拝啓、姉上殿。 この度私は死にました。 金ヶ崎衛人(かねがさきえいと)は氾濫した川で溺れている猫を助けたが、その後岸に落ちていたバナナの皮に滑って流され死んでしまう。 死んでしまった彼が閻魔様と話した後に連れていかれたのは、天国でも地獄でも
なく「たかまがはら」。 そこにいた女神に話を聞くと自分は地獄の最下層か、別の世界に観光、どちらかに行かなければならないらしい。 即答で異世界観光を選んだ衛人。しかも異世界に入る前に神様がひとつなんでも願いを叶えてくれるらしい。 異世界生活に必要なものはなんぞや。 これは衛人がどんな異世界チートを繰り広げるか、ではなく衛人が異世界で生きるために何を選択するか。そんな残念な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-18 08:00:00
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会話率:45%