アンドロイドの普及が飛躍的に進んだ近未来に、独身のサラリーマン『響 恭平』の元にやって来たアンドロイドの『アミィ』。
アミィは表裏のない素直な性格で、やや気弱で真面目すぎるところはあっても、主人に与えられたメイドとしての役割を果たすた
めに日々奮闘する。
しかし、そんな意気込みとは裏腹に、アミィはなぜか失敗ばかり。恭平はアミィが気楽に仕事に臨めるようにと、そんなアミィを強く叱ることはなかったが、そんな恭平の気遣いは、生真面目な性格のアミィには逆効果だった。
そして、申し訳なさが臨界点まで達したアミィは、ついに恭平に対して思いの丈を爆発させてしまう。そんなアミィを見て、恭平は自分の配慮がいかに軽薄だったのかを痛感する。
それをきっかけとなって、恭平にメイドの主人としての自覚が芽生え、結果としてお互いを再認識することとなり、心機一転、改めて主人とメイドとしての共同生活をスタートさせる。
そんななか、とあるいざこざが引き金となり、アミィの中でこれまでとは全く違う、もうひとりのアミィが目を覚ます。
そのアミィは大胆不敵にして徹底したリアリスト。卓越した戦闘技術と相手の精神を揺さぶる話術を操り、筋が通らない事柄を見逃せない義侠心で目の前の障害を粉砕する。
時には温厚で控えめ、時には好戦的で現実主義というアンバランスな性格を一つの身体に宿したアミィは、様々な人間やアンドロイドと触れ合いながら、やがては主人とメイドという枠を越え、恭平と共に道ならぬ険しい恋路を歩んでいく。
そして、その恋路のあらゆる箇所に横たわる二人目のアミィの出生の謎をきっかけに、恭平達は世間を揺るがす大事件へと巻き込まれ、立ち向かい、出会いと別れを繰り返す。
その事件の裏に幾度も登場する二人の男と一人の女。その三人の因縁はあらゆる事象を巻き込みながら交錯し、やがて二人目のアミィの存在そのものへと集約されていく。
この物語は、人工知能が進化を重ねた未来に於いて起こるであろう、人間と人工知能の共存によって生じる正の側面と負の側面を、二人の愛を通じて描いた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 07:52:41
93393文字
会話率:45%
コンビニに突っ込んで来た車に撥ねら亡くなった主人公は、死後の世界で女神様と邂逅し、自分の両親が死後異世界で活躍した事を知る。その報酬として、若くして死ぬ運命だった主人公は異世界へと転生した。転生した世界で、今度こそ家族と共に生きたいと願うが
、しかしその願いは容易ではなかった。忌子として産まれた妹、逃げるようにして去った村、そして人里離れた森での暮らし。その暮らしも不意に訪れた冒険者に見つかる事で壊れてしまう。なんとか冒険者を退けたが取り逃がし、家を捨て父の知り合いに匿って貰う事になったが、その人物達は忌子を保護し世の宗教と敵対する邪教団だった。これは、成長系チートと共に家族を守り、そして忌子を断ち切る為に奮闘するティエトールの物語。※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-09 01:00:00
23154文字
会話率:30%
幼い内に両親を亡くした少年カインは物心着いた頃から傍にいた謎の少女に励まされ自身を鍛え続ける。
そして少年は早く大人になる事を強いられ、現実主義と面倒事を避けたがる性格へと成長していく。
しかし、そんな少年の想いとは裏腹に幼馴染の少女に振
り回され、村に訪れた勇者パーティのプライドをへし折り、果てには少年の規格外さに目を付けた魔王が勧誘に来る始末。
しかし、人類最強や英雄に興味が全くないカインはその勧誘を悉くスルー。
トドメに聖剣や聖杖、魔剣や魔導書といった神器まで持ち主よりカインにすり寄ってくる始末。
そんな者(物)達にカインは告げる。
「英雄とか最強に興味がないので、帰って下さい」
これは規格外の力を得た少年が災難や面倒事に巻き込まれながらも少しずつ人の温かさを取り戻していく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-10 17:11:34
182237文字
会話率:51%
内定も決まり、残りの学生生活を順風満帆に過ごしていた主人公。
ある日、目が覚めたら目の前には大草原がこんにちは。
手元には手紙と一冊の本だけ。
中身はふざけた神様によるふざけた内容で…
宿無し無一文、食料もない。あるのはつっっっ
かえない手紙に超絶便利すぎる本と、よくわからない俺のスキルとやら。
………これだけで生きていけるのか甚だ不安が残る。
現実とはかけ離れた出来事ばかりで、現実主義としては突込みが追い付かないことが最近の悩み。
着の身着のままだけど、生きる為に異世界生活始めます。
目標はただひとつ、神様に一発入れること。
それくらいしたって良いだろう?
緑にもこもこに重労働にと忙しい毎日。
前世?で果たせなかったことを異世界でいろいろと試しては失敗する、そんなお話。
………………らしいぞ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-24 13:49:52
10087文字
会話率:12%
時は二十三世紀
高度知的生命体との遭遇により人類は急速な科学の発展を遂げた。
そんな時代にリアルとスリルを求める少年シンは、
ある日、怪しい船と出会う。
最終更新:2012-07-19 12:54:06
1766文字
会話率:16%