妖精と魔法の国、フェアノスティ王国。
絵に描いたような貧乏伯爵家に舞い込んだ一通の求婚状。
それはうちとは雲泥の差の富裕侯爵家御当主からのもの。
幼少のみぎり、王宮で貴族の子女を集めて開かれた茶会で結婚の約束をした者です
ずっと思い続け
ていた貴女に、今こそ正式に結婚を申し込みたく――――
滔々と綴られる愛の言葉に、受け取った伯爵令嬢オーロラ=バーリエは戸惑う。
手紙にあるような約束をした覚えも、はたまた王宮の茶会に出席した覚えもない。
相手は格上の侯爵家(しかも大金持ち)。結婚したらとんでもない玉の輿なのは間違いない。
かといって身に覚えもないのに「はい私です」などと嘘をつくなどできはしない。
丁重に『すみませんが人違いです』とお返事をした。
だがその翌日、侯爵ご本人が訪ねてきた。
「君は私の探している相手ではない」
………何言ってんの、この人
「……ええ、はい、人違いですので」
「だが、私は貴女と婚約したいのだ」
………だから、何言ってんの?この人
よくある訳アリ契約結婚、のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 15:20:02
183472文字
会話率:38%
ぜんまい族のキルト(猫型)とまったりしていた俺(主人公のジェイス)は、第二王子のアルマ殿下の呼び出しにより、王宮に行く。お互い次男であり、兄がいるが、兄弟関係は雲泥の差だ。そこでとある依頼を受ける。弱みを握られているのは辛いものがある――
そんなお話です。※他のサイトにも掲載しています。(*)は主人公以外の視点です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 20:36:20
21956文字
会話率:56%
私は生家の侯爵家を追い出され、乗り合い馬車で隣国に行く途中である。
「ああ、良い天気。空が青いわ」
ゴトゴトと揺れる馬車に、子供連れのご婦人はお尻が痛いと呟くが、子供は景色を見ながら元気いっぱいに歌っている。
それを見る私も、初めての
乗り合い馬車の振動に驚いているが、気持ちはスッキリしている為か楽しんでいる。風も暖かく頬を撫でる。
ハチキナ侯爵邸の物置部屋で、使用人に交じって掃除をしていた時とは雲泥の差である。たくさんの使用人もいるのに、私にもそれを強いていたのだ。
「お義姉さま、まだ此処の床汚れてましてよ。これじゃあ夕食をあげられないわよ」
態とバケツを蹴飛ばして、掃除後を汚す義妹のギルモア。
「本当屑ねえ。チャチャと遣ってちょうだい。旦那様が戻るわよ!」
見ていた癖に嫌みを言う義母ユネジュー。
私の名前は、サフラン・ハチキナ。
母が亡くなってから、父の愛人家族が侯爵家に乗り込んできた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 22:42:17
4919文字
会話率:33%
先輩はそりゃもう、好き嫌いの激しい人だった。
態度は愚か、口調に至るまで、完全に別人に変えて対応する。
敵の多い人だった。それでも因果応報を体全体を使って伝える人だった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座
いません。
注意事項2
バチバチのお嬢様口調はほぼ使いませんよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 20:58:40
1074文字
会話率:45%
愚者が必勝法を授かるなら、それを疑うな。
最終更新:2023-04-15 06:57:54
364文字
会話率:0%
トロイア戦争に参加した英雄たちの中で、いまいちマイナーなプロテシラオスという男。アキレウスやオデュッセウスなど華麗なる活躍をした猛将に比べれば、その知名度は雲泥の差。
なぜならプロテシラオスは、トロイアへの一番乗りを果たすべく真っ先に船
から飛び降りたものの、すぐに殺されてしまったから。
彼は弱かったのか? 上陸前の偵察を怠っていたのか? 己の実力に慢心していたのか?
そのどれでもない。最も勇敢だったから、彼はそこで死んだのだ。
これは、ギリシャ最速にしてヘラクレスの盾の継承者——心優しいプロテシラオスの話。
◆ ◆ ◆
※参考までにグーグル検索の結果(執筆当時)。
【アキレウス】74万7000件
【プロテシラオス】525件
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-12 08:14:28
4699文字
会話率:33%
容姿端麗で文武両道、クラスの輪の中心に立ち、笑顔を浮かばす学園の人気者、渡口光。
そんな人気者の光と幼稚園からの付き合いがある幼馴染の男子、古坂太陽。
太陽は幼少の頃から光に好意を抱いていたが、容姿も成績も平凡で特出して良い所がない太
陽とでは雲泥の差から友達以上の進展はなかった。
だが、友達のままでは後悔すると思い立った太陽は、中学2の夏に勇気を振り絞り光へと告白。
彼女はそれを受け入れ、晴れて二人は恋人の関係となった。
毎日が楽しかった。
平凡で代わり映えしない毎日だったが、この小さな幸せが永遠に続けばいい……太陽はそう思っていた。
だがその幸せは、彼らが中学を卒業する卒業式の日に突然と終わりを告げられる。
「……太陽……別れよ、私たち」
前に、あるサイトで二次創作として書いていた作品ですが、オリジナルとして投稿します。
こちらの作品はアルファポリス、ハーメルン、ノベルバの方でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 12:52:42
470228文字
会話率:35%
「もう限界だ……メーガス!頼む……次の街で俺たちのパーティから抜けてくれ」
「僕は、国で一番の黒魔術師だぞ!?」
男だけのパーティで女装趣味の美少年メーガスは、みんなに愛されていた。
しかし愛されすぎた事が原因で、パーティの連携が滅茶苦茶に
。
追放されたメーガスは、勇者の言い分に納得がいかないまま、模索する。
女装はやめられないまま……
この他所様のツイッターを見て
https://twitter.com/Nuwa_150/status/1392793677647335427
見てぇ〜〜〜そんな女装魔術師男子のサークラ追放見てぇ〜〜〜誰か書いてない?
https://twitter.com/Nuwa_150/status/1392794377932603400
って呟いたら、ちょいバズったけど、誰も紹介してくれなかった上に
「言い出しっぺの法則」
「お前が書け」
と方方から言われて書いてみた。
書いてみて思ったのは、自分が書きたいものと実際書けるものには雲泥の差があるなって思ったので
女装魔術師男子のサークラ追放!!!女装魔術師男子のサークラ追放!!!をよろしくお願いします!!!
流行れ!!!!
みんな私の代わりにバリエーション沢山書いてくれ!!!!!
頼みましたよ!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 22:01:17
98866文字
会話率:27%
その世界は刻一刻と滅亡へ向かっていた。
とある場所で発生した終わらないスタンピード。
魔物の大量侵攻で多くの国が滅んでいった。
その中でも希望があった。それが職業覚醒者。
【戦士】【魔法使い】【騎士】などの戦える職業に覚醒した者は未覚醒
者と比べると力に雲泥の差があった。
職業覚醒者は国を守るために必要不可欠な存在だ。
しかし、いつまでも終わらないスタンピードに疲弊し、職業覚醒者の数は減少する一方で国々は次第に滅んでいった。
そんな絶望が渦巻く世界の中、異世界転移してきた者がいた。
これは滅亡へ刻一刻と向かう異世界に突然転移した主人公がたくさんの能力を得てスタンピードに立ち向かい、やがては世界を平和に導く物語です。
良かったら読んでみてください。
※ハーレムは保険。最初はのんびり一人旅
※十一話まで人が登場しないですが気長に見てください。
※『日間ファンタジー異世界転生/転移ランキングBEST300』部門で149位達成!
※『週間ファンタジー異世界転生/転移ランキングBEST300』部門で297位達成!
※R2.7/29第一章完 ※R2.9/5第二章完 ※R2.10/9第三章完 ※R2.10/19第四章完結 ※最終章完結折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-20 10:00:00
381580文字
会話率:25%
『サモンズ ワールド』という大規模多人数型オンラインゲームは、理不尽要素を詰め込んだ運要素の強いクソゲーであった。
初期は一律レベル1から始まるが、出生がランダムで決まる。上は王族、下は村民……初期資金に雲泥の差があり、さらに初期ステー
タスにさえ如実に差があったり、プレイヤーからはガチャなどと呼ばれたりした。さらにゲームにあるべき復活要素がなく、教会などで復活もしてくれないのである。デスペナどころの話ではない。
辻風 善太郎(つじかぜ ぜんたろう)はそんな「サモンズ ワールド」を攻略していた猛者の一人である。ゲーム内で彼は有名で、精霊騎士団というトップチームの第一席に座っているような人物だった。
彼の手塩にかけて育てたキャラは闇エルフ族の女暗殺者である。色白ロリエルフを作っただけなのだが、誰もその種族の存在を知らないユニーク固体であった。
そんな唯一無二……というより現実にだって絶対に居ないような「闇エルフ族」が、目の前にいたという状況に発展する。いずれ現実と異世界を行ったりきたりして事件に巻き込まれていくという、本人もほとほと理解できない謎展開に巻き込まれていく。
※現在の更新速度は不定期性となっております。できるだけ早い執筆を心がけますが、コメントの返信などがかなり疎かになっております。申し訳ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-16 00:13:42
719566文字
会話率:39%
高椿ありすは三十路の誕生日を目前に、我が人生の不運を嘆いていた。
幼い頃から真面目だけが取りえで取り立てて褒められる部分もなく、才色兼備な姉との雲泥の差に開き直って生きてきた。幼い頃から本が好きで、いつしか趣味で小説を書くようになる。
殆ど誰にも読まれる事もなく、コンテストに応募してみても箸にも棒にも掛からなかったが、妄想を書き連ねる間は現実逃避が出来て楽しかった。唯一の癒しの時間だった。私立の文系大学を卒業後、人と接する事は嫌いではなかった為、ドラッグストアの販売員として就職。三年間勤めて副店長となる。
それから五年ほど月日が流れ、明日で三十路の誕生日を迎える日となった。副店長のまま、彼氏無し、取り立てて良い事もない……けれども、自分が趣味で書いていた小説を仲間だと思っていた一人に盗作され、何食わぬ顔でコンテストに応募、受賞した事を知ってしまう。設定はそのまま、世界観とキャラの名を変えただけのもので、文章も殆どが剽窃されたものだった。しかし、声をあげても、殆ど誰にも読まれてもいない自分の事など、擁護してくれる人がいる筈もなく……。やり切れない思いを抱えながら自宅でヤケ酒を煽っていると、そのまま意識を失い……
気がついたら異世界(?)にいた。そこはファンタジー的な魔法に満ちた特殊な世界らしい。ありすは前世(?)の記憶があるまま、生まれたばかりの赤子に……。それもセレスティアラと名付けられた、|彩光界《さいこうかい》を束ねる王族の長女として生まれたようだ。最高の地位、魔術、才能、知能、教養、マナー……ありとあらゆる事に秀でていたが、たった一つ、難点があった。顔が醜かった。その部分を隠しかつ補うべく、ありとあらゆる教育が施される。
一方、妹は姉ほど多才ではなかったものの、格別に美しい容姿に生まれ付いた。よって、地位を目当てにセレスティアラに近づく男達も、妹を見た途端心変わり。だが、前世でも姉妹格差だった上にモブキャラだった彼女は打たれ強さを武器にその地位を確固たるものにして行く!
隣国、|花緑界《かりょくかい》の王子とセレスティアラは幼馴染だ。秘かに彼に恋心を抱いていた。嬉しい事に彼は婚約者候補となった。けれども彼は浮かない表情で……。更に追い打ちをかけるように、父王の愛人に男の子が生まれる。その子に王位を継がせようと、魔の手が忍びよる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 21:00:00
5446文字
会話率:31%
強欲の魔王マモンは勇者一行によって討伐された・・・はずだった。
50年の時を経て復活したマモンはなんと可愛らしい猫の姿になっていた。
これから女の子にモテまくりのウハウハハーレムが始まると思いきや言葉の通じない人々、虚弱で不便な猫の体躯
、猫の生活は全てが充実していた魔王時代とは雲泥の差だった。
惨めに物乞いでその日暮らしをしていたマモンが出会った一人の旅人。彼女こそマモンの娘、アウラだった。
アウラに拾われたマモンは彼女の一人旅を見守るべく、元の体に戻る方法を探しながら彼女と共に旅に出る。
アウラを襲う魔の手、戦後の差別。そんな毎日を彼らは力強く生きていく!
※バトルもありますが、コメディを主流にやっていこうと思っています。後戦闘描写の経験は皆無なのであまり期待はしないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-02 23:51:37
10857文字
会話率:37%
若くして難病《マラド・ムスターシア》に侵された結城内乃介《ゆうきないのすけ》。母を21歳の時に亡くし、資産家の父はその2年後に愛人と再婚。内乃介は父に1億円の小切手で縁を切られる。そのカネでひとり豪邸に住んでいた時に、フリーランサーの神経内
科医・ドクター丘乃《おかの》に生涯治る見込みのない難病であると宣告される。
振戦(手足の震え)、筋固縮(筋肉が固まること)、無動(身体が動かなくなること)、失禁など病状は急激に悪化していき、やがて車イス生活を送るようになり、なぜ生かされているのかひとり悩むことに。
そこに突然現れたのがクスリの副作用でもある幻覚症状から生まれた幻覚少女ホリー。
ホリーは毎日のように内乃介の前に現れては内乃介の心の闇を消し去っていくのである。
やがて、内乃介は現実世界《ラ・リアラ・モンド》と異世界《マルサーマ・モンド》の境目を喪失し、ホリーを心から愛してしまうことに。
そして、2030年に時間と空間を超越し、内乃介の愛によってホリーは人間となるのである。
しかし、2人が辿り着いたのは2018年で、時空は逆行してしまう。
それは内之介にとっては健常者であった時代。本当であれば喜ぶべきところなのであるが、現実は首から下が全く動くことができないアキネジア(無動)状態の内乃介の姿がそこにはあった。
ホリーは内乃介を今ある状態から何とかしなければ…。
また彼女は彼の子を身籠っていたのである。
近未来に発表されたリポートを入手したホリーは、M78星雲のパンドラ星にこの難病を救う手立てがある事を知り、内之介を助けるべく宇宙船に乗ってパンドラ星へ行くことに。
その援助には疎遠だったはずの内之介の父親が名乗り出て来た。
しかし、2018年の宇宙船は未来のモノに比べれば雲泥の差でオンボロ。
果たして、無事にパンドラ星に到達できるのか……。
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若くして難病にかかった著者の実体験に基づく生かされるとは何か、幸せとは何か、恋愛とは何か、欲望とは何かをテーマにした私小説でありながらも、現実世界《ラ・リアラ・モンド》と異世界《マルサーマ・モンド》を行ったり来たりするサイエンス・フィクション小説でございます。
この小説はきまぐれな幻覚少女ホリーがストーリーを破天荒な世界へと導いていくのがキモとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-22 22:00:00
84250文字
会話率:26%
今回で終わりです。ありがとうございました。
鷺沢(さぎさわ)くんのシャープペンは、現在、少なくとも3人の女子から狙われている。
✳︎✳︎✳︎
私にとって、鷺沢くんは高嶺の花だ。地味で無愛想、みんなから敬遠される私と、クラスで人気者の鷺沢
くんとは雲泥の差がある。
両親とそりが合わず、心を閉ざし気味に生きてきたミズキ。同じクラスの鷺沢を好きになることで、色のない世界が、鮮やかな色彩で彩られていく。
恋の優しさを書きました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-16 09:33:53
16010文字
会話率:29%
友人を庇ってトラックに轢かれ死亡した俺、波多野 奏翔はテンプレ過ぎる展開を経験する。
創造神のジジイにチート自体は貰えなかったが、一般人より普通に高い能力値を貰うことは出来た。だが、その高い能力値と言っても転移する異世界の冒険者と呼ばれる人
たちに比べたら雲泥の差がある。
どうやってその差を埋め、俺TUEEEEをすればよいのか・・・。
そして、知らない間に話は進んでいく・・・。
不明が多い『ステータス』の秘密とは・・・?
主人公が俺TUEEEEし始めるのは第2章から(予定
)となっております。
更新は、不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-04 12:10:44
25470文字
会話率:32%
遊牧民の少年、アルゲレリオン・ブルトチノはライバルのオユントゥルフールを追って日本の大相撲の世界に飛び込んだ。
しかし、入門早々ブルトチノは兄弟子の久山 力(ちから)と共に暴力事件を起こした。部屋の規律違反、くび確定だった。
時を同
じくして、赤瀬部屋の師匠・赤瀬 峰夫が死んだ。
ブルトチノと久山は自分達をかばってくれた幕内力士・漣が興した五味部屋に移籍した。
弱小部屋は金銭面などあらゆる面で不利だったが、おかみ・律子の手腕が部屋経営を助けた。
ブルトチノは「狼」の四股名をもらいデビューした。
たった二人の力士は相撲漬けの環境で実力をつけて行った。
しかし、二人に壁が立ちはだかる。
久山には十両の壁。
一人前に認められる十両力士。それまでとは待遇が一八〇度違う。給料は雲泥の差、手足となって世話をする付き人がつく。
久山は東幕下筆頭にまで登り詰めた。半枚上は天国。また、あとのない十両力士にとっては久山は地獄へと足を引っ張る存在。彼らは久山を全力で潰してきた。久山の体はぼろぼろ。何とか三勝三敗で最後の相撲にたどり着いた。相手は赤瀬部屋の赤烈風。赤烈風はアマチュアタイトルを総なめにして角界入り、入門二場所で十両力士・関取になった。
赤烈風との対戦。馬力は久山に分がある。捌きのうまさでは赤烈風。両者、自分の長所を生かし素晴らしい相撲になった。最後は稽古量がものを言う。久山が赤烈風を押し出した。
久山は関取になった。
久山を追うブルトチノの壁はバータル。対戦成績、四戦全敗。歯が立たなかった。
ブルトチノはもがいた。想像を絶した猛稽古。砂まみれ、どったが顔かわからない。そんな猛稽古でも自信が沸かない。見兼ねた師匠・五味、ブルトチノに胸を出した。相撲とは押すことである。
「押せば押せ引かば押せ押せ近場押して勝つのが相撲なりけり」
師匠はこの言葉をブルトチノの体に刻んだ。
押すとは何ぞや。それは力士のコア。押さなければ隙が生まれない。投げもいなしも意味を持たないのだ。相撲は少年の狼に牙を与えた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-10 20:56:12
49907文字
会話率:56%
一度は確かに和解し、一つになったこの世界に再び亀裂が生じる。世界は二つに分かたれ、世界はまた戦乱の時代を迎えていた。亀裂を埋めようと戦いに身を投じる戦士達。絶望の先に見出す光は、希望の光であることを信じて、戦火の中を駆け抜ける。
世詠み
の巫女として生まれたシャルが偶然出会う少年、アケギ。二人の身分は雲泥の差。だが、そんな二人を迎え入れる世界は恐ろしく平等だった--。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-26 17:55:59
4414文字
会話率:47%
もちろん、理解にベースは必要だし、理解の前に、知っている、ということは必要かもしれない。
知っていることを、理解しようとすることは、雲泥の差がある。
雲泥の差って、凄い差だ。
雲と、泥って、比較できないくらいですよ。
最終更新:2015-03-14 10:00:00
679文字
会話率:0%