04:22
423700文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:68pt
総合ポイント:228pt 評価ポイント:88pt
作:アムールハート
ハイファンタジー
完結済
N4223IQ
この作品は、ピクシブの他、カクヨムやエブリスタなどにも投稿しています。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18741454
この物語には、疑問への答えがある。
魔法が使えないために捨てられた子供・キキは心優しいエルフに拾われ、小枝で魔法を使える少女・ククと共に育ち、幸せに暮らしていた。
ところがある日突然、闇の魔法使いの軍団によって家族同然のエルフが皆殺しにされてしまう。
エルフの仇を討つため、ククは修行の旅に出ること、神
々の時代から続く光と闇の戦いに参加することを決意。キキもククについていき、同じく魔法の修行に励もうとするものの、なかなか思い通りには上手くいかない。
そんな二人の目の前に、闇の魔法使いの王子が現れ……
なぜ、光と闇があるのか?
なぜ、神は人間に干渉しないのか?
なぜ、人間は魔法を使えないのか?
そしてなぜ、魔法を使えなくても生きていけるのか?
魔法が使えない少年、木の枝で魔法が使える少女、闇の魔法使いの王子……光と闇の戦いに身を投じる三人の物語には、現代のありふれた疑問に対しての大切な意味があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 06:30:19
18247文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
夏の終わりの夕暮れ時、俺は自身の命の灯火が最後の光を放ちながら消え入るのを待っている。
長い間の土の中で待ち望み憧れた、空の世界での生活はあっという間に過ぎ去り、弱った体は思い通りにならないばかりか、意識も朦朧とし始めた。
生命の迸(ほとばし)りと、その儚い終焉を蝉の一生を通して描く、純文学の新境地。
最終更新:2024-02-11 16:05:52
6817文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:36pt
七色に光るキノコを食べて死んだ主人公は、チート能力を持って異世界に転生する事になった。
最初はその世界でハーレムを作る為に冒険の旅に出る。
しかし色々な仲間との出会いの中で、その思いは変わっていった。
以下、ネタバレあります。
この作品は結構力を入れて書きました。
此処までの作品の多くは、妄想をノリで文字にしたものがほとんどでしたが、ちゃんとある程度のストーリーを考えてから書いてます。
最初は、今回上げる3章でとりえず完結して、その後の話として学園編を外伝的なものとして、更
に12年後の話を別に書く予定でした。
しかし書いているうちにそうもいかなくなって、今回の話は『一部完』みたいな感じになってしまいました。
書いていると勝手にキャラが動くんですよね。
私の思う通りには動いてくれませんw
それで結局今回のは『一部完』起承転結で起な感じです。
二部は成長編、三部は完結編と書く予定ですが、タイトルは別になるかもしれません。
本当はタイトルに、仲間も七人(チート)ってのが最初入っていたのです。
でも書いてるうちに増えて行って、収まり切れませんでしたw
1章の中にその痕跡は残っています。
1章のタイトルも、パーティー結成篇にするつもりだったんですよね。
思い通りには行きません。
この作品が此処である程度しっかりと完結しなかった理由は、伏線が多すぎた事と、3章の最初の話で展開が大きくなってしまった事です。
結婚式という最終回的な話から始める予定が、別の要素が強くなってしまいました。
ちょっと苗字を確保して三部で使おうと思っていたのですが、書いているとキャラが勝手に悪さをしてしまって、話の流れが完全に変わってしまいました。
いきなりなんて展開って感じです。
でも作品としては、全体的に満足しています。
私はこういう作品がアニメ作品として見たい、それを形にできたかと思っています。
そんなわけで、読んでくれると嬉しいです。
4章以降もすでに書き始めていますから、どういう形になるか分かりませんが、アップしていくつもりです。
この作品は「https://web.syuka.com/」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 07:12:57
1432756文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:112pt 評価ポイント:32pt
思い通りに行かないからと
自ら夢に溺れるか
夢の手で無理矢理溺れさせられるか
キーワード:
最終更新:2024-01-17 23:00:30
203文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
旧財閥・龍ヶ崎家の一人娘として育てられてきた龍ヶ崎クレアは、自他ともに認めるクズお嬢様だった。何もかもが彼女の思い通りになる人生……のはずだったが、当主である父が不慮の事故で死亡して以来、彼女の生活は激変する。金も名誉も失ったクレアは、屋敷を売り払い、お嬢様学校から公立高校への転校を余儀なくされる。庶民としての生活を始めることになったクレアだったが、相変わらず傍若無人な態度で振る舞い続けたため、転校先ではクラスのリーダー格の生徒に目を付けられ、壮絶なイジメを受ける。屈辱を味わ
い、復讐と栄光の奪還を誓うクレア。ところが、その矢先、彼女は奇妙な死を遂げる。そして、次に目を覚ますと謎の空間にいた。女神を名乗る少女が現れ、こう告げる。「あなたは死んでしまいました。ですが、他の世界で人生をやり直していただきます」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 02:45:12
152367文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:282pt 評価ポイント:138pt
作:夏目くちびる
現実世界[恋愛]
短編
N7868IO
よくある設定のよくあるラブコメ。すべてを思い通りに操れることは、何一つ手に入らないことと同義なのかもしれない。
最終更新:2024-01-04 23:09:00
6694文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:64pt
総合ポイント:364pt 評価ポイント:318pt
今年も終わりますね。いっしょにいたかったけど、思い通りにはいかないね。愉快に、暮らしているなら、それでいいとします。良いお年を。
最終更新:2023-12-31 23:48:04
328文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
「君は、辞退しようという気にはならないのか」
今日も今日とて、彼を侮る高位貴族の子弟が学園内で子爵家の次男を呼び止める。誰だか知らないが、知らなくても誰かは分かる。その用事も。
「子爵家の次男ごときが、本当に自分が彼女の夫として相応しいとでも思っているのか?」
「あ、その件でしたら公爵家の方へ直接お願いしますね」
「なに……?」
「そもそも婚約者を公募なさったのは公爵家ですし、公募自体も公女さまご自身のご意向だと伺っております。私をお選びになったのも公女さまご自身だと、当
の本人から伺っておりますので」
「くっ、それは」
「ですのでご不満がお有りなら公爵家に、そして公女さまに直接申し上げてくださいませ。では」
そこまで言い捨てて一礼し、子爵家の次男は踵を返す。まさか反論されると思っていなかったようで驚きに顔色を染めていたが、知ったことではない。
やれやれ、自分だって釣書を送って、その上で落選したんでしょうに。相手がしがない子爵家だからって、思い通りにしようとか傲慢ですよ先輩?
筆頭公爵家には女児がひとりしか生まれなかった。将来的に男児の誕生を期待したものの生まれずに、唯一の娘である公女は正式に跡継ぎとなった。
そんな公女の婚約者を、なんと広く公募して決めると公爵家が表明したのだ。たちまち彼女の元には応募の釣書が殺到した。
そんな公女に悲劇が訪れる。学園の放課後に友人たちと街遊びに行って、ひとり公女だけが誘拐され乱暴されたのだ。
純潔を失ったことで、公女の婚約者への立候補者たちはみな辞退していった。そうして中々決まらなかった彼女の婚約者は、公募開始から2年を経てようやく決まった。
なんと、しがない貧乏子爵家の次男だったのだ。しかも決まったというのにふたりの仲はどう見ても険悪で、だから一旦は辞退した高位貴族の子息たちも色めき立った。
そういうわけで、今日も子爵家次男の元には婚約者を辞退するよう迫る子息たちがやって来る。公女とその婚約者が何を画策しているか知らぬままに。
そんな中、王国の第三王子が声高に宣言したのだ。公女の誘拐暴行事件の犯人が、他でもない子爵家次男だと⸺!
◆例によって設定なし、主役のふたり以外に名前はありません。全11話、1話あたり約1500字ですっきりハッピーエンド。
◆この作品はアルファポリスでも同時公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 21:00:00
17786文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:2934pt 評価ポイント:2366pt
今期アニメスレを見ていると、ミギとダリというアニメの
原作者がターボ癌で亡くなっていたらしい事を知った。
検索してコメントを読むと、ワクチンでターボ癌になる事さえ
知らない人も多いらしい。本人は知ってか知らずか遺書では、
強がったのか、楽しい人生だった「アバヨ」みたいに書かれていた。
アニメは一話切りで一話しかみていない作品だったが、
良い感想も見受けられたが、娯楽作品作者は、娯楽作品だけ
書いてアバヨと死んでいけばいいものだろうか?とふと思う。
娯楽も書くが世の中
の真実も散りばめて、役にたってやろうと
いう野心みたいなものを持つのは野暮なのだろうか。この方も
自分の病気がワクチンによるターボ癌かもしれないと調べれば
たどりついたかもしれない。そしてツイッターなどのSNSや作品
あとがきなどにでも残って生きる人々のためになったのではないかと
そんな感慨に至る。
今期で一番面白かったのはMFゴーストだった。いい所で終わって
続編が楽しみ。
ゲームの方は、バンダイナムコのブループロトコルで
遊んでいるけど、やはり前評判通りイマイチ。
無料で遊べる分にはいいけど、頻繁に強制終了する。
ここでもやはりアンリアルエンジンの弊害があるのだろうか。
子供にフェイクを見分ける術を教えているらしいが、
最初から陰謀論は間違っている扱いで教えられた優等生気味の子供らは
正常に育つ事ができるのだろうか。心配になる。
自分のおすすめは、ガンダムウイングやゼータガンダム、ダブルオーガンダム、
スクライドなどを見て反骨精神を養ってほしい。
あとは論理学やパソコンでのプログラミングを学ぶと良いかも。
プログラミングは書いたとおりにしか動かない。(たまにバグもあるけど)
プログラミングを思い通りに書けたり、バグをすぐに発見できるように
なれば論理学の向上に役立つだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 17:06:24
754文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
※この話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
*不定期連載です。更新が長期に途切れる可能性もありますのでご了承下さい。
注意事項
※感想欄には個別の話は書かないで下さい。書かれても返信は出来ません。また、申し訳ありませんが、個別の話でなくても返信しない可能性もありますのでご承知おき下さい。
※専門家による文書ではありません。個人的に学んだ内容を元にした文書なので、過度に信用しないで下さい。
※精神疾患の治療について各種医療機関に受診し、精神科医
等の診察を受けて下さい。
※本エッセイでは精神疾患、こころの病気、こころの問題については敢えて分けず、同じものとして扱います。こうした考え方に違和感がある方の閲覧は推奨しません。
さて、注意事項については読んでいただけたでしょうか。その上で、この文書は何なんだということですが、単に自分が調べたり、考えたことの備忘録でしかありません。
ただ、お断りしておきますが、筆者である私は所謂当事者ではありませんし、この物語の主人公である「僕」でもありません。私の友人である「僕」は、幼なじみのAと話をする上で精神疾患や心の問題について考える必要があり、私はその話を元にこの物語を書きました(関係者の了承は得ております)。
が、その目的は友人である「僕」が「本に書いてあったり、専門家が言っていることではないけど、知っていると役に立った」「専門家に言われた内容の理解の一助になった」ということを後で振り返れるようにするための備忘録です。
一応、公開するからには他者の目を意識はしていますが、何かを訴えたり、主張したりするつもりはありません。ただ、お読みいただいた方のお役に立てることがあれば、嬉しいなと思います。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-11-22 11:00:00
21828文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:64pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
作:白田 まろん
異世界[恋愛]
完結済
N9135IL
前世は僧侶で徳を積んだのに、天上界へ生まれ変わって神となるはずが席に空きがなく、異世界に転生することになった孔雀(くじゃく)亜音(あのん)。
新たにジャック・アレオンとして生まれ変わった世界で彼は、十五歳で成人となると同時に家を出て雑貨店ユゴニオに職を得る。そこで知り合った一つ年上の美しい少女、アリスと恋人関係になった。
三年の月日が流れジャックが十八歳になった時、アリスとしけ込んでいた連れ込み宿で激しい頭痛と体中の痛みで気を失ってしまう。そして次に目覚めた時、彼は
前世の記憶と日本の神、そしてこの世界の女神に会ったことを思い出していた。
この世界の女神から与えられたのは、振ればカマイタチを発する風狼(ふうろう)剣と、思い通りの家を呼び出せる家召喚(サモンハウス)という能力だった。
それらを自分の両親と恋人のアリスの父親に知らせるジャック。呼び出した家の中には日本の食材やら家電やらが揃っており、消耗品は使ってもなくなることはない。ただし家の結界から外に出すと消滅してしまうので、これらで商売することは出来ないという制限があった。
当然日本の酒や食事は彼らに大好評だったが、家の存在を国王に知られてしまう。その国王もまたそれらの虜になった。
一方、この家でアリスとイチャラブ生活を目論むジャックだったが、家を呼び出して住むにはどうしても土地が必要となってくる。しかし王都の土地は若い二人が手に入れられるほど安くはないのが悩みの種だった。
ところがそこに降って湧いたような国王からの依頼が舞い込んでくる。示された報酬は莫大な金額だったが、彼は金の代わりに王都の土地を要求し叶えられることに。
そして往復約一カ月に及ぶバルナリア帝国への遠征が始まる。
※ヒロインの登場は第一章 第六話です。
※本作は公募を意識して書いているため、本格的に物語が展開するのは第二章からです。第一章(全16話 約3万7千字)はプロローグのようなものとお考え下さい。
◆◇◆◇
ギルドとかクランとか冒険者とか、その辺りも違う機能や名称を使いたかったのですが、浸透しているのであえて変えませんでした。
◆単位について◆
通貨単位はカンブルで1カンブル=1円です。
長さや重さの単位はメートルやグラムを使ってます。
※そう翻訳されているとお考え下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 07:26:16
128289文字
会話率:73%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:264pt 評価ポイント:158pt
魔族と人族が手を取り合い共存する異世界。
しかし、近年世界各地では幻獣による災害等が多発しており、両種族は対応に追われていた。
仕事に忙殺される魔王の父を手助けする為、娘のカトゥは忠臣のノドゥスと共に古代魔法を使った救世主の召喚を試みる。
だが、同じく仕事に追われまともに休めていなかったノドゥスが、思い通りに動かない体にキレてしまい、魔法が暴発した。
結果として召喚は成功したのだが、喚び出されたのは……異世界のセイタイシ??
整体師・佐野隆治が、カトゥ達を振り回したり振
り回されたりしつつ、現代の整体技術と異世界の道具を駆使して人々の体を癒していくドタバタ異世界物語!
※ゆっくり更新していきますので、気長にお待ちください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 00:03:15
136749文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:22pt
「恋をしてみたい!」フィルーゼは最後の自由な1年で夢を叶える事にした。期間限定で通い始めた『学校』では初めての事ばかり。恋の相手を見つけたいのに、敵国の襲撃を受けるし、異国の侵入者から求婚されるし思い通りにいかない。
人々がおとぎ話か伝説と考える『魔術院』は国の最重要機密。そこでは国中から魔力の強い赤ん坊が集められ生涯を終えるまでを過ごす。『魔術院』の中に眠る、国の力の源となる魔獣の王に仕える事が決まっているフィルーゼは、成人すると二度と魔術院を離れる事が出来ない。
秘
密を持つ上に、最後には必ず別れが待つフィルーゼとの『恋』に協力してくれる男の子は見つかるのだろうか。
※完結まで毎日更新予定
※カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 08:12:36
114780文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:90pt 評価ポイント:46pt
ブラック企業に勤めていた男──久岡達夫は、同僚の尻拭いによる三十連勤に体が耐え切れず、その短い人生を過労死という形で終えることとなった。
その最悪な人生を送った彼に、神が与えてくれた二度目の人生。
今度は自由気ままな生活をしようと決意するも、彼が生まれ変わった先は一国の第六王子──アルス・ドステニアだった。当初は魔法と剣のファンタジー世界に転生した事に興奮し、何でも思い通りに出来る王子という立場も気に入っていた。
しかし年が経つにつれて、激化していく兄達の跡目争い
に巻き込まれそうになる。
どうにか政戦から逃れようにも、王子という立場がそれを許さない。
また俺は辛い人生を送る羽目になるのかと頭を抱えた時、アルスの頭に一つの名案が思い浮かんだのだ。
『使えない存在になれば良いのだ。兄様達から邪魔者だと思われるようなそんな存在になろう!』
こうしてアルスは一つの存在を目指すことにした。兄達からだけではなく国民からも嫌われる存在。
『ちょい悪徳領主』になってやると。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 18:00:00
88604文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:254pt 評価ポイント:138pt
王太子からの婚約破棄、真実の愛、第二王子という流れだけどテンプレのようでテンプレじゃないようなお話です。ざまぁ要素少なめだけど無いわけでは無いと思っているのでキーワードに付けました。あとはほぼ題名通り。
最終更新:2023-09-18 23:19:20
5263文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:772pt 評価ポイント:704pt
スカーレット・ダイナ伯爵令嬢は社交界で注目のレディ。彼女を手に入れたアーネスト・ガーヴェイ公爵は、最高の結婚をしたはずだった。だけど、思い通りにいかない生活に業を煮やしたアーネストは、ちょっとしたお仕置きのつもりでスカーレットを家から追い出す。すると、脅しに使った離婚届けが受理されて戻ってきてしまった……
話は男性視点での推移、女性視点ではざまぁ。女性側からすれば、スカーレットが歌、それと持ち前の度胸で世間を渡る成功譚。普通に読めば、奔走するが問題点が認識できないため、空回り
してしまう勘違い男アーネストの悲哀です。繰り返しますが、女性視点ではざまぁです。暴力表現はちょっとだけ。短編にしてはちょっと長めなのでご了承ください。
この作品はPixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 06:00:00
16949文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:11172pt 評価ポイント:10188pt
作:藤沢 あけみ
ヒューマンドラマ
完結済
N1649IJ
ローゼ女子学園の卒業パーティーは、期待に胸を膨らませた卒業生と、使命感に緊張を隠せない卒業生がいた。
「婚約破棄だ!」
その叫び声に自宅に知らせを送る者、目眩を起こし倒れる者、様々だった。
ドルトムント侯爵の娘、クララは決意を込めて男の前にすすむ。
家の威信にかけてもこの男の思い通りにさせないと。
そこへ妾腹の王女殿下が声を上げる。
「おお、これは素晴らしく美味だ」
料理に舌鼓をうつ王女殿下はマイペースだった。
最終更新:2023-08-24 22:00:00
21847文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:5200pt 評価ポイント:3954pt
検索結果:361 件