「田川昂胤探偵事務所 ウォンジャポン」
第一章
少林拳の達人で元傭兵の田川昂胤が開いた探偵事務所に、傭兵学校時代に世話になった鬼教官が訪ねてきた。ダンが昂胤を訪ねて来たら足止めをしてくれ、何かたくらんでいるイヤな予感がするという。ダンと
は、傭兵学校の十年先輩で、伝説の男だった。
教官が中国に行ったすぐ後にダンが昂胤を訪ねてきて一緒にゲームをしないかと言った。引き留めたが、ダンはすぐに韓国に行ってしまった。様子を探るためダンの誘いを受けた昂胤は、探偵事務所のスタッフ雄大を連れてダンのいる韓国に飛び、ダンに合流する。
ついてみると、ダンは傭兵数十人でキャンプをしていた。雄大を含めて七人チームを任された昂胤は、目的を知らされないまま地獄の訓練を始めた。チームは他に六つあった。
ある日ダンが東洋人二人をチーム長のミーティングに連れてきた。東洋人二人は、深々と頭を下げた。
第二章
北朝鮮には、世界に名だたる《特殊部隊》がある。部隊員は二万人。それぞれ一騎当千の強者ぞろいで、個々の力量はデルタフォース以上だという自負を、北朝鮮首脳部は持っていた。さらに最近新しく極秘で誕生した《神龍隊》は、北朝鮮首領の直接護衛部隊で、特殊部隊から選抜された五百名規模の精鋭中の精鋭部隊だった。
北朝鮮では、餓死者が毎年三万人にも達していた。しかし、国民は蜘蛛の巣にかかったエサのように管理されており、まったく自由がなかった。自分の意志さえ政府の監視下に置かれ、その政府も蜘蛛の巣にかかったエサ同様だった。自由に行動できるのは、首領ただ一人。しかもその首領はすべての国民から神格化されていた。
ソンヒョンは高級官僚の次男。生まれたときからすべてに恵まれていた。勤務先は朝鮮労働党統一戦線部。通称《統戦部》で、親の七光りがあればこその境遇だ。仕事は、首領神格化の神輿担ぎだ。ソンヒョンは、この仕事に最近疑問を抱いていた。そんなころ、神龍隊第四大隊長をしている母方のいとこヨンスから、驚愕する誘いを受けた。ヨンスは《世直し党》の党員だという。
迷った末、ともに立ち上がる決心をしたソンヒョンは、クーデターを成功させるにはプロに頼むしかないと主張するヨンスと偶然見つけた傭兵軍団のキャンプ地に出向き、チーム長会議で深々と頭を下げた。
第三章
物語はいよいよ佳境に。
ダンの本当の狙いは……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 10:10:21
34218文字
会話率:48%
「田川昂胤探偵事務所 ウォンジャポン」
第一章
少林拳の達人で元傭兵の田川昂胤が開いた探偵事務所に、傭兵学校時代に世話になった鬼教官が訪ねてきた。ダンが昂胤を訪ねて来たら足止めをしてくれ、何かたくらんでいるイヤな予感がするという。ダンと
は、傭兵学校の十年先輩で、伝説の男だった。
教官が中国に行ったすぐ後にダンが昂胤を訪ねてきて一緒にゲームをしないかと言った。引き留めたが、ダンはすぐに韓国に行ってしまった。様子を探るためダンの誘いを受けた昂胤は、探偵事務所のスタッフ雄大を連れてダンのいる韓国に飛び、ダンに合流する。
ついてみると、ダンは傭兵数十人でキャンプをしていた。雄大を含めて七人チームを任された昂胤は、目的を知らされないまま地獄の訓練を始めた。チームは他に六つあった。
ある日ダンが東洋人二人をチーム長のミーティングに連れてきた。東洋人二人は、深々と頭を下げた。
第二章
北朝鮮には、世界に名だたる《特殊部隊》がある。部隊員は二万人。それぞれ一騎当千の強者ぞろいで、個々の力量はデルタフォース以上だという自負を、北朝鮮首脳部は持っていた。さらに最近新しく極秘で誕生した《神龍隊》は、北朝鮮首領の直接護衛部隊で、特殊部隊から選抜された五百名規模の精鋭中の精鋭部隊だった。
北朝鮮では、餓死者が毎年三万人にも達していた。しかし、国民は蜘蛛の巣にかかったエサのように管理されており、まったく自由がなかった。自分の意志さえ政府の監視下に置かれ、その政府も蜘蛛の巣にかかったエサ同様だった。自由に行動できるのは、首領ただ一人。しかもその首領はすべての国民から神格化されていた。
ソンヒョンは高級官僚の次男。生まれたときからすべてに恵まれていた。勤務先は朝鮮労働党統一戦線部。通称《統戦部》で、親の七光りがあればこその境遇だ。仕事は、首領神格化の神輿担ぎだ。ソンヒョンは、この仕事に最近疑問を抱いていた。そんなころ、神龍隊第四大隊長をしている母方のいとこヨンスから、驚愕する誘いを受けた。ヨンスは《世直し党》の党員だという。
迷った末、ともに立ち上がる決心をしたソンヒョンは、クーデターを成功させるにはプロに頼むしかないと主張するヨンスと偶然見つけた傭兵軍団のキャンプ地に出向き、チーム長会議で深々と頭を下げた。
第三章
物語はいよいよ佳境に。
ダンの本当の狙いは……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 10:22:48
45411文字
会話率:39%
近年日本で増え続ける事件。それは人によって起こされるものだけではない。悪霊、未確認生物、妖怪、悪魔など様々。そんな現状を打開しようと平和と秩序を守るために表立って処理できない事件に介入し解決するためにある部隊が非公式に新編された。対人・対人
外・対怪奇対策実行部隊、特殊強襲戦術作戦隊(Special Assault Tactics Operations Unit)通称S.A.T.O.U.
隊員は魔術により絶対的な防御力と個々の隊員が一騎当千の戦闘力を有するを持つ魔人の集団。これはとある闇の部隊があらゆる事件を通して宇宙的恐怖に辿り着く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 00:06:05
8180文字
会話率:42%
魔王軍の侵攻が間近に迫る。
王国の王太子であり騎士団総帥でもある青年バハムートが国王から魔王討伐の王命を受け、仲間や盟友と共に魔王軍に立ち向かう。
しかし、魔王との一騎討ちの佳境に仲間がいるはずの背後からの攻撃を受けてしまう。
世界の人々の
為になんとか相討ちに持ち込み、命を落としてしまったバハムート。
輪廻転生のある世界で、彼の魂はどうなってしまうのか?
物語は新たな別の物語が紡がれていく予感に溢れています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 17:13:36
8629文字
会話率:38%
災害を引き起こす化け物、災害因子(カラミティア)。その存在が明らかにされ、早十年。それを殺す職業、魔法師が生まれたことで人類は生き延びてきた。
日本に十二と存在する最高峰の魔法師。その序列第十位として、史上最年少で十二神将となった少
年、如月千風(きさらぎ ちかぜ)。彼は国内でもエリートしか入ることの許されない学園へと極秘任務で潜入することになる。
神、悪魔。天使に人間。様々な種族の数多の思惑が交錯するとき、世界は破滅の一途をたどる。
――これは今日を殺して明日を生きる、血塗られた手で必死に前へ進もうとする少年少女の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 19:22:13
356613文字
会話率:26%
「くそっ」
互いに拳を構え直し、視線を外さぬまま息を整えつつ距離を取る。既に感覚は麻痺し、どれだけの時が流れたのか分からない。実力は驚くほどに拮抗している。
最終更新:2021-12-24 20:07:06
485文字
会話率:15%
自国を滅ぼされた王子アルスランは、敵国への復讐を誓って王城から駿馬で遁走する。逃亡中に追手である敵の部隊に捕捉され、敵国の敵将との一騎打ちに敗れ瀕死となる。しかし、彼はその死の間際に女神によって選ばれ異世界へと転移する。意識混濁朦朧とした
中、異世界最強連中をなんなく撃破。アルスランが怪我から回復し意識を取り戻すと、その地は五つの異世界が在る惑星、『惑星イニーフィネ』だったのだ。
男子高校生小剱 健太の外見はなかなかのイケメンだ。しかも運動もでき、校内マラソンでは毎回上位陣というおまけつき。だが、しかし健太はオタクでいつも二次元美少女と戯れる日々を送っている。しかも厨二病までこじらす始末。そのため学内の女子生徒達は、イケメン健太を非常に残念がっている。今日も幼馴染達とのオタ話で一日が終わると思っていた・・・だがしかし、突如開いた異空間。はぐれた五人はどこ行った?
五つの異世界が混在する『惑星イニーフィネ』の大地に空間を越えて異世界転移した二人。その五世界でアルスランと健太はなにを見て、なにを成すのか―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-09 01:45:23
387522文字
会話率:62%
息子がいない社長から来たメールは「天皇の男系継承には意味があるか」を問うものだった。選抜を通った日本の古代史の銀山、理系全般の羽黒、宗教学の麦原の三人は個性が強いがゆえに最初は反発し合うが、期限である二日後に見事にメカニズムを解明する。結
果に満足した社長は後日、同じメンバーに次期社長の検討を依頼してくる。社長には唯一男系でつながっている甥がいるが、とても社長の器とは思えない。しかし取締役の多くは男系継承だからという理由だけで甥を社長に迎えようとする。最後はそれを阻止したい社長の娘二人に担ぎ上げられた銀山との一騎打ちとなる。
なぜ継承は男系に限るのか。なぜ女系では駄目なのかを極限まで追求しました。皇位継承問題を論ずる前にぜひ読んで頂きたい物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 16:28:38
165047文字
会話率:66%
小国のレン国のとある村に住むラグムは剣を握って戦うことにあこがれた14歳の少年。ある日、強国のシン国と戦争が始まる。父も属するレン国兵士隊は善戦するも、シン国との兵力の差は歴然としている。レン国の兵士たちは少しでも民を逃がす時間を稼ぐため、
防衛に入るがすぐに防衛線を突破してラグムの村に火をつけた。ラグムは母と妹を逃がし、逃げ遅れた家にいる祖母を連れ出すため、山に隠していた剣を取り、家に向かう。だが、家にあったのは…
兵士に見つかり、剣をもっていたこともあり捕虜としてシン国に送られてしまう。家族と離ればなれになり喪失感を感じていたら、シン国で信じられている神に勇者だという天啓をうけ、勇者アレグに改名させられ、シン国に一騎当千の兵器としてに戦争で利用されてしまう。戦争の最前線で剣をふり、スキルを利用し心を壊しながらも生きていく。長い時間を経て再開した家族はラグムにどう反応するのか。急激に勢力を伸ばしシン国の脅威となった魔王との決着は!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-07 00:30:09
26179文字
会話率:66%
ヘリウム王国の王ワンザは、隣国シュトウルム帝国の侵攻に対しどう国を守るか悩み夢にまで出るほどであった。
すると枕元に突然女神が現れ、ヘリウム王国を守る勇者を天界から遣わすと言う。
ワンザ達はとても期待したが、その勇者の少年・シギア
は何だかとても礼儀知らずで生意気で口が悪く怠惰でクールだった。
しかも嫌々召喚され状況が良く飲み込めないと言う。
シギアはその性格でワンザを始め多くの人と対立し悩ませるが確かに強く天界の戦士養成学校で修行し身に付けた力で強敵を何人も倒す。
しかも性格についてや、天界でしなければならない事があり帰りたがっている事や最低ランクである事に何か訳ありの様だった。
シギアの過去に何があったのか。
何だかんだでシギアは騎士や魔法使い等の城等で出会う他者、仲間と共に戦う内、連携したり分かり合う事も出てくる。大事な事を学ぶ事も。
やがてシギアと仲間達は国から直々にヘリウム本隊と別の、帝国と戦う為の少数精鋭の独立部隊のパーティーに任命される。
シギアは様々な仲間との出会いでどう変わるのか。ヘリウム王国はシュトウルム帝国に勝つ事は出来るのか。
勇者とその仲間の友情と触れ合いや良い人に変わっていく過程、又一騎討ちも大軍同士もある激しい戦い、戦争を描いたハイファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-22 19:56:12
426176文字
会話率:40%
男、國島 由季が目覚めるとそこは和風の屋敷だった。
どうやら、この屋敷に彼含む数人が閉じ込められているようだ。
脱出しようとする彼らを、様々な悲劇が襲う。
吹っ飛ぶ生首!頭が真っ二つ!侍同士の一騎打ち!
アイエー!!貴様、裏切るのか!
國
島は果たしてこの惨劇を抜け出せるのだろうか!?
「生まれてきてくれて、ありがとう。」
「君はきっと自由に生きて、いろんな世界を見て、たくさんの季節を巡るだろう。」
「なら、それを祝ってあげるような名前じゃなきゃ、だめだよね。」
「決めた。」
「君の名前は――――――。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 21:28:06
59692文字
会話率:37%
ヴィルヘルムにガレイトあり。
世界最大の国家、ヴィルヘルム帝国有する騎士団〝ヴィルヘルム・ナイツ〟にひとりの男がいた。
男の名はガレイト・ヴィントナーズ。
ガレイトは、出自こそ華やかなものではなかったが、王にその才を見出され、栄誉あ
るヴィルヘルム・ナイツに入団。やがてガレイトは団内でその頭角を現していき、やがてヴィルヘルム・ナイツの団長であるエルロンド・オプティマスと一騎討ちの末、これに見事勝利し、団長の座を手にする。
しかし、名実ともに帝国最強──ひいては世界最強の騎士となったガレイトだが、その後、とある戦争中、敵の術中にはまり行方不明になる。
戦争はガレイトが不在ではあったものの、ヴィルヘルム帝国の圧勝。
そして戦争終結後、ふらっと国に帰ってきたガレイトは誰もが耳を疑うような発言をする。
「ヴィルヘルム王よ! どうか私が、この誉あるヴィルヘルム・ナイツの長を辞める愚行をお許しいただきたい!」
王城内にいた騎士たちだけでなく、侍女や王付きの近衛兵たちもどよめきを上げる。
そんな中、玉座にて頬杖をついていたヴィルヘルム王が、厳かに口を開いた。
「ふぅん。ちなみに、団長辞めてなにすんの?」
「りょ、料理人に、なりたい……です……!」
「へぇ、コックか。いいね、素敵だね。いいよ、なっても」
「あ、ありがたき幸せ……!」
こうしてガレイトは世界最強の騎士という称号を捨て、心機一転、料理人として新しい人生を歩み始める。
ヴィルヘルム帝国はこの日、ガレイトの新しい門出を祝う者、放心する者、泣き崩れる者、軽蔑する者、発狂する者たちで混沌となった。
──そして、そんな騒動から数年後、ガレイトは冒険者パーティ付きの料理人として、自分よりも遥かに実力で劣っている者たちにこき使われていた。
この物語は今まで剣を握り、鎧を身に纏っていた男が、包丁を握り、エプロンに着替えて、数多の食材たちと戦う(主に悪戦苦闘する)物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-28 00:01:26
452794文字
会話率:71%
「ここは剣と魔法の世界ではない……銃と科学の世界でもない……――たとえ神秘があっても、何より‶暴力〟の異世界なんだ……!」
銀河系と呼ばれる世界の、地球という惑星の、その中でも日本と呼ばれる島国の、現代と呼ばれる時代で、一人の女性が冥府へ
と誘われた。
その女性はお世辞にも幸福といえない幼少期を過ごし、しかしちょっとした策謀と、何より暴力によってその不運を乗り越え、ごくごくありふれた、ごくごく当たり前の、ささやかではあるがかけがえのない幸せを築き上げ、そしてクモ膜下出血により、あっさりと、そして唐突にその50年の生涯を終えた。
そして死後の世界の俗に三途の川と呼ばれる場所の手前で、髭も髪の毛もすべて脱毛したとある神格に、こう告げられた。
「お前の次の転生先は、お前の望み通りにするなら、いわゆる〝異世界〟と呼ばれるところになる」と。
そこは暴力の世界。誰もが一騎当千という概念を、過剰に体現し得る世界。
ダークエルフの空手使いが山を殴り消し飛ばし、ドワーフの柔術使いが大地を裏返し、冗談抜きで天すらも覆い隠すほどの巨体を誇る龍を、ヴォーパルバニーの剣術使いが容易く斬り捨てる異世界で。
ここに語ろう。血で血を洗う暴力の世界で、それでもなおたった一つの愛を貫こうとした一人の華の物語を。
『異世界のはずなのに、なぜか地球産の武術や格闘技等がハバをきかせてる奇天烈ファンタジー』、ここに開幕。
※しこたま悩みましたが、第一章は前日譚・第零章にし、章によって主人公を変える群像劇にすることにしました。どうかご了承ください。
この小説は、『カクヨム』様と『ノベリズム』様のほうでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-24 08:46:08
629303文字
会話率:19%
勇者と魔王は苛烈な一騎討ちの末に共倒れとなった。そして、魔王なき世界の訪れとともに世界は平和になると思われた。
しかし、それは違っていた。
確かに魔王は勇者が自らの命と代償に倒すことはできたが、魔王幹部たちはまだ世界各地に点在して
おり、未だにその猛威を振るっていた。
その魔王幹部たちを倒し、真の意味での世界平和を叶える。その宿命を背負わされるは、彼の勇者の子供であった。ただ勇者の子供であるがゆえに世界の趨勢を託された少年は自らの宿命に嘆くことなく、ただひたすらにその巨悪たちに立ち向かっていく。なぜなら、勇者の血を受け継いだ者なのだから。
多くの人と出会い、そして別れを経験し彼の勇者の子供は本物の勇者へとなっていく。
勇者の子供、勇者2世は魔王幹部という巨悪を倒すべく世界を奔り抜けた先にはなにが待ち受けているのか。
この侵されてしまった世界を共に奔る準備が君はもうできているだろうか。さあ僕たちの冒険の始まりだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-21 21:42:09
70150文字
会話率:28%
あらすじ
アーシャは西の魔王と互角に戦い、見事に西の魔の国と停戦条約を結ぶに至った立役者であり、勇者である。
だがいつも通りに仲間の元に向かうと、あれほど信頼し合っていた仲間たちが、手のひらを返してアーシャなどいらないという。
仲間に剣を向
ける事の出来なかったアーシャは、家に戻るさなかに驚くべきことを聞いた。
なんと西の魔王と戦ったのが、アーシャではなく、元仲間たちがべったりしていた、色男だというのだ!
どうやら王国は、アーシャが西の魔王と一騎打ちを行い、見事引き分けになった事を隠したいらしい。
そしてアーシャを追い出したい連中によって、アーシャが、王国を追い出され、三つ向こうの海洋国家に拠点を構えたのが、だいたい一年と半年前の事である。
ほそぼそと、町の何でも屋を引き受け、時に魔物と戦い、時に人手の足りない漁の手伝いをし、勇者であった実力を隠してすごしていたアーシャだったが、王子様の誕生日パーティの際に、海に落ちた王子様を救助する事になった。
それは当たり前のことを行っただけだったのだが、翌日アーシャは王宮に呼び出され、なんと助けた王子の護衛になる事に。
だがこの王子様、極度の女嫌いであるらしく……
蝶が付くほど女嫌いな王子様と、女に全く見えないちんちくりん女勇者のお話になります。
恋愛目指して迷走します……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-19 21:13:22
246359文字
会話率:41%
フォルテという名前の男がいた。剣を振ればドラゴンを両断し、石を投げればオーガの首が飛ぶ。まさしく一騎当千チート級の男だ。
そんな彼を見ているのは僕、アルト。この物語では僕が主人公。「異世界転生チートじゃない方の主人公」なものですから……。
僕たちは謀略によって住んでいた街と、大勢の友人、数少ない家族を失った。この事態を図ったのは誰だ……真意を知るための冒険に今出発する。
□概要
序盤は子どもたちが多く登場します。
この世界にはスキルと呼ばれる固有の異能力があります。
魔法もあります。
複数の国家があります。
世界をうろつく冒険譚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 01:00:00
45478文字
会話率:48%
「国王陛下の花嫁」となるために育てられてきたラクジットは、11歳の誕生日に初めて夫となる国王との謁見を許された。
王座に座る国王を見た瞬間、ラクジットの中である記憶が甦る。
此処は、前世でやり込んだ乙女ゲームの世界で、国王の正体は鬼畜で
最凶なラスボス、暗黒竜だと。
ゲームのヒロインでも悪役令嬢でもなく、ゲーム開始前にラスボスの贄として無理矢理子を孕まされて生まされた上、最後はラスボスに喰われて死ぬという、ゲーム本編では名前すら出なかった存在へ転生したのだ。
そして、自分の仕えるのはラスボスに絶対の忠誠を誓う一騎当千の力を持つ恐ろしい黒騎士。生き延びるためには、先ずこの黒騎士を攻略しなければならない。
「ラスボスの生け贄なんかになりたくない。絶対に生き延びてやる!」
生き延びるために必死で足掻くラクジットの成長、彼女を取り巻く黒騎士、元皇子、双子の片割れ、“ゲームの重要人物達”と織り成す物語。
*以前投稿していた作品を改稿して再投稿しました。
*全6章、4章まではファンタジー。5章から、乙女ゲームのヒロインと悪役令嬢が登場する学園生活となります。恋愛色が強くなるのは中盤以降です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 17:00:00
348622文字
会話率:31%
【エゴを剥き出しに血生臭く戦うリアル・ロボットが好きなあなたに】
現実の延長線上にある近未来。戦場には新たな兵器が現れつつあった。
その名もT-Mech。単騎で敵戦線を突破し後方破壊を行う、一騎当千の戦術機動兵器である。
そのうちの一機
――怪物めいた装甲と馬力を誇る、最初期型T-Mech〈ヘルファイア〉。
内戦が続くアフガニスタンで猛威を振るうこの機体を駆るのは、義肢義眼の男ジーク・シィングである。
高い技量を持ちながら人間不信の気性を抱える彼のもとに、新たな上官が着任した日から物語は始まる。
ミリタリーチックなロボットアクション小説です。
※カクヨム・なろう・ノベルアップ+で同時掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-05 17:00:00
400979文字
会話率:46%
突然、異世界に転移してしまった男子高校生のシオンと、その幼馴染であるつむぎ。
そこは日本人によく似た外見のアカシア人という人種が、大陸規模で迫害を受けている世界。
身の安全を確保するため、シオンはアカシア人のレジスタンスに所属し、彼ら
を迫害する帝国との戦いに身を投じることに。
召喚に際し、シオンは『触れたものを爆破する力』を、つむぎは『死ぬと時間を巻き戻す力』を手に入れる。
時には一騎当千の敵将を爆殺し、時には堤防を爆破して敵の拠点を丸ごと湖の底に沈めたりと、八面六臂《はちめんろっぴ》の活躍を積み重ねるシオン。
そんな彼を、いつしかアカシア人たちは『救世主』と呼ぶようになっていた。
彼らの期待に応えるため、そして幼馴染のつむぎや異世界で出会った仲間たちを守るため、時にはつむぎすらもタイムリープのために手にかけながら、シオンは必死に戦い続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 20:19:35
89962文字
会話率:31%
絶対強者…
その称号は多くの民衆を護る選ばれし『勇者』であったり、圧倒的な魔の力を持つ支配者『魔王』がそう呼ばれるにふさわしい。一騎当千以上の力を誇る無敵の者への称号だ。
だが勇者ユーリからしてみれば自分以外に絶対強者はあり得ない。
何故ならユーリは魔王サタナスでもあるからだ。
勇者であり魔王である彼は、人間と魔物のどちらのサイドからも情報を得る事が出来る。その上に無敵に近い能力を両者が兼ね備えている為、無敵以上に無敵の存在と言える。
無敵である彼には野望がある。
それは人と魔物が共存し、助け合える世界を作る事。
勇者ユーリは人間の持つ慈愛を知っている。だが同時に魔物をあざむく狡猾さを持つことを知っている。
魔王サタナスは魔物の持つ頼りがいを知っている。だが同時に人々を苦しめる力を持つことを知っている。
両サイドの長所と短所を知る彼だからこそ、真に人間と魔物が分かり合える世界を模索出来ると確信している。
理想の世界の為に、ユーリは平和を乱す他の魔王を倒し。
サタナスは人間の世を悪くする政治や支配者を倒す。
それが勇者であり魔王である彼にしか出来ない使命。
人間と魔物のどちらもが笑い合える、真の世界平和を目指す!!
その為に彼は戦う。
例え休息がなくとも…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-14 21:00:00
25053文字
会話率:33%
1000年に一度、絶対者によって開催されるデスゲーム。
暗殺者、魔導士、ドルイド、錬金術師、格闘家、ハンター、僧侶、剣豪、ネクロマンサー
勇者、魔王、異世界から来た兄妹、浮浪者のおっさん、モヒカンヒャッハー……
時空を超えて選ばれた戦
士達が、最後の一人となるまで戦い抜き、その勝ち残った一人はどんな願い事でも一つだけ叶えられるという……
ある者は運命に導かれ、ある者は自らの意思によって、またある者は強制的に、戦いに身を投じていく。
一騎当千、万夫不当の猛者達が集う中
その中でも明らかに抜きん出たチート能力を持つ男が一人いた。
彼の名はナロウ=ケイ。
戦いの果てに彼らを待つものは、果たして……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-11 20:05:10
45208文字
会話率:36%