-姉様の婚約者を奪った。
これでこそ姉様は幸せになれる。
この人生は2回目だ、孤児であるシルバーは孤児院の前に緑色の馬車がやってきた時にその事実を思い出した。
1回目の人生ではこの後養子に迎え入れられ、迎え入れられた先で優しい義姉と出会
い波乱はありながらも幸せに暮らしていった。だが、幸せは長くは続かなかった。姉がこの国の王子結婚し、城に登場してから、不治の病に罹ったとして会うことができなかった。しかし、これは王子の嘘で、、、
姉を幸せにする為、自分の身を厭わずに女装し悪役令嬢?として奔走する弟と姉の笑いあり、涙ありの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 21:38:27
2577文字
会話率:10%
中世の初期(8~9世紀)。ヨーロッパ北方の島の歴史を土台として紡いだ、架空歴史ストーリー。
・ ・ ・
霧と灌木に覆われた島・エリ島では、多くの大豪族(=小王)達が、土地と権力を競う争いを繰り返していた
。
その日。
隣国との会戦に向かっていた小国・リートムの青年王・アーサフに、急報が入った。
留守中の自国に突然、蛮族のバリマック族が侵攻し、王城を奪取してしまったのだ。結婚したばかりの妻・イドルもまた城内に囚われ、いつ殺されるかも分からない状況になってしまった。
どうすれば妻を救出できるのか? 城と国を取り戻せるのか?
焦燥するアーサフの前に突然現れたのは、カラスのモリットと名乗るコソ泥の少年だった。
モリットは、怖ろしいほどに冴えた思考力と行動力、そして奇妙な魅力を備えた少年だった。その圧倒的な力量に驚いたアーサフは、彼を使って妻を救出することを思い付く。
『あのコソ泥は得体が知れない、信用するのは危険過ぎる!』
そう止める家臣達を振り切り、彼はモリットと二人で、強引に王城へと向かう事を決めてしまう。
妻の無事――。
城と国の奪回――。
自らに王の質が無いとの劣等感――。
そして何よりも、『本当にモリットを信じて良いのか』?
様々な不安や卑下や疑念やらを抱えながら、アーサフは妻の救出のため、王城への困難な帰還の途についた。……
生真面目ゆえに、自身が王である事を認められない主人公。
どこまでも捕えどころの無い、しかし圧倒的な力量を誇るトリック・スター。
二者が信頼と不信、憎悪と愛情を対立させながら進めてゆく、お姫様救出、そして祖国奪回のストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 17:01:13
172590文字
会話率:46%
異世界転移したら勇者候補になったけど結局相手が強すぎてボロ負けした奴が織りなすちょっとした世界救済譚
最終更新:2022-11-29 10:27:09
533文字
会話率:20%
大学生矢留福は、中学生の時家出して訪れた四国の吉野川が見たくなって、夜中にバイクに飛び乗った。バイクを停めた渓谷に、絶滅したはずの日本狼の姿が・・・
最終更新:2021-08-17 09:56:17
41744文字
会話率:60%
魔族から世界を救うべく異世界に召喚された高校生ユウト。同じく現代から召喚された4人の仲間とパーティーを結成し、勇者の証である宝剣を手に戦いに身を投じるユウトだったが、人型の魔族――魔人との戦いのさなか、その宝剣の力を失ってしまう。
それがき
っかけでパーティーも解散。5人はそれぞれ別の道を歩むことになった――。
それから1年。
”元勇者”となったユウトは世界の破滅を願うほどのロクデナシ冒険者に落ちぶれていた。
そんなある日、元勇者パーティーの1人・エマと突然の再会を果たす。
「もう一度私たち5人で冒険しようよ!」
エマの目的は勇者パーティーを再結成して世界を救うことだった。そんなエマに押し切られる形で、ユウトはかつての仲間の元を訪問していくことに。
しかし訪れた先々で目にしたのは、ユウト同様に残念な感じに落ちぶれた仲間の姿で――!?
果たしてユウトたちの冒険は始まるのか。
一度は諦めた勇者への道。その再開の行方は!?
落ちぶれ転生者たちが自分を、人を、世界を救う冒険譚――ここに開幕ッ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 00:33:16
44124文字
会話率:36%