高校生二年生の堀川梨沙は、学校生活に退屈していた。そんなある日のこと。梨沙の下駄箱に一通の手紙が入っていた。紙には差出人名もなく「屋上に来い」という内容だけが書かれている。梨沙は訝しみながらも屋上に行くと、クラスのマドンナ、小南詩織がそ
こにいた。
まんまと詩織の術中にハマった梨沙は、屋上から詩織にひっぱり落とされ、一緒に転落してしまう。死んでしまうと思っていたが、目を開けるとそこには、夕暮れ時の幻想的な美しい景色、理想郷が広がっていた——
毎日18時更新。
「カクヨム」にも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 18:00:00
52720文字
会話率:49%
しがない村の外れにある肉屋。
店主キュベレー・シュタイナーは御年80を迎える高齢者である。
1人で切り盛りする肉屋の閉店後に1通の手紙届く。
その差出人はかつての友であり、先輩だった。
……すっっっっごい、嫌
な予感がする。
御年80歳だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 12:29:07
37077文字
会話率:58%
今から遡ること千年前。
妖と呼ばれる異形の存在が時に災害を起こし人々を脅かしていた。
そこで妖を退治するべく立ち上がったのは【対妖討伐隊】。
彼らには妖に対抗する為の退魔の力が備わっており、妖と人間との戦いは現在でも続くことになる。
対妖討伐隊には主力の四家がおり、東野家・西条家・南場家・北都家である。
この四家は妖に強い憎しみを持ち、妖討伐の最前線にいた。
しかし、この中で東野家だけこの争いに疑問を持ち始める。
『このまま妖と戦うより、仲良くした方がよくね?』
当然他の三家からは非難の嵐である。
争い事が嫌いなのは何も人間だけではなく、勿論妖の中にも争い事が嫌いな妖は存在しており、その妖たちは東野家に集まった。
流石に主力の一家と争いたくない対妖討伐隊は一部の地域のみで人間と妖の共存を認めた。
それが【人妖町自治区】。
今では【人妖町】と呼ばれている場所である。
「……うん、話の内容が長いよな」
現在の東野家の跡取りとなる一二三。
残念ながら、面倒くさがり・マイペース・無気力の3Mが揃ったいわゆるダメ人間である。
そんな一二三に差出人不明の荷物が着払いで届き、これがきっかけで運命が動き出す。
「差出人名ぐらい書いて、しっかりお金を払って郵送しろよな」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 11:00:00
145184文字
会話率:62%
私はこのゲームで長いことソロプレイをしている。
今日もソロでレベル上げしていたら、珍しくメッセージが届いた。
差出人は知らない人で、ボス討伐に一緒に行かないか、と……。
――え、正気?
ソロプレイにあまり向かない職業でソロでやっていくために
、私の防具やスキル構成は他のプレイヤーとはかなり異なっている。
それでもボス狩り、ボス狩りかぁ。
ちょうど武器も新調したかったし、いいっちゃいいんだよな。
そんなわけで、私は集合場所へのこのことやってきた。
毎週火曜日更新、5話完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 18:00:00
568541文字
会話率:67%
ある日、引きこもりだった斎藤奈三(さいとうなみ)の目の前に、一人の亡霊が現れる。
その亡霊は現在の岐阜、かつて美濃と呼ばれていた国の国主だった男、斎藤道三(さいとうどうさん)だと名乗り出る。
奈三は突然現れた道三に最初は戸惑いこそした
ものの、すぐに頭を切り替え、どうやって目の前の道三を除霊できるか、そのことだけを考え、いろいろな情報をかき集めて除霊方法を模索していく。
しかし、効果がありそうな方法をいくつか試しても道三は除霊されず、奈三も半分諦めかけていた。
そんなある日、タイミングを見計らったかのように、奈三のパソコンに一通の見知らぬメールが届く。
そのメールには、奈三の目の前に道三が現れたことと、その原因を知っているといった内容が書かれ、この内容は引きこもりである奈三しか知らないはずの内容だった。
そのため、普段は慎重に事を運ぶ奈三だが、現状手詰まりの状態を打破するべく、メールの差出人と会うことを決めるも、後にこの選択が、奈三の運命を大きく変える選択になろうとは、この時はまだ誰も知らない。
これは、現生に降ろされたかつての武将〝斎藤道三〟と一人の少女〝斎藤奈三〟の国盗り物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 12:47:26
23454文字
会話率:35%
ある日、突然君に届いた謎の手紙。
差出人は10年後の春。
どれだけ考えても春という人物に心当たりはなく、自分のことを『君』と呼ぶ人物にも心当たりがない。
考えることを諦め、受験勉強や委員会活動、部活動に集中する日々を送っていると、
転校生が来た。
『君』と呼ぶこの人物に。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-15 21:24:15
4542文字
会話率:48%
主人公・初川は、ある日中学時代の同級生からこんな話をされる。
「ね、初川クンって中二のバレンタインの日、『差出人不明のチョコレート』って貰わなかった?」
教えられたヒントを元に謎が解き明かされそうになるも、初川は運悪く事故死してしま
う。
そんな彼の前に、その土地を預かる神様が現れこう言った。
「未練が残っては成仏も出来まい、ちょっと違うがほぼ同じ世界に送ってやろうぞ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 02:15:06
188850文字
会話率:49%
誇り高き勇者の国、ライアー王国。数多くの英雄たちが守り抜いてきた平穏は、王家に届いたたった一通の書状で崩れ去ることとなる。
——そろそろ寿命を迎えるため、「終活」なるものをしようと思う。人を寄こせ。
差出人は魔王。ライアー王家の祖先で
ある勇者が倒したはずの、魔王その人であった。
勇者の子孫たちと魔王が送った、長くて短い一年間の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-28 15:01:46
29846文字
会話率:57%
人喰いのハウンド、公開処刑場、上空には機銃掃射の飛空艇。
一面を壁に囲まれたこの六角形は管制閉鎖区域、通称「箱庭(クープ)」。
七つを迎えた子どもたちを親から奪って収監する、天井のない監獄。
百年前に大陸の覇権を握って以来、ベルチェスター
連邦共和国は占領地域の民に対して残酷な統治を行っていた。
さて。
ところである箱庭のギムナジウムには、自信家のクイーンがいた。
「エル・スミスは最強にプリティー。エル・スミスは最強にプリティー。エル・スミスは最強にプリティー」
十四歳になった彼女のもとに、差出人不明の黄金の鍵が届く。
孤独な青年の捨て鉢の反逆計画は、ささやかな恋で狂わされていく。
百年前の続きをしよう、ベルチェスター。
どれだけ世界が踏みにじろうと、この一撃は必ず届く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 00:46:38
240371文字
会話率:41%
自宅アパートに帰ってきた男は、おや? と思った。郵便受けの中を確かめたのだが、そこに見慣れない封筒があったのだ。それは宛名も差出人も書かれておらず、普通の形でもない、まるで招待状でも入っていそうな封筒だった。
しかしまあ、ろくなものでは
ないだろう。近所の住人からの苦情の手紙といったところか。
そう思い、男はため息をついた。そして、郵便受けをチェックした時と同様に、金でも入っていないかなと少し期待しつつ封筒を開けた。
「と、おっと……」
まさかだった。中にはお金が入っていた。といっても、硬貨が一枚だけだった。しかし、本当にお金が入っているとは思わず、意表を突かれた男は取り損ねた。硬貨はコロコロと部屋の中へ転がり込み、やがて床に落ちていたゴミにぶつかり、動きを止めた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-20 11:00:00
2160文字
会話率:31%
老境に差し掛からんとするイーデン・ボイエット前子爵は、書棚を整理していて子供の頃に受け取った手紙を見つけた。差出人のカナタという少女は、妻ハンナの家の使用人の子だ。野山の自然の魅力を存分に書き綴った数多くの手紙は、少年時代のイーデンをときめ
かせたものだった。しかしその手紙には疑惑があったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 14:20:33
2332文字
会話率:40%
「血みどろの、死神の仕事を奪ってる俺に何が出来る?」
事の発端は、とある1通の旧友の手紙から始まる。
ただただ国家の汚れ仕事を恩人の為にと、自身の母親代わりたる女王陛下の為に心身共に全てを語弊なく。一切の誤認なきままに全てを費やす何
の変哲もない日々の中。その中、長命たる彼の一生からすれば一瞬の出来事。されど手紙の差出人であるもう1人の彼からは到底世間一般の日常生活の中で、このチャンスを逃せば二度と巡り合えぬであろう出会いで繋がれた縁がその後の未来を、国家を、全てを大きく変える。
「……本当、お前は酔狂な奴だ。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 06:00:00
416304文字
会話率:59%
後悔の多い人生を送ってきた主人公である小森さなの元に一通の手紙が届いた。手紙の差出人は10年前の自分だった。この出来事がきっかけで、過去の自分と手紙のやり取りが始まった。
何故過去の自分へ手紙が届くのか、その謎は亡くなった祖父が生前話し
てくれた白いポストに関係があるようで……。そこでとある人物との出会いによってこの白いポストの秘密に近づくことになるのだが、この謎が解けたとき果たしてどんな未来が待っているのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 11:36:05
53263文字
会話率:45%
手神神社の黒いポストに呪いたい相手と自分の住所と名前を書くと、不幸の手紙が届き、相手が不幸になるらしい。それを聞いて、実際に黒いポストに手紙を入れると――。手神様が現れて……。
差出人にも幸せになれるという手紙が届いたのだが、手神様の真の目
的は?
白いポストに呪いの手紙を入れると助かるらしいが、謎のクラスメイト白咲さんという女子が現れて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 00:42:38
3667文字
会話率:35%
母方の叔父が亡くなった。遺品整理を手伝っていると差出人不明の手紙を見つけた。死人に口なしである。私はそれを読んでみた。
『先生はこういった話を聞いたことがありませんか?』
これはプライベートのことが書いてある手紙だ。読んではいけない手紙かも
しれない。と思っても、私は好奇心を抑えることができなかった。
※不妊や不衛生等、人によっては不快に感じる描写があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 23:46:16
7793文字
会話率:11%
世界の中心に位置すると同じく最小の村オブリヴ、そこでノエル・イルセリアは15歳の春に生贄となるも無事生還した。 ただ一つ、塔での出来事に関する記憶と村との繋がりを犠牲にして。
それから7年、22歳となった彼女は今日も黙々と任務を受ける中
、差出人不明の依頼書が届き……
~必ず帰る、ありのままの私に戻るために~
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 20:45:37
47382文字
会話率:58%
――その観覧車が彩りゆたかにライトアップされるころ、あたしの心は眠ったまま。迷って迷って……、そしてあたしは茜色の空をみつけた。
六年生になる茜(あかね)は、五歳で母を亡くし吃音となった。思い出の早口言葉を歌い今日もひとり図書室へ向か
う。特別な目で見られ、友達なんていない――吃音を母への愛の証と捉える茜は治療にも前向きになれないでいた。
ある日『ハローワールド』という件名のメールがパソコンに届く。差出人は朱里(あかり)。件名は謎のままだが二人はすぐに仲良くなった。話すことへの抵抗、思いを伝える怖さ――友だちとの付き合い方に悩みながらも、「もし、あたしが朱里だったら……」と少しずつ自分を見つめなおし、悩みながらも朱里に対する信頼を深めていく。
『ハローワールド』の謎、朱里にたずねるハローワールドはいつだって同じ。『そこはここよりもずっと離れた場所で、ものすごく近くにある場所。行きたくても行けない場所で、いつの間にかたどり着いてる場所』
そんななか、茜は父の部屋で一冊の絵本を見つける……。
誰の心にも燈る光と影――今日も頑張っているあなたへ贈る、心温まるやさしいストーリー。
―――――《目次》――――――
◆第一部
一章 バイバイ、お母さん。ハロー、ハンデ。
二章 ハローワールドの住人
三章 吃音という証明
◆第二部
四章 最高の友だち
五章 うるさい! うるさい! うるさい!
六章 レインボー薬局
◆第三部
七章 はーい! せんせー。
八章 イフ・アカリ
九章 ハウマッチ 木、木、木……。
◆第四部
十章 未来永劫チクワ
十一章 あたしがやりました。
十二章 お父さんの恋人
◆第五部
十三章 アカネ・ゴー・ラウンド
十四章 # to the world...
◆エピローグ
epilogue...
♭
◆献辞折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 10:32:48
89735文字
会話率:35%
とある名門校の寮で、1人の少女が殺害された。
被害者の名前は相良 凛(さがら りん)といい、頭に2箇所の傷、身体には複数の打撲痕があった。
誰が彼女を殺害したのかは分からない。凶器や物的な証拠は見つからず、もちろん犯人の殺害動機も
不明である。
そのような状況の中、殺害された少女の幼馴染である結城 綾麿(ゆうき あやまろ)の元に、差出人不明の赤い封筒……通称『赤紙』が届く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 03:13:53
4951文字
会話率:40%
『(ちょっと陰のある)クラスの人気者×ぷち不良男子』
遅刻をしたり授業をよくサボる花村尊は、とある放課後、自身の机に1枚のメモが置かれていることに気づく。そこには、誰のかも分からないメッセージアプリのIDが書かれていて……
友人と呼べる
のは1年の頃からつるんでいる2人のみで、それで別に構わなかったのに。メモの差出人の“chi.”の正体を当てるゲームが始まり、尊はクラスメイトの観察を余儀なくされる。
その最中、「こいつだけは絶対に違う」とクラスの人気者・三上千歳を真っ先に候補から省くのだが――
✩登場人物✩
・花村尊(はなむらたける)高2:遅刻やサボりをよくするぷち不良。恋愛に興味なし。ウェーブがかった黒髪、身長180cm。群れないタイプ。
・三上千歳(みかみちとせ)高2:クラスの人気者。いつもニコニコ、身長180cm。ミルクティー色のサラサラ髪。周りに意見を合わせるタイプ、そんな自分があまり好きではない。
※ムーンライトノベルズにも投稿しているものを全年齢版に改訂したものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 21:00:00
73365文字
会話率:66%
探偵俱楽部に所属する中学生四人、スバル、ユミ、カイ、アスカは、ある日俱楽部のポストに「探して」と書かれた手紙が届く。差出人はミイコ。それは、数年前の事件から都市伝説として噂される、幽霊からのメッセージだった。
最終更新:2024-05-16 19:49:06
5012文字
会話率:57%