この世界に闊歩していた魔物が世界からその姿を消した。
神代から続いていた『人』と『魔物』の永遠とも思われた対立の時代は英雄とその仲間達の手によって幕が下ろされた。
都市はその規模を広げ、馬車が街道を行き、船が海原を駆ける。
今までよ
りも遥かに人の動きが活発になり、新たな『人』の時代の到来は誰の眼にも明らかだった。
そんな中、今まで『魔物』との対立が押さえていた『人』の醜さも浮き出ていた。
そうして浮き出た醜さは『宗教』、『人種』、『国家間紛争』、『政治』…様々な形を持って人の時代を包み込んでいく。
そんな、美しくも醜い世界の始まりを生きた一人の女性がいた。
英傑多きかの時代といえども、『人』の時代の開拓者たる彼女の偉業を越えられた者は一人としておらず、幾ばくかの時のたった今の時代まで見ても存在しないだろう。
帝国において、国旗の主な色は『赤』であり、同時に帝国を表す色でもあるが、それ以上に『赤』は彼女を示す色である。
我が国の国母であり、『赤薔薇の女帝』たる彼女の名は『イリャーナ・アレクシア・ルマナフ』。
ーーイワン・トルストイ『大戦史』第一章 より
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-09 20:00:00
6781文字
会話率:46%
魔族に侵略された世界。魔族領の少年アクダは英傑ゼニスと出会う。アクダはゼニスに師事し、強さを手に入れるべく邁進する。時には強大な魔族に目を付けられ、時には不遇を受けながらもそれを不屈の心で打ち負かす。仲間との出会いや別れを繰り返し、徐々に繋
がりを強くし、一歩ずつ強者となっていく。血で血を洗う戦いを繰り返し、やがては英雄と呼ばれる存在に成り上がる。残酷な世界に抗う男の戦記。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 13:22:25
185584文字
会話率:41%
時は後漢末期――宦官の専横により漢王室は腐敗し、世は乱れ、民は貧困に喘いでいた。そんな中で群雄達は立ち上がり残った三人の英傑は国を建てる。そしてそれから何十年も過ぎた現在、三国は鼎立の時代を迎え、不可侵条約により一先ずの平穏を保っていた。
蜀の将兵、姜維は生まれ故郷にて謎の女性、王元姫と出会う。彼女の使う異能力によって、嵌められてしまい「核」という謎の敵と戦う事になってしまった。
画して姜維は王元姫を伴い、蜀の国を守るために立ち上がったのだった。
■■■■■
更新は土日に章ずつやります。停滞したら執筆中。
一話四章構成で書いているので、一ページぶつ切り感あります。
四話、短編の更新を終えたら一旦停止致します。
五話執筆完了したらまた更新再開致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-19 23:31:38
289445文字
会話率:57%
【無辺の剣聖】【叡智の旅人】【無影の暗殺者】【英傑の先導者】
かつて『勇者一行』として魔王を討伐したゼロには、そんな二つ名がついて回っていた。
しかし、そんな二つ名も魔王が討伐されてから平和を謳歌するようになった世界では形骸化し、ゼロもまた
自堕落な生活を送るようになっていた。
それが平和な世界で出来る『最高の贅沢』だと、ゼロはそう信じていた。
だが、世の中はそれを許してはくれなかった。
世界中に名が売れてしまったゼロの元には、その力に期待して、様々な人間が顔を出す。
最初のうちは『まあ、有名税だし、仕方ないか』と寛容だったゼロだが、いつの間にか頼まれ事の規模は次第に大きくなっていて――?
だからゼロは、自宅のベッドの上でぼやく。
『……まだ寝てたいんだけどなぁ』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-03 12:00:00
17995文字
会話率:45%
ーーー魔法に魔術にその他諸々、割と人間様以外が幅をきかせるこの世界。
そんな世界にこんな…一人の教師がいる。
曰く…この教師、規格外!魔法魔術を教える癖に当の本人は殆ど使えない!?
曰く…この教師、破天荒!授業に校外学習は日常茶飯事!
?
曰く…この教師、常識破り!そもそも担当教科がわからん程に掛け持ち中!?
ーーそんな教師と生徒の周辺に絡み始める陰謀、『大賢者の魔導遺産』である内、『寓意画が示す
神秘』(アルカナム・シリーズ)を巡る闘争に大貴族の暗躍……刻一刻と深刻化する現状。
だが、しかし…そんな周辺事情などブチ壊し……彼の者は生徒の為に教鞭を振るう。
さあ、今日も今日とて始業の鐘が鳴り響く。
……「さて、授業を始める…教本は意味ないからしっかりノートを作っていくぞ」
ーーこれはかつての英傑達の後日談……語るに落つる締め括り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-12 15:16:16
11996文字
会話率:29%
ーー英傑性心身暴走症候群……ヒロイックハート・シンドローム、
それは英傑を求めて己を絶対の試練とし、真なる英雄を見出さんとする血の衝動。
そう謂わば“世界の観測者”となるこの病(通称:突発性厨二病)
そんな病を患っている人類最強の無能力者(
厨二病)、落合 澪(おちあい れい)は
邪神を封印する時にとても香ばしい(恥ずかしい)雰囲気を醸し出していたら、
うっかりで邪神の呪詛を受けてしまう。
呪い返しの亜種とも呼べるそれは澪の身体を絶世の美少女に変えてしまった!?
しかし、性別が変わっても厨二病は治らない!
父性が母性になり、面倒見の良さがバブみを誘発し、かつての弟子や盟友(感染源)
師匠に国家にetc……カオスが混沌でケイオスしている非日常!(意味不明)
今日も今日とて厨二病が加速する……「さぁ、君の物語を魅せてくれ」←(絶賛、黒歴史量産中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-12 17:17:22
6475文字
会話率:20%
冒険都市ドゥノワール。
【ダンジョン】と呼ばれる、怪物たちが跋扈する前人未踏の迷宮の上に成り立った巨大都市。
未知との出会い、輝かしい栄誉、様々な人々との出会い________そして、恋。
ありとあらゆる夢や希望、そして欲望が集まるこの都
市にやってきた一人の少年がいた。
その名は、アベル=ヴァイステーラン。
今や不要とされた幻の職業である【治癒術師】になった半精霊族の若き冒険者は、その都市で出会った一人の妖精と『契約』を結ぶ。
「アベル、あなたの夢はなんなの?」
「僕は________英傑になりたい」
これは最弱治癒術師の少年が願い、妖精の少女が共に歩む冒険譚である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 22:40:02
14859文字
会話率:25%
悪霊の神々が創造せし魔王を退け平和をもたらした勇者一行。その偉大な功績は世界に伝わり、そして伝説へ。勇者は英傑と呼ばれるようになった。
しかし、世界はまたも闇に染まった。英傑に導かれし者達は再び集結した。地上から人間の花嫁達が天空へ連
れ去られ、幻の大地と言われている暗黒大陸へ連れて行かれた。
オデンを片手に戦士たちは立ち上がるが魔王軍には歯が立たず。綺麗だった空と海と大地は呪われた。捕まった者達は皆一様に星空を見上げ助けを待っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-27 19:00:00
27526文字
会話率:58%
無双の武を持つ少年が天下の英傑と覇を競う中華風戦記です。
最終更新:2019-01-07 08:35:48
3867文字
会話率:34%
私は悠久の時を生きる者《マギア・フラックス》
いつからこの世界に存在してたかも分からぬまま、今は世界の片隅で賢者というものをやっている。まあ、賢者といっても、やることは魔術の研究が主だ。
吸血鬼の末裔であるルルリーナというたった一人
の弟子と、そうやっていつ終わるかも知れぬ毎日を過ごしていたのだが、ある日、私に一つの依頼が舞い込んでくる。
「七人の英傑」を探し出して欲しい、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-06 22:37:37
11788文字
会話率:32%
ある世界の、ある大陸の、ある国の、ある馬乗り、ライエルグの話。
彼は少年のころから、復讐を誓い生きてきた。
そして、仇を見つけ、その者に尋ねた。
「どうして妹を殺した」
その理由の不可解さ、くだらなさに怒り、ライエルグは復讐を果たす。
だが、彼はその後、己の剣を疑うことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-31 17:00:00
16437文字
会話率:32%
後漢末、群雄割拠、民が安心して暮らしていけない時代。本作は漢王朝の血を引く劉備が少女たちを率いて乱世を平定するため旅に出る物語である。黄巾の乱から始まり、三国統一までの様々な英傑たちが活躍します。
旅の途中に出会った少女曹操が少年劉備と恋に
落ちた。この乱世の中、同じく天下平定を志しにするこの二人は、果たしてどうのような結末を迎えるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-18 11:52:18
88653文字
会話率:1%
村から歴史に触れるため飛び出してきたストーリーテラーのシャドラは偶然国の裏側に関わってしまう。改竄された歴史を真の歴史に戻すため、シャドラは伝説の七人の英傑を探しながら国と闘う旅をすることを決意する。
[毎週土曜更新予定]
最終更新:2018-09-08 06:00:00
35229文字
会話率:50%
その後宮には、ひとりの女絵師がいた。
ひとり、帝の寵を拒み、只、美姫の絵を描いた。
登場人物
鑽石………後宮街“都広野”に暮らす女絵師。もと遊女。
帝…………都広野のあるじ。天下統一を果たした英傑。趣味で絵を描く。
間陶聘……都広野の宦官
たちの長。有能な忠臣だが、鑽石に手を焼いている。
金緑………都広野で暮らす少女。茶屋で下働きをしている。
紅玉………もと遊女。鑽石によって身請けされ、都広野に連れてこられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-27 20:23:20
10472文字
会話率:46%
潰れそうで潰れない瀬戸際商事には英傑が集っている。
優しい中年。ダンディーな中年。中年に片足を突っ込んだ若々しい中年。
その中年達に思いを寄せる女性社員たち。
そんな彼等、彼女等のほろ甘な日常風景。
最終更新:2018-08-04 09:00:00
8270文字
会話率:22%
気がつくと俺は織田信行になっていた。戦国三英傑の一人、織田信長の弟に。しかも、どうやら俺は清洲城に向かう途中らしい。病に伏した信長を見舞うと言う理由で。
……えっ!? ナニコレ? 俺、この後暗殺されるの? ……オワタOTL……で終われる
か!
これは、史実では実兄の信長に暗殺された織田信行が、あらゆる手を使ってでも生き延びようとする物語です。
㊗ 書籍化! ㊗ 2018年6月30日 GCノベルズ様より第三巻が発売されました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-27 18:00:00
596260文字
会話率:36%
戦国時代好きの大学生須藤直也は目覚めると少年の姿となっており、しかも戦国時代へと来てしまった。
その十数年後、尾張を統一した織田信長は隣国より侵攻してくる今川にどうやって対処するかを悩ませていた時、一人の青年と出会う。
師と出会い、武勇と
知略を学び、浪人として各地を旅していた須藤直也と。
そして、いるはずの無い”イレギュラー”は、やがて歴史すらも変えていく。
史実とは明らかに違う戦国の英傑達、なのに史実通りに起こる事件の数々と、史実では起こり得なかった事件の数々。
須藤直也は戦国乱世に生きる数多の英雄達と出会い、史実とは違う、別の”歴史”を紡いでいく。
”イレギュラー”の行きつく先は何が待っているのか。
※IF戦記モノです。
人物設定、時代等々、作者は戦国ゲームをやっている程度の知識しか御座いませんので、”IF戦記”として、矛盾があろうが、寛大な心で読んで下さると嬉しいです。
※2 同じ世界、同じ時期を上杉軍側から描いたナカヤマジョウ様の作品『分枝世界の戦国記譚~蒼の章~(旧題:謙信と挑む現代オタクの戦国乱世)』も投稿されております。
其方共々、読んで下さると嬉しいです。
※3 指摘を受けまして、キーワードに”チート”を追加致しました。チートが苦手と言う方はすいません。
※4 タイトルを若干変えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-10 00:38:35
381200文字
会話率:31%
外史に三つの流星が落ちていく。
三国志の英傑達は、その流星のもとに向かい、天の御使いと運命的な出会いを果たした・・・。
蜀、魏、呉にそれぞれ御使いが現れる設定です。
一刀は蜀。魏と呉には、オリ主。
最終更新:2018-02-28 00:00:00
118552文字
会話率:55%
日本唯一の魔法学校ーー仙石魔導院に君臨する【七英傑】と呼ばれる7人の最強魔導士。風を操る悪ガキ・風薙豹牙は大きな野望としてその7人を倒し、自分が学院の頂点に立つ事に決める。勢いのまま入学直後に勝負を挑むものの、力の差を思い知らされる事に。そ
んな豹牙の元に現れたのは七英傑の第1席。すると、まさかの敵へ弟子入り!?
これは1人の少年が、魔法の隠されてきた過去に立ち向かう物語。
人は何故、想う事を止めないのかーー
※盛り上がる回はまだ先になりますので、ブックマークを、是非……
※更新は各話の後書きの方に記載させていただいております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-19 18:10:00
66744文字
会話率:56%
聖なる白の世界アルブムから、物語は始まる。
全身が黒く石化して死に至る病――〈黒石病〉。
それは、黒疫鬼と呼ばれるモンスターがばらまく奇病であった。
現代日本から転生したカイは、黒疫鬼を狩る討伐隊〈クリスタルズ〉を率いていた。
仲間は、サーラ、ジェラルド、ニコラスのたった三名。
しかし四人には共通点があった。全員が、日本からの転生者であるということである。
黒石病に蝕まれぬ強靱な体をもって生まれた四人は、救国の英傑として名を馳せていた。
そこに新たな王命が下る。
「死霊術師ライオネルを討伐せよ」
彼を追う先で、四人は一体何を見るのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-14 20:48:40
23901文字
会話率:50%
この世界には、セジと呼ばれる霊気があり、地面に落ちれば、実りをもたらし、
海に落ちれば、魚を生み出し、山に落ちれば、獣や山の幸をもたらした。
そのセジが凝固して、人に落ちれば、その人間は英雄となり、世の混乱を鎮め
世界に大平をもたらす為に活
躍した。
しかし、その為には、セジが滞りなく流れる為の通路を確保する必要があった。
それを龍脈と言う、今から300年の昔、琉球において、人々の欲が暴走し
多くの木々が切られ、龍脈が乱された事があった。
セジは濁り、人の欲心に汚染され、禍々しい怪物が出現し、多くの人が死んだ。
時に、蔡温なる青年、中国においてセジを鎮める風水の術を体得し帰国、
半年に渡る戦いの末に怪物達を打倒し、傷ついた龍脈を直し、名護の地において
三府龍脈碑を立て、結界を巡らし、セジを正常ならしめた。
その後の蔡温の半生は、琉球の政務を執りながら、セジの流れを監視する為に
費やされた。
しかし、それから、300年、琉球の地は、アメリカ軍の基地によって、
龍脈は遮られ、再び、セジは濁りはじめ、人の欲心に汚染され、憎悪によって暴れ出し始めた。
そして、蔡温の施した最後の封印が辺野古において解かれ、三府龍脈碑は砕け散る。
汚染されたセジは、恐ろしい力と共に、幾人かの人間の上に降り、異能を持つ
怪物を人知れず生み出した。
放置すれば、やがて、沖縄を日本を世界を滅ぼすセジを元に戻す為に、
蘇りし蔡温と少年の戦いが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-20 00:15:36
2859文字
会話率:3%