この世界は、南大陸と北大陸の二つに分かれている。
『南』が『ジーニアス』と呼ばれる精霊と心臓を交換する契約によって才能を授かり、豊かな生活を送っているのに対して、『ジーニアス』のいない『北』は血のにじむ努力により技術を磨くしかなかった。
そんな『南』に生まれた少女リナリア・シュガーロットは、その身に宿す『ジーニアス』を消し去る力によって居場所を失ってしまい、教会でひっそり暮らしていた。が、教会にやってきた指名手配犯、フレイティアという『ジーニアス』と人間のハーフの青年と契約することで彼女の力は沈静化する。しかし、その結果二人は10m以上離れられなくなってしまった。
その後、リナリアとフレイティアは『南』の治安維持組織である『ジーニアス・ホルダー』から研究対象としての意味を含んだスカウトを受け、新たな生活が始まった。
『南』の大都市レイアクールにあるジーニアス・ホルダーの支部へ候補生として配属された二人は同期生三人とチームを組む。
しかし、彼らを待ち受けていたのは過酷な試練だった。ある日の夜、レイアクール支部の医師であるマルセルが、『北』からの刺客を引き連れて、候補生たちの心臓に宿るジーニアスを奪いに来たのだ。しかも、彼が引き起こした大規模火災によりほとんどの人員が出払っていたため、支部は隙だらけ。よって候補生のほとんどが心臓を抜き取られて殺されてしまう。
死闘の末、マルセルを含めた『北』の刺客は撃退されたが、彼だけがリナリアの謎の力の正体を知っていた。
リナリアの両親は『北』の人間だったのだ。そして、『南』の精霊の研究をしていた彼女の両親は、遺伝子操作によってまだ胎児だったリナリアの身体を、『彼女を見たものは自らジーニアスを消すと思い込む』姿形に成長するよう設計していたのだ。しかし、『神秘』はそんな科学的な事象だけで説明できるものではない。
マルセルは死に際、フレイティアに「南にいるリナリアの母に会いに行け」とだけ教える。
全てが終わった後、フレイティアとリナリアの二人はマルセルの言葉に従い、再び歩み出すのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-07 05:31:15
154971文字
会話率:44%
TAS日本・東京支部ーー【即死事象処決室】を置くこの場所は文字通り、この世の生き地獄。
所属メンバーは元殺人鬼・現幽霊の寡黙な顔面凶器、冨坂室長。気狂いとしか言いようがないイギリス育ちの令嬢(自称)フォーライフ先輩。僕を骨折させるプロ、熱血
超ウザ妹系騒音糞アンドロイド、リンコMk-II。そして僕、ヒラ室員であり「事象」への被験体、三時間遡行能力持ちの僕、伊波。僕は自分自身の存在の理由を明らかにするべく、この組織に身を置いていた。
世間に恒常的に発生するさまざまな「事象」を解決する僕。毎日死のスパイラルに翻弄されながら、ある日ベルと名乗る「事象」と出会う。彼女は僕の過去の死に方の全てを把握し、僕や「事象」がこの世に生まれた意味を探そうと言い出した…。
※死んで学んで解決する物語です。基本的に主人公「伊波」と「フォーライフ」がたくさん死ぬ予定ですが、あらすじ中のキャラクターが理不尽な死に方で永久退場、ということはないのでご安心下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-04 22:44:06
21628文字
会話率:45%
パソコンに必ずついている日付と時間の設定を間違えたところ、世界の時代と空間/場所の移動設定を出来ることを知り、彼の部屋に世界が広がる。
過去の自分に助言したり、未来を知り金持ちになろうなどとした際に彼は気づく。移動する度に最適化されてしまっ
て不要な物/人物/歴史/事象が消えて行く事に…。
これは機械音痴の男性がパソコン1つで時代と国を越えるSF放蕩物語。
:不定期連載です:折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-18 22:46:16
8007文字
会話率:19%
この世のあらゆる事象を司る特殊な能力を保持した新人種《能力者》が繁栄した世界。
平凡な高校生活を送るも、二年前からの記憶を失くしている高校生、岸田康次。彼は、ある日の帰路の途で、謎の黒服達に追われている少女、川崎菘と出会う。
自らの危機
を救った康次に、彼女は明かす──自分は重き宿命を背負いし『堕天者』であるのだ、と。
様々な運命に翻弄される少年と
苛酷な運命に立向かいし少女。
彼等の出会いは、周囲をも巻き込み──『運命の歯車』はゆっくりと動き始めたのだった。
これは、運命に抗う、少年たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-13 00:40:25
27502文字
会話率:53%
ぐぐぐぐぐぐっじょぶ
最終更新:2013-11-02 20:15:10
508文字
会話率:0%
「観測者がいなければ、全ての事象は無であるのと何ら変わりない。観測者がいない事実は、それが事実であると認識されない。つまりないも同然だ」
観測者がいない事象は事実として認識されないという論を話す僕とそれに反論する彼女のお話です。
最終更新:2013-11-02 19:51:14
2460文字
会話率:60%
神様には明確な特徴がある。あらゆる生命に恐怖を抱かせる程の圧倒的なオーラ、人間の知性では計りしえない超常現象を起こす能力、そして……壊滅的にひとの顔を覚えられない。そんな規格外な彼女と奇妙な共同生活を送ることになった時草時音。突如として非日
常に巻き込まれた大学生はやがて世界を揺るがす事象に飛び込んでいくことになる。やがて剛腕にして極一なる神巫女と呼ば「トキ! あらすじに介入しない!」むぅぅ……ちょっと常識のない神様との穏やかな非日常を描く……バトルものがよかったのになぁ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-10 16:41:11
2232文字
会話率:60%
屋上から飛び降り続ける少年の正体を知ったのは偶然と呼ぶに相応しい、そう、例えるならパンをかじりながら角を曲がったら転校生と衝突するくらいの事象であった―― 不幸とは案外幸福な人のところへ舞い込んでくるもので、随分人生のバランスはうまくとれて
いる。そんな偶然をもひっくり返す卑怯で卑屈な私の知人の物語。
この作品は重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-04 16:27:45
5309文字
会話率:40%
“何もかも揺らいで泡沫のように消えていく世界の中で、たとえ刹那でも、どんなに血と泥に薄汚れていても……命を懸けた人の思いより眩いものがあるだろうか?”
はるか時間と空間と確率事象の果てにある、それは力こそ正義になった世界の物語。
科学が
魔術を理解し、二つが混ざり合って同時に繁栄を極めた世界。
摩天楼の如く無数の高層ビルが立ち並び、不夜城のように昼夜の限りなく蠢く都市の下では……蟻のように、あるいは神々のように人々が歩き、生み出す享楽を貪っている。
人々は歴史上未曾有の栄華の中にいた。
そんな世界の裏側、暗がりの世界では、誰もが名を知り、誰もが畏怖する最強の兵士“シヴァ”。
あるいは“悪魔”あるいは“外道”、“鬼畜”、“化物”……彼女を貶し、罵る言葉が尽きる事はなく、しかし彼女の前ではどんな誹謗も褪せて聞こえる、そんな人物。
どんな障害も悪意も憤怒も涙も、彼女は石ころのように踏みしめて、その上でけたけたと、狂ったように笑っているから。
狂気も怒りも痛みも憎悪も、ただ戦う為の『味付け』でしかないと。
私の「強い」とはこういうことだ――と。
これは、彼女の物語。
誰よりも狂っていて、誰よりも正気な、世界を敵に回しても戦い続ける彼女の……物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-29 05:23:30
7698文字
会話率:9%
都内の片隅の静かな通りに一軒の店が営まれる。
人、動物、無機物、事象、
あらゆる事物の名付けを担う店
「名付屋」
ある日そんな店に、1人の青年が訪れる。
最終更新:2013-07-20 00:00:00
4661文字
会話率:29%
森羅万象全てにおいて事象が存在する。 勇者は世界を渡るため、世界の平和を守るため、力 を使う。
「エアクロス」この世界の事をそこの住人はそう呼ぶ。
その世界でも勇者に匹敵する程の力量を持つものは 、存在する。生まれも育ちも田
舎者でも。気が弱く ても。力とはそれに比例しないのだ。どれだけ世界 に害がないかで力とは変わる。 世界は見かけだけでは決められない。 生物である限り必然性は変わらないのである。
昔から弱々しい私は虐められていた。だから旅に出 たんだ。
世界を守る男を勇者と世間は言う。 世界を守る女は女神と世間は言う。
そんな女神にいつの間にか私はなっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-06 14:46:34
1691文字
会話率:54%
乖離。密接な関係、またはそうあるべき存在、事象などが離れ離れになっている。そんな不安定な状態。
最終更新:2013-06-28 13:05:37
304文字
会話率:0%
・二つの都市の中間より少し片方の都市に寄った位置にあるM県Y市。特に、その中心に位置する私立証耶麻学園。そしてこの周辺地域には、特殊な空間が広がっている……かもしれない。もしそうでなければ、これから起こる事象に説明がつかないのだ。
・そこには、退魔師、除霊師、魔女、吸血鬼、獣人、超能力者、聖剣使い……etc。そんな、人ならざる者たちが集うのだから。
・私立証耶麻学園の一年生向坂狼は、この学校の特殊な学生自治制度「クインテット・ナイツ」に参加することに。それからというもの、彼の周りでは色々な出来事があった。同じ「クインテット・ナイツ」の上沼紗佐に勉強を教えたり、自称除霊師の飾闇代と出会ったり。時には、危険を顧みずに戦うことも。
・普通の人とちょっと変わった人間、人でない何かが織り成す混沌とした学園ドラマ(っぽいもの)、「クインテット。ナイツ」が今始まる。
※過去に別サイトで同一名義で掲載していました。忘れていましたが、念のため。下は各章の説明です。
・「K」……プロローグです。大した話ではありません。
・「L」……主要キャラを一人増やすためだけの話です。
・「M」……ここからがまともな本編。
・「O」……謎の勢力の存在が示唆されます。
・「Q」……主人公が大変なことになります。
・「R」……夏休みの話です。
・「S」……ラスボス登場です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-06 22:11:47
276552文字
会話率:56%
俺は妹の結婚式に出た。
妹と疎遠の俺は、憂鬱な気分で煙草をふかしていた。
そこに突然現れた綺麗な女性。
彼女は俺に現実から逃避出来るサイトを教えてくれた。
“妄想日記”
「この日記に書いたことは全て現実になるの。」
彼女の言った突
拍子も無いことを、俺は暇つぶしの遊び程度に考えていた。
しかしそれが思わぬ悲劇を招いてしまうことになるなど、全く想像していなかった。
ーーー
妄想日記のルール
1.勧誘制
…妄想日記を使用する為には必ず他者の勧誘が必要。(以後勧誘を行った使用者を“親使用者”と言う。)
2.親使用者優性
…使用者と親使用者が近接的な事象を日記に書いた場合、親使用者が書いた日記の内容が現実になる。(例:・使用者の日記→1月1日は晴れた。・親使用者の日記→1月1日は雨だった。=1月1日は雨になる。)
ただし、使用者が勧誘を行い親使用者になった場合、この優性は適用されない。
3.後書き優性
…使用者と使用者が近接的な事象を日記に書いた場合、後から書いた日記の内容が現実になる。(例:・使用者Aの日記→1月1日は晴れた。〔12月30日投稿〕・使用者Bの日記→1月1日は雨だった。〔12月31日投稿〕=1月1日は雨になる。)
4.日記内容公開禁止
…使用者は他の使用者に日記の内容を、口頭、文書等あらゆる行為で公開する事を禁ずる。
5.二度書き禁止
…日記に書いた事象に近接的な事象を書くことを禁ずる。
6.禁止事項発生時無効
…4.5.の禁止事項を行った場合、日記の事象は現実にならない。
また、その日記と現実との差に応じたペナルティが使用者の2親等以内に架せられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-31 00:50:09
14899文字
会話率:8%
*感想はお気軽にどーぞー。
天高く高層ビルが聳え、空中を飛行車が飛び交う遠未来。イーガー・シティに暮らす岸花日会は忍者の末裔だ。
背中に挿したニンジャ・セイバー一振りを得物に、今日も日会はイーガー・シティの夜をいく。
そんなある日
、日会は死体が動き出すという事件に遭遇した。興味本位から事件を追う日会は、事件の背後で暗躍する謎の男の娘捜査部隊、通称《ハレンチ警備隊》の存在を知ることに。
ロリコンのオッサンが高層ビルから飛び降り、オカマのジジイが湖から現れ、米俵が引き裂かれ、ホビッツ鍋が引っくり返されるとき、熊と黒猫のぬいぐるみが謎のUMAガッシーを呼び、全てを水の底に沈める。
という嘘っぱちは置いといて、
アシダンテは人間を食らう巨大生物《寄棲獣》を狩る寄棲獣ハンターだ。
彼が立ち寄ったカルギア市では、連続通り魔殺人に連続猟奇殺人、カルト教団の暗躍に秘密結社の跳梁と、ありとあらゆる事件が起きていた。
事件の解決に乗り出した治安維持組織〈レイダース〉は、全ての事象がかつてカルギア市を壊滅させた未曾有の災害〈アグレイの腕の日〉に端を発していることを突き止める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-30 19:00:00
163291文字
会話率:33%
都の天才学者バックは、旧友に呼び出された辺境の町で、タブー視されている自らの研究に大きく関わる事象を聞かされる。調査に乗り出したバックと友人の息子ヒューイが発見したのは、想像さえしていなかった姿の『二千年前の技術』だった。だがしかし、世界
を揺るがす程の発見はまた、『隠されるべき技術』でもあった。
そして二人は、それを巡る争いの渦中へと足を踏み入れていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-31 00:01:20
28760文字
会話率:36%
この世には不文律というものが存在する。たとえ天と地がひっくり返ろうが、万物の事象が逆転しようが、正義と悪が入れ替わろうが、ミステリーにファンタジーが介入しようが、変わらない真理は確かに存在する。そう、罪は罪なのだ。沢目留衣と久禮笠作、彼らは
魔術と悪魔が介入する事件に巻き込まれ、己の存在さえも超常のものとなってしまう。魔術師ローズクロウリーに導かれるままに彼らがかかわっていく事件の果てにあるのは、人間としての日常か、悪魔としての狭間の世界か、それとも・・・ノックスの十戒にストレートで一石をぶち込むファンタジー推理小説、御照覧あれ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-29 17:03:48
7202文字
会話率:37%
魔法――――空想上の力でしかなかった時代があった。
今を生きる人間は全員、体内に魔力を宿しその魔力を消費することにより
自らが望む事象を現実で起こす。
炎を操ることを望めば炎を操れ、水を操りたいと望めば操ることができる。
しかし、魔力を持つ
ことが常識の中で一人だけ魔法を行使することが
できるほどの魔力をもたない少年がいた。
その少年はこの地獄で生きることを決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-27 12:01:00
3363文字
会話率:44%
様々な事象や作品を見て感じた事を、素人なりの見地からコラムにしてみる。馬の耳にも入らない戯言かもしれないけれど。
http://www5.hp-ez.com/hp/namomihagi/page15 へ転載。今後の更新はすべて個人サイトで
行っています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-21 22:09:41
91712文字
会話率:14%
見えざるものを見る力。を持つ主人公。
その能力を持ってしまった為に、人生において様々な事象と向き合うこととなる。
主人公は能力が原因で様々な経験をすることとなるが、それが主人公にはどのように作用したのか。
また、主人公とかかわった人にとって
はどのように受け止められたのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-18 14:02:55
740文字
会話率:0%