子爵令嬢のプレセアは目の前に広がる光景に静かに涙をこぼした。
彼女は、偶然にも居合わせてしまったのだ。
学園の裏庭で、婚約者がプレセアの友人へと告白している場面に。
そして後日、婚約者に呼び出され告げられた。
「君を女性として見ることが出
来ない」
幼馴染であり、共に過ごして来た時間はとても長い。
その中でどうやら彼はプレセアを友人以上として見れなくなってしまったらしい。
「俺の事は忘れて幸せになって欲しい。君は幸せになるべき人だから」
大切な二人だからこそ、清く身を引いて、大好きな人と友人の恋を応援したい。
__そう思っている筈なのに、恋心がその気持ちを邪魔してくる。
これは愛を忘れたい令嬢の物語。
※
ゆるふわ設定です。
アルファポリス様にも投稿しています。
既に完結済みの作品のため、投稿頻度高めとなります。
よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 22:50:58
61104文字
会話率:29%
双子の兄と友人の恋を応援するため、ときどき兄と衣服を交換して兄になりかわっている胡桃(くるみ)。
しかしある時、なりかわりをしている時に兄の友人が尋ねてきて、とんでもないお願い事をされてしまう。
それは「妹の胡桃を自分の恋人の名目で貸
してほしい」という内容で……。
【他サイトにも公開あり】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 12:25:01
8000文字
会話率:27%
ラーデタ帝国の皇太子ファザリスと公爵令嬢カトレアは相思相愛の恋人同士。ところが、誰もが魅了される聖女エラが出現し、『聖女エラを娶らねば魔王が国を亡ぼす』という予言がはびこり始め、二人の仲は危機に直面する。
カトレアは貴族たちから別れろとせ
っつかれるし、ファザリスは「婚約解消しろ」と連日連夜詰め寄られる。そんな中、ファザリスの友人であるヴェルディ(魔王の息子)が宮中を訪れた。ファザリスはヴェルディに胸中を打ち明ける。友人の危機を見捨てておけないと勇むヴェルディは、知恵を振り絞って二人を助けようとする。
しかし、聖女エラを後援する教皇はファザリスと引き合わせてエラに夢中にさせようと仕掛けるのだが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-17 20:57:44
12963文字
会話率:34%