鬼を退治する鬼狩り一族として人々の間で名を馳せる、狩谷(かりや)一族。
一族の血を引く娘でありながらも、桃花(とうか)は狩谷一族の父が女中に手を付けて生まれた不義の子として使用人同然の扱いを受け、父や義母たちから虐げられていた。
そんな桃
花にようやく下された初めての鬼狩りの任務は、800年前に狩谷家が妖刀「落椿(おちつばき)」を用いて封印した鬼の元頭目である香雪(こうせつ)の退治と再封印。
しかしそれは表向きの目的であり、本当の目的は妖刀が持つ鬼狩りの力を増幅させるために、桃花を妖刀の生贄に捧げることだった。
父と義母の企みを知って自棄を起こした桃花は香雪を倒して自ら生贄になろうとするが、強い力を持つ香雪に返り討ちに遭う。
狩谷家に憎悪を抱く香雪に殺されかけるが、妖刀「落椿」に宿る桃花の唯一の友達であり、香雪の妹である海石榴(つばき)に命を救われる。
お互いに憎しみ合うのではなく、愛し合うように海石榴に諭された香雪は、桃花が置かれた狩谷家の現状を知って激怒すると、半ば強引に嫁入りを勧めて、桃花を救うと宣言。
そんな香雪を信じた桃花も嫁ぐ決意を固めると、海石榴も合わせた3人で鬼の世界で暮らし始める。
香雪は弟の鈴振(すずふり)の協力を得て、海石榴の夢だった香草茶館を開いており、香草茶を淹れる才能を見出された桃花も一緒に働くことになる。
開店休業状態の香草茶館の宣伝のため、桃花は香雪と共に骨董市で宣伝活動をするが、そこで香雪、鈴振、海石榴の衝撃的な過去を知ることになるーー。
初めての環境と香雪からの愛。
桃花は戸惑いつつも、新しい環境で秘められた才能を開花させる。
※長編化の予定あり
※他サイトにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:58:25
60004文字
会話率:51%
舞台は江戸幕府の体制が続く2031年・日本。
幕府直轄の天領・甲府藩には、聖なる剣を携え、国を脅かす魑魅魍魎から民と財産を護る特命部隊「甲府御庭番衆」が居る。
今在る尊き世界を変わらせず守り抜く為、命の灯火を燃やし闘う御庭番たちの群像劇。
最終更新:2025-07-13 12:50:14
261165文字
会話率:34%
「ルージュ、お前の瞳は神様に愛された色なのよ」
「ルージュ、貴様の瞳の色は不吉で、厄災を呼ぶ色だ」
元公爵令嬢のルージュは石榴の瞳を生まれ持ったため、王城の物置部屋に追いやられ、不遇な扱いを受け続けてきた。
そんな彼女はこの世界を守る【国境
塔の神】の書物を読み解き、いつかその場所に行きたいと望んだ。【国境塔の神】は人の持つ色を好み、その色に込められた思いを食らうという。彼なら自分の願いを叶えてくれるかもしれない──そう一縷の望みを抱き、彼女は生け贄として【国境塔の神】に赴くのだが……「君は間違いなく【人】だ。であれば、僕の話し相手になってくれないだろうか」とカミ様に気に入られてしまい?
風土記系競作企画「構」に参加しています。
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku/2024_01_kamae/kikaku.html
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 08:39:17
9322文字
会話率:29%
これは、とある少女の奇妙な夢。
自身の存在が強い力になることもなければ、ましてや誰かの助けになることなどあり得ない。
何故ならこれは、単なるリアルな夢であり、現実世界とリンクすることなどないのだから。
時空の狭間に呼ばれた少女は、そう信じて
疑わなかった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-29 17:42:51
9182文字
会話率:12%
最終電車で偶然見かけたその姿は、近いようであまりに遠く。
最終更新:2024-08-21 17:27:22
5988文字
会話率:20%
これは、どこかの誰かの日常の断片。取るに足らないただの戯言。
綴られた言葉の数々が、他の誰かを震わせることもなければ、ましてや何かのきっかけになることなどあり得ない。
何故ならこれは、誰かに見せるためではなく、単なる自己満足、あるいは憂さ晴
らしのためにやっていることなのだから。
錠前のついたノートの持ち主は、そう信じて疑わなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 00:00:39
3450文字
会話率:0%
田舎町に佇む鉱物標本店石榴屋。
そこで起きた小さな事件と、虹の石にまつわる昔話。
キーワード:
最終更新:2024-06-02 20:00:00
47785文字
会話率:28%
ダンジョン黎明期。女の子達がダンジョンで成功しようと奮闘する日常を描きました。激しいバトル、奪い合い、殺人なんてものは一切ありません。性癖爆発の健全小説です。
最終更新:2023-10-09 16:00:00
7187文字
会話率:57%
海石榴の秘密を分かっていて付き合った由梨は、秘密の深さに衝撃を受け、すぐに縁を断ってしまう。
それでも絆は延々と生き続けていて…。
最終更新:2022-02-04 22:08:27
1618文字
会話率:0%
comicoノベル(チャレンジ)にて、
加筆修正しながら投稿しています。
2018.8.21.石榴石(ざくろいし)
飛空盗賊団『マスカレード』は、とある計画のため、花の都『オレリア』へと向かう。その計画とは、“演劇団マスク・パレード
”として演劇を行い、『王女レナ』を誘拐するというものだった。姫の生誕16周年記念祭の一幕で、劇『エリオとジュリエッタ』を上演する。
オレリアは姫と生き写しの少女を幽閉していた。太陽を知らない少女は、その日自分が殺される事を知る。それでも夢への希望を胸に、絶望の淵で祈るのだった。
comico版
「飛空盗賊団『マスカレード』は、王女を誘拐するため、花の都【オレリア】へと向かう。
団員の少年ジャックは、王女を誘拐する役が決まった後、
悪魔に憑りつかれ、失踪する。
悪魔は王女に近づき、
王女に生き写しの、幽閉された少女の存在を知る。
少年の物語は、運命に翻弄された末に光を見るのだろうか。」
あらすじ書くの楽しいですね、苦手ですが^^;
暁~小説投稿サイト~との重複投稿を行っております。
以下、追記
2019.6.23.
カクヨム、MAGNET、エブリスタ他投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-06 04:45:30
74141文字
会話率:28%
人間と関わらず暮らしてきた半妖は今、危機を迎えていたー。強い妖力を持った半妖の少女、海石榴(つばき)は母親を早くに亡くし、その妖力ゆえに避けられ続けてきた。しかし、海石榴たちの暮らす里がある山が人間に開発され始めたことで、その生活が一変する
。人間のもとに送り込まれた海石榴は、そこでなぜか自らが変化(へんげ)した姿を見ることができる少年、凜(りん)と出会う。さらに凜は、半妖のことも守り神のことも全て知っているようで・・・。避けられ続けてきた少女が恋を知って変わっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-02 12:00:00
14237文字
会話率:14%
琵琶湖畔に現れた黒い影を巡る表題作の他、駅の立ち食いうどんについて述べる「マエセツ」と、海石榴駅で起きた古代の事件について触れる「おまけ」の三題噺。
夏のホラー2020参加作品です。
例によっての出来栄えですが、文句は読み終えてしまっ
てから聞こうか。
面白くなかったらゴメンな(弱気)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 20:20:30
22361文字
会話率:20%
美少女フィギュアの配置ミスという残念な過失から天界に飛ばされることになった灰離石榴は、嫌々ながら異世界へと転生をすることになる。
そこで出会うヒロインたち。
彼女たちと協力して、モンスターと戦う。
楽がしたい。その一心で。
最終更新:2020-02-09 20:00:00
42372文字
会話率:26%
吸血鬼をはじめとする亜人と人間が共存し、休戦協定を結んではいるが、水面下で魔族と戦いを繰り広げている現代。この俺、光沢鉄郎は、ある日、自分が人間ではなく、記憶を改竄された吸血鬼で、六大鬼族のひとつ、風間家の跡取りだったことを思いだす。
俺の記憶を改竄したのは何者なのか? 俺の婚約者を名乗る、六大鬼族の娘、桜塚沙織とともに、俺は夜の行動を開始した。
ほかにも、ストーカーまがいの同級生をあしらったり、外国からきた能力者のダイアナと一悶着あったりと、いろいろ騒動もあったが、俺の記憶を奪った奴がなんとか特定できた。同じく六大鬼族、海石榴家の跡取り、精一郎である。俺の家である風間家と沙織の家である桜塚家が結託するのを恐れ、俺の記憶を改竄して人間界に放りだしたのである。
俺たちは海石榴家と会い、精一郎を捕まえたが、実はそれにすらも裏があった。精一郎に手を貸し、俺の記憶を奪ったのは吸血鬼ではなく、魔族だったのである。
その魔族――ゾムドという名前だった――が俺に言う。人間と吸血鬼がどういうものかわかったでしょう。戻ってきてくださいと。
俺は魔族と人間の混血だったのだ。俺が、風間家の跡取りである吸血鬼だということ自体が虚構だったのである。いや、それこそが、吸血鬼の原点だったのかもしれない。だが、俺は魔族ではなく、吸血鬼として生きることを選んだ。ゾムドが悲しげな顔をする。
「魔竜王ドラクール様がお待ちなのに。なぜです?」
「俺がドラ息子だからだろう」
俺はゾムドに背をむけた。翌日、沙織とともに俺は学校へ行く。人間を装った吸血鬼としての生活のはじまりだった。
この話は最後まで書きあがってます。全35話。エタりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 21:00:00
76310文字
会話率:65%
ぬるり、と握った手から滑り落ちそうになるスマホを必死で掴みながら、彼女は震える指で番号を押した。
助けを求める為に。
最終更新:2018-07-24 02:15:19
1994文字
会話率:44%
昔むかし。
あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。
お爺さんが狩りに出掛けた後、お婆さんは夕飯の下ごしらえの為に冷凍庫にお肉を取りに行きました………。
怖い絵本を書こうとして対象年齢(小学校低学年)でムリだと思ったホラー。
最終更新:2018-06-30 12:10:04
982文字
会話率:38%
とある世界の少女のとある日常の雑記。
○月×日
イタズラで幼児にされました。
えぇ。大丈夫です。
元に戻る方法は分かってますから問題ありません。
負けません。
えぇ。負けませんとも!
……何でアンタ精霊の癖に私にだけイタズラすんのよぅ
~!
基本三人称。
コメディ調ほのぼのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-11 06:00:00
40473文字
会話率:30%
水谷陸人が高校入学式の日に父からアルマラ様と言う神様にお供えしていた傍らの石をお守り代わりにと渡される。そして水面高校の校門を越えようとしたとき陸人に最初の試練が訪れる。
最終更新:2018-05-08 21:33:23
13686文字
会話率:34%
牧場ゲームが好きで引きこもっている大野空木(おおのうつぎ)がある夜、異世界転移した。
そして、神として崇められる一匹の狼と出会う。
その狼は少女の姿になり、彼女と魔王を倒す約束をする。
お守り代わりに赤い石を貰ったのだが、その石は未来に行く
事が出来るというものであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-02 19:57:36
4699文字
会話率:42%
─同時刻に現れた5人の外来人から始まる血に塗れた物語─
最終更新:2017-07-05 14:08:41
9032文字
会話率:50%
「むさしの」シリーズ第三話目です。
物の怪医・鈴代師弟が江戸で居候させてもらっている町医者の家で怪事件が起こる。
それには、どうやら人間以外が関わっているようで……
最終更新:2016-05-20 16:23:40
13062文字
会話率:37%
ヤンデレ少女の狂気と周囲の仲間の愚かしさ
最終更新:2016-04-24 00:00:00
2319文字
会話率:23%
黄道十二星座の物語――おとめ座
最終更新:2015-11-14 04:49:20
10736文字
会話率:58%
自殺志願者は街に溢れている……。石榴のように広がる血、狂気が街を闊歩する。そして彼方の秘密がちょっと出てくる…?
彼方と古谷の2人の事件…。また一つ覗いてみましょう♪
最終更新:2015-10-30 21:59:50
4922文字
会話率:60%
OLになれるならそれでいい。そんな冷めた帰宅部女子(156cm)と同じく帰宅部のクラスのマスコットな犬系男子(158cm)の初めての恋。/初投稿でまだまだ未熟ですがよろしくお願いします。/ベタな恋愛です。
最終更新:2015-06-14 01:58:49
456文字
会話率:0%