砂漠の国"シーグル"。シーグル政府軍のエリートとして名高い第一部隊長の座を政府軍始まって以来のスピードで手に入れ、そしていとも簡単に捨てた若干、18歳の笹原龍太郎。
"はじまり"を龍太郎が受け入れたと
き、この国を、そしてこの世界をいつか揺るがす歯車が小さく音も立てずに動き出していた。求めるものを求める。彼の者には、10年の。そして、数百年の時を越えたシーグルの行き先は――――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-18 14:06:17
180963文字
会話率:51%
雲の上、空の果て。近くて一番遠いところにあるふたり。『シーグル』政府軍副将軍の地位にある高遠宗司と、彼の“ただの秘書”である凛のお話。
最終更新:2010-10-26 17:11:43
98971文字
会話率:45%
帝国『王龍』に生まれた双子の姉妹、コトリとトリコ。売られた町で出会った『キツネ』はふたりにとんでもない予言を言い渡す。ある計画の実験的な試行。コトリとトリコ。朱。そしてそれは、遙か離れた敵国シーグル最強軍、四位の世界を巻き込んでいく。存在す
べてが、誰も知らない、知る必要のないキゴウ。つながる波の上に舞う蝶々も花も、風もまた、作り出したキゴウ上の幻想世界。それでも互いに唯一の羽根の休め場だった。たとえ、それが金色に狂い咲く世界の中だとしても。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-30 11:22:46
76887文字
会話率:39%