死にたくて、死んでしまいたくて、ふらりと立ち寄ったのは小さなカフェだった。そこで私は幻覚の見える香水を売りつけられた。「これはただ幸せにしてくれるなんてものじゃない。ただ辛い気持ちを変換するだけだ」「変換?」「そう! カルガモに!」「カルガ
モに!?」
死にたい気持ちがカルガモの幻覚になって現れる香水「カルガモのパレード」と死にたがりの1週間。
すべての死にたがりに、カモを込めて
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 19:00:00
15832文字
会話率:42%
川の中に、何かが落ちていることに気が付いた。
そこでネジレメという風変わりな青年とであった。
人ではない何かの世界を垣間見る、疲れた青年の月並綺譚。
最終更新:2018-09-19 19:00:00
3581文字
会話率:53%
黄昏時、田んぼの脇の水路から声をかけられた。
曰く、近くの川へと連れていけ、と。居丈高な魚を連れて、私は川上に上っていった。
お伽噺の主人公にはなれない、現実を生きる大人の月並綺譚。
最終更新:2018-09-04 19:00:00
3182文字
会話率:36%