二百年前に封印された魔界の神、大魔王ゼラクルスが復活した。滅亡の危機に追い込まれた人類を救う最後の希望は、当代の勇者アクセル…………のはずが。
ちょっとした事情から勇者に雇われて大魔王の城への突撃に同行した暗殺者の少女、ルイカ=コジカ。
仕事内容は『勇者のサポートをするだけの簡単なお仕事です』だったはずなのに、肝心の勇者が大魔王に秒殺されてしまい、大魔王の前にたった一人で取り残されてしまう。
呆然と立ち尽くすルイカの瞳に映るのは、虫の息の勇者と無傷の大魔王のみ。
あれ? もしかして、私が一人で大魔王を暗殺するしかないってことかな?
嫌なんだけど?
『大魔王VS天才美少女暗殺者。世界の命運を賭けた戦いが今、始まる!』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 23:44:00
55583文字
会話率:32%
勇者ではなく、戦士でも魔法使いでもなかった。俺の職業(ジョブ)は道具屋。何も分からぬまま、まずは『薬草』を売り始めた。小売経験のない俺ではあったが船出はまずまず、順調な滑り出しだった。取り扱うアイテムの中で最も基本的かつ最安値の商品だから
儲けは少額だったが、確実に売れるというのは有難い。来客に困ることなく、買っていくものも分かる。冒険者のパーティーで言えばレベル1ということもあるが、何の苦もなく道具や生活に馴染むことができた。原価で商品を購入し、売価で商品を販売する。売価と原価の差額が俺の利益となる。その仕組みを体験するというのが初めの店舗の目的であった。
俺の道具屋としてのレベルアップは別の村や町に新たな店を構えることだが、勇者御一行は回復魔法を覚えることで、薬草に頼る必要がなくなってくる。毒消し草も然り。解毒魔法をマスターしてしまえば用はない。道具を使うパーティーがどんどん減少していった。
対してこちらは店舗数を増やし、取り扱うアイテムの幅を広げることで対応する。道具に加え、防具や武器の販売を始めた。言うまでもなく薬草云々とは売価がまるで異なる。ゼロがひとつ、ふたつ、みっつ・・・このおかげで収入を大幅に増やすことができた。勇者と比較してしまうと地味ではあるが、道具屋なりのレベルアップだった。攻撃力が上がったり魔法を覚えるわけではないが、文句など言えようはずもない。経営が再び軌道に乗り、生活に余裕ができ、娯楽施設だって利用できてしまうのだから。ちょっと寄り道というか息抜きも必要で、一時カジノにハマってしまった。勝ったり負けたりを繰り返している内に、ひょんなことから結婚までしてしまうのだから、人生分からない。
大魔王の城に最も近い村。勇者達が最後に訪れる牙城、ベースキャンプ。ということは、道具屋の俺にとっても結びの店舗。ここで俺は、いわゆる尖ったアイテムを発注できるようになった。相応のリスク、条件を満たせば、あとは道具屋のアイデア次第、冒険者の要望次第。真実を確かめるべく、俺自身が旅立つことはできない。だから勇者へ依頼するのだ。こちらの武器はレアリティの高いアイテム。主導権を握ることができるのは俺。まさか俺が、勇者一向にイベントを与える側になるとは、な・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 00:16:33
227265文字
会話率:52%
大魔王に挑み返り討ちとなった『勇者』。
仲間を失い悲しみにくれる少年を見て、彼に想いを寄せる『おねぇ』が立ち上がった!
店の前のバス停を引っ提げておねぇが突き進む!
痛快アクションファンタジー!!
※この物語はなろうラジオ大賞2の為に書かれ
た1000文字以下の作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-16 09:06:43
954文字
会話率:40%
戦うことはいつでもできる。
それより大切なのは、お互いに理解しあうことなのさ……
なろうラジオ大賞2応募作品です
最終更新:2020-12-14 20:00:00
1000文字
会話率:42%
王国全土に知れ渡る老舗の伝説の牛乳を買付けに、旅団を組み大魔王の城にほど近い森の最深部にある村まで来たブラック企業のサラリーマンの冷静且つ冷徹なプロの仕事を垣間見る。
最終更新:2020-12-03 07:00:00
931文字
会話率:0%
この世界は乙女ゲーム『悪魔城の花嫁』の世界。
今日は記念すべきリリース日です。
さあ、覗いてみてください……ここは七大魔王の城。
貴女が嫁ぐべき、七大魔王がお待ちしてい……え、ちょ、待って、もうメンテナンス?
リリースして直ぐとか……ちょお
おぉ!
※ガールズラブとボーイズラブタグはものすごい保険です。
※ただのギャグです。閲覧は覚悟の上でお願いいたします。作者自身なんで書いたのかよく分かりません。
……ハイファンタジーではない気がしたので異世界(恋愛)にしましたがこれも間違ってたらマジですいません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-17 14:00:00
7497文字
会話率:54%
剣と魔法の世界と時代、魔物だっているし精霊だっている。かつて魔の勢力と対立した乱世を経験し、勇者が仲間達とともにそれを制圧した、物語でたとえるならばすでに完結した世界。そこで平凡に暮らしていた少年の日常はある日もろく崩れさる事になり、少年の
平凡な生活はあらたな平凡へと移り変わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-28 16:28:29
24191文字
会話率:68%