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検索結果:110 件
冷たい朝露が頬に触れる。何故、ここにいるのか? 高校生の直也は、霧がかかった公園で目を覚ました。服は汗でびしょ濡れ、心臓は激しく打ち鳴らしている。昨夜の記憶が断片的に蘇る。まばゆい光…、そして力の波動。
「なにこれ……まさか、俺……?」 突然、彼の手から小さな火花が散った。驚きと恐怖が入り混じる感情。これが自分の新たな力なのか?
学校では、彼の異変を友人のミホが見逃さない。彼女と共に、直也はこの力の謎を追い始める。だが、そんな彼らの前に謎の敵が現れる。彼らもまた、異能力を
使う者たちだった。
学園生活とは裏腹に、未知の力と戦う日々が始まる。友情や愛情を育む中で、直也は真の強さとは何かを学んでいく。
直也のクラスには普通ではない雰囲気を持つ新しい生徒、空也が転校してきた。彼もまた、普通ではない秘密を抱えているようだった。空也は静かだが、その瞳は深い知識と秘めた力を湛えている。何故か直也とは異なるタイプの力を持っていることが、直也には感じられた。
放課後、直也はミホと共に空也を問い詰めることにした。彼らが校舎裏で話をしていると、空から突如として降り注ぐ光の柱が地面を揺るがした。その中から、戦士のような姿をした謎の人物が現れ、空也に向かって何かを叫んだ。
「お前の力、見せてみろ!」
この突然の出来事に、直也もミホも驚愕する。しかし空也は落ち着いており、手から発する青白い光で応戦を始めた。直也はこの様子を見て、自分の中に秘められた力が目覚めた瞬間を思い出した。
直也は決心する。この謎を解明し、自分の力を理解するためには、空也やこの謎の戦士と協力する必要があるかもしれない。しかし、それは同時に、彼が普通の高校生活から完全に離れることを意味していた。
家に帰る道すがら、直也は自分の運命について深く考え込む。彼の未来は、もはや普通のものではない。しかし、これが彼の新しい現実だ。彼はこれから起こるであろう未知の挑戦に、どう立ち向かっていくべきか。その答えを見つけるために、彼の冒険が今、始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 13:10:00
9900文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
誰もが一度は夢見る異世界転生。私も例に洩れずトラックにはねられそうになったところで、青白い光に包まれて異世界へ…──
目を覚ますと貴族令嬢として生まれ変わったが、それまでの記憶はない。
そしてのちに、前世で読んでいたライトノベルの世界に酷似していることに気づき、自分がその小説の名もなきモブキャラだと判明する。
「だから記憶がなかったのね……だってモブだもん」
ここは現実世界だと理解していても、ライトノベルに酷似していることに困惑するレイレ。本人の意思に反して、徐々にライト
ノベルの登場人物に出会っていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 16:19:54
6764文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:170pt 評価ポイント:160pt
作者星色はなろう初心者でありますので文章が読みづらい可能性があります。誤字脱字、矛盾している点などお気軽にお知らせください。
【あらすじ】
いつも通りクラスの空気モブを担当している風桜蒼。今日もホームルームをしているといきなり青白い光が出てきて異世界にクラス転移してしまう。ここは俺のやっていたフルダイブ型VRMMOゲーム【アンダーワールド・オンライン】と世界観がほぼ同じだった。アンダーワールド・オンラインでは職業《結界術師》は強かったがこの世界では弱いらしい。そしてクラスや
王の手によって迷宮に転移させられてしまった。どうするかって?決まってる!世界ランク7位のゲーム知識を見せつけてやるよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 14:53:21
11245文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
たまぁに、ちょっと、あの頃に、帰りたいような、帰りたくないような、散り急ぐ花。
キーワード:
最終更新:2024-04-15 20:31:18
337文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:30pt
歯がガタガタになった死体が、発見される。
その場には、赤・青・黄で、奇妙な線が描かれた、青白い用紙があった。
捜査陣は、首をかしげる。
ある男が、ある男に、拘束される。
拘束された男には、拷問に遭い、その脳波データを取られる。
拷問した男は、そのデータを、左手で持ち去る。
ある男が、ある男に、いじめられる。
「口から手突っ込んで、奥歯ガタガタいわしたろか!」と言われて、いじめられる。
『これ以上は無い』というぐらい笑われて、いじめられる。
ある男が、ある男に、いじめられ
る。
「尻の穴から手突っ込んで、内臓かき廻したろか!」と言われて、いじめられる。
『これ以上は無い』というぐらい笑われて、いじめられる。
ある男が、ある男に、拘束される。
拘束された男には、拷問に遭い、その脳波データを取られる。
拷問した男は、そのデータを、左手で、持ち去る。
ある女が、ある男に、殺される。
腸 ‥ 内臓を、かき廻され、殺される。
殺した男は、はしたなく死んだ彼女を残し、その場を去る。
内臓を、かき廻された彼女の死体が、発見される。
その場にも、赤・青・黄で、奇妙な線が描かれた、青白い用紙があった。
捜査陣は、首をかしげる。
現場の捜査に当たる二人は、一人が右利き、一人が左利きだった。
{ 了 }折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 10:04:07
10056文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
作:虹色のスニーカー(通称 虹子)
ローファンタジー
連載
N1978IC
夏休みのある晩の事、河原で 仲良しのクラスメイトたちと花火で遊んでいた 徹は、空から落ちてきた 薄気味悪いブーメランを拾う。 そのブーメランから突然吹き出した 正体不明の青白い光の渦に、徹たちが飲み込まれて・・・。
最終更新:2024-02-24 20:08:47
51090文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:28pt 評価ポイント:18pt
僕らが生きるこの世界は鳥籠のように囲われている。
100メートルの高さの壁が三枚。そしてその壁全てを覆う青白い半透明で半円状の障壁。
その中で生きる7割は、兵士だ。
ある日、僕らの住まう惑星、地球に侵略者が来た。
侵略者は人の形をしていなかった。
圧倒的な力の差で人類は滅びかけたが、科学者カイル・ドルクスキーにより発明され、技術者の粋を集めて作られた、|三重反射壁カイルの防護《Triad ReflectWall Kyle Guard》。人類を守る最後の砦。
僕らはそれをトリ
カゴと呼ぶ。
トリカゴに生きる者は、侵略者と戦い死んでいく。
明日を生きる為に。
僕、ライル・カーバイツの両親も死んだ。
沢山の人が死んだ。悲しむ暇なんてなかった。
でもそれは無駄死にではなかった。
侵略者の弱点を知り、そして新たな武装兵器、Saber Weapons Solid System。通称|SSWS《サウズ》
欠損した部位を補い義手義足として、かつ兵器として運用できる物を開発。
これにより腕を失った者や足を失くした者も数百人の兵士に匹敵する力を得てもう一度戦場に立つことができた。
これから僕らの時代が、僕らの時代こそが反撃の一手になるだろう。
この争いの全てを終わらせるために、僕らはまた戦争という名の醜く争う戦地へと足を運んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 18:00:00
289097文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:28pt
誰もが一度は夢見る異世界転生。私も例に洩れずトラックにはねられそうになったところで、青白い光に包まれて異世界へ…──
目を覚ますと貴族令嬢として生まれ変わったが、それまでの記憶はない。
そしてのちに、前世で読んでいたライトノベルの世界に酷似していることに気づき、自分がその小説の名もなきモブキャラだと判明する。
「だから記憶がなかったのね……だってモブだもん」
最終更新:2023-10-18 16:02:39
5805文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:758pt 評価ポイント:718pt
東の大国において、若き王を虜にする美貌の寵姫は、歌を歌うだけの籠の中の鳥だった。王宮の最も奥に閉じ込められ、飛べない鳥のように足の腱を切られ、白銀の鎖で足首を繋がれた。美姫の許に訪れる者は栄耀栄華に浴する猛き王しかいない。
かたや、西の果ての片田舎で、先日たった一人の肉親である父を亡くした平凡な少女は、村一番の精悍な許婚からも絶縁を突き付けられた。ひとり遺品を整理した後に川の水面に映る自分の姿を嫌悪する。鮮血のような赤い髪と目つきの悪い緑の瞳、そばかすが浮いた青白い顔は陰気だ
と揶揄されている。
全く違う二人の少女は、空の歌声を聞いたことにより、契約を交わした。
自分の足で歩きたい少女と美しさを望んだ少女は、お互いの精神を取り換えた。
これは願いを叶えて、ただの村娘になった少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 23:06:50
6131文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:38pt 評価ポイント:38pt
作:LabelPie
空想科学[SF]
連載
N2128II
卑屈なフリーターの青年、銅波。
彼は目を覚ますと、見知らぬ家のリビングにいた。
そこで青白い髪の美女ミンと出会う。
ミンは銅波にこう問うた。
「あなたは幸せですか?」
生きる意味を見いだせない男と変わり者の美女による
奇妙な同棲生活がを描いた、ほろにがラブコメディ。
タイトルは「イクストラクト」と読みます。
最終更新:2023-10-01 23:13:13
12865文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
昼間の街中。ふらふらと歩くその男を見て、目を見開く通行人たち。
仰け反り、ビルの壁に背中をぶつけた主婦らしき女性。
手を合わせ、念仏らしきものを唱えたお婆さん。
うおっと、声を上げた会社員風の男性。
口にハンカチを当て眉を顰める。皆、決まったような反応。
その男は白かったワイシャツを着ていた。そう、白かった。今は赤く汚れている。
その服の下には、心の内には何が隠されているのだろう。
男は青白い顔したまま歩いて行く。どこへ? どこへ行くにせよ
その先々で彼はヒッと
漏らしたような悲鳴を浴びるのだろう。
彼はゾンビ。違う……とは言いきれない。
ある時、死者には一日の猶予が与えられるようになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 16:00:00
2451文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
海月(みづき)は、水族館でぼんやりと青白いくらげを見つめ…
この作品は「小説家になろう」「pixiv」にも掲載しています。
最終更新:2023-05-28 00:05:57
1188文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
魔術師見習いの高校生、岬 水美(みさき みなみ)の住む町では、奇妙な噂が流れていた。
青白い火の玉を見た者は人体自然発火現象に遭遇するというものだ。
水美は見習いだが、魔術師としての好奇心から、魔術の師であり同級生の青野 蒼真(あおの そうま)を引き連れて噂の調査に乗り出す。
見習い魔術師は無事に人体自然発火現象の謎を解き明かす事が出来るのか。
魔術師師弟の小さな冒険が幕を開ける。
最終更新:2023-04-01 08:01:26
7927文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
カラオケボックスに青白い子供が現れた。
最終更新:2022-11-12 17:04:54
445文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:18pt
15年近く片思いしていた怜が社内でも悪女と噂の女と結婚する事になり失恋のどん底に突き落とされた沙羅。真相を突き止めたく怜に話しかけようとするが中々できずにいた。そんなある日、怜とその婚約者が一緒にいる所に遭遇し真実を目の当たりにするのだった。ショックから雨の中を走っていると突如青白い光に包まれる。その中で意識を手放し目が覚めると!?
最終更新:2022-10-15 19:08:28
195770文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:44pt 評価ポイント:36pt
青白い肌の中年の男の依頼者。彼の依頼とは。
最終更新:2022-10-14 23:57:53
806文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
先輩と肝試しに廃墟にやってくる。そこでは青白い女が出るらしいが、それらしいものは確認できず、一番奥の部屋へ到達する。そこには一枚のポスターがあった。
最終更新:2022-09-22 07:00:00
2207文字
会話率:63%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
作:ジョン・グレイディー
ヒューマンドラマ
連載
N6688HU
青白い表情に陰険で冷酷な一本線の眼付き。小さい点のような瞳は死んだ魚ように濁っている。口は塞いだまま何一つ喋らない。その分、凡ゆる欲は吐き出さず内に溜め込み、虎視眈々と弱った獲物を狙っている。敵わない相手は承知し、決して正面から挑むことはなく、餌を落とすのをひたすら待つ。サイコ野郎が狙うのは、息絶え絶えの女。薬物漬けにし、骨の髄まで貪り喰らう!猟奇的ミステリー小説
最終更新:2022-08-28 12:43:05
8671文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
「お兄ちゃん、助けて、助けてよ〜う。」
掠れた泣き声が聞こえて来る。
「ミユ!どこだ!どこにいるんだ!」
焦りと不安で溢れかえった声が聞こえて来る。
「お兄ちゃん!!!」
「っは、ミユ!!」
燃え盛る炎の中、瓦礫のしたに左足を挟んだ、妹がいた。
瓦礫からは血が流れ、炭で汚れ、血まみれになった顔の中から青い綺麗な目が見えた。
「ミユ!待ってろ、今助けるからな。」
瓦礫を一生懸命押したがびくともしなかった。
青白い目からは大量の涙が流れ、助からないことが分かった諦め
の目をしていた。
「お兄ちゃん!げほっ。こほっ!お兄...ちゃん。逃げて!」
「俺はお前のお兄ちゃんだ!妹さんを置いて逃げるやつがいるかぁ!うおおおおおぉぉ!!」
『キキキ、グギギギゴ』
上から聞こえた音だった。
何かが落ちて来る音。
焼け落ちてきたもの。
「お兄ちゃん!」
「ミユ!」
俺はミユの上に覆いかぶさった。
次の瞬間、胸に何かが刺さり、ミユにも刺さってしまった。
「お兄ちゃん...ごめん......ね。」
「守れな...くてぇわるかったぁ...。」
2人だったものは青白く光り輝き、散っていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-17 12:04:47
700文字
会話率:100%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
今頃の夏の日差しは、あまりに強すぎて、夜の方へと気持ちが傾く。青白い月の光のような、優しい人の声が欲しい。求めるものが同じで、永遠に、穏やかになれたらいいのに。
最終更新:2022-08-10 20:20:40
523文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:18pt
「大変お疲れのご様子ですね。すぐに治療いたしましょう」
「ああ、助かるよ」
彼女が僕に向かって両手をかざすと、透き通った青白い光が全身を包み、炎天下の外回りで蓄積した疲労がたちまち溶けて消えていく。まるでファンタジーの魔法のようだが、れっきとした科学技術らしい。
彼女は家庭用万能治療特化型アンドロイド、通称「聖女ロイド」。マイクロ波や低周波による血行改善、鎮痛・精神安定効果のあるミストの噴霧や簡単な外科的治療までこなす超優れものである。
最終更新:2022-07-03 21:29:50
867文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:90pt
総合ポイント:372pt 評価ポイント:342pt
"青白い月は冴え冴えとその光を湛え あなたの美しい横顔を照らしだす"
本作は、武頼庵さま主催「恋の詩企画」参加作品です。
最終更新:2022-06-08 20:20:03
285文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:302pt 評価ポイント:286pt
元不良で高校生の荒木田康介は平凡な暮らしを求め何気ない暮らしを送っていた。
しかし、ある晴れた日、突如現れた青白い光よって世界の半分は異世界と連結されてしまい人々は異世界に転移されてしまう。
異世界に漂う特有の空気により転移した人々の99.99%が消滅。
ただし、その空気に抵抗のある者は生き残るだけでなく、異能の力を発現する。
何とか生き残った康介だったが、そんなことを知るはずもなく...
康介に与えられた能力とは?なぜ彼らは異世界に転移してしまったのか?
魔術と聖術が行
きかうこの世界でどんな戦いが繰り広げられるのだろうか!?
彼の絶対死なない半分異世界生活が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 19:27:07
135959文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:22pt
僕とゆみは、あの日、光の粉を見た。
それは、暗闇に指す光のように美しく、醜いこの世界を照らしてくれた。
肌が青白いのがわかるのに、ずっと笑い続ける彼女と見たあの日を、忘れたくはない。
最終更新:2022-05-07 22:00:00
2774文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:99pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:佐久間 あお
ヒューマンドラマ
連載
N4192HO
会下綱位高校に通う高校3年生の根岸田ゆいは、明るく天真爛漫(いわゆる陽キャ)な性格で友好関係も広く、日々充実した生活を送っていた。しかし、ゆいは休日に友達とショッピングをし、帰路へ着こうとショッピングモールの下りエスカレーターへ乗った際に事故が起きた。エスカレーターに乗り、ゆいは一番後ろから前にいる友達と談笑をし、降りようとしたその時! ゆいの履いていたバンプスのヒールがエスカレーターの踏段の凹凸の隙間に挟まり、うまく降りれず転んでしまう。そしてゆいの着用していたワイドパンツ
がエスカレーターに巻き込まれ始める。いきなり起きた緊急事態にゆいはテンパり、緊急停止ボタンを作動することも忘れてしまっていた。声すらなぜか出せなかった。気づかず前へ歩き進めていく友人達、ゆいは今自分がどうすればいいかわからなかった。
「もう……夢でしょこんなの……!」
と目を瞑った瞬間ゆいは謎の青白い光に包まれ、目を開けるとそこはみたことのない神秘的な空間であった。その空間には、とても綺麗で清廉な黒髪の女性がポツンと椅子に座っていた。黒髪の女性は笑顔で問いかける……
「どうでしたか?夢の中で過ごした18年は」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 17:00:00
19083文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:未亜見あみ
ハイファンタジー
完結済
N0173HN
私はヴィクトリア。これは私たちの物語。
クソッタレだけど、ほんの少しの夢と多くの魔法に満ちたこの世界は突如として絶望に包まれた。
奴らは人間に襲いかかり、その血肉を貪る。そして奴らに魔法攻撃は通用しない。
大勢の人が死んだ。そして青白い肌と理性を失った“奴ら”として蘇る。
誰が言ったか、奴らはこう呼ばれるようになった。生ける屍―――ゾンビ、と。
そんなゾンビどもを倒せるのは、私とアイツだけ。
私はヴィクトリア。これは絶望の世界に唾を吐き続けた二人の戦い。
―――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
異世界転移したゾンビどもを、神官少女と日本刀セーラー服少女がブッ潰す物語です。
毎日更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-11 23:29:20
117776文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:142pt 評価ポイント:86pt
神々しい青白い月に向かってゴールデンレドリバーの雌である老犬が願いをかけた。
老犬の名前はステラ。
ステラをまるで本当の子どものように育て、自分たち自身の老いた身を案じるより、ステラの身体をいつも気に掛けている両親を見て、ステラはもうこれ以上の負担を掛けまいと行動に移す。それは自分の意志を貫き通すために毎日の食事を拒み、未練を残さないために今までの大切な想い出を食べることだった。
回想をしながら想い出を食べことは苦痛を伴ったが、ステラは耐えながら食べ続けた。やがて想い
出が残り少なくなると、記憶も次第に薄れ、ステラは次第に冷たい闇の世界に引きずり込まれていった。ステラは気付いた。自分の選択が過ちであったことに。
絶望に陥ったとき、ステラは闇の世界にひとつの光を見出すのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 08:00:00
33682文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
澄み切った冬の夜空の中で、ひときわ輝く青白い星と、優しい雪だるまのお話です。
最終更新:2021-12-31 00:59:48
1394文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
作:佐木 呉羽
ローファンタジー
完結済
N1297HI
中学校の帰り道。
部活を終えて1人で帰宅していた柳楽涼介は、天気雨に降られた。
薄暗くなったと思った途端、青白い火がポツリポツリと灯る。
視界が奪われると、キツネの行列の真っ只中に居た。
最終更新:2021-11-24 17:37:00
5966文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:12pt
夏が終わり。また、マスクを外した日常がやって来るかと、思い浮かんだこと。
最終更新:2021-10-08 06:53:54
333文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
作:ヴェルヴェッティーノ
ハイファンタジー
完結済
N6149HD
あたし玲萌(レモ)には2年前の夜、暗闇から突如、人があらわれるのを見たという不可解な記憶があった。
王立魔道学院の三回生になったあたしは、卒業試験に合格するため葦寸(アシスン)の洞窟に魔術剣を抜きに来た。しかしこの洞窟、去年もおととしも行った学生が戻ってこないという曰くつきの場所。今年はこの優秀な玲萌(レモ)が試験突破してみせる!と意気込んでいた矢先、旅の連れである夕露(ユーロ)が誘拐事件にまきこまれた!
夕露(ユーロ)誘拐事件の犯人を突き止めるため向かった先で、初対面の
はずが33日前に会ったと主張する不思議な少年に出会う。銀髪に碧(みどり)の瞳を持つ彼は、肩から角を生やし腕には青白い鱗が光り、一度会ったら忘れられない姿。だけどあたしに彼と会話した記憶なんてない。
少年の謎、誘拐事件、そして2年前の夜の記憶、すべての事件には失踪中の若き天才魔道医、摩弥(マヤ)がからんでいるらしい。あたしは真相究明と、卒業試験合格に向けて走り出す!
(『極楽魔道記』シリーズ長篇)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 17:14:14
107664文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
異世界モノの創作物に憧れを持つ、公立高校に通う高校一年生の黒川 治樹(くろかわ はるき)。 彼には幼馴染である柏木 美鈴(かしわぎ みすず)がいた。 互いの家も近く、更には小学校から高校までずっと同じクラスの、ある意味腐れ縁とも言える幼馴染の美鈴。 そんな彼女には、ある『秘密』があった――。
ある日、治樹は美鈴から放課後に近所の廃神社へ来るよう呼び出される。 放課後、呼び出しに従って廃神社へと向かった治樹を待っていたのは、妖艶な笑みを浮かべる幼馴染。 そして、自らの足元で
青白い光を放つ魔法陣だった。目を開けていられないほどに輝きを増していく青白い光に、治樹の意識は呑み込まれ――。 ふと気が付くと、彼は『彼女』の胸に抱きしめられていた。
自らの住む異世界に拉致した愛する少年と二人で暮らしたい『彼女』と、連れ去られた先の憧れの異世界で自由に冒険することを夢見る治樹。……これは、そんな二人が送る物語――。分岐点で『選択を誤ってしまった』彼が、『彼女』と二人で幸せになる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 21:00:00
33356文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:92pt 評価ポイント:70pt
侯爵令嬢メリアーヌは王太子に婚約破棄を突きつけられ、5人の男性と結んだ『偽りの愛』を断罪されます。それはさながら舞台劇の『悪役令嬢』のごとく。周囲からの注目と青白い顔をした国王陛下。『真実の愛』にのぼせ上がる王太子。メリアーヌは『契約第一主義』の社会と、現在の世界情勢を理解しているかを彼に問いただします。それでも弁えぬ彼に突きつけるのは『真実』しかない。秘めた想いを胸に過酷な世界を生き抜く『魔性』のヒロインの物語です。
最終更新:2021-08-06 18:52:08
10750文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:3036pt 評価ポイント:2864pt
閉園後の遊園地にきた。鍵は開いている。誰もいないけれど、観覧車は動いている。満月が見たいと言っていた彼女との約束のために、ひとり青いゴンドラに乗り込んだ。
「これ以上遅いようなら寝ちゃおうかと思った」と、青白い肌をした彼女は笑った。
*他サイト・カクヨムにも掲載しています
最終更新:2021-07-02 20:30:18
4773文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ドラグリンド大陸にはある神話が存在している。
その名も『勇者物語』この大陸に住む人間なら誰でも知ってる御伽噺みたいなもの
そんな世界で生まれたのがルート
父上に勇者として育てられ、17歳になると勇者として魔王討伐の旅へと出されてしまう。
勇者と呼ばれた男が1人の少女と共に魔王討伐を目指す物語
最終更新:2021-04-13 12:00:00
4938文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ある日のコンビニの帰り道。
懲戒解雇を食らって途方に暮れていた一色シノブは、猫に餌付けをして心を癒そうと、行きつけの路地裏に入る。
その瞬間、青白い光と共に、血に塗れた碧眼の少女が倒れていたのを見つける。
倒れた少女には翼が生えていて、そして右腕が欠損していた。
目覚めた少女とは言語の違いからか、意思疎通が取れない。
そんな彼女に惹かれたシノブは少しずつ日本語を教えていく。
現代社会の全てがわからない異世界少女はずっとあれは何か、これは何かと尋ねてくる。
そんな少女をシノブは
可愛くなって、全力で愛で始めることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-03 22:22:59
169603文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:18pt
卵から生まれて水の中で育ち、満月の夜に陸に上がって<ひと〉になる不思議な種族〈沼地の民〉。しっぽと水かきを持つ青白い肌の〈幼生〉は、大人たちの仲間入りをしたいという気持ちが芽生えてはじめて〈ひと〉の姿を得て陸に上がることができる。仲良しだった弟が未だ幼生のままなのを、一足先に陸に上がった姉は、やきもきと案じるが……?
ここでないどこかの大地に暮らす幾つかの種族を紹介する、『異世界風土記』的な連作ファンタジーの1作です。
最終更新:2021-02-08 21:29:33
9888文字
会話率:11%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:136pt 評価ポイント:116pt
脳病院の入り口で、双子の子供が走り回っている。
水頭症の子供たち。大きなその頭で、ゆらゆら、
遊んで遊んでと、寄ってくる。
青白い肌、目つきの悪いまなざし。
気が狂いそうだ。
最終更新:2021-02-05 04:31:40
463文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
君津静香は八坂中学校校庭にて跋扈する青白い火の玉を目撃した。火の玉の正体の解明を依頼された文芸部は正体を当てるも犯人は特定出来なかった。そして、文芸部の部員がテレパシーに悩まされていた。文芸部がテレパシーについて調べていた矢先、獅子倉が何者かに右膝を殴打された傷害事件が発生。今日も文芸部は休む暇なく働いていた。
※誰も死なないミステリーです。
※本作は『日常探偵団』の続編です。重大なネタバレもあるので未読の方はお気をつけください。※本作品はアルファポリス、カクヨム、エ
ブリスタにも公開しています。
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-19 14:00:00
65522文字
会話率:77%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt
近未来的な都市の端に広がる高いフェンスやアクリルパネルによって仕切られたその先。廃工場地帯が広がるその先には、世界が発展を遂げるために利用されたある者が眠っているのだった。
少女は目が覚めた。重たい蓋を押し上げて、外に出ると青白く光る多層構造のラックが広がっていた。恐る恐る外へと足を踏み出すと水槽のような容器に入った人間がいる。 外から溢れる青白い光の元、月夜に惹かれるようにして外へと出ると 時間が止まった空間と、遠くに見える都市があるのだった。
そこに訪れた調査団によっ
て彼女は捕獲される。そして知る真実、人間となれ と言われるのだが...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-02 18:48:13
1242文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
とある科学者が全世界に向けて放った声明。
その言葉から世界は環境や秩序といったありとあらゆるものが変化を遂げた。
それもすべては『秩序を壊した世界』を作り出すために・・・
『大人』という概念を失った世界ーーー
後に新たに生まれ変わった世界を後世の歴史家は『崩落世界』と呼ぶようになった。
それは無秩序になった世界そして今まで長年の時代と共に培われてきた知恵や技術の喪失した世界を鑑みた言葉だった。
人の心の中には相剋し続ける二つの側面『善』と『悪』がある。
憂鬱な街の情景を高
層ビルの窓から見ながら、後に世界を崩落させた科学者は白い湯気の立つカップを片手に世界の有り様について考えていた。
「秩序ある平和な世界」
世界は平和を法によって恒久的に維持させようと考えていた。
その根底には人は理性を時代と共に培い、誰しも話しあえばわかり合えるものだという考えがあった。
しかしその「法」という『鎖』によって人類にもたらされるものは何か。
街の景観が近代的になっていく半面で腐敗している人の世界を見た時、矯めつ眇めつして科学者はある考えるに至ったーーー
一人の少年ーーその名はエリュエ。
世界の崩落から二年。
爾後、彼は容貌が朝露の空に染まるような透き通った青白い髪の少年へと変貌と遂げる。
この新世界において第一次適齢期を迎えた者は「魔法」という才能が与えられる。
彼の右眼には魔法を可能とする刻印が刻まれており、冒険家としての資格を持つことになった。
しかし彼の刻印は他とは違い、少し特殊で魔力の流れを感知することが出来るものだった。
これにより普段見ることが出来ないはずの精霊の存在を彼だけは見ることが出来た。
ギルド【ノートレア】に冒険家として認められたエリュエは前途多難な出来事がありながらも冒険家としてこの世界を旅することになる。
この崩落世界において、『年齢』という概念は存在しない。
あるのはレベルという概念ーー。
それは現れた刻印の中に刻まれる二つの針によって示されるもので、短針が十二の倍数、長針は一ずつレベルを刻んでいく・・・
エリュエの旅立ちとは裏腹に、世界ではまた新たな悲劇が生まれようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-11 06:38:43
83233文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:8pt
果てしなく続く苦痛、殺人、破壊は、雪が降ったばかりの雪のように青白い肌の白い青年によって常に感じられました。カナ・センリックスは彼の名前でした。彼の到着を待っている終わりのない人生の旅で、彼は常に死をもたらす黒い影を伴って歩きます。彼はいつもそしていつも終点を見つけることなく行き、場所、彼が幸せ、思いやり、そして愛を見つけることができる場所を見つけるだけです。
その果てしない苦しみが彼を別の人にしたので、別の次元の誰かが少しずつ彼を食べていました。人間のダークサイド、いわゆる
「ダークサイド」は本当にリアルなサイドです。
「えへへへへ----あははははは---」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-08 16:27:42
1615文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
主に水や里山が関係する「怪しい話」を書き綴りました。子供の体験から大人の体験までをフィクションにアレンジした全11話。
小学生:『停電の仏間』『幸運のクローバー』『命のわき水』
中学生:『青白い影』『無名の花』『空耳』
高校生:『インターハイ』
大人:『珈琲砂糖』『山中の墓地』『祥雲』『野犬』
最終更新:2020-08-29 06:00:00
26407文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt
魔法が支配する世界で5つの大国は覇権を争っていた、クロシル王国の魔道学院生アンナ・ギルマーティンは森の奥地で青白い光が降り注ぐのを目撃するその光に引き寄せられるようにアンナは光が降り注いだ森の奥地へ向かっていった。
この行動が自分の運命を左右するなどこの時彼女は知る由も無かった
2020年5月17日累計1000pv達成しました( ̄∇ ̄)
最終更新:2020-08-24 10:00:00
27845文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
ボクの名はリディ。リディ・ベルナデット・ウイユヴェール。
青白い顔、紫色の髪、尖った犬歯。
そして衣服の下に隠れてはいるが小さい羽や尻尾もある。
ボクは魔族だ。
“故郷”に帰る為の船が難破し漂着した地から、ボクの旅は始まる。
最終更新:2020-06-07 13:27:58
229685文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:43pt
総合ポイント:134pt 評価ポイント:50pt
炎はゆらりゆらりと歩いていく
天国ではざらなこと
キーワード:
最終更新:2020-05-13 23:00:00
412文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:12pt
綺麗な花も、いずれ枯れていく。
最終更新:2020-05-03 23:32:20
460文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:99pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:40pt
青白い光で早朝に目を覚ました青年の日常と過去の回想を追っていく話。
※この作品はnoteにも掲載しています。
最終更新:2020-04-01 22:29:14
5054文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
あなたに会いたい。それだけのこと。
それだけのことで、書き続けてきた。
頭が動かなくなったら、どこかで、止まるだろう。青白い顔は、そんなことを言う。
最終更新:2020-03-29 19:03:02
260文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
作:月のひまわり
ヒューマンドラマ
完結済
N3896FZ
比奈の背後に男の幽霊が見えると言われ、克代は該当する人物を探し当てる。比奈に死霊が憑いているのはもはや間違いなかった。克代は死霊に負けないよう比奈を鍛えると共に、もしもの際を考えて比奈のリュックに水やカイロ等を詰めて備えた。
折も折、比奈が誘拐された。誘拐犯の一人は、比奈の唯一の友だった葵を痛めつけ、死に追いやった男であった。幽閉された比奈はすんでの処で葵や他の霊達に守られ、無事に救出される。
比奈の幸せを一心に願う克代。その心は十分に比奈に伝わり、いつしか比奈にとって
克代は無くてはならぬ人になっていた。
その克代が奈緒美に刺されて死んだ。奈緒美は克代が夫に離婚届を送っていたことを知らず、一日も早く離婚するよう頼む為に克代を訪ねたのだが、離婚届は送ったと言う克代の言葉を嘘と思い込み、刺したのだった。殺す気は毛頭無かったが、脅すつもりで持っていった包丁が仇となった。
比奈の腕の中で息絶えた克代の身体はキラキラと輝き、それに呼応するように比奈の身体から青白い光が吹きだして、克代の煌めく光りに吸い寄せられてゆく。比奈の放つ青白い光の中には様々な男女や子供が現われ、最後に晴れ晴れとした笑顔の葵が、まるで別れを告げるかのように比奈の周りをぐるりと回り、それから克代の光りに吸い込まれていった。
克代を刺して始めて正気に戻った奈緒美。ついこの間まで、本妻に申し訳ないと分を弁えて倹しく暮らしていたが、一人娘の優香が名門小学校に合格し、上流階級の人達と付き合うようになってから変ってしまったのだ。
妾だった奈緒美の祖母。それが原因で自殺した伯父。子供にだけはそんな目に遭わせたくなかったと、奈緒美は過去を振返って弁護士に語った。
それを聞いた比奈は、「誰かが庇ってあげなければ、優香ちゃんが可哀そう!」と叫ぶ。比奈自身が『人殺しの娘』と虐げられた過去があるからだ。
かつて比奈の父知之は、会社の命令で大勢の社員に解雇を通告した。その時に自殺者が出て、知之は自分を責め苛み、その結果、酒に溺れて妻子に暴力を振るうようになった。優しかった父親の荒れ狂う姿に比奈の心は傷つき、父は死んだと、その存在すら消してしまうようになっていたのだった。
比奈が父と再会した時、父は会社を辞め、深く反省して酒を断ち、昔通りの優しさを取り戻していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-22 16:30:27
57821文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
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