「ユウ! 最強の夫婦になろう! オレとケッコンしてくれ」
「え? いやよ、ワタシ、他に好きな人いるもの」
こうしてオレの十年の想いを込めたプロポーズは大失敗に終わった。
オレの差し出した白い指輪。
愛する人の指が通ることはなく、乾いた
風が吹き抜け、オレの薬指に嵌めた黒い指輪を撫でた気がした。
白と黒。この世界は二つの神が作り出したと言われている。
白神と黒神の二神は互いを愛し合い支え合う事で世界を作り、人々にもそうするよう力を与えたと言われていた。その力は『エンゲイジ』。想うことで力が増す神の力。
それを人のアイディアによってより強固としたのが『マリッジ』と呼ばれる指輪を使った魔法だった。
白の指輪と黒の指輪を愛する者同士が嵌め、永遠を誓い合う事で互いの想いを確かめ合い力を高める素晴らしい魔法。
なのだが、オレはその魔法に失敗した。
想いあうことで力が湧いてくる世界で最強なのは仮面夫婦!?
ウラとオモテのドタバタハイファンタジーラブコメの短編版!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 12:19:42
7920文字
会話率:40%
商人の娘のライラ・タルジュは、貴族が多く通うレペンス学園に通うことになる。
頼りになる異母姉の忠告や本人の意思とは関係なく、王子様と関わってしまうことに。
こちらは『楽勝で攻略できると信じていました』に出てくる『ゲーム』のお話になり
ます。
登場人物はほぼ共通していますが、歴史が微妙に違いますので、登場人物の性格等にちょっとした差があります。
一応、単品でも読めるようにはしているはず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-25 04:00:00
58079文字
会話率:40%
革命家の娘リリアンヌは生まれ手間もない頃、戦火を避けて隣国へ。産みの親は暗殺され、育ての親も陰謀に巻き込まれ亡くなる。そのとき親身になってくれた教師は、元王子で・・・。 革命家の娘と、その革命家に父母を殺された王子は政治的な思惑により、故国
に呼び戻される。 『喫茶『桜川』 ~悪役令嬢達は喫茶店で本を読む~』のハイドランジアの娘のその後と『楽勝で攻略できると信じていました』のアンリのその後。 ※『喫茶桜川 ~悪役令嬢達は喫茶店で本を読む~ 七章』と『楽勝で攻略できると信じていました 首飾りをめぐる物語』をお読みいただいたきましたら、よりお楽しみいただけるかと思います。恋愛要素はほぼありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 06:00:00
5964文字
会話率:29%
『魔女に呪いをかけられた王子。ゾンビになって姫を食べた。はかなし王子、暗い森で姫を探している』
そんな伝説が語り継がれるレペンス王国。伝説の真実とその未来とは。
第一章『お姫様とスケルトン』……ある夜、ホラー嫌いの父が娘に読み聞かせた本は
『お姫様とスケルトン』と言う本で……。
第二章『ゾンビとアカツメクサ』……私、月山 白草は一通のファンレターを受け取った。それは『お姫様とスケルトン』の悪役『ゾンビ』を助けてと言うものだ。
第三章『夢を散歩する親子』……愛娘が大好きな絵本の作家にファンレターを出したいと言い出して……
第四章『トリス先生たちの日常』……村でただ一人の教師トリス。料理のできないトリスのため、ロザリー他数名の女子はローテーションを組んで、料理を作りに彼の家に行く。
第五章『エリエールの回顧録』……侍女エリエールが見た歴史の裏側
別作品として書いたものですので、視点、人称等は各章によってころころ変わります。
『お姫様とスケルトン』→『ゾンビとアカツメクサ』→『トリス先生たちの日常』→『エリエールの回顧録』の順でまとめています。『トリス先生の日常(おまけ)』→『白の指輪伝説―バグを修正せよ』→『5分のお茶会と半分の月』→『茨姫のプロポーズ』の順で追加予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-25 21:15:25
134576文字
会話率:32%