「僕の妻になるんだから、僕の好みに従ってよね。そして、僕に最高の贅沢をさせること。それが、君の使命と心得て」
婚約式の日、婚約者となった第六王子エマニュエルにそう言われたグラディス。
アシュトン侯爵家の跡取り娘として教育を受け
、領地領民を愛する彼女は、しかしその爵位の高さから、不出来で素行の悪い第六王子を王家より押し付けられてしまった。
しかも押し付けた後は知らぬとばかり、第六王子の素行をとがめるどころか、グラディスのせいだと国王はグラディスを貶める。
「よかったですね、あなた」
「ああ。王家は、この婚約を無かったことにしたいようだ。その願い、全力で叶えてさしあげようじゃないか」
その国王の言葉に、グラディスの両親、アシュトン侯爵夫妻は黒い笑みを浮かべ、婚約破棄の絶対成立を誓う。
婚約時に交わした、王家とアシュトン侯爵家との約束。
それに従い婚約を破棄するべく、グラディスは両親や親友ルビーの協力を得て、着実に証拠を集めて行く。
そして、願いが叶ったその時、グラディスにも新しい道が開く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 19:00:00
5868文字
会話率:51%
マンチェスト伯爵家の令嬢、リージアには二つの秘密があった。
一つ目は、魔力を無効化してしまうスキルを持っていること。二つ目は、幼い頃から不思議な夢を見続けていること。夢は前世の記憶で、この世界が前世の自分が大好きだった恋愛シミュレーションゲ
ームに酷似していると気付いたのは、ゲームの舞台となる王立学園へ足を踏み入れた時だった。
記憶にあるゲームには、リージアという名前のキャラはいなかったはず。
自分はモブキャラだと理解し、ゲームの主要キャラ達に関わらないように地味な生徒を装い目立たないように学園生活を送ることに決意する。だがある日、攻略対象の王子様に膝蹴り体当たりをしてから平穏な生活は一変してしまう。
故意ではないとはいえ王族に怪我を負わせた罪は重罪だと、悪役のような黒い笑みを浮かべた王子様から「不問にする条件」と出されたのは、生徒会の雑用係となることだった。
✱第8回アイリスNEOファンタジー大賞様にて銀賞を受賞いたしました!
✱アルファポリスにも掲載しています。
✱本編完結しました。時々番外編を更新中。
✱感想ありがとうございます。返信は出来ていませんが、感想は全て読ませて頂いてます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 20:23:05
286896文字
会話率:38%
裏で悪口言われてるのが私なんて、言ってるのが友達なんて……
「あはっ」
「笑わせにきたのかなってぐらい滑稽」
「裏での陰口がお怖いことですね」
でもね、私さ、悲しいけどね黒い笑みを浮かべちゃんだよね?
あっは。
最終更新:2023-02-27 18:09:06
1529文字
会話率:43%
ある日突然、僕は勇者として異世界に召喚された。
重度のゲーヲタでゲーム脳だった僕は、このままよくわからない異世界での生活を全力で楽しむことにした。
王からの命令は定番の、「魔王を倒すこと」。
僕はしょっぱなから鍛えあげレベマに到達し、
すでにこの異世界攻略ゲームをほぼほぼクリアしたつもりでいた。
あとはボスをなぶってコンプするだけ・・・と、黒い笑みを浮かべつつ意気揚々と王との契約を果たしに出かけたのだが、魔王はなんとどストライクな美女だった。
それも、「美女なのに色々残念」な美女だ。
僕はマヌケなきっかけで思いがけず魔王と対話をすることになり、彼女を知っていくことになった・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-03 12:28:35
4171文字
会話率:0%
常に第三者の目線から人生を送る一般OLである主人公の自宅に現れた、謎の少女。彼女は主人公の悩みを見抜き、そして笑う。
「その程度の悩みでこんなところにいるなら、こっちの世界に来いや」
黒い笑みの彼女によって連れられてきたのは、異能力がものを
言う、なんとも悪質な世界だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-24 00:03:08
1932文字
会話率:60%
「だめだ」
通る声が一つ。低いその声は決して大きくないのに、絵梨の耳にしっかりと入った。
「お前、やっぱ、俺と付き合え」
「おいおい、健。もういいじゃん。別の罰ゲーム考えるからさ」
「いやだね。俺はこいつを惚れさせてやる。んでもって、俺か
らふってやるよ」
黒い笑みを浮かべた健に絵梨は一歩後ずさった。それを追いかけるように健が一歩を大きく出す。
「覚悟しろよ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-18 15:34:48
18398文字
会話率:70%