「喜べ後輩、面白そうな噂を仕入れてきてやったぞ」
我が人生で最大の冒険は、そんな何気ない一言から始まった。
地下街に潜むという凶暴な牛の怪物。噂の真偽を確かめに向かった私と先輩は、意図せず謎の空間に迷い込んでしまう。
古ぼけた石畳と、先の見
えぬ通路。探索を続ける内に私たちは、そこが罠であり、迷宮であり、そしてとあるモノの"住処"でもあったことを知ることとなる。
周りは一面謎だらけ。分かっているのはただ一つ。
――そこに、安全は無い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 21:19:55
18037文字
会話率:40%
人通りの少ない坂道にぽつんとある自販機。品揃えが変わっていて、見る者の好奇心をそそるその自販機には、ある秘密があった。
「お釣、いただきますね」
そんな女声の声を聞いたなら、貴方はどうする?
これはお釣を求める不思議な「ア
クジキジハンキ」の物語。
ちなみに、キャラクターは去年の夏ホラー作品「四十四物語」から起用しています。興味のある方はそちらもどうぞ。
夏のホラー2018参加作品(ガラケーのため非公式)
余談
この話を作るとき、タイトルの「アクジキジハンキ」で検索したところヒットしたのが0件で、「アクジキジハンキ」という検索項目初出ということでちょっと喜んでます。(本当に余談だな)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 12:00:00
139793文字
会話率:35%
※夏ホラー2018参加作品です。一部DVや猟奇的描写がありますので、苦手な方はご注意下さい。
※感想欄に重大なネタバレが含まれますので、自力で考察したい方は閲覧されないことをお勧めします。
降田佳巳、27歳独身。とある商社で働くバリバリ
の営業マン。結婚には今のところ興味がない。だけどある日、家に帰ったら嫁がいた。
理緒花と名乗ったその女は佳巳の妻だという。だが佳巳は理緒花を知らない。結婚なんてしていない。なのに周囲の人間も何故か理緒花を知っている。彼女を知らないのは佳巳だけ。
この女は一体誰なのか。佳巳は恐怖を感じながらも、己の身を守るため夫のフリをして結婚生活を続けることになる。不気味な日常の中、佳巳は何とか理緒花の正体を突き止めようとするのだが……。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-24 22:18:08
53612文字
会話率:36%
子供のころ、僕は毎年おばあちゃんの家に行っていた。そこには、錆色の猫がいた。僕とさびの夏休みの思い出はいつもどこか怖く…。
夏ホラー2018向けの、和ホラーとして書きました。日常の隙間に潜むちょっと怖い話。
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最終更新:2018-07-17 01:12:38
6657文字
会話率:19%
『22時22分、学校の図書室で少女の霊が出る』
東京都奥多摩にある、緑ヶ丘小学校では、最近そんな怪談話が広がっていた。
6年2組の担任 藤川紘子は、その真相を探るべく、少女の霊を見たという生徒たちの家を次々に訪問して行く。
すると、不思議
な力を持つ 渡辺良太という少年の存在にたどり着きーー。
あの『ベタ恋』のあいぽが、最高の恐怖と感動を引っさげ、小説家になろうに帰ってきた!
恋する人と読みたい、最高のヒューマンラブホラー!
今年の夏、あなたも背中に……。
前世の恋を感じるでしょう……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-14 22:22:32
15623文字
会話率:28%