-あぜ道- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

　毎夜、毎夜、田んぼのあぜ道に立ち、二階にある私の部屋を凝視している女性がいる。私は彼女のことを、ひそかに『Ａ子さん』と呼んでいた。 　Ａ子さんは、少しずつ、私の部屋に近づいてくる。彼女の正体とは……!?

私はどこかへ帰ろうとしている。だけど、同じ道、同じ場所を辿り、また同じ場所に戻ってくる。 どこかから聞こえる「とおりゃんせ」 病室で為される会話。 そして、スマホ片手に潜み笑いの誰か。 描写的にはそんなに怖くありません。しずかに進むホラーです。

とある田舎の、あぜ道の外れ。 朽ちて侘しい墓場の隅に、女が独りで座っている。 街灯のぼやけた光を浴びて、男はピアノを弾こうと思った。 戯曲形式の作品です。

　波瀾万丈とは言わないまでも。それなりに、ごたごたのある毎日。 　それが人生だと言うなら、それも悪くはあるまい。

仙道企画その３作品です。 いま私が連載している作品(魔法少女とキノコ精霊)の外伝みたいな感じで書いております。 牧歌的に感じる曲の中で「回想」の言葉が自分の中で浮かんできました。

　僕が彼女と出会ったのは新学期になってすぐだった。 　その日は朝から色々と不幸な目にあっていた僕は暖かい日差し、そして穏やかな春風に包まれながら一人、帰路から外れたあぜ道を歩いていた。 　普段ならば通ることのないあぜ道。 　そんなあぜ道に一つの影を見つける僕。 　誰もいない。何もない。そんなあぜ道に彼女はいた。 　偶然に偶然が重なり僕は彼女ーー七草ナズナと出会う。 　綺麗な髪をなびかせ、凛と佇む彼女はなぜあぜ道にいたのか。 「私は雑草だからね」 　そう言った自称、雑草彼女の秘密とは……。折りたたむ>>続きをよむ

あぜ道や林、川原や谷川で遊んでいると、 知らない子たちと、遊ぶようになる。虫をとったり、魚をとったり、さっきまで知らない子たちと、いっしょに獲物を追いかけたりして。でも、やっぱり、知らない子たちはお家に帰ってゆく。都会から来ているぼくには、今でも思い出せるくらい、それが寂しかった。

記憶をたどって、手繰り寄せて、あの麦藁帽子のひさしの下に見えていた、あぜ道の景色を書き出そうとしてみた。一つ寄せれば、一つ見えた気がした。どの場面も、臆病なことだった。

思い出の中には、必ず、麦藁帽子が出てくる。それも、子供の頭には大きい麦藁帽子。あの日、ぼくは、あぜ道をどこまでも歩いていった。大人になって、その道を歩いてみたら、こんなに近くだったのかと、自分が巨人になったような気になったけれど、あの麦藁帽子だけは、大きな感触のまま、頭に残っていた。

ひとりで蛍を見にゆくあぜ道

むかしむかし。 ある村であぜ道を歩いている男がけがをした。 直前に、あぜ道わきの草がそよいだことをのぞけば、怪しい姿や気配もなかったという。 村の各所でこれらの奇怪な現象は見られ、人々は外へ出るのを恐れ始める。 そこへ、ひとりの旅人が訪れたことで、彼らは事態の「実」を知ることに……。

俺は小さいころ、飛べなくなった蚊をよく観察していた。 生かさず殺さずの強さで叩かれた蚊は地に落ち、文字通り這って、死地を脱しようとする。 それは当時の俺には、飛び方を「忘れた」ように見えて興味深かったんだ。 その日も田んぼのあぜ道で、新たなターゲットを見かけたんだが……。

一般人の「Ｙ」の何気ない日常。

香月よう子さんのお題シリーズ。 【お題】「朝」を表現してみましょう。

むかしむかし。あるところで、冬だというのに夏のような陽気が続いた日があった。 過ごしやすさと野菜の育ちに感謝する一方で、奇怪な事件が起こる。 とある集落の人々がこつ然と姿を消してしまったのだ。 しかもそこの土は、耕地とあぜ道を問わず、真っ黒になってしまっている。

あらすじでは御座いませんし。誰かに読んでもらいたいという欲求は、さほどありはしない個人的な話です。母と父と一つの俳句に纏わる俺のノンフィクションを残しておきたいと思いました。普段こういった非フィクションは、ブログのほうで書いてることなのです。なのであれば、これもそうすりゃいいじゃんって話ですけれども、俺のブログはやや不安定なサーバーでやってるんで、こちら小説家になろうさんの最強サーバーで、置く場所の間借りをさしてもらいたかったのです。両親の思い出なんてもんは大事ですから、機器のご機嫌次第で消去されたくないし。折りたたむ>>続きをよむ

ある日虐められっ子の陽子は、田んぼのあぜ道で子狐と出会う。 異空間に入った陽子は、大狐のお豊と出会う、、。 不思議な感動ファンタジー。

田舎の学校に通う悩み多き女子生徒が通学路で使うあぜ道で、大きく変わろうとする姿を描いた小説。