世界征服の野望に燃えるシロディアの帝王アッティノスは、自らの老いを悟り国中に不死の御業を探すよう号令を出した。同時に縁起が悪いとして死を司る神ヒルクリースを悪魔と呼び、崇めることを禁ずる禁教令を布告した。
そのことに怒りをあらわにしたの
は、代々シロディア王家の陵墓を守る墓守であるケイネスだった。熱心なヒルクリース信者であった彼は、怒りのままにアッティノスに反旗に翻し、周囲に街や村を攻め滅ぼしながらアッティノスの居城を目指し進軍した。
ふわっとした知識のアテネとかギリシャとかをモデルにしてるので、何となく古代の地中海をイメージしていただけると世界観を共有できるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 17:00:00
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