俺は醜い人間だ、あんな酷い目に合い今も苦しんでいる彼女に対し、嘘をついてまで自分を守ろうというのだから。
だけどあの選択をした時から俺にはこうする他なかったのだろう、彼女が知っている俺の本性がばらされてしまったらと思うと……怖くて仕方ない
のだから。
しかし俺と彼女の偽りの関係が日常に入り込んだ時、今まであった関係性が大きく変わることになってしまう。
失ってしまった物と得ることが出来たもの、俺の選択は果たしてどちらの方が多いのか見届けてほしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-13 16:44:50
80146文字
会話率:52%
高校卒業後、1年間の浪人生活を経て、大学に進学することとなった千味猛瞭<ちみもうりょう>、しかしこの先の人生に不安を抱き、そう言えど、自ら命を絶つ行為はさすがに…と感じていた。
大学が本格的に始まる日、猛瞭は大学に向かって歩
いている途中に起きたありがちな事故をきっかけに、現世と彼岸の情報を統制する機関であるTICO(往来情報統制機構)への配属が決定してしまう。
拒めない決定を猛瞭は受け入れ、上司の東湯沢宏昌<ひがしゆざわひろまさ>とコンビを組み、現世で起こるあらゆるシチュエーションとそれに基づく任務をこなしていこうとするも…
なお、時にアクション、基本コメディーを交えつつ、猛瞭、そして東湯沢の心情変化を描いたヒューマンドラマになっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 19:38:02
13711文字
会話率:63%
気が付いたら身体を失いただそこにあるだけの存在となっていたエイム。さらに彼は自分個人に関わる記憶も失っていた。それからというものの、誰からも認知されず、自由にも動けず、ただただその事実を突きつけられる地獄のような苦しい日々が続いた。
しかし
彼は遂に、偶然通りかかった少年少女によってようやく苦しみから解放される。だがそこは彼の知る世界とは異なる、魔法が普及した世界だった。
その後、エイムは見知らぬ世界を漂いながら、失った記憶の回復、世界への順応、世界の構造の理解に取り組んでいく。
異能系バトルだけでなく、複雑な心情変化や哲学、実用的知識も楽しむことが出来る系ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 10:23:49
8048文字
会話率:43%
晴れた日の出来事。
突っ込んできたトラックに撥ねられた天海達は幽霊となる。
何故、自分が撥ねられたのか。何故、他人ではなかったのか。
ループする、人生最後の一週間から抜け出す為に天海達は奮闘する。
ループから抜け出すと日常に戻れるのか。それ
とも消えてしまうのか。少年たちの心情変化、そして決意を描く、俺が小学五年生の時に書いた謎の小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-07 01:07:29
1665文字
会話率:31%