創作とは自分の人生を切り売りする行為なのかもしれない
最終更新:2024-11-21 19:50:08
12852文字
会話率:46%
小学校5年生の由美子。町工場の娘で経済的に決して豊かとはいえないが、読書が大好きでゲームやテレビよりもお気に入り。夏休みを前に担任の村上に読書感想文を書いてみないかと誘われたが、読むことと書くことは全く世界が違う。担任に責任をとってもらうと
いうことで書くことにはなったが、その自由課題図書は「悪魔に魂を売った人々」からフォン・ブラウンを取り上げた。フォン・ブラウンはアポロ計画等に携わった宇宙の父と喚ばれる人物ではあるが、第二次世界大戦ではドイツの科学者としてV2号(弾道ミサイル)の開発に携わった人物でもあるのた。由美子は筆者の評価とは別に自分自身でその評価をしたかったのだ。だが、「戦争」も「政治」も「教育」なども分からないことだらけ。そんな中で評価なんて出来るわけがない。由美子は夏休み中、担任の村上を訪ねては疑問をぶつけ、意見を聞き、討論を進めていく。その中で今まで学校では絶対に学べなかった物事の本質に触れていくことになる。知識の切り売りをしてくる場だった学校が、何か新しい扉を開く空間に思えてきた。村上という担任に出会えたことは大きなきっかけだったが、「本は読む人を選ぶ」のだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-29 21:31:55
136448文字
会話率:82%
縦読み推奨
里見八犬士。
安房里見家においてその名を知らぬ者がいない一騎当千の強者達。
しかし、それも今は昔の物語。
謀叛の罪を着せられ、一所に押し込められ、今や八犬家は風前の灯。
立ちあがるは、五代目八犬士筆頭犬坂生野種智。
彼が新八
犬士に与えしは、犬坂家が誇る智をもって融合させた、失われた初代八犬士の呪いの力と宣教師から得た技術と知識の混合物『呪言』。
命を代償に行使しする『呪言』をもって狙うは、北条氏康が居城小田原城。
八匹の狂犬の牙が、難攻不落の居城小田原城に喰らいつかんとする。
だがしかし、この動きを北条の子飼いの乱波集団風魔衆よりも先に察知する者達がいた。
名を一夜衆。
美と知をもって、夜の帳に生きる、情報を切り売りする諜報特化の忍びの一族
一族の中から、八匹の獣の前に立つのは妖艶に微笑む魔性の娘乙霧ただ一人。
一族の更なる発展の為、彼女は風魔衆の中から、自身と子宝の相性の良い男を婿に迎え入れるべく、風魔が氏康より与えられし使命八犬士討伐に力を貸す。
一族の存亡と発展を懸け、いま呪いと忍びの技が火花を散らす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 16:00:00
176542文字
会話率:30%
「担当がさぁ、君は自分を切り売りする漫画をやるタイプだから気をつけろっていうんだよぉ」
本気で漫画を描いた、二人のお話。
※当小説はnoteにも投稿しております
最終更新:2024-04-10 06:29:54
1723文字
会話率:64%
山を買った男がいた。と言っても広さはサッカーコート一つ分ほどで
当然、手入れなどされておらず交通の便など、なんだそれ? といったぐあい。
山に囲まれた山の中。切り売りされ周囲はまた別の人の土地。
買うは安いが、売る時はさらに安く、そもそ
も買い手がつくかどうか。
そして所持し続けるのにも税金が……
「俺の山だ……俺の、ふふふ……」
と、そんな話はどうでもいい。そう思えるほど今、男は充足感に包まれている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 12:00:00
1415文字
会話率:8%
デジタルとアナログをミックスしたカードゲーム「カードワース」
小説・アニメ等のメディアミックスが空前の大ヒットを記録し世界トップのカードゲームに君臨し早25年。
カードショップの副店長兼カードワース公認ジャッジである山城天馬(やましろてん
ま)が
店舗改装のため大量の販売用構築済みデッキと自分の大会用デッキを家に持ち帰る途中
気が付けば中世風の世界へと転移していた。
そこではカードワースのカードが具現化し軍事・政治・商売あらゆる場面で活用され
資産としての価値を保証されているとんでも世界。
そして天馬は気付いてしまう この世界はシーズン6までのカードしか存在しない事に。
そして特殊な召喚条件のあるカードの召喚法の大半が失伝してしまっている事に。
これは周りがシーズン6までのカードを使っている中1人だけシーズン11の環境デッキを40個以上抱えた天馬が
色々な勢力や人間にカードと情報を切り売りしながら異世界での立ち位置と安全を確保する為に必死に生きてゆく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 19:12:32
449227文字
会話率:41%
仕事行きたくない。と、ネットの掲示板で訴える人が増え。それを扇動する人が現れ
月曜になるたびに会社をサボる人は大量に増えはじめた。
日本の産業は一挙に衰退し、やがて壊滅した。
自由で貧乏で怠惰な世の中では物を創るような人は軽蔑されるように
なった。
資源のないこの国は破産状態になり、やがて国土を切り売りするまでになりさがってしまった。
そんな時代にセレンは生まれた。
50NY研究所の伝説のエンジニアだったパパ・ホッチキスの元で育った早熟な天才少女は
中学校の夏休みの自由研究で、亡き母親の研究を
押し進めた「静空間記録」という、とんでもない発見を行い一躍ノーベル賞候補にまでなってしまうが・・・
彼女の夢は研究所がまだ世界の一流工場・研究所だった頃にパパで達のもとで開発がすすめられたが、
熱の問題と月曜革命の嵐の為に頓挫してしまった、キラキラ美しく超高速な
光コンピューター・スイート16だった。
さまざまな妨害にあいながらも、いろいろな人の協力もあり
ついに量産に成功したスイート16
それはこの国を救えるのか。国土を取り戻せるのか。
そしてそのためのオプティカルデバイスの研究によって「動空間記録」が生まれた。
これがなんの役に立つのだろうか。これによって
人類は初めて永遠というものを手に入れることができるかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-05 22:00:03
6984文字
会話率:26%
神は、一度すべてを失った――
自分の力の一部を与え、転生者として自らの世界に送り込んできた神。しかし送り出してきた人間が英雄になったとき、神は神としての力をすべて失った。英雄を信じるようになった民衆は神を必要としなくなり、示すべき神威は転生
者たちに切り売りしたせいでもはや微々たるもの。すべてを失いかけた神だったが、反撃の手段は残されていた。
それは人間としての器を以て現世に降り立ち、英雄たちから神威を取り返すことで……
神の力を以て世界を救った英雄に、神だったものが挑む。すべてを失った神と、人に余るほどにすべてを得た英雄たち。その大きすぎる差を埋める一手は、この世に存在しうるのか――
これは、神の逆襲譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 17:00:00
490445文字
会話率:52%
いとこに孫が生まれました。
最終更新:2022-02-19 20:42:58
418文字
会話率:43%
―親父が死んだ。有名人でも、企業の重役でもない、タダの田舎の、お調子者のくそオヤジ。
ただ、親父には、「自分の幸せを切り売りする能力」があったのだ―
遺品整理の最中、息子である俺は、親父の日記帳と、不可解な内容が書かれた芳名帳を見つける。
そこには、親父が家族にも隠していた、ある能力の事が書かれていた。なんでも芳名帳に自分の幸せを与えたい相手の名前を記載すると、自分の幸せを相手に譲渡することができるというのだ。
そんなことをして、親父は、幸せな人生を生きられたのだろうか。
悲しみの底なかで、俺は一枚一枚、芳名帳と、幸せを譲る経緯が書かれた日記帳をめくっていく。
不器用な親父と家族が贈る、少し不思議なヒューマンドラマ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 21:08:49
123409文字
会話率:29%
まずはご挨拶といった感じで、まあ身バレしない程度に人生を軽く切り売りしていこうかと思います。
最終更新:2021-10-14 23:15:49
1913文字
会話率:0%
#「安仁屋さん、開けてください!」マンション~共同住宅の真実1
マンション、(mansion)聴き慣れたこの名称、実は和製英語なのである。
そのマンションでは「共同で住む」がゆえに、信じられないような出来事が、日々絶えず起きているのであ
る。
90年代、アーチストの岡村靖幸は、歌詞に「マンション」という単語を秘密めいた空間として表現し、両手で長方形を示しながら、歌い、踊っていた。発音は「メンション」と、誰の耳にも聴こえていた。
なお、欧米でマンションと言えば、豪邸を意味するそうである。
日本においてはアパートより高級で、規模の大きい共同住宅をマンションとして区別し2001年に法令用語として公式に使用されるようになった。
通称・名称が先に定着した珍しい例なのである。
日本の分譲マンションは全国に560万戸※を超え、増加の一途である。
大阪府の全世帯が382万世帯であることを参考にしても、如何にマンション居住者が多いかお分かりいただけることでしょう。
僅か半世紀の間に、この狭い日本に、コンクリートと鉄筋で作られたマッチ箱のような建物を、幾つにも区切って切り売りする風習は急速に浸透し、こんなにも多くの世帯が好んで小部屋に収まり暮らしている。
天井、床、壁を一にして住むのだから、そこには様々な物語や事件が、日々色んな所で起きてきるのであった。
※(国立社会保障・人口問題研究所2014年4月調)
テーマ⑤ ヒューマンドラマ
※2018年 1月 8日現在、他への掲載はありません。
※2018年 2月23日現在、他への掲載はありません。
※2019年11月27日現在、他への掲載はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 02:15:11
39341文字
会話率:12%
伝統高といわれる学校の中庭で、大昔から此処に住んでいるような「物の怪」の老人が語る、池の鯉と学校をとおり過ぎていくひとたちのお話。
最終更新:2020-09-13 10:37:47
3105文字
会話率:37%
青春を切り売りして生きる高校生、茜。この話が誰かの救いになればいいと思っています。向精神薬を飲む描写から始まるので苦手な方はブラウザバック推奨。この物語はフィクションです。マナーに背く描写もありますがそれを推奨する意図はありません。
最終更新:2020-04-04 18:08:30
6115文字
会話率:30%
追い詰められたセレブ夫婦は、私生活の切り売りを始めた
最終更新:2017-07-25 18:00:00
1897文字
会話率:67%
……
暗い夜道を、ヘッドライトの弱々しい光が照らしていた。
私は、調査報告を依頼人のところ届けた帰りだった。
全く、気分が悪くなるような仕事が多い。
こんな田舎でも、こんなどぶ板の裏を探す仕事は成り立っている。
大体において、自分の良心を切
り売りしている、そんな気にさせられる。
……
なお、この作品群は、消滅した[悪徳商人友の会]に掲載していたものの加筆修正版になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-01 00:00:00
6417文字
会話率:26%
詩です。昨日詩人仲間と通話して、随分ベクトルが違うな、と思ったのですが、彼が称揚しているようなタイプの詩も作ってみようかとトライしてみました。ですが最後は綺麗に仕上がっています。何を書こうとしても「自分」からは離れられないのだなと確信した詩
です。少しあざとい表現が出てきますが、それでも構わないという方だけご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-21 04:43:52
617文字
会話率:0%
この世界に自分という物はわたしだけだが、私という物が大人になるにつれ私自身の人生の主人公では無い事に気がついた。私以外の人間で世界は周り私は誰かに使われ生きていく。それはとても楽で苦痛に満ちた生活であった。
私自身の人生を誰かの為に切り売り
して生活し消化する毎日の何が一体楽しいのか?ふと疑問を感じる。
梅雨入り前の春と夏の中間にある、何かが起こりそうで起きない胸が高鳴る夜、真夜中の誰もいない世界が自分の物になったような暗闇の中で私は私について考えていた。
そして自分が空っぽになってしまった日に辿り着く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-27 03:06:00
227文字
会話率:0%
これは小説「平成維新の風」の一部だ。独裁者に支配された日本は、近隣国に狙われる。売国的な独裁者は日本を切り売りをしようとするのを、止める動きが始まった。これが平成維新だ。軍事大国・大漢人民共和国をはじめ、南朝民国が日本の危機に付け入り、野望
で侵略戦争を仕掛けてくる。それを生まれ変わった「ネオ行軍」が痛快に撃破するというストーリーだ。登場人物は現代の坂本龍馬と西郷隆盛はじめ、明治の英傑たちだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-09 11:08:06
3783文字
会話率:43%
気が付いたら異世界で転がっていた少女ユイは、身近なものや知識を切り売りして生きていた。そんな彼女の新しい職業は魔王様の家庭教師。可愛いい魔王様を愛でながら、お金を稼ぐ彼女には、実はある目的があった。BLゲームの世界の過去で、ユイが生き残る
ために日々新しい革命を起こしていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-25 07:20:30
6825文字
会話率:38%