-ぜんまい- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

　撃墜数歴代一位の空挺魔術師――大槻啓波は少年兵でありながら、弱小国ヒノモトの制空権を一人で維持する世界最強の空挺魔術師であった。【一等星】という異名を持ち、世界中の空挺魔術師からの恐れと羨望を一手に受ける彼であったが、大規模海戦のすえ原因不明の後遺症で魔術が使えなくなってしまう。扱いに困るお荷物となってしまった彼は魔術師の卵の教育機関である魔術士官学校の講師として名実ともに左遷される。失意に沈む彼であったが、魔術士官学校に蠢く陰謀が彼を放っておくはずもなく――。

高校二年生の夏休み。 絲色 宴（いといろ うたげ）、墓終 結空（はかおわり ゆあ）、薇 字名（ぜんまい じな）、そして教育実習生の琴石九 留見（こといしく るみ）の四人は、共にその命に終わりを迎えた。 しかし、死んだと思った四人が新たに目を覚ますと、「天使」によって迎えられ、架空として俗世に語られていた「天国」と「地獄」の存在を知る。 「天国」と「地獄」——『天界』と称される、死者の行き着くその地にて。 例に漏れずも、四人は新しい人生を歩む事に。 新しい世界、新しい人生。 しかし、全ての死者がそうであるように——過去からは逃げられない。 「死んで何かが変わると思った？」——それぞれの思いを抱えながら、四人の新しい共同（？）生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ

人類に破滅的な犠牲をもたらした【魔女戦争】には歴史的に二つの側面があるといわれる。第一に最弱神アトラス率いる蘇生魔法派が七人の魔術師率いる転移魔術派を征討したこと。七人の魔術師はそれぞれ世界各地へ封印され、勝者アトラスは人類の唯一神として称えられ、強権を握る。第二にこの戦いを通して現在の蘇生魔術の体系が完成したということ。以降、魔術は魔法と呼ばれるようになり、人類は蘇生魔法を駆使して他種族を撃滅し世界全土を征服するに至る。 それから百年。世界唯一にして最高の魔法研究機関、魔法研究院の門の前にユーバ・アレクセイという少年が立つ。彼は齢十五にして魔女に師事し、人類最高の魔法使いとして名を轟かせた傑物。五年の失踪期間を経て突如姿を現した彼を、魔法研究院の四大学派、世界に点在する研究機関、そしてアトラス教が黙って傍観するはずもなく……。折りたたむ>>続きをよむ

　ぜんまい族のキルト（猫型）とまったりしていた俺（主人公のジェイス）は、第二王子のアルマ殿下の呼び出しにより、王宮に行く。お互い次男であり、兄がいるが、兄弟関係は雲泥の差だ。そこでとある依頼を受ける。弱みを握られているのは辛いものがある――そんなお話です。※他のサイトにも掲載しています。（＊）は主人公以外の視点です。

ずるずる。ぱくり。ごくごくごく。

人には人の悩みがある。妖怪にもある。

　夏の夜、二十三時にわざわざ外に出るくらいには気分が良かった。

夜の散歩が日課になっている男は、ぜんまい屋のという不思議な店を見つけた。 店に入ると店主から巻き鍵を渡され「街を治してこい」と理解しがたい仕事を任される。 渋々街に出るとさっきまではなかった穴が至る所にあり、そこに巻き鍵を差して治すのだと直感した。 巻き鍵を回し街灯を治した男は、中毒性のある回し心地に虜になり歯止めが利かなくなっていった・・・

　オルゴールの蓋をあければ。 　音楽が鳴り、人形が踊る。 　おのれの内に、メロディとダンスがあるのなら。いつまでも、閉じ込めてはおけない。

かつては天才と称されながらも、とある事情で絵の道を諦めた男子大学生・藤平潤平(ふじひらじゅんぺい)。かつての彼のファンを名乗る女子高校生・城戸瑞季(きどみずき)との出会いにより、停滞していた潤平の世界が動き始める。 三題噺として書いた短編です。

夏休みに暇を持て余していた男子高校生三人組が、森の寂れた洋館に肝試しに行く青春ホラー。 三題噺として書いた短編です。

岡っ引色吉の捕物帖。色吉は北町奉行所同心、羽生多大有の供も兼ねており、出退勤時と市中見廻り時には随行する。羽生はなにを考えているのかまったくわからないが、それというのも実はぜんまい仕掛けの絡繰人形だからである。色吉捕物帖の続きです。

本郷金助町の岡っ引、色吉による捕物帖。読み切り連作短編。色吉は北町奉行所同心、羽生多大有の供も兼ねており、出退勤時と市中見廻り時には随行する。羽生はなにを考えているのかまったくわからないが、それというのも実はぜんまい仕掛けの絡繰人形だからである。どうぞ色吉の活躍をお楽しみください。

きりきり、きりきり。私の一日はアデルお嬢様が発条（ぜんまい）を巻く音で始まる。 「おはよう、グレイス」 「おはようございます、お嬢様」 没落した名家の令嬢のアデルと機械人形のグレイス、二人だけの日々。和やかなその暮らしにも、やがて終わりが訪れる。

台の上のバレリーナはどんな気持ちなんだろう。

偏屈な人形つかいの男と、魔法で人形に変えられた少女。 冷たい冬の月の下で、すれちがった哀しいふたりの思い。

地球とは異なる進化を遂げたもう一つの地球、ロウアース。 ぜんまい動力の飛空艇が空を埋め尽くすこの世界で、人々の暮らしを脅かす化け物、デビルがはびこっていた。 だが、そんなデビルを倒すために戦う者たちもいた。 彼らはデビルハンター。街の誇り高き守り人。 これは、そんなデビルハンターの一人でありながら、デビルにその身を侵された青年の物語。

２ちゃんねるVIP　統一お題スレ作品 ”橋””ぜんまい仕掛け””夢”

世界がまだ、不思議で一杯だったころ――二人は明けない夜の中、時計のねじを探し求める。宇宙の時計を甦らせ、明日にたどり着くために。ねじを巡る旅はやがて記憶の中へと迷い込み、隠された真相へと近づいてゆくのだった。　　共作企画『朱鷺の崎物語（http://www54.atwiki.jp/shiroenpitu/pages/122.html）』の出展作品です。

円環の縁に立つ者の、なんてことない一日。 そして円環はただ回る。

からくりマキナの前日談です、もちろんどのシリーズから読んでもらってもまったく差し支えありません、こちらは他の作品以上に短い話になります

【2012.8.26/完結しました。ありがとうございました】「みんなが君を待っていたんだよ、愛しいアリス？　さあ、一緒に悪夢を愉しもう」ある日ののどかな昼下がり。平和に終わるはずだった一日に突然飛び込んできたのは、白兎なんておかしな不確定要素。そしてそこから、平凡だった少女の運命は一転する――◇◆穴の底へと白兎にさらわれた少女は、１００人目のアリスとして、《夢見の国》へと迎えられた。狂気という凶器、奇怪な住人たちが始まりを告げる理不尽なゲームを突き付けられて、少女はアリスとして白兎を追い掛け始める。回る歯車と、回されるぜんまいに踊らされ、錆びついた物語は大きく動き始めて……。おかしな住人たちと、アリスと呼ばれた少女が織り成す、不思議の国の物語。折りたたむ>>続きをよむ

盲目の学者と、背に羽根の生えた「鳥人」の少女が出会い、共に暮らします。 異種族の少女と死にたがりの男が、家族になるまでの物語。 2012年に完結した小説ですが、「アイリス恋愛F大賞」に投稿するためにタグ付けました。

無限に広がる白い砂漠の中をどこまでも歩き続けたぜんまい人形の詩。

でもぜんまい父さん、大好きさ。

「君」は押入れの奥から人形を取り出した。ぜんまい仕掛けの人形を。