剣と魔法の世界という場所に飛ばされながら、剣も魔法も使えない佐藤良人。
際立った才もなく、蓄えている知識も半端なものばかり。
唯一、他の者と違うところは、物事を斜め上の視点で見るというところ。
良人は己の力量を弁えて、平凡な生
活を求めている。
しかし、困難が彼を抱きしめて離さない。(自分から抱きしめられに行っているともいう)
良人は理不尽な困難を相手に、数少ない手持ちの知識や発想・想像力を生かして切り抜けていく。
そのため、本人にそのつもりはないのだが、何気に出世していく。
おまけに妙な肩書きまで背負う。
(現時点で、奉公人→執事補佐→隊長兼交渉人→先生。誰も殺めていないのに『死神』の通り名)
平凡な生活からかけ離れていく良人。
タイトルの平凡とは一体なんなんだ? と、彼は思っているだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-15 18:44:11
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会話率:47%