前の事件で悪徳地上げ屋ダイモングループの野望を打ち砕いたミエルだったが、しかしそれは彼らと利害関係にあった有象無象を敵に回すことを意味していた。このままではミエルに報復の魔の手が伸びるのも時間の問題だ。
そこでママは奇策を講じる。なんと
彼を死んだことに。そしてその思惑は見事的中、噂は一夜にして新宿界隈を根城にするアウトローたちの間に広まった。
万事順調、ミエルは夏休みを利用して緊縛師の高英夫とともにほとぼりが冷めるまでママの伝手がある関東平野の奥座敷に身を隠すのだった。
そこは鄙びたというよりむしろ寂れた温泉街、町に唯一のストリップ小屋では流れ着いた踊り子たちが客のまばらな舞台で踊っていた。その中にジュリアと名乗るダンサーがいた。緊縛ショーで責めら役を演じるミエルを見初めた彼女は町外れで再開発の危機に晒されているフクロウの森を守らんと自然保護団体を立ち上げる活動家でもあった。
そしてある夜ミエルはジュリアに連れられてフクロウの森を訪れることに。満天の星の下でのフクロウの大合唱にミエルは感動を覚える。しかしジュリアが守ろうとしているのはフクロウたちだけではなかった。
本作は新宿から舞台を移した番外編、全13話完結の中編です。温泉シーンこそありませんが、ちょっとエッチなイベントは用意されています。今回もまたミエルの活躍にご期待ください。
前の事件はこちらです。
「エスケープ・フロム・デーモンタワー ~ ミエルと晶子の救出、脱出、危機一発!」
https://ncode.syosetu.com/n7648ix/
そして男の娘探偵ミエルの原点はこちらです。
「メイド・イン・ドラッグ ~ 男の娘探偵ミエルの潜入大作戦!」
https://ncode.syosetu.com/n3965ig/
「エレクトリック・シープ・スキン ~ 明日葉晶子の勝負服」
https://ncode.syosetu.com/n1641ih/
併せてお楽しみください!
※本作はカクヨムにて公開、完結した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 21:10:00
34797文字
会話率:53%
森の動物を書いてみました
最終更新:2024-08-05 15:33:17
243文字
会話率:0%
昭英明音(あきはな あかね)はプロンプトエンジニアの25歳。キーボードを通してAIと向かい合う日々を過ごすだけの悲しき独身男。
19時過ぎ、今日も今日とてローカライズとカスタマイズのためキーボードを叩いていると、外からの聴いたことのない大
轟音とともにオフィスの電源が全て落ちて真っ暗になる。オフィス中の「嘘だろぉ!!!!」の大合唱に参加していた明音は、急な酷い眩暈に思わず膝をつく。
「ヤバいー目が回るぅ」
非常灯の薄暗い中、椅子に手をつき立ち上がろうとするが、椅子がクルんと回りバランスを崩し、デスク下のPCに激しく頭突きをかましてしまう。
「痛ってー!!」
目から火花が出たぁ…と思ったら比喩表現ではなく、額とPCの間にスパークが走っている。
「何…だ…」
バチン!! という大きな放電音がすると、明音の体はスパークに包まれ、その瞬間オフィス内から姿を消した。
次に明音の見た光景は、見知らぬ街の雑踏の中、冷房対策のストールといつものオフィスカジュアル、オフィスで履き替えたふわふわスリッパ。熱帯を思わせる気温のここでは似つかわしくないこの姿。
「…どこ?」
唐突に突き付けられた異世界生活。
でも、明音の表情は徐々に明るくなる。
「ええやんええやん! 全部リセットじゃ!!」
魔王もいないし、戦争もしていない。いつの間にか良さげなスキルも持ってるし、文明レベルもストレスなさそう♪ よっしゃ!異世界楽しんじゃうよ!
明音はアカネとなって異世界に一歩を踏み出す。
「あれ? 僕…俺、こんな性格してたっけ…?」
んー後回し後回し♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 15:03:46
9714文字
会話率:54%
人生は全てが準備。
楽しいお出かけの準備が、やがて壮大な宇宙戦争にも備えられる程のものへとなるかどうかはわかりませんが、心配性な皆様への讃歌となる物語。
死ぬまでの、わいわいした準備は万端。あとはみんなと声合わせ、行ってきます!の大合唱
。
結末は「準備完了」となる予定!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 22:25:45
1994文字
会話率:52%
生まれたその日から、不幸に抱きしめられていた。
望んだことと逆の結果を引き寄せてしまう不幸体質のディアナは、寂れた街で最悪の仕事に就いている。
それは人の命を守る仕事、ボディガード。
依頼人を守りたいと願うと危険が襲ってくることから、つ
いた呼び名は『史上最低のボディガード』だ。
そんな閑古鳥が大合唱しているディアナの事務所に、突如王宮からメイドが訪れる。
メイドはディアナを最高のボディガードだと絶賛し、護衛の依頼までしてきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 18:00:00
94541文字
会話率:25%
彼らはどこにいるのだろう?
最終更新:2022-11-14 11:09:31
1090文字
会話率:0%
げこげこ鳴いて雨を呼ぼう。(※重複投稿しています)
最終更新:2022-03-22 06:00:00
336文字
会話率:0%
田んぼに水が入るころ、お風呂で聞こえたカエルの大合唱が懐かしい。
最終更新:2021-10-30 04:01:02
995文字
会話率:53%
「あなたが好きです」
噎せ返るような熱波とあらゆる音を掻き消す蝉の大合唱の中で、彼女の声だけがクッキリと聞こえた。
※昔書いた全8章の短編からなる小説です。
※名前を間違えたまま投稿していたので修正しました。
最終更新:2020-05-01 21:15:43
14387文字
会話率:10%
おばさんの地元では、カエルの大合唱が「虫の知らせ」ととられている。
カエルが大勢で鳴く時、高い確率で近日中に亡くなられる人が出るとか。
小さい頃のおばさんは、たいそう怖がっていたみたい。
それがやがて、死について開き直るようになった時、た
またま帰り道でカエルたちにでくわして……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-25 23:05:12
2519文字
会話率:0%
永正十三年七月十日の暮れ、志保は伊勢軍と三浦軍が最後の戦いに入った陣を離れた。
住まいである小田原城への道を、荒木兵庫頭と共に馬で駆けること四日、しかし彼女は、そのまま城へは戻らなかったのである。
(たれかに、許して欲しい)
祖
父の側から離れてみると、ただ無性に「許し」が欲しくなる。兵庫頭のみを無理に小田原城へ行かせ、救いを求めて彼女は箱根権現へ馬を走らせた。その背から滑り降りるように地面へ力なく降り立ち、よろめくように石段を上った華奢な両足は、ようやく「身近な人間が死んだ」ということが実感として湧き上がってきて、
「しょう様」
「八重…。市右衛門は、のう」
境内の木陰に佇んでいた乳姉妹の姿に直面して限りなく震えている。普段ならば当たり前のようにしてその隣にあったもう一人の友の影は、今はもう無いのだ。
周りの木々から、蝉の大合唱が聞こえる中、額からはじっとりと汗が滲み出ているのに、手足の先はしんしんと冷えていく。
「お味方の勝利は間違いないとか…おめでとう存じまする」
乳姉妹が慇懃に地面に膝を着き、頭を下げるのを見ながら、志保はただその両手を握り締めることしか出来なかった。 彼女は『北条』二代目、新九郎氏綱の娘であり、永正元年(一五0四)小田原で生まれた。同腹の弟に『三代目』千代丸(後の氏康)がいる。後に古河公方足利晴氏の継室(後添い)となり、これより三十年の後、僧門に入って芳春院と号するに至る。
こちらも、亡くなった母がしたためていた小説です。
こちらにも掲載しています。
→https://www.alphapolis.co.jp/novel/452360109/934175676
母が管理していたサイトです。アカウントもパスワードもメールアドレスも紛失してしまって放置状態ですが……
→ http://moment2009.ojaru.jp/index.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-23 08:00:00
131065文字
会話率:48%
神から力を授かり、少女たちを従え、魔王を倒して世界を救ったのは十年以上前の話。
いまでは過去の栄光も色あせ、男はひとり貧しい辺境の領主を続けていた。せっかく結婚した嫁も逃げた。痩せた土地からはろくな作物もとれない。領民は税を下げろと連日の大
合唱。
天から降ってきた力でモンスターを殺すことしか知らなかった男には、この状況を打開する策もなかった。
が、魔王軍が来た。
渡りに船だった。
男は栄光を勝ち取るため、ふたたび旅に出る。
しかし従者として現れた少女たちは、誰もが問題を抱えていた。ゆとりやサセ子、そして闇の深い実の娘。もはや魔王なんぞと戦っている場合ではなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 00:00:00
127852文字
会話率:48%
夏休みに田舎のおばあちゃんの家に行くと咲いていた、青くて小さな朝顔。クマゼミの大合唱に、茶粥の煮える音。
アメリカアサガオが結ぶ、幼い日と今の物語。
最終更新:2017-07-30 16:37:03
1446文字
会話率:19%
ー目の前に広がる草の集団の上で、俺は何をするでもなく立っていたー。
無事(?)異世界トリップなるものをしてしまった平凡大学生の俺、保之瀬 栗(ホノセ リチ)による、ほのぼのライフ。相棒は、長年愛してやまないペットボトルのオレンジジュース(半
分飲んでしまった)と、充電切れのスマホだけ...って、俺、生きていけるのか、これ。まさかのいきなり人生very hardですかそうですか...。取り敢えず、腹減ったな。元気な胃袋の大合唱をBGMに、俺は草原を駆け巡る!...20分だけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-28 22:43:52
96104文字
会話率:43%
銀座の路地裏に居をかまえる水羊亭画廊は今日も今日とて閑古鳥(かんこどり)の大合唱。
若き画廊主・柏木友紀(ともき)、女子大生で新進女優の松本まどか、美術評論家・神原芳幸(よしゆき)の3人が美術にまつわるあらゆるナゾを快刀乱麻に解きあかす
!? 人の死なない純系美術ミステリ〈小説・水羊亭画廊シリーズ〉第1弾。
新年早々、水羊亭画廊は閑古鳥の越冬地と化していた。3人はオカシな狛犬のナゾから日本絵画の犬との意外な関係にせまる!【第一話・タレ耳のオオカミ!?(狛犬談義)】
江戸絵画のかくれた傑作・蠣崎波響(かきざきはきょう)『夷酋列像(いしゅうれつぞう)』。12人のアイヌを極彩色で描いた作品の裏には、松前藩の陰謀と哀しいアイヌの歴史がひそんでいた。江戸絵画通史でほとんど語られることのないアイヌ絵とは? 松前藩の陰謀とはなにか!?「友紀さん10分遅刻っ! 罰金1万円っ!」法外な請求をされた柏木友紀の財布の中身は無事で済むのか?【第二話・華麗なる陰謀!?(蠣崎波響『夷酋列像』)】【美術史】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-11 23:24:44
49720文字
会話率:40%
あぁ、夏が来るんだなぁ。
最終更新:2015-05-20 00:22:24
251文字
会話率:0%
「変わらぬry」とタイトルと中身差し替え致しました。
「てきとうテーマったー」で出たお題で書いた。スズメ可愛いよな。偶に木にいっぱい居て頻りに鳴いてる。
最終更新:2013-10-22 18:36:49
200文字
会話率:10%
まだまだ続く暑い夜。そろそろ聞こえてくる虫達の音色!季節の変わり目にこんな事あったような気がしました。真夜中におこった不思議な合唱を聴いた事ありますか?
最終更新:2012-09-12 22:03:19
1526文字
会話率:32%