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検索結果:137 件
作:おとしんくるす
ハイファンタジー
連載
N2085IK
……長い眠りから覚めた気がした俺が見たのは、見慣れない石造りの天井と、心配そうに俺をのぞき込んでいる綺麗なお姉さん。
そして小さくなってしまった子供の体と、二つの記憶。
一つは日本で冴えないアラフォーサラリーマンをやっていたもので、もう一つはアムルサール帝国の26代皇帝、アムルサール26世。11歳のもの。
幼い皇帝の記憶によると熱病に罹って死んでしまったらしく、そこに俺の魂が入って生き返ったらしい。
――大国の皇帝とか人生勝ち確なのではと舞い上がったのも束の
間、すぐに様子がおかしい事に気付く。
皇帝の死に際だったというのに、殺風景な部屋には付き添いが一人だけ。医者も大臣もいない。そんな事ってあるのだろうか?
不審に思って情報を集めた俺は、間もなく知ってしまう。
この国は宰相によって牛耳られており、皇帝はただのお飾り。宰相の意に添わなければ簡単に挿げ替えられてしまい、その数はこの40年で21人。皇帝の平均寿命は15歳という、まさに使い捨ての存在である事を。
――勝ち確人生のはずが一転、命の危機に瀕した俺はなんとか生き延びる方法を。
できれば王宮から多少の資産と、美人なお姉さんを連れて逃げる方法を探す事を決意する。
この物語はそんな打算に満ちた俺が、恩人の少女と幼い皇帝の記憶に残っていた望みを叶えるために。平凡な人生経験と読書好きだった知識を活かして国を取り戻し、恋した女の子と一生を添い遂げる。そんな純愛帝国再建記……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 06:00:00
280313文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:272pt 評価ポイント:128pt
皇位継承者を護るための影武者
誰がホンモノか分からない小さな宮での、成人するまでの物語
最終更新:2024-06-30 06:00:00
42307文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
舞台は平安調の世界、ジャンルは恋愛小説。
熱心に構想を練った小説をようやく書き始めた〝私〟。しかしその矢先に交通事故に遭い、目を覚ますとその小説のヒロイン〝桜花〟になっていた。
父はなく、母も出家して遠い。養い親の叔父は無関心で、その妻は嫌がらせに暇がない。
自分で創った不遇の状況、桜花はいかにして乗り越え幸せをつかむのか。そして至るところで接近してくる美男子たちとの恋のゆくえは。
「前世からの契り? そんなの知りません!」
*カクヨムにも投稿しています。
最終更新:2024-06-29 13:02:07
16238文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
玄 香月は、父親から『大恩のある先帝の御子を守れ』と命令される。それは反乱を企てる家臣たちから皇帝を守る為であり、非業の死を遂げた異母姉の玄翠蘭の謎を解き明かす為でもあった。
欲望渦巻く後宮で香月が得るものはーー。
最終更新:2024-06-26 06:20:00
40456文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
後宮で下級女官として働くフィアは古井戸の妖精が仕掛けた悪戯が切っ掛けで前世を思い出す。私って転生者だったの!?しかも異世界である日本人。おまけに便利だがある意味危険なギフト持ちである事も分かって、十六歳の成人を迎えたら、女官を辞めてひっそりのんびり暮らそうと計画するけど、雲行きがなんだか怪しい!?花神もかくやな麗しすぎる美形が私を知っていて、しかも親友だと思っていた同僚までーーーナニモノ!?
ゆるゆる設定、ご都合主義な創作物ですので、お好みから外れる場合は、そぅっとクロ
ーズなさって下さい。
御心の広い方、暇潰しにでもなれば幸いです。
このお話は、アルファポリスさんとカクヨムでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 18:10:00
392724文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:127pt
総合ポイント:536pt 評価ポイント:188pt
公爵家の私生児で大尉を父に持つ寧々は、鶴国という島国に生まれた。
気立ての良い母に、面倒見の良い姉を持ち父親が私生児故お家騒動に巻き込まれない様、秘密裏に陰ながら幸せに暮らしていた──クーデターが起こるまでは。
旧体制派筆頭であった父は反乱軍に捕まり、そのまま獄中死。父から”決して自分の家族だとバレるな”と命じられた寧々達は貧困街に逃げるしかなかった。
そこから生活は一変した。暗い日々でも、寧々は”女優になって家族を養う”という夢を持ち希望を抱いて過ごしていた。
新政権が10
年足らずで崩壊し、前国王の弟が新国王となり旧体制に戻ったそんなある日、才能はあるが中々芽が出ない一人の捻くれた舞台作家と出会う。
そこから血の滲む様な努力と根性で、大女優への階段を駆け上る寧々。
20歳でトップスターとなった寧々に一人の紳士が訪ねてきた。
「国王の愛妾にならないか?」
国の上層部や後宮での闇、派閥争いなど様々な陰謀に巻き込まれようとする寧々。
しかし、持ち前の明るさと根性と演技と強いメンタルで、逆に周りを振り回す!
自由気ままに、豪快に国王の愛妾として送る寧々の人生物語。
※アルファポリスさんにも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 23:00:00
359文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
フェレ皇国の皇妃が生んだ美しい皇女アテナイス
しかし彼女には出生の秘密が。
実は母の皇妃が皇王の冷淡さと後宮に馴染めない事で起こった侍従と一夜の過ちで生まれた不義の子供だった。
母皇妃が死去した後は隠れるように後宮で暮らしていた。アテナイスの出生を知った第一皇妃と皇太后から刺客が!魔の手がせまる。
母の元恋人オルファン帝国の大公に助けられ中立国へ亡命し伯爵令嬢として育ち16歳になった。
義父の当主伯爵、二人の義兄、謎の侍従が待っていた。
穏やかな伯爵令嬢としての生活は
わずかの間だけだった。
突然の義父の死、義兄からの元王族との縁談、義兄の引きこもりと懺悔。謎の執事と。伯爵家の隠されたダークな面が続々と暴かれていく。
最後アテナイスはどのように幸せを手に入れるのでしょうか?
一人の女性の成長する物語
最後に待っているものは?
アテナイスの幸せは?アテナイスはどうなるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 06:17:01
12744文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:34pt
「…だれ?」
佐藤健一は、自身の好みどストライクの美少女と、自室の洗面台の鏡の前で見つめ合っていた。
異世界に勇者として召喚された佐藤健一は、チートと努力で世界の脅威を倒した。
すると仲間の女の子達から次々に想いを伝えられ、1人を選べない健一は後宮を作りハーレムを築き上げることにした。
しかし後宮が完成したその日の夜、健一の身に奇妙な変化が起こる。
更に他の女の子達の様子にも変化があらわれて──!?
幸せの絶頂から絶望へと転落した健一はどうやって這い上がるのか
!?
一夜でハーレムが崩壊した勇者の、ほのぼの?バトルファンタジー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 19:29:47
5502文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
アーベル王国の第一皇女として産まれた主人公ソフィアなのだが。
幼くして、アーベル王国女王、自身の母が何故か急な病で倒れ、他界。
母の死後、国王である父から、あれ程母と仲慎ましく見えていた父が、自分の父ではない。
自分は母が浮気をして出来た子だと聞かされるのだが。
それでも国王は、自分のことを愛してくれたから。
主人公は、他人が羨むような仲慎ましいお城暮らしを続ける。
でもアーベル王国の、国王の座を狙っている宰相であるドンが、自身の息のかかった娘達をつかった。
国王へと再婚の話
しを持ってくるのだが。
国王はソフィアが可愛い、愛おしくて仕方がないのと。
主人公の母を妃として迎える時に再婚はしないでくれと、義父との約束もあるから一度は断るのだが。
それから一年、国王が、そろそろ年頃の女性の柔肌が欲しくなる頃を見計らって。
ドン宰相が今度は、自身の娘の誕生パーティーをおこなうので、国王へと参加して欲しいと嘆願。
国王はこれが、ドン宰相の離反の策! 仲慎ましいソフィアと国王の仲を裂く為の陰謀とは知らずに。
国王は若い年頃の娘達と言った餌に釣られ、ハーレム王気分を堪能しにいく。
ソフィアには宰相の誕生日パーティーだから直ぐに帰宅をすると嘘をつき出かけ。朝帰りをする。
それでも幼いソフィアは国王さえ、自分の許に帰れば嬉しいので何も言わずにいるのだが。
国王はもう既にドン宰相の策に堕ち。ドン宰相の息のかかった貴族の娘達と、側室の話しがでる程の恋仲。
特に寵愛を受けているのは、アーベル王国一の美女と名高い、ドン宰相の娘を寵愛している。
だから一月も経てばドン宰相の娘は妊娠。ソフィアの死んだ母の席でもあり。
今は自分の席だった女王の座は、義母に奪われ。
義母は妹のロべリアを出産するのだが。
ドン宰相の娘が城に入り女王になってからは。
国王はソフィア避け、蔑ろにする。
そんな最中の出産なので、ソフィアは益々城内で孤立。
寂しさの余り白の実室に篭るようになる、不幸なソフィアなのだが。
その不幸に更に追い討ちが。ソフィアに不幸が訪れてしまう。
そう、この世界の不治の病の一つである精霊付きにソフィアはかかり。
彼女の愛する国王の命で、幽閉棟と隔離され。
彼女は悲惨な生活送り始める。
だからソフィアは自分から国王を奪った女と宰相への復讐を誓い。
二人への復讐の機会を待つのだった
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 07:00:00
145979文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:132pt 評価ポイント:38pt
二番目にしかなれない、そんな令嬢が王太子の側室になったなら……
最終更新:2024-05-10 20:17:18
3686文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:29870pt 評価ポイント:27462pt
(主上の筋肉が見たいなぁ)
とある妃にちょっと騙され、うっかり皇帝のお手付きになってしまった後宮妃・来(ライ)桜綾(ヨウリン)。
(もう一度でいいからあの肉体美を拝みたい……拝みたい……)
邪な欲を抱きつつ、数多の妃嬪のなかに埋もれ、不遇の日々を過ごすこと数ヶ月。
桜綾の欲は爆発した。
(よし! あの方に着せる【自主規制】な服をつくろう!)
波乱体質のせいか、訳あって今は後宮にいる桜綾だが。
親に捨てられて妓楼で育った彼女には、どこか遠くの世界で生まれ育った記憶が
ある。その知識を活かし、花街に居た少女の頃は、斬新な衣裳や化粧品をつくることで飯を食っていた。
(主上が可愛らしく赤面しちゃうくらい、ものすっごい衣裳を仕立ててやるんだから!)
かくして彼女らしい服づくり活動を再開した桜綾は、道中で他の妃の衣裳や化粧品もつくり、後宮の花たちからの信頼とたまに嫉妬をちゃくちゃくと集めていく。
皇帝が〝それ〟とめぐり逢えれば彼の治世は栄華を極める伝えられる運命の姫――〝赫糸(あかいと)の姫〟が今の後宮にいるとの噂が桜綾の耳にも入る頃。
桜綾は〝皇太后の暗殺〟と〝赫糸の姫の詐称〟を企んだという濡れ衣を着せられて捕らわれてしまい――?
「はわっ、わっ、あぁ、なんと美しき筋肉――!」
自らの〈糸〉の異能と知識、そして周囲からの愛に支えられて逆境に立ち向かう桜綾。
「――また生まれ変わっても、私と結ばれてくれるか? 桜綾」
味方になった妃たちに思いがけず外堀を埋められ、実は昔からいろいろと気にかけてくれていた皇帝とも心が通じ、あれよあれよと上級妃に仲間入りして皇后になっちゃう波乱の姫の話。
※一時期ノベマ!にも掲載しておりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 23:00:00
7351文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
中華風ファンタジー世界の後宮もの短編「呪術姫の後宮物語」の続編、番外編置き場です。
本編はこちら(https://ncode.syosetu.com/n1204ik/)です
呪術と薬草に詳しい弱小一族の少女と15の氏族の令嬢を後宮に入れた陛下の恋のお話です。
不定期更新のため、たまに増えます。
最終更新:2024-05-02 13:56:44
3191文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:60pt 評価ポイント:34pt
ある日、唐突に『賢帝』と呼ばれる皇帝が自らの『最愛』を決めた。
選ばれたのは、後宮の中で最も格の低い五十番目の妃。
故に周囲の者たちは困惑する。
何故よりにもよって、と。
しかし、皇帝としては切実な理由がそこにあった――
※アルファポリス様にて公開中の同タイトルを加筆・修正したものを投稿しております。
最終更新:2024-04-19 08:17:53
218669文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:76388pt 評価ポイント:47340pt
華輝の国にはとある噂があった。
その噂は夢の中で未来を予知し、その街に降りかかる問題を解決する少女がいるというものだった。
やがて、その噂は皇帝の耳にまで届き、少女はその能力を買われて後宮に招かれることになる。
そして、夢を駆使して事件を解決する少女は、いつしか『後宮の眠り姫』と呼ばれるようになるのだった。
ただ惰眠を貪っていただけの商家の娘が後宮で成り上がるとは、誰も想像できなかっただろう。
それは、きっと噂の本人である桟春鈴(サンシュンリン)も例外ではない。
夢見る少女は、事件を解決する。夢と現実を行き来する少し変わったミステリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 10:28:37
13530文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:14pt
平安時代のこと。没落貴族の家に育った姫、菊子は関白左大臣というとんでもなく偉い家の長女、大君に侍女として仕えることに!!大君は帝と結婚することになっているため菊子は宮中(後宮)に上がる。
大君の兄、道義は菊子のことを気に入り、菊子も彼を意識するようになり.......!!
平安ラブコメ開幕です!!
最終更新:2024-03-29 17:54:43
7643文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
とある大国の後宮に入った臣従国の王女、綉葩(しゅうは)。
馴染めぬ生活に痩せ細ってゆく彼女に同情した若き宦官、煕佑(きゆう)が教えてくれたのは、『翅の夢』と呼ばれる咒(まじない)だった。
最終更新:2024-03-26 12:36:40
8244文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
天涯孤独な菊花は、新しい皇帝である蛇香帝の新たな後宮の花候補として、宦官の登月に見出された。
集められた女子たちは、これから女大学と呼ばれる学問所で、宮女に相応しい教育を施されるらしい。
学のない菊花は、タダで勉強が出来ると喜んだ。そんなこと、貴族の娘しかできないことだから。
だが、そんな虫のいい話なんてなかったのだ!
新しい環境に慣れてきた頃、菊花は呼ばれた。
宦官は言った。「これは仕方のないことで、決してお前が選ばれたわけではない」と。
わけがわからないまま放
り込まれた部屋にいたのは、今にも死にそうな顔色の美青年で……。
(あたためてくれって、どういうこと⁈)
これは、白蛇獣人の皇帝陛下と、その番に選ばれた少女の恋物語。
※同タイトルの作品を2022年4月まで掲載していましたが、公募の規約に則り削除しました。最終選考までいったのですが残念ながら落選となりましたので、さらに改稿したものを公開しています。
※この作品は他サイトにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 19:10:00
101151文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:2446pt 評価ポイント:1576pt
主人公シルフィーヌは前世の記憶。
そう、自身が交通事故で他界するまでの記憶を持つ少女。
そんな彼女は、幼少期に自身の従兄が、生前に読んでいた物語のヒーロー様だと気が付き。
時期に彼の妃の一人。
七戦妃に選ばれ、愛する彼の危機を救うヒロインになるとわかり。
無我夢中で魔法の修行を続ける中で。
物語のストリート通りに女王陛下から、憧れの王子様の妻になるようにとの文が送られてくるから歓喜するのだが。
彼女が生前に読んでいた本が七戦妃と言う題だけあって。
シルフィーヌの他にも六人の妃
が選ばれるのだが。
彼女と故郷を同じにする妃は後四人いるから。
シルフィーヌ以外にも。
女王陛下からの他国の王子の妃になるようにと四人のお嬢様達の元へと文がいくのですが。
残りの妃達も、自身が女性だと言う事だけで、己の持つ才能を生かす事も出来ずに。
このまま何処かの貴族の者と結婚。
そのまま、自身の才能を生かす事が出来ずに老いいる事に不満を持つ、名のある貴族の娘達ばかりですから。
自分達とは肌の色も違う異国の王子との結婚話しがやってきても。
お嬢様達の御両親も含め、大変に歓喜!
それもバンザイ! やった! でかしたぞ! となるのだ。
まあ、異国の王子だと言ってもハーフの上に。
自分達と同じ血を! 海賊の血! を受け継ぐ王子だと判明するから。
ごく一部のお嬢様を覗いては、みなが乗り気……。
そう、自分の許へときた結婚話しの王子の妃になれば。
自分自身が不満に思っていた事が叶うから、喜んで嫁ぐのだが。
夫である王子の国へと戻るまでの海路は長く。
その上、敵国の領海を通るものだから。
相手も黙って通す訳でもなく。
争いの予感が。
でも、物語のあらすじを知っているシルフィーヌは、こうなることを予測していたので。
彼女は臆することなく敵の艦隊に立ち向かうのだった。
自分達の主を大帝国の王にするために。
他の妃達と協力し合い。
難敵に立ち向かうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 07:00:00
79004文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:30pt 評価ポイント:12pt
ローハイム王国の王族たちは、呪いとも呼ばれる奇病に見舞われ、ことごとくが死に絶えてしまう。
生き残ったのは、国王と、旅に出ていた放蕩者の第四王子のみ……。
フロレント辺境伯家の令嬢リーナは、世継ぎを残すべく、呼び戻された第四王子へと嫁ぐことになったが、一つの問題があった。
リーナが十五歳の娘であるのに対し、うつけの第四王子は三十六歳だったのである。
最終更新:2023-12-30 18:33:47
49657文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:226pt 評価ポイント:154pt
かつて、力ある獣であった虎とそれに寄り添う天女が開いたとされる国・辿華。
当代の皇帝は、継母である皇太后に全てを任せて怠惰を貪る愚鈍な皇帝であると言われている。
その国にて暮らす華眞は、両親を亡くして以来、叔父達のもとで周囲が同情する程こき使われていた。
しかし、当人は全く堪えておらず、かつて生き別れとなった可愛い妹・小虎と再会する事だけを望み暮らしていた。
ある日、華眞に後宮へ妃嬪として入る話が持ち上がる。
何やら挙動不審な叔父達の様子が気になりながらも受け入れた華眞だった
が、入宮から十日を経て皇帝と対面することになる。
見るものの魂を蕩かすと評判の美貌の皇帝は、何故か華眞を見て突如涙を零して……。
変り行くものと、不変のもの。
それでも守りたいという想いが咲かせる奇跡の華は、虎の帝の為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 19:00:00
30114文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:66pt 評価ポイント:30pt
婚約破棄された公爵令嬢フェミニムが、後宮の官吏カルブスと結婚して三ヶ月たった。フェミニムに守られていた王子が亡くなり、落ち着かない王宮にて、貴族が招集される日に、何かが起こる!?
※本作はタイトルにあるように「『股ユル』令嬢の幸せな白い結婚」の続編になります。前作を知らなくても、なんとなくお読みいただけるとは思いますが、出来れば前作からお読み下さいますことをおススメいたします。少々戦いのシーンがあります。
※タイトルが下品だと思われます方は、無理なさらずにどうぞ。
※本作も、
家紋武範様主催「夕焼け企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 22:10:24
7883文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:4160pt 評価ポイント:3678pt
作:BabaVanga2020
詩
連載
N4576IK
日本の歴史16000年の中で誰もこの職業をしたことがありません
最終更新:2023-11-07 17:29:37
5744文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
皇帝の代替わりに合わせて皇国全土から正妃候補と側妃候補が後宮へと集められた。
正妃は身分の高い者の戦場だが、側妃候補は人数や身分に拘らない。それは、永年の系統の繋がり故の血の濃さ故に寡産である貴族令嬢の代わりに、庶民、特に農民の多産の傾向を鑑みての後宮の伝統となっているからだ・・・というわけで、何の因果か全く以って側妃に等興味のない辺境の少女が、マイペースに後宮にやって来て、マイペースに後宮を引っ掻き回すお話。
最終更新:2023-09-13 10:00:00
95435文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:249pt 評価ポイント:73pt
時代劇やWebtoonで見た陰謀劇の知識×現代医学を元に発展させた異世界医学を武器に生きる女の話。
李氏朝鮮風の異世界に転生した玲夏〈れいか/リョンハ〉の前世は、韓ドラ&医療ドラマが好きな医大生女子だった。
彼女は二度目の人生で医学の才を発揮し、王の主治医の座にまで上り詰め――王を看取った後、処刑される。すべては計画通りのことだった。
医学知識は弟子たちに託した。前世は研修医にもなれずに死んだけれど、奇跡の二度目で医者として全力で生きられた。もう悔いはない……と思っていた
のに、
(まさか三度目があるなんて……!)
気づけば、二度目の世界の二十年後へ。リョンハあらため慧玲〈ヒェリョン〉という名の女官となった彼女は、三度目の人生を送ることになる。
前世で年下王子だった現国王の寵愛(?)をうけたヒェリョンは、王や妃嬪の不調を癒やしつつ、またもや宮廷内の事件に首を突っ込んでいく。
前々世で医学に匹敵するほど夢中になっていたもの――ドロドロ愛憎ドラマや陰謀サスペンスの知識を活かして。
これは――天才と謳われた医女への幼い初恋を拗らせてヤンデレ疑心暗鬼になってしまった国王に、生まれ変わっても恋される(けど、医学研究や治療や事件解決に夢中な)ポジティブつよつよ転生女子の話。
・一章(10話まで)は二度目の世界のお話。
・各話の*マークは文字数目安(*の数×1000文字程度)
・あやかし等のいる異世界が舞台の架空歴史ファンタジーです。病や薬草、人体構造、学問、王宮の機関やしきたりについて、架空の存在や設定も登場します。
・この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
・カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-12 23:59:08
32850文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:10pt
中華風ファンタジー世界の後宮もの短編です。
さくっと短めです。
十五の一族からそれぞれ一人ずつ後宮に嫁入りをする国のお話。
十五の一族の中でも最も権力や財力の無い一族から後宮入りに選ばれたのは李佳だった。
基本的に後宮では有力な一族の姫が優遇される。
一人ぼっちの生活になると思っていた李佳だが、噂によると王は姫たちが悲鳴を上げるほど不細工らしく……。
※孤というのはこの世界の王様の一人称です。
ノベマ等にも同じ内容の作品を公開しています。
最終更新:2023-09-05 15:49:56
7292文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:1552pt 評価ポイント:1384pt
60代の王に、王妃もふたりの側室も20代という若さ。その若さにもかかわらず、三人の妃たちが深い悲しみを経験したことを感じ取った吟遊詩人が、歌の代価として、妃たちの身の上話を所望する。じつは後宮入り以前に深い関わりのあった妃たちの身の上話、悲しみを抱えた女にばかり興味を抱く王の身の上話からなるオムニバスの短編。
自サークルのサイト「アザー・ワールドの別荘」(http://otherword22.g2.xrea.com/)にも掲載しています。コピー本にして、コミケでも頒布していま
す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 10:37:07
10388文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:30pt
偉大な竜王に待望の番が見つかったのは10年前のこと。
まだ幼かった番は王宮で真綿に包まれるように大切にされ、成人になる十六歳の時に竜王と婚姻を結ぶことが決まっていた。
――幸せな未来は確定されていたはずだった…。
だが獣人の要素が薄い番の扱いを周りは間違えてしまう、それは大切に想うがあまりのすれ違いだった。
そして竜王の番の心は少しづつ追いつめられ蝕まれていく。
※この作品は2021年2月、アルファポリスにて投稿完結済み作品です。
※誤字報告有り難うございます!
最終更新:2023-08-01 10:20:51
122921文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:7628pt 評価ポイント:5514pt
じつは九尾の狐は良いやつかも?
世界三大悪女の一人、蘇妲己。日本三大妖怪の一角、九尾の狐。
人々を魅了してやまない九尾の狐は瑞獣なりや。
古代中国は周王朝の滅亡、そして蘇妲己の生まれ変わりである狐耳の少女「稲妻」の生涯物語です。
狐耳を生やして生まれた稲妻は、小国「稲」の諸侯君主稲伯公の側室候補として宮廷入りし、やがて伝説の悪女となる!
歴史スペクタクル&サスペンスと切ない悲恋の物語です。
本作はAIイラストを複数使用させていただいております。
本作は猫じゃらし様の企画「獣
人春の恋祭り」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 07:09:03
20397文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:106pt 評価ポイント:92pt
作:空魚企画部/文月ゆうり
異世界[恋愛]
短編
N9472ID
マリアンネは王太子の婚約者だ。
だが、王太子は伯爵家の娘を王太子妃とした。
マリアンネは、後宮に入れられて――。
※アルファポリスさまにも投稿しています。
最終更新:2023-04-05 17:13:44
6390文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:24646pt 評価ポイント:22316pt
世界を救いたいヒーローが、この世界の女性しか救われないことに気づき、知らないうちにハーレムの世界を開き、最も偉大な魔王になった。
最終更新:2023-02-11 13:52:54
181237文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
~~ 集団お見合いの場として、後宮入りした乙女達の運命と初恋の行方は…?! ~~
ギャルゲーの世界に転生してしまった1人の少女は、過酷な運命を背負った人物達を救うのか?
集団お見合いの場として、王宮と後宮を舞台に繰り広げられる、人間模様は…。女性側には、一時的に後宮入りさせられる貴族の令嬢達と、その妃候補に仕える為に後宮入りした商家の娘達が、そして男性側には、王家の血を引き継ぐ皇子や令息、貴族で働く武官や文官達が、お見合いという自分の伴侶を見つける、初恋純愛ストーリー
となっています。但し、初恋が他の人物と同じ相手である場合もあり、初恋=純愛が実る、という図式ではありません。
※この物語は後宮を舞台とした、初恋を巡っての純愛ストーリーですが、失恋を乗り越えて最愛の伴侶を見つける、という純愛ストーリーでもあります。
※この世界は、飽くまでも中華風の国である異世界での物語です。中国人っぽい地名や名前などは、飽くまでも中華風として創作されたもの、となります。同じ名称が存在したとしても、偶然の一致にしか過ぎませんことを、此処にて先にお詫びしておきます。
※異世界・転生・ゲーム要素ありです。また、暴力的な場面もある予定ですので、今後読まれる際には十分に、お気を付けくださいませ。
※夏休み期間の為の短期作品として、夏休み限定で連載しておりますが、物語の都合上、更新期間が延長する可能性もありますことを、ご了承願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 00:00:00
488506文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:106pt 評価ポイント:40pt
作:空魚企画部/文月ゆうり
異世界[恋愛]
短編
N3539HZ
今日は最低最悪な日だ。
次期女王であるミリスティアは思った。
愛する婚約者が別の女性に愛を求め縋りつく姿を見てしまったのだから。
それでも、彼女は進むしかない。
※リハビリ作品です。書きたいものを詰め込んでます。
直接的な表現はありませんが、後宮が出てくるので匂わせる表現があります。
最終更新:2022-12-19 01:51:27
14811文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:28306pt 評価ポイント:24830pt
☆注意☆作者の都合上、前書き後ろ書きの駄文が多いです。モチベーション維持のため、続く現象です。不愉快に思われる方は本作品、以下ぺぺ作品を読まずにいることをお勧めいたします。対処いたしかねますので、申し訳ありませんが自己責任でお願いいたします。そうでない場合または、そこ読み飛ばしできちゃうぜ!!の方において、お読みいただければとても嬉しく思います。
皇帝即位十周年の祝いの夜会の席で、反乱が起きた!
それまで後宮の日陰者として穏やかに過ごしていたヤヤはその時、男色か不能だと思
っていた皇帝に目を付けられた。
それまでの穏やかな暮らしとは一変し、魑魅魍魎の跋扈する世界に放り出された。
彼女は思う。陛下、そのテク何処で覚えたんですか?
※設定上、後宮内に男性がおります。違和感を感じられる方もおられるとは思いますが、ご了承の上お読みいただけると嬉しいです。なお、本作品はファンタジーであり、作者のミスにより誤字脱字も多いかと思われます。そちらも重ねてご了承下さいませ※
☆見切り発車により、更新は不定期です。優しく身守って下さるとありがたい☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-26 01:16:31
102229文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:72pt
総合ポイント:20455pt 評価ポイント:6825pt
建安25年(220年)3月、魏王曹操没す。
曹丕の手には、『魏王薨御』の4文字を記した水仙の花の香りに似た蛇霊香が焚き込められた絹が握られていた。
魏王曹操の死は、何事にも先置いて、秘するべき国家の大事。
これを外に漏らそうとする者は、処罰せぬわけにはならない。
しかし、後宮で、蛇霊香を用うる妃はただ一人。
そう、彼の妻 甄夫人である。
妻の罪と処罰すべき罪の間に挟まれ、曹丕はその心を悩ませるのであった。
最終更新:2022-10-02 09:00:00
10909文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:52pt 評価ポイント:50pt
建築専門の魔術師は、施工日の前日に無理な注文をねじ込まれ徹夜で作業する羽目に。当日、後宮が建つはずだった場所に現れたのは……
最終更新:2022-09-15 22:00:00
2403文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:2944pt 評価ポイント:2752pt
精霊神に転生した私は、前世で、『名探偵』、『現代のシャーロック』、などなどのあだ名をもち、
推理力、洞察力共にすぐれている会社員だった。精霊神としての義務として諸国を旅しているのに、乙女ゲーム、勇者、魔王、後宮!でも精霊神としての能力、前世の推理力を使い様々な問題を解決していこう。
最終更新:2022-06-26 20:57:57
5244文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt
クリエラ国第五王女チェーリアは、見た目は長身イケメンだが中身は可愛いものと姉妹が大好き(シスコン)な女の子。
ある事情から突然、可憐な姉の代わりに政略結婚の花嫁として異国に嫁ぐことになった。
「後宮にはきっと、たくさんの美姫がいるのでしょう。わたくしのことは結婚式の間だけ我慢して下さればいいわよね」
縁をつなぐため101番目(?)の形だけの妻になる覚悟でいたのに、なぜかセドリック皇太子の視線がやたらと甘やかで?
――今作は遥彼方様主催「共通恋愛プロット企画」参加作で、プロッ
トは私、相内充希のものを使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 21:07:37
15625文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:218pt 評価ポイント:118pt
エスファニアと云う大国で、少女の姿をした魔法使いは 王に仕えている。その彼女に 王の秘書官が相談を持ちかけて、南東の隣国へ出向く事に。其処には 獅子王と呼ばれる王がいて……。
森の妖精と呼ばれる魔法使いが、臣下達に恐れられる獅子王に出会い、囚われてゆく お話。
短編小説を 少しだけ加筆して、投稿し直したものです。基本的に、20話までは 内容に違いはありません。
(20話くらいまでは『戒縛の王』シリーズ-10話目までの転載だと思ってくださって結構です)
短編小説の10話目まで
読んでいた方は、21話目から どうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 03:40:55
531825文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:112pt 評価ポイント:42pt
汪国の妃、玲秋は確かに死んだのだ。
皇帝に愛されることもなく。
幼い公主と共に、謀反によって殺された皇帝の墓で生き埋めにされた。
けれど玲秋は生きていた。
しかも、2年も時が戻った状態で。
玲秋は誓う。
次こそは敬愛する公主、珠玉を守り通してみせるのだと。
やり直した時の中で、玲秋は第三皇子紫釉の助けを得る。
紫釉の秘めていた想いを知った時。
玲秋は彼の深い愛に気づくことになる。
そんな、身分違いの後宮物語。
最終更新:2022-02-24 09:14:18
101915文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:108pt
総合ポイント:4144pt 評価ポイント:2560pt
加賀国原村で打ち捨てられていた女童。
孤児の女童の前に、ある日身形の良きをんなが膝を着いて話しかけた。
「我とともに都へ行きませぬか」
その者の名は、後に白拍子として清盛入道に寵愛賜りしをんな【祇王】。
祇王は元服もまだな女童に、芸を仕込む。字は基本、雅楽・今様・無論舞なども授けていった。
祇王と血の繋がりし大母御刀自、妹御祇女にも可愛がられ育つ中、祇王とともに清盛入道の前へと召される。ともに舞、たまに笛を吹く。
そして女童は祇王とともに清盛入道より寵愛賜ることとなる。
その際に名付けらる――――名を原村にある花山天皇植わえし松に準え【小松原童子】。
くしくも後に、【仏御前】として清盛入道に寵愛さる白拍子の出身であった。
そして、小松原童子と祇王を割く出来事来る。
かの仏御前、祇王の引き立てにより清盛入道の御前にて今様披露す。これ境に仏御前は召し抱えられ祇王は捨てられた。
小松原童子は祇王が見出すほどの、その優れた見目により継続で寵愛された。屈辱を受けしは祇王のみ。祇王はその後、仏御前と小松原童子の慰め役となりて程なく出家す。
その幾年後、仏御前もまた出家す。恩ありし祇王の坐嵯峨往生院にて妹御と大母御とともに。清盛入道の下おりしは小松原童子のみとなりはつる。
小松原童子、以前より清盛入道に囲われたる琵琶引きのめしひ男童【浮舟】とともに舞い踊る。
ある日清盛入道の下にやってきたのは、入内していた中宮徳子であった。
彼の者、この頃夫高倉院病臥す日々。
そこなに起る不穏な話。徳子を後白河法皇の後宮侍らすとのこと。
思うところありようで、最初の清盛入道への反意はこの小松原童子と浮舟を取り上げることであった。
「きっと、沙羅双樹のようなこの二人の舞と琵琶を聞けば、帝もお元気になられるはずです」
強引に囲いて徳子は二人の舞と琵琶を高倉院に聞かせたり、小松内府や後白河法皇に聞かせてあげることとなる。
その後、高倉院崩御と清盛入道逝去により院号宣下を受け徳子は建礼門院と名を改める。
そして来たる都落ち。小松原童子と浮舟はともに建礼門院へと付き従う。
日増しに強まる平氏討伐の声、あゝ無常なり
驕り高ぶりの行き過ぎ故に起りし不満が花開く。
西国にも見放され、仲間の入水・討死も相次ぐ。
維盛、清経、敦盛、師盛、忠房。
平氏はついに定る。この海原を母と。
壇ノ浦である――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 21:33:43
3713文字
会話率:11%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
薬屋では、国試という国を挙げての祭りにちっともうまみがない。
商魂たくましい母方の血を譲り受けたリンメイは得意の饅頭を使い金を稼ぐことを思いついた。
試験に悩み胃が痛む若者には胃腸にいい薬を練りこんだものを。
クマがひどい若者には、よく眠れる薬草を練りこんだものを。
薬師としての知識と母親譲りの饅頭の腕。これで、薬屋の跡取りは私で決まったな!と思ったときに。
リンメイのもとに、後宮に上がるようにお達しがきたからさぁ大変。好きな男を市井において、一年どうか待っていてとリンメ
イは後宮に入った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 14:23:31
104982文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:844pt 評価ポイント:420pt
古代エジプト、新王国時代。 19王朝の第三代ファラオ・ラムセス二世の治世。
奴隷の若者セテムは、軍人カーメフの策謀により、ヒッタイト王国との軍事決戦の場での、ファラオの身代わりを務めさせられる。 カデシュの戦いは、エジプト軍の大勝利に終わる。
戦場近くで身をひそめていたファラオは、運悪く身分を知られぬまま捕虜になり、ヒッタイト本国に連行されてしまう。 ファラオ捕虜など知られれば、究極の屈辱、カデシュの大勝利も水泡と帰してしまう。
やむおえず、セ
テムは偽ファラオを強要される。 ファラオの身代わりを、無事にこなす。 恐怖の後宮に入り、数多くのファラオの妻女との関係を見事にこなす。 次第に、偉大なファラオ、ラムセス二世へと、成長を遂げるのであった。 九十年に及ぶ生涯に、王妃ネフェルタリを始めとする数十名を超える妻女に、百名もの̪子女を儲ける。 エジプト史上、最大の偉大なファラオとなる。
数奇な運命の末。 王家の谷にファラオとして葬られ、静かに眠る。
一方、真のファラオは、運悪く宮刑に処せられ、ヒッタイトの後宮で宦官を務めさせられる。
后妃、皇女に使え、重要される。 何故か、不思議な幸福感の中で、人生を歩む事になる。 長い、後宮生活を経て、宦官の墓地に、今静かに眠る。
姿形の酷似した奴隷とファラオ。 二人の運命は、不思議な交錯を重ねて行くのだった。
古代文明の不可思議な幽玄世界。 歴史の大いなる闇は、今、解き明かされようとしている。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 20:42:47
53986文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:54pt 評価ポイント:20pt
青園国の中枢、朝廷にはまことしやかに語り継がれる怪談話がある。ーー曰く、「書庫に幽霊がでる 。」と。
書庫の管理人・天泡は、仕事ほっぽり投げて毎日趣味の読書に勤しんでいた。だが、とある事情で読める書物がなくなってしまい。仕方なく、そんな本狂いが暇つぶしに赴いた先で出会ったのは、第七皇子・瞭昊。
皇子にもかかわらず、後ろ盾のない瞭昊は、後宮では邪魔者扱いをされていて。天泡はそんな彼の境遇を目の当たりにして、ほっとくことも出来ず……。
最終更新:2021-08-30 06:16:04
3370文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:2pt
華国の『訳あり』の少女菫花(ジンファ)は、ある男の誘いで後宮の下働きの侍女として働きはじめた。
しかし、その後宮ではなぜかその男が『梅姫(メイチー)』という名前で館持ちの姫として生活しており、何か裏がある様子。
菫花は、梅姫の頭痛を見かねて自分の能力の一端を見せてしまったことで指圧師として重宝されることになり、他の侍女にも「梅姫のお気に入り」と認識されるように。
そんな矢先、菫花にある事件が起きて・・?
まだ、恋愛要素は少ないですが、中華系に挑戦してみました。
書きたい
ことが書ききれるように頑張りますので、よろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 08:55:13
25575文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt
作:その日暮らしの理数系
ハイファンタジー
完結済
N6715HC
ブレスターン王国(ヨーロッパ風)の宮殿で、国王たちと阿己羅国(中華風)から招いた大使たちがとりあえず友好の証として誰かを結婚させとくか、と酒の席で大笑いしながら決めた。そして国王は娘たちを呼び出した。しばらくして二人の娘が侍女二人と使用人を一人つれてやってきた。国王は阿己羅国の後宮に行きたいかと聞いた。それに対し二人が興味が無いと言ったので、この場に来なかったもう一人の娘、名前はなんだったか忘れた、を阿己羅国に嫁がせよと側近に命じた。って私あんたの目の前に居るんだけど・・・(
全話一括投稿、文字数不安定、残酷な描写ありは保険ではない)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 18:00:00
24652文字
会話率:11%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:44pt 評価ポイント:34pt
皇太子妃だけにはなりたくない。そう思っていたヴィクトリアが二十歳になった時、妃候補として後宮に来るよう命じられる。こうなったら他の妃候補にさっさと正式な妃となってもらい、自分は一刻も早くこの皇子宮から出ることを心に決めるヴィクトリア。しかし、皇子のヴィクトリアへの執着は止まらない。皇子以外の男ならすぐにでも結婚したいヴィクトリアは、皇子宮に出入りする貴族や騎士たちを次々に誘惑するも、皇子の嫉妬によって逃げ道をふさがれていく。果たしてヴィクトリアは皇子以外の男と結婚し幸せをつか
むのか、それとも…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 23:00:00
95873文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:3170pt 評価ポイント:1628pt
後宮で、ある事情があり、妃の侍女をしている記憶喪失の主人公、梨凛《リーリン》が占いで色々な問
題を解決し、その報酬で大好きなお金を貯めていく。しかし、なぜかお金が貯まらず、腹が立ち……
最終更新:2021-06-15 23:28:07
448文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
冤罪で冷宮に入れられた美鈴(メイリン)だったが、そこで謎の男に出会って……。
「陛下、私はビクロイを目指します」
「ビクロイ? 初めて聞く言葉だ」
「行商している叔父から聞いたのですが、異国では『最後の一人になるまで勝ち残る』ことをビクロイと言うそうです」
「……がんばってくれ」
これは後宮で冷遇された妃が、栄華を極めていくお話です。
最終更新:2021-05-08 17:03:00
15560文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:12974pt 評価ポイント:11168pt
三大美女の一人、小野小町に見た目がそっくりな主人公。
現代では到底美人とは言い難い容姿だが、時空を超えた先の世界では、後宮で美しく咲き誇ることとなる。
最終更新:2021-05-08 14:39:25
7074文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:226pt 評価ポイント:172pt
「本当に水の精霊のようだ。ひんやりして。
俺の熱と溶け合って、ちょうどいい温度になる」
そんなありえないような熱をもった台詞をいうエキゾチックイケメンが夢にでてきた。
男性経験のないままに社会人になることを気にするアンナはどうせ夢の中だし!と大胆な気持ちになってその青年と一時過ごす。
そして一年後、川に落ちたアンナは水の中で女神様にあう。
女神様から異世界の水の精霊の巫女として召喚されてほしいと依頼されて、そのときに夢の中と思っていたあの青年との出来事は召喚され
る異世界での現実の出来事と告げられる。
ただ、その青年がどうしているのか、あれから一年なのか、大事なことは何も教えてもらえないままにアンナは水の神殿に巫女として降り立つ。
ちょうど大国の時期皇帝といわれる第三王子の後宮にはいる女性を募集しているタイミング。
女神様にお願いされた依頼にも都合がいいので、妃になるつもりはないけれど、アンナは後宮行を志願する。
一年間の後宮滞在中、女神様のお願いをこなしつつ、次期皇帝に目をつけられずに過ごしたら、水の神殿にもどしてもらって素敵な旦那様みつけてすごしたい。
目指せ一夫一妻! 後宮では目立たず静かに!!
そんなアンナの思いをよそに、ライバルとしてにらまれたり、まわりがはりきったり。
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アルファポリス様で先行配信中です。
なろう様では誤字脱字の確認後に週末または祝日に掲載予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 18:00:00
28756文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:44pt 評価ポイント:20pt
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