アネモイ王国の貴族子女は、13歳から18歳までの5年間を貴族学園で共に学ぶことが義務付けられている。学園の卒業式まであとひと月を残す頃、学園で開かれていたお茶会の席で、その主催者である女子生徒、イリス・エリントン辺境伯令嬢は7年もの間婚約を
交わしていたケイン・バーカントン公爵令息から罵倒と共に婚約破棄されてしまう。しかし、ある証拠を持ってそこへやってきた第三王子ゼフィールによりケイン有責による婚約の破棄が宣告される。そうして婚約者のいなくなったイリスに、ゼフィールは心を込めてプロポーズを試みるが、あっさりと振られてしまったのだった。
ゼフィール君のこれまでの尽力とこれからのお話。
※『瑠璃苣 ~ルリジサ~ 』の王子sideです。そちらをお読みになってからご覧ください。
※タイトルは変更する場合があります。ご了承ください。
完結まで予約投稿済
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 20:00:00
39769文字
会話率:35%