自滅した人類に代わって世界は人間化した猿、蟹、蜂、栗、石臼、牛の糞が支配する世の中となっていた。嘗て猿蟹合戦に敗北した猿はその恨みを脈々と受け継ぎ、反撃の機会を窺っていたのである。
英介と良太は猿国空軍のエースだ。最高司令官の命を受け、二人
は音信不通となった女スパイ延田恭子を求めてカニ国に潜入する。無事に恭子と接触した二人は彼女と協力して、彼女の任務である浄水管理センター、そのコントロール機関であるアスカル工作を実行するが失敗に終わる。逃亡の中で二人はカニ国人の竹内老人に助けられ、英介は老人の孫娘翠と出会う。
一方で、カニ国侵略を画策しているのは猿国だけでなく、蜂国女王ハチルダと栗国宰相エドガーも結託した動きがあった。それに危機感を抱いた蜂国女王の弟ハチュードは密かにクーデターを企む。
アスカルはカニ国にとっては生命線と言える存在である。それを逆手に取って諜報部大佐の京極は古いアスカルを囮に使って猿国の油断を引き出し一気にせん滅しようとしていた。だが、英介たちの妨害にあう。その挽回にと、カニ国に親善大使となって訪問したハチュードを危険人物扱いして拘束する。しかし、それも失敗に終わり、失意の中で京極は部下を連れ猿国へ亡命する。
世界征服を狙う蜂国女王ハチルダはついにカニ国へ出動した。それに呼応して猿国も参戦する。翠の危難を案じた英介は救出に向かうが、その中で良太を失い、恭子もまた京極に捕らわれる。
捕虜となった恭子は思いがけず死んだはずの父と再会する。しかし、父は研究に没頭するあまり理性を失っていた。恭子は父の元を去り、また英介と合流するのだが、それは世界大戦となった世の中に終止符を打つためだった。源生回帰装置。父が開発したその装置で自分たち本来の姿に戻し、戦争を終結させるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-07 00:00:00
137389文字
会話率:61%
地味な令嬢は、可愛さよりも勉強、可愛さよりも本、可愛さよりも真面目さを優先して励んできた。
だが、たまたま王太子殿下と廊下でぶつかり、たまたま毎日のように本を貸し借りし、たまたま一緒に勉強をするようになった。
これは、勘違いは絶対にしな
いと心に砦を作る令嬢と、勘違い故に恋に落ちた王太子殿下の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-27 06:37:23
1886文字
会話率:30%
宇宙技術が発展した遠未来。木星圏にエウロパ・ポリスがあった。その王女、アンネリーゼ・バルトは地球圏へ大使として派遣されるが、道中で爆発事故に遭い行方不明になってしまう。それを口実にエウロパ・ポリスは地球連合に宣戦布告する。従軍したアルフォン
スは戦火のなかでかつての友人、レイモンドと再会する。しかしそれは味方ではなく敵同士としてだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-31 18:45:46
48531文字
会話率:44%
「おみくじで大吉を引いた。」
これは、強運といえるだろうか? 意外とそうでもない?
では次の場合はどうだろう。
「十万の敵軍に包囲されそうになったが、”たまたま”起きた局地的な地割れにより八万が壊滅した」
これは国を落
とし、星を殺すほどの強運を手にした人間の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-09 08:10:57
15226文字
会話率:50%
____取り戻せ、すべてを。
最終更新:2019-06-01 22:37:17
210文字
会話率:0%
カルカッタで大使を務める父を持つスコットランド人令嬢、ジョセフィーヌ。
終戦とインド独立を期に母国へ帰ることになったのだが、彼女には思い残すことがあった。
※伊賀海栗様主催「インド人とウニ企画」参加作品です。
最終更新:2019-07-06 11:00:00
1907文字
会話率:28%
これは地球とは違う世界の話である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
審判の神である主人公セウスは、約3億5000万年前に生まれた。
そんなセウスの毎日の神としての仕事は、毎日死んできた全ての者の天国、地獄行きを決めること。
セウス
は世界を作り終えた約3億4000年前からずっと同じ仕事ずけの生活に飽き飽きしていた。
そんな彼が3億5000万年ぶりに審判の仕事を助手に任せ、世界を見るため冒険することを決意。
そして、3億5000万歳の神の冒険が始まるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-26 23:52:51
2359文字
会話率:23%
俺は7年前に都内にあるS大学を卒業、そして何とか就職することが出来たが、その就職先の会社はブラック企業。
過酷な仕事内容に耐えられず、わずか3ヶ月で会社を退社。
その後7年間部屋に引きこもり1日中ゲームに没頭する日々を送り今に至る。
そんな
ある日いつも通りゲームをプレイているその時だった、地面に何か魔法陣のようなものが突然現れ、体が地面に引き込まれる。
そして目を覚ますと異世界に召喚されていた。
そこから主人公の世界統一への旅が始まるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-24 23:21:42
13427文字
会話率:41%
泉の都・フォンテンランドの住民スコットはネオ・バビロニアからやってきた親善大使と相対した。
最終更新:2019-06-11 20:11:03
1293文字
会話率:59%
風呂で溺死した大学生は……異世界転生をしてミミックになっていた!
大した能力も持ってなく、その代わりに居るのは…彼の中にいる「サラ」を名乗る、謎の人物。
新たな人生?を苦労しつつ、喧嘩しつつ楽しむが、「魔物の街」に着いた時事態は急変する。
なんでも、魔物なのに《精霊大使》をしてくれと言われ…!?
凸凹コンビがお届けする異世界ミミックライフです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 00:32:51
10030文字
会話率:21%
ロンドンに駐英日本大使館が初めて設置されて間もない頃……。
一人の日本人駐在武官が、大使館内の密室から忽然とその姿を消した。
非公式の捜査に当たったのは、まだ修行時代のシャーロック・ホームズ。
ホームズがワトソン博士に思い出話を語ります。
最終更新:2019-05-17 20:00:00
14858文字
会話率:38%
有地秀樹:在中国日本国大使館官員の息子、広島出身、剣道ができる(名前は筆者以前の日本語先生と同じ…)
林枝蕙:銅銭剣使いである台湾人少女、剣道ができない、妙な命格を持つ
福生閏:日本人であるが、本当の苗字は「福」、職業「福生堂」と「中華
義館」の無能店長
「天使」:???
「髑髏」:???
「無尾狐」:???
今までのあらすじ:
有地秀樹君が「福生堂」での初バイト当夜、予想の通り、ある中華葬儀社で恐ろしい事件があった。(序章~第五話) あんまり意味ない面白い会話が多い
そして、謎の「変態」との戦い後、林枝蕙の昏睡に連れて、本篇本当の主人公、林の回想(前篇)、「limbus」という名の空間での遭遇が始まった。(第六話~第十一話) 世界観の部分説明
回想(後篇) (第十二話~
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-08 20:51:25
22563文字
会話率:33%
日本と異世界は200年くらい前から交流が始まった。日本の異世界への文化侵略が酷く日本語が通じる程になり、一部の金融機関と大使館関係者以外は立ち入り禁止となった。
俺は小学校三年の時から親の仕事の関係で、春休み、夏休み、冬休みは異世界のホ
フマン辺境伯の館で暮らしていた。
異世界でのみ使える魔法を学んだり、剣や弓も教わり楽しい日々だった。
高校一年の時に両親が事故で死んで、大金とは言えない保険金が入ると叔父夫婦が俺のストーカーになった。
お爺ちゃんと弁護士に『一年程、身を隠せ』と言われて異世界に逃げる羽目になってしまった。
この話は後少しで17歳になる俺が、異世界に逃げ込んでホフマン家の人達と生きて行くストーリーです。
主人公とは関係無く勇者も存在するし、お約束通り俺は冒険者から始まります。
色々な事が起きますが楽しんで貰えれば嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-06 17:07:05
545459文字
会話率:54%
「日本一のホストになりたい」
そんな大使を抱いていた彼らはある災害によって無残にもこの世を去ることになる。
70年後主戦力のほとんどを失った日本のホスト業界の前に当然現れたホスト・クライム。それは伝説のホストAQUAを再び復活させる
ための神からの絶対条件だった。
金と権力が横行し、廃れきった業界を立て直すべく立ち上がった人々。ZERO系列社長墨田は嘗ての因縁を晴らすため未だかつて見たこともない人材をチームZEROに派遣した。ポンコツな彼女たちの育成、毎晩のように繰り返される面倒な客とのと問答、さらには物理で攻撃してくる同業者達との攻防、現役ホストたちの奮闘が今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-04 21:33:58
4907文字
会話率:41%
立花教授から地球が破滅すると知らされた白瀬は官邸の井上総理に報告した。
井上はすでに腹心の部下高島から同様の報告を受けていたため事実関係を確かめるべくエニーと接触したが難しい決断を迫られた。
それから井上はもんもんと過ごしていたがある日サウ
ジアラビアで油田が大爆発、中東の石油が失われたと知ると立花教授に太平洋の調査を依頼しギニアの石油を得るため植民を決断した。
エニーを通してソラリス王国から惑星ギニアと宇宙船を得て防衛隊に惑星の開発を命令したが国内対策に翻弄されて日はどんどん過ぎ去り、突然蘭国の各地からマグマがあふれ出たー砂漠地方では火山が複数誕生し都市部に火山弾の雨を降らせ市民が多数死傷した。
ソラリス王国の王妃ベニーは計画を早めるため友人の白瀬幸子を侯爵に抜擢してギニアの女王に任命し、
幸子は女王に就くと井上からギニアの指揮権を取り上げて防衛隊にギニア開発を命じる一方三浦半島の大間に専用港を建設、友人の江田冴子を呼び鉱山石油開発を任せて順調に動き出した。
アメリカ大使のエミリーは防衛隊の動きに気づいて大統領に報告するとアメリカ大統領のクラークは事実を確かめるため情報部長官のロジャーに調査を命じた。
ロジャーは特殊部隊をつれて日本に到着、情報を得るため幸子を拉致しようと襲うが次々と兵士は幸子の配下に捕えられ数十名を失ったところで井上は全世界に地球の危機を発表し国境を封鎖した。
仰天した国連は井上に国連総会への召還を命じたが幸子が帝国軍と現れ総会をめちゃくちゃにした、アメリカは王国の存在を確認すると日本と手を握りギニアに植民が認めら、続けてロシアとイギリスが植民に動き出したが他の国々は破滅を信じない。
しかし市民は個人で日本やアメリカに行き地球を脱出しようと動き出し、ドイツと蘭国は日本からギニアを奪おうと手を握っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 12:53:11
68001文字
会話率:69%
引きこもりだった山瀬弘樹は、別世界の文化度を向上させる大使に選ばれる。
彼は別世界の文化度を向上させることはできるのか?それと、裏目標である異世界で友人を作ることはできるのか!?
最終更新:2019-02-18 10:00:00
10211文字
会話率:48%
ニートで引きこもりだった山瀬弘樹は、ある日自宅のタンスから光が漏れ出していることを見つける。
そしてその中から出てきた女神に、異世界に行って、その世界の文化度を進める大使に任命されたことを告げられる。
ヒロキは、ハーレム作成の夢を果たすべく
、異世界へ行くことを決意する。
果たしてヒロキは異世界の文化を発展させることが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-11 10:00:00
150435文字
会話率:47%
二つの国の運命は凹凸コンビに託された!!
とある惑星にある小国、マタルア王国のへっぽこ青年ヘンは、唯一の長所である運と勘だけで国王直属の王宮職員の試験に合格してしまった。
さらに、血迷った外務卿の命により惑星の裏側にある常夏の島国
キッパミア に王国大使としてドS通訳マリンと共に派遣され、彼女<del>にこきつかわれながら</del>と力を合わせて外交を行う事に。
二人の運命やいかに‼
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-30 14:37:52
219文字
会話率:17%
隣国シウルベルツ首都:シウルームへ到着したルビーとその一行は、親善大使として女王セニアと謁見する。
その場で巷を騒がせている怪盗サファイア事件の解決を依頼された一行は引き受ける事にしたのだが……。
ひょんな事から三日間晩餐会に招待され
てしまったルビーとソフィ。
身動きの取れない二人を気にしつつもドールは自らが設立した『猫の目の会本部』にルミナを伴って強硬派へのけん制をしに行くのだが、本部でルミナは旧友と再会を果たす。
怪盗サファイアの正体と目的を看破したルビーだったが、ヒトの形をした『人間ではない何か』の襲撃を受けてしまう。
そして、白銀の町シウルームで暗躍する猫の目の会・急進派の思惑に迫っていくのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-05 15:00:00
77352文字
会話率:40%
母と息子の不毛な会話です。明日が群馬県民の日なのは本当です。
最終更新:2018-10-27 15:00:00
200文字
会話率:89%
【アリアンローズ様より書籍化・二巻発売中】
いずれ祖国が亡ぶ。知っているのはわたくしだけ……
エルレンテ王国第一王女ローゼリアは六歳の若さで叔母になった。ところが姪アイリーシャと対面し、その手に触れた瞬間この世界が『ローゼス・ブルー』という
乙女ゲームだったことを知る。自分は主人公でも悪役令嬢でもないけれど問題はこのゲーム、コンセプトが『すべてを失った貴女が手にする愛』で、主人公は亡国の王女アイリーシャ……姪と完全一致。エルレンテ王国、亡びます! 可愛い姪のため滅亡回避を誓い奔走するロゼは観光大使として名を馳せ多忙を極める(恋愛あり) 攻略対象は滅亡への刺客なのか……登場人物紹介にはネタバレが含まれますご注意を! 短編『私は主人公の叔母である』の連載版。そちらでの閲覧・コメント・評価・お気に入りありがとうございます。連載に伴いキャラクターの名前年齢を一部変更し、ご不自由おかけして申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-26 16:24:30
228227文字
会話率:49%
ホテルhoyanda爆破テロ。アメリカ日本大使館立て籠り事件。ニュージャージー銃撃テロ。大英博物館細菌テロ・・・。
2048年、世界は今テロの危機に瀕していた。
そんな中、アメリカ、ロサンゼルスに集められた。各国の特殊部隊。
彼らの目的は、テロリストの排除ーーー。
しかし、本当の目的はそうではなかった。
特殊作戦群隊員、神永《かみなが》 宗也《そうや》は驚くべき作戦を耳にする。
血と火薬が舞い散る、ハードアクションーーー開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-21 22:29:22
9997文字
会話率:27%
2020年。
今年は東京オリンピックが開催される年。
東京をはじめとする各都道府県では、競技会場や応援観光など、様々な催し物が開催されている。
オリンピックの開会式まであと3ヶ月後の4月24日。
北海道は札幌市で、その事件は起こっ
た。
突然現れた、異世界と繋がっている|転移門(ゲート)。
そこからやってきた異世界の女王の提案により、現実世界は異世界との国交を開始されたのだが。
「私、調理師ですよ? なんで異世界にいって仕事しないといけないんですか?」
異世界適性があるというだけで、普通の調理師から異世界政策局の職員になってしまった赤城・湊(あかぎ・みなと) 。
物語は、彼女が異世界と現実世界の間でおこるハチャメチャな日常を書き綴ったものである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-23 10:00:00
52394文字
会話率:43%