白蛇を神と崇めるある国に同い年の王子がいた。一人は王の愛人の子で白蛇の愛し子である王太子。一人は妃の子で優秀な弟王子。
二人は別々に育ち、親しくもない兄弟だったが、ある夜、弟王子は城の回廊で兄に会う。その日の兄は何時もと違い、親しみやすく一
緒にいて居心地がよかった。
しかしやっと兄と仲良くなれると思った矢先、兄は病死してしまう。嘆き悲しむ弟王子。だが、だんだんと兄の死に疑問を持ち始める。弟王子は自分の疑問を確かめるため兄の母の屋敷に向かったのだが、そこにいたのはーー。
初投稿です。ちょっと、プロローグ的なものかも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-27 17:48:50
18424文字
会話率:44%