未来と現実 小説家になろう　作者検索

　その森には不思議な噂がありました。 　悩みや不安、悲しみや辛さ、喜びや幸せ、心の状態が『普通じゃない人』が訪れると、真っ黒な人間らしきものと出会い、夢を見せてくれるというもの。 　素敵な未来の夢と悲しい未来の夢、その両方を見せてくれるらしい。 　けれど、真っ黒な人間らしきものに出会うと、逃げることは出来ず、必ず対価を払って夢を見ないといけない。 　それがいい事なのか、悪いことなのか。 　ユメを見せられた本人にしか、真っ黒な人間らしきものに出会ってしまった人にしかわからない。 　そんな不思議な森のお話。折りたたむ>>続きをよむ

未来と現実に未練を感じる者が出会うちょっと笑えて、少し不思議で程よく泣ける、ほのぼのストーリー

私の上に降る雪は真綿のやうでありました。 今年もまた雪が降る。 迫り来る先の見えない将来や 描いた未来と現実とのギャップ 焦燥感や世に蔓延る誰が決めたか暗黙のルールに縛られ、人々は定められたかが如く傷つきながら青春を走り抜ける。 逝ってしまった凪君はバーチャルオンラインゲーム「エンシェントアルカディア」に宝物を隠した。 「ねぇ、私がどこに隠れても見つけてくれる？」「大丈夫。俺はかくれんぼの天才だから」 さぁ今と過去と未来を繋ぐ宝物を探す旅に出よう折りたたむ>>続きをよむ