「覚悟はいい、スミト!」
ビシッ!と自身の対角線上に立つ少年に人差し指を突きつけ、少女は高らかに叫ぶ。
一方、スミトと呼ばれた少年の方はというと
(はぁ‥‥‥‥何でこんなめんどくせぇことになったんだか)
明らかに嫌そうな顔をして、足元
の小石をぼんやりと眺めていた。
『笠之宮大学附属高等学校分校』に通う普通の男子高校生『結城 純人』は赤髪ロリ巨乳な幼馴染み『常磐 彗』と共に登校する途中、大型トラックに跳ねられ気を失ってしまう。
純人が目を覚ますと、そこは何もない真っ暗な空間だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-23 23:13:07
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会話率:42%