【Fallout1~4 Underrail AtomRPG Wasteland等が好きな方へ送るニッチな作品です】
急激な人工知能の進化で人々の暮らしが大きく変わってしまった世界でのこと。
VRMMOはまだまだ出てないものの、しかし代わりに
「人工知能」が操作するヒロインたちと一緒に冒険ができるMMORPG「モンスターガールズオンライン」が発表された。
ゲーム正式サービス開始と共に大勢の人々がログインするものの、しばらくすると誰かを呼びかける声と共に画面は暗転――そしてプレイヤーと「ヒロイン」たちがゲームの世界に酷似したどこかへと転移されてしまう。
「モンスターガールズオンライン」にそっくりな世界で彼らは、そして彼女らは意外にもなんやかんやで普通に生きることになりましたとさ。
しかし一人だけ、同時に起動していた世紀末サバイバルシミュレーター「G.U.E.S.T」の世界へと流れ込んでしまった男がいた。
つまり……よくある「MMORPGの中にプレイヤーたちが転移」が始まる中、一人だけ「世紀末サバイバルシミュレーター世界に転移」してしまった主人公が本来行くべきだった剣と魔法の世界を目指して旅をする話。
剣と魔法の世界に少しだけ浸食された世紀末世界で戦い、生存し、歩み続ける……だけとは限らない。
時には殺され生き返り、時にはカルトや盗賊に立ち向かい、物言う短剣や犬を連れて異世界からまた異世界へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 21:17:56
4270706文字
会話率:48%
口癖が「早く嫁に行け」なんて信じられないっッーー!
生活力は一切ゼロ、社会人一年目の【高取美波】は、ご先祖様の習わしで、生まれたときから一緒に暮らしている河童の末裔の従者がいる。
身の回りのお世話してくれる十歳年上の【河田正臣】の任期は、美
波が無事にお嫁に行くまで。
お嫁に行けば、二人の首筋に彫られている契約の印は消えて、主従関係は解消される。
正臣を自由にしてあげるためにも、いい相手を見つけなくてはならないのに、美波は今まで一度も誰かを好きになったことがない 超恋愛初心者で……
福岡の街を舞台にした、河童と胡瓜と妖を巡るドタバタで、ちょっと甘くて超両肩思い。
焦れキュン炸裂な二人の行く末とは?
※プロローグ 河童の松のものがたりは、実際に福岡で語り継がれている昔話です。
【本作は第五回アルファポリスキャラ文芸大賞奨励賞作を改稿し投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 05:50:00
118864文字
会話率:62%
大学三年のある日、近藤まなとは祠堂八津とクラシックのコンサートで出会う。今までに趣味で話が通じた知り合いはなく、その新鮮さからまなとは八津と趣味友になりたくてうずうずしていた。その後大学のカフェで、コンサートで偶然の出会いを重ねるうちに二人
の距離は縮まっていく。一人暮らしのまなとの家に八津が入り浸るようになり、二人はやがてお互いを唯一無二と感じるようになる。但し、八津の将来は全て決められていて逆らう事は許されない。一度家族に引き離されるも、期限付きで八津はまなとの元に舞い戻る。その期限については生涯告げる事はなかった。病んでしまった八津をまなとは献身的に支えるが、どんなに愛しても、尽くしても、その関係が許される事はなく、提示された五年間のタイムリミットだけが刻々と過ぎていく。あらぬ噂に囚われてしまった八津は自分が死んだら骨を喰ってくれ、お前の一部にしてくれとまなとに約束を迫る。普段とは違う様子に動揺したものの、譲る様子のない姿勢に折れて、遺骨を食べるとまなとは渋々約束する。内心は到底穏やかではなく、自分を置いて行くつもりなのかと悲しみに似た動揺を抱え続ける事となる。本心や真意は聞けない、それでも愛する人が自分を離れる準備をしているかのようで、心配で夜眠るのも怖くなる程なのに、それでもその思いを飲み込んで側で支え続けた。このまま生きていてもタイムリミットが来て、また引き離される。それならば、人生の最後を愛する人の隣にして幕を引きたい。
祠堂八津は最愛の人を愛するが故に、新しい世界が彼なしで紡がれる事をその命を以て拒んだ。誰かを愛する時、その方法や手段が正しいか、それを答え合わせする事はできない。そこに答えはなく、できる事は限られる。それでも生きなければならないなら、自分には何ができるのか。まなとは再会のその瞬間まで自分に問い続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 21:40:00
45534文字
会話率:50%
結婚式が終わったのと同時に戦争が起こったと連絡が入り、夫は戦地へと赴いた。
長い戦争の間に夫は戦場で誰かを妊娠させ、男の子が生まれた。
とてもではないが育てられないと義父母に子供を渡して、白い結婚の申立をして婚姻無効になった。
子供が二歳に
なる頃には義父母が亡くなってしまい、王命で残された子供を育てることになってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 17:00:00
4846文字
会話率:42%
この頃やけに視線が絡む相手がいて、その人が気にかかる。
子供の頃にその女性のことを嫌いだと言った事があるらしく、話をしたくても逃げられてしまう。
強硬手段をと思って、父と一緒に彼女の家へとお邪魔しに行き、思いを告げるが、相手にされなかった。
そろそろ結婚しなくてはならない年になっていて、失恋したばかりの私は、誰でもいいですと投げやりに父に任せてしまう。
結婚式当日にも相手が誰か知らなくて自分の態度はあまりにも酷いことに気づくが、父は相手が誰かを教えてくれなくて・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 19:00:00
13712文字
会話率:23%
太陽のようだと、ひまわりのようだと言われたことはありませんか。
眩しく見つめてくる人々に、恐怖を覚えたことはありませんか。
誰かを悲しませたくないと思った私には、自分を削る方法しかなかったのです。
キーワード:
最終更新:2024-05-14 00:37:06
2037文字
会話率:6%
人に咬みつく「吸血鬼」が現実の存在になった世界。
吸血鬼たちは「吸血症候群の患者」として社会に定着しようとしていた。
古い神社の家に生まれた月華夜は、生まれつき吸血鬼に対抗する特別な能力を持っているが、自分から積極的に吸血鬼退治をすること
には抵抗感を持っていた。
吸血鬼とは言え、誰かを殺めるのは恐ろしい。
15歳の時、母親を吸血鬼に殺され、月華夜は自分の能力と、吸血鬼のいる社会に向き合うようになる。
母とは離婚していた父親に引き取られ、国際学校に通うようになったことで、より多くの吸血鬼がいる環境に入ったこともあり、月華夜は吸血鬼退治人として生きる覚悟を決める。
その学校は、月華夜の父親「ラザロ」が30年前に当時の恋人を殺された場所でもあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 10:21:01
124119文字
会話率:36%
これは一九五〇年代以降、約十年周期で日本を襲った国難と戦った少女戦隊の話である。
一九五四年、ビキニ環礁での核実験により、日本のマグロ漁船が被爆。この事件は特撮映画「ゴジラ」のモチーフにもなった。盲目の巫女、祝武子は独力で「ゴジラ=牛鬼」を
撃退するも、その後、社会から排斥され「幽体巫女」となる道を自ら選ぶ。
一九六〇年は反安保闘争が単なる政治問題を超えた社会不安を引き起こした。まるでコロナウイルスのパンデミックのように。たった五人の少女戦士が宇宙からの侵略者と戦うも力及ばず、フィクサー役の「幽体」祝武子が混乱を収拾する。
一九七〇年、公害が実体化した怪物「大地の王」に八人の女暴走族が立ち向かい、公害を無毒化する。祝武子はゾンビ的な「仮の肉体」を得て、女暴走族と共闘する。
一九八〇年は「ポスト・モダン」と呼ばれた文化的沈滞期。祝武子は日本に定着したドラキュラ一族と戦う事になる。(少年ジャンプ式の七回勝ち抜き集団戦)実はドラキュラ一族こそが、日本の近代化の裏の立役者だった。
私たち日本人は十年毎の国難を、誰か一人の力ではなく「総体」としてしのいで来た。
私は顔も知らない誰かを守り、また、顔も知らない誰かから守られている。私は孤独ではない。私は大河の一滴なのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 00:15:43
235837文字
会話率:32%
愛とは、恋とは何か。
学生恋愛は遊びか。
誰かに決めつけられたって、それが想いを留める理由になるか。
思春の苦悶には人それぞれの答えが、きっとある。
人は誰かを好きになる。
今を生きる全ての人へ捧ぐ、浮世の深窓を覗く恋愛譚。
最終更新:2024-05-10 11:56:01
895文字
会話率:29%
こんなに誰かを愛おしいと想えたのは
あなたが初めてでした...
これは精神障害者の私と視覚障害者の彼との出会いと日々の記録。
最終更新:2024-05-08 11:26:08
4050文字
会話率:10%
結婚式を終えた夜、妻になったアクアにフレッドは「君を愛することはできない」と告げた。それは彼女も同じはずだ。二人は学園で起こった事故で愛する婚約者を失った者同士だったから。けれども、彼女は「フレッド様を愛したい」と答える。亡き婚約者は悲しみ
続けることを望んでいないはずだから。傷の舐め合いから始まった二人は再び誰かを愛することはできるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 06:57:56
22513文字
会話率:65%
子供の頃から、喫茶店で働くことが夢だった。
大学二年次、夏期休暇の頃。
下宿先として世話になっていた祖父の家で読書をしていると、実家から尋ねてきた弟から一通の手紙を渡された。数年前に失踪して、現在も行方が分からない祖父からの封筒である
。
曰く――喫茶店の店舗を用意した。場所は異界である。奇跡と魔術が存在する珍妙奇天烈な世界であるが、驚くなかれ。人生の糧としてくれれば幸いである――とのこと。
手紙に従い、同封された指輪をつけて裏庭にある蔵に行けば――蔵は、確かに異世界らしき場所に繋がっていた。
驚いたのは、いつのまにか趣ある喫茶店にいたことでも、自由自在に魔法が使えることでもなくて。窓ガラス越しに見える風景――暗い空から静かに降る雪と、青白く光る巨大な満月であった。月光に誘われるように外に出て、何をするわけでもなく月を仰いでいれば、黒馬に乗ったひとりの騎士が通りかかる。
「もし、お嬢様。何をされているのですか」
「月を、見ておりました」
「月光を浴びてはなりません。月蝕病に罹ってしまいます」
「病気、ですか。あの月は悪いものなのですか? あんなにも綺麗で、懐かしいのに」
私の問いに、騎士は肯定も否定もしなかった。少々の間を置いたのち。
「月は、生ける者を惑わし、死せる者を裡に閉ざしてしまう――神の造った楽園です」
とだけ答えた。
その表情は、死別してしまった誰かを深く悼むようでもあり、あるいはその原因となった誰かを心底恨むようでもあり――私は彼の美しい顔に見惚れてしまった。
それが、私と彼の出会いであり――まだ名前すら決まらぬ喫茶店の、初めての客であった。 疲弊していた彼を奇跡で癒したことを契機に、私が聖女であるという評判が広まり、店は次第に賑わっていくが――。
巨大な満月を巡る、のちに聖女と呼ばれる少女と、熱烈な守護者となった騎士の物語。
――――
※あらすじは開発中のものです。実際の内容と異なる場合もあります。ご了承ください。
※この物語は作者の妄想に基づく完全なる虚構です。実在する人物、地名、所属、その他名称において一致があったとしても、創作上の偶然です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 19:42:49
382924文字
会話率:34%
「――つまりこれは、筋書きのある舞台のようなものなのね?」
恋愛シミュレーションゲーム【月光のリーベリウム】における『悪役令嬢』、アーデルハイド・フォン・ヴァンデルヴァーツは、ある日自分を待ち受ける運命を知った。
『主人公』たる異母
妹、レティシア・フォン・ヴァンデルヴァーツをいじめ抜き、そして最後には復讐され、断罪されるのが役所。
「私の『役』は……『いじわるな腹違いの姉にして、人の優しさを解さぬ高慢ちきなお嬢様』?」
未来は、ほんの些細なことで変わってしまう。
きっと、舞台をぶち壊すこともできる。
「よろしい。与えられた役を、演じ抜いてみせましょう」
けれどこれは舞台。
誰かが作った、誰かを幸福にするためのストーリー。
「あー、うちの妹可愛い……めっちゃかわ……はっ、いけない。いじめ抜かなきゃ……」
だからこれは、気の迷い。
台本の行間に記されず、台詞にして語られぬこともあるものだから。
「演じ抜きましょうとも。したくないことをするのには慣れている。そして今度は、自分の心までは裏切らずともよいのだから」
だからこれは、演者に許された裁量の範囲内。
この舞台をぶち壊しかねない素人どもに、未来を変えさせない。
「目標その一、【最後の舞踏会】。目標その二、【断頭台】。ありとあらゆる抵抗を排し、全てをあるべき未来へと」
目標その一、【最後の舞踏会】。
目標その二、【断頭台】。
「そのためにこれまでの全てがあったと言うなら、私の人生も、この血塗られた公爵家の歴史も、少しは報われるというもの」
善良な妹に幸福を。
非道な姉に報復を。
「私の妹に、幸福を贈る。誰にも、邪魔はさせない」
異母妹――自分の地位を脅かすかもしれない、"冷徹非情のヴァンデルヴァーツ"の当主にとっての『敵』を。
血を分けた妹を、本当は大好きな姉がいただけの話。
「お姉ちゃ……お姉様!」
でも、その妹も、姉(私)のことが大好きみたいで……。
目標達成の一番の障害になってるのどうしよう。
・あらすじ圧縮版
悪役令嬢のお姉ちゃんが、妹の幸せのためにゲームシナリオ通り断頭台エンドを目指す。
……でも、妹は姉妹百合エンドを目指しているかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 10:03:34
512634文字
会話率:21%
柏藤(はくとう)高校の入学式に校門をくぐる1人の少年がいた。
彼の名は『寺川恭平』。彼は深い繋がりを信じたが故にそれに深く傷つけられてしまった過去を持つ。
誰かに傷つけられるくらいならば、誰かを傷つけてしまうのならば────
誰とも
繋がりを持たなければいい。
決意という仮面を被って新天地へと赴く。
その時、運命の輪は音を立てて回り始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 06:00:00
129294文字
会話率:49%
好きな人がいる。
それは同級生だったり、先輩だったり、あるいは先生だったり。
「僕」の好きな人は司書の中野さんだった。
親友の「朔」も、ちょっと遠い存在の「梨亜子」も、
誰もが、誰かを好きになり、回転していく世界。
「僕」の恋に、
高校生の大人とも子どもともつかない青春が迫る――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 14:20:55
17318文字
会話率:35%
「――只の日本人だ」
堂々と言う。
自分は只の日本人。
普通の人間。
只の日本人。
ならばお前と/あなたと同じである。
蒼生守護。
神風無道。
存在と同一となる。
俺の活躍はお前の活躍。
俺が誰かを助けたなら、お前も誰かを助けた
という事折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 10:27:00
632文字
会話率:3%
恋をする。 誰かを好きになる。
会えずにつらいと感じるとき 会えてうれしさに溢れるとき
全てが愛おしくなり、時よとまれと願った
ほどなくして訪れたその終焉の時は
全てが味気なく 時よすべて流してくれと祈った
そのときに自分の
傍らにあったものを見るたびに
そのときの情景と心情が煙のように立ち昇り、消える
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 09:09:37
9321文字
会話率:20%
「あんたに紹介できる冒険者はいないんだ」
どうしても……と食い下がる勇者に紹介されたのは、戦えば戦うほど濃い悪臭を放つようになる女戦士でした。
最終更新:2024-04-10 11:39:36
3002文字
会話率:73%
周りの話が合わないと悩み、大人になれば周りと同じ価値観でいられる様になると思い、少しでも大人になりたいと願う女子高校生[本城 百合]
学生時代から、無関心で生き、そのまま大人になってしまった社会人[真田 誠]
2人が出会った喫茶店から物語
は動き始める。
あなたは、大人に対する幻想的なイメージを学生時代に描いた事は無いだろうか。
自由でどこへでも行ける、好きにお金が使えるなど。
大人になるとは何なのか、大人と子供の違い。
何も分からないまま社会に出た少年と、学生時代に大人に憧れた少女の、1つの出会いを書き描いた物語。
何も考えずに、ただただ“生きるため”という行為を無駄に過ごしていた日々に、一つの華が添えられる。
それは、美しくもあり、儚くもあった。
何もない日常に彩りを与え、誰かを想う事を知る。
相手を想い、考え、悩む。
それは単純な様で難しい。
出逢ってしまった二人の物語は、加速していく。
止まることのない想いを乗せ、走り出す。
行き先の見えぬままに。
一人一人に色々な物語があるかと思います。
その中の一つとして、甘くて苦い物語を読みたいなと。
そんなあなたにも向けた、切なくも暖かい物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 07:37:50
99449文字
会話率:36%
小学校六年生の夏、山田翔太は好きな人がいることを二人の親友に話す。
だが彼らも同じ相手・藤井結奈が好きだということが判明した。しかも藤井は中学から別の学校になってしまう。
さっそく三人で告白しに行くと、藤井は今までに一度も恋をしたことがな
いという悩みを打ち明けた。
そこで翔太は、卒業までに三人のうちの誰かを好きになればいいと提案する。
好きな人の初恋の相手になりたい三バカと、恋って何だろうと考える藤井のドタバタ・ラブコメディ。
※この作品は「カクヨム」にも掲載していますが、収益は受けていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 17:03:37
111089文字
会話率:61%
とある年の瀬の日、古川貞治が仕事から家に帰って来ると、自宅のアパートが放火によって全焼していた。
故郷から離れた福岡に住んでいる貞治は、唯一近くに住んでいる親戚の家に泊まらせてもらおうとする。10歳年上のいとこである千沙が、旦那と娘と一緒に
福岡で暮らしていた。
ところが千沙に電話をすると、今年離婚して今は娘の朱莉と二人暮らしになっているということが分かった。
更に、離婚して以来朱莉から距離を置かれ、ママと呼ばれなくなったという。
貞治は千沙の家にしばらく住まわせてもらう代わりに、二人の仲を取り持ち朱莉にママと呼ばせる約束をする。
千沙32歳、貞治22歳、朱莉12歳、10歳ずつ離れた三人の暮らしが始まる。
クリスマスや大晦日を一緒に過ごしたり、正月にお婆ちゃんの家に泊まったり、バレンタインに手作りチョコを贈ったり。
共同生活を経て三人の関係が徐々に変化し、それぞれがちょっとずつ大人になっていく。
そして、貞治は朱莉に「パパになってずっと一緒に暮らしてほしい」と頼まれてしまう――。
誰かを想う気持ちがしんしんと雪のように降り積もっていく“日常”の物語。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-29 17:06:41
110113文字
会話率:51%
人に恋愛感情を抱かないOL佐倉結が転生したのは、恋多き乙女ゲームの世界。しかも自分はクール担当の攻略対象者!?クールキャラってどんなだっけ。そもそもゲームの内容も、攻略サイトを見ながら進めたからほとんど覚えてないし……王子ルート以外のイベン
トも知らないんだけど!とりあえず、私のせいでバッドエンドにはさせたくない。うろ覚えの知識でも無いよりはマシ。自分にできることをやって、みんなが幸せなエンディングを目指します!
◆女→男へのTS転生主人公が、誰かを救ったり救われたりしながら、みんなに愛される中で自分自身を認められるようになるまでの話です。
※ボーイズラブ描写を含みます。
※アロマンティック表現が強い回にはタイトルに◇をつけています。一部差別的なセリフ等の描写がありますのでご注意ください。恋が『できない』という表現は主人公の主観です。否定・差別の意図はありません。
※感想欄は念のため閉じてあります。完結後に開放予定です。
◆月~金・番外編込みで1話ずつ更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 12:05:26
1022265文字
会話率:36%