生まれた時から政略結婚の道具として見なされ、愛情を注がれることなく育てられてきたお姫様は、ある日神託により聖女となって勇者たちと旅に出ます。
広い世界に感動する姫と、それを優しく見守る勇者たち、そして好きが故につい馬鹿にしてしまう拳闘士。
そんな旅のある日、姫は単身魔王城に乗り込んで、魔王に見初められてしまいました。
魔王は「最初はただの好奇心だった」などと供述しており、その後執務に影響を及ぼすほど溺愛したことに関しては黙秘しているとのことです。
(魔国新聞より一部抜粋)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 23:46:39
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