「僕は! 真由美ちゃんのことが大大大好きです!」
中学校卒業の日、物心ついてからずっと片思いをしていた幼馴染の真由美ちゃんに告白をした。
しかし、返ってきた言葉は想像を絶するものだった。
「あんたみたいな暑苦しいデブと付き合うわけ
ないじゃん」
「鏡見てから出直してこいよ。ぷぷっ」
「二度とわたしの前に姿を現さないでね♡バイバイ」
僕はショックのあまりに立ち直れなくなってしまう。
実に三ヶ月間。部屋に籠って枕を濡らし続けた。
「真由美ちゃん……真由美ちゃん……うぅ……」
そんな絶望の淵で手を差し伸べてくれたのは妹だった。
「辛かったね」「よちよち」「いいこいいこ」
あまりの心地よさに、ほかでもない妹に依存してしまい……。気づけばバブみ。
それから『バブバブ』して『パフパフ』する日々を送り──。
見事、立ち直りには成功する。
おまけにダイエットにも成功。
その結果、超絶イケメンに大変身──。
美少女たちが僕を取り合って、さぁ大変!
あれ、でもなんで? その中に〝真由美ちゃん〟がいるの?!
※カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 00:13:55
39750文字
会話率:23%
「あんたのいい人って、どうでもいい人って意味だよ」女子から放たれた辛辣な言葉。
優しさだけが唯一の取り柄だった巨漢の日下部元日(くさかべ もとはる)。
深く傷ついた彼はそれ以来学校に行けず、ろくに食事も摂らず部屋にひきこもってしまう。
そん
な生活が三か月続き激やせしてしまったある日、遂にキレた母は別の高校に行けと一方的に彼を家から追い出し祖父に預けてしまう。
母が選んだ高校は男女比率1:18という元女子高。さらにこれまでとこれからの学費一千万の返済を主人公に課したのだった。しかも返済期限は高校在学中という条件をなぜか主人公は受け入れる。
それは彼が引きこもっている間に決心したある思いから、
『もう女に優しくしない』『女は敵だ』その思いで主人公はこの無茶な要求を飲み、女子だらけの高校で女を目の敵にしながら一千万の返済を目指すのだった。
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-03 18:59:50
124674文字
会話率:48%
かつて「王子」と名指されるほどの美男子であった大路光路の現在は見る影もない。
体重は倍に増え、首回りの肉も凄まじい。目が淀み、高校を中退した彼はパチプロのような生活を送っていた。
無くしたものが多すぎて、動けない。無気力に日々を過ごす
だけの彼の前に、目が覚めるような美男子が現れる。どうやら彼は光路が元いた高校では「王子」と呼ばれる存在らしく、自分の後釜的存在を担っているそうな。
唐突に自分の生活に食い込んできた新王子の存在に光路は戸惑うが、どうにも違和感を覚えた光路が知った彼の正体とは―――!?
※注意:ギャンブルのお話では決してございませんが、パチンコ等の単語・または描写が出てくるので、苦手な方は予めご了承頂いた上でお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-14 07:00:00
38477文字
会話率:50%