飛行機が生まれ、それなりに普及するほどに科学が発展したその世界で、複雑な生い立ちと風変わりな姿……獣人というよりも獣そっくりの、ウサギそっくりの姿をした主人公ラゴスは魔物が飛び交う空を往く飛行艇の整備員として毎日を生きてきた。
やっと掴ん
だ自分の居場所を失わないように、職を失わないように、平凡で何でもない日々を生きていたラゴスだったが、そんなある日のこと、不思議な少女と出会ったことでその人生が一変することになる。
少女に導かれるままに風変わりな造りをした飛行艇を手に入れ、整備員としてではなく飛行艇乗りとしての人生を送ることになったラゴスは、少女と手を取り合いながら今日も青い空を舞い飛び続ける。
剣と魔法の世界だった幻想世界を貫く飛行艇と機関銃の物語。
※海外サイト含め一切の転載を禁止しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 18:13:47
327066文字
会話率:20%
少年は、屋根の上でいつも赤い色の空を眺め、いつかお父さんから聞いた美しい青く輝く海に囲まれた豊かな森や川のある青い楽園に行くことを思っていました。その場所は飛行艇乗りたちの中で昔から語り継がれている伝説の楽園でした。ただそこは世界の中で唯一
の穢れなき美しい場所で、サンベルジュという嵐の王が護る場所でした。光の主がこの世界の全ての生命を創り終えたときに囁いた“光の主の囁き”を知り得るものにしかサンベルジュは嵐の壁の門を開かないと言われる場所へ少年の父親は旅立ち、消飛行艇は強大な嵐に巻き込まれ、その後、行方が分からなくなってしまいました。そして少年も大きくなりやがて自分もお父さんの夢を叶えるため、ついに夏至の夜、夜空へ旅立ちました。この物語は少年ルカが渡り鳥の王と共にサンベルジュの嵐の壁に立ち向かい、そしてその困難を乗り越えようとする少年ルカの成長を記した物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-12 23:32:31
6378文字
会話率:20%
落ちない・殺さない唯我独尊の飛行艇乗りと、こき使うのに適した副操縦士の受難の物語。
大地は虫に覆われた。地を這う我らの移動手段は、神が見捨てた空だけだった。
最終更新:2012-12-28 15:42:20
2710文字
会話率:48%