すべてが白い者ばかりの天界において、黒い子どもが産まれた。髪、肌、眼球、翼、全て。
少子化の影響で、捨て子としてその子は公共施設で仕方なく育てられる。与えれた名前は「レンガ」。天界で、汚れを意味する。
これは、「レンガ」が己の世界を手にする
物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-10 21:35:53
23342文字
会話率:43%
「黒い子ども。黒い子どもが居る」
突然の集中豪雨により放課後を学校内で過ごすことになってしまった百合子と私。体育館のステージの上、寝転がっているときに、百合子は私にそう言った。
「夏のホラー2015」参加作。
最終更新:2015-07-23 16:23:21
3058文字
会話率:32%