ルグレン家の四女ラルファレッテは成人の儀式を目前に控え暗い気持ちで過ごしていた。
幼いころから男子の儀式に臨めるものと信じて疑っていなかったが、実際に受けさせられるのはお披露目の儀式――女子の儀式だからだ。
男子の儀式は、領地南端の洞
窟より「ドラゴンの髭」というアイテムを持ち帰ること。
父・エリュウドに何度も訴えてはいるが、認められないままに時間は過ぎる。
どうしても男子の儀式を受けたいラルファレッテは、強硬手段に訴えることにした。
それはひとりで、南端の洞窟に向かうこと――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 00:00:00
98022文字
会話率:55%
マグは、魔力は膨大でも魔法が使えない、魔法一家の四男。家族に認められないまま、魔法使いの期限の15歳を迎えてしまう。
父に見捨てられ、人類延命のためと魔界に落とされ魔人の生贄になるが、子どもの頃に看取った猫の魔物と再開する。マグは、魔人にや
るくらいならと猫に魔力をすべてあたえると、猫と同化し、魔人を食べて帰還する。
父を恨むのではなく、自分が覚醒したのは父の計算通りとポジティブに考えたマグは、父に恐れられる可能性も考えずに帰路を急ぐのだった。
・週1回更新くらいの予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 15:02:08
69564文字
会話率:49%
駅の階段から足を滑らせて死亡した高橋由利(享年25)は、親友がハマっていた乙女ゲームの世界に似た、微妙に異なる世界へと転生してしまった。
そこは平凡な日本人顔が絶世の美人と言われる、美醜逆転の世界で、ゲームに出てくる攻略対象者達は面影を残し
ながらも、地味な日本人顔になっていた。
そんな世界で、絶世の美女と呼ばれ、大富豪で王族よりも権力があるといわれている公爵家の跡取り娘として転生した主人公だったが、まさかの悪役令嬢だった?!
しかし、悪役令嬢のフラグを折るが如く運命の相手(婚約者)が現れる。それはヒロインに罵詈雑言吐きまくる名も無きブサモブ(超絶美形)。
確かこのモブ君、ヒロインを虐めたとかでゲームの前半に学校を退学させたられたよね?
学校を卒業しないと貴族とは認められないこの世界で、果たして攻略対象者、ヒロインから婚約者を守れるのか!?
良識のある口の悪いモブ(超絶美形)な婚約者と、絶世の美女(地味な日本人顔)主人公との、ざまぁありの美醜逆転ラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 05:00:00
40039文字
会話率:46%
雇用条件:健康である事。男女不問
年齢:18~
給与:歩合制
賞与:あり
特記事項
理解不能、解明不能な事態に遭遇した場合を含め、全てを記録すること。生命を脅かす事態に遭遇した場合、撤退、逃走は認められない
最終更新:2022-11-25 12:46:47
2460文字
会話率:57%
天使はいつも好調である。
スクールカーストが絶対的なこの学園で、天使だけがいつも僕に優しい気がする。
挨拶したら「キモッ」と言うし、ご飯を三杯おかわりしていたら「うそー」と哀れむ。
あれ、本当に優しいかなぁ天使って……。
期末テス
トで六十五点を取って喜んでるような人だからな。
ちなみに僕は全教科平均三十四点。平均赤点なんだよな。
ともあれ、僕ら一年二十四組は、日々なにごともなく進行しております。
そんなある日、上位のスクールカーストから落ちてくる美女がいましたとさ。
名前は七海。これはネタになりますねぇ。よく見れば手負いの猫のようで、エロを期待する生徒も多い。
そのうち七海と天使はいさかいごとを始め、それすでに意味ねえんじゃねえかなぁという底辺の争いをしている。
天使は我ら二十四組のリーダーであり、七海を認められないらしい。ガキなだけだよ、お前。譲歩しようや。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 12:29:05
7314文字
会話率:42%
「――さあ、狂厄の乙女と誓約を」
これは、平凡だった少女と自我の無かった世界の長い永い、恋物語。
そこに至るまでに掛かった途方もない前座。その一部。
認められない。認めたくない。
触れたい。でも近づいてはいけない。
複雑に縺れた感情が足
かせとなって、素直になれない少女。
繰り返されることで芽生えた自我の成長によって、愛を知った世界。
※とことん深読みして読むと良き。(解釈は好き好きに)
※いいね、感想、待ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-12 10:49:55
8284文字
会話率:27%
――誰もが支持する正義で、誰もが幸せになる平和な世界を作りたい。
言葉にしてみれば御高尚なものに聞こえるが、別段そこまで高い志があるわけではない。
社会のためとか世界のためとか、正直そんなことどうだっていい。ただ単に、自分が純真無垢な世界
で生きたいだけ。要はこんな世界で生きたくないだけだ。
殺傷や略奪、罵詈雑言に陰湿な空気、ありとあらゆる暴力に塗れたこの世界。
満を持して清廉潔白とは言い難い穢れたこの世界が嫌いだ。尤もそんな世界を平和だと謳う、そのことの方が忌々しい。
だから真の意味での平和な世界を実現したい。堂々と胸を張って、生きた人生と世界を称揚したい。
そのために此の平和な世界を終わらせる。
けれど殴殺や暴虐を抑圧や暴力で納めるやり方は嫌だ。争いを争いで解決するのは嫌だ。
そんな手段では、悲しくなる諍いは消えないと知っているから。
そんな手段では、真の平和は実現できないと分かっているから。
――嗚呼、それも分かっている。
こんな理想を望むなんて愚かだろう? 叶うわけがないと一蹴するだろう? 蔑むことは疎か見もしないだろう?
分かっている。
無智で無思慮な無能の無謀だと――分かっている。
けれど。それでも。
――おれはそれしか認められないのだ。
………………――――――。
…………――――。
……――。
こいつバカじゃね? 笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 15:01:18
24574文字
会話率:35%
史上三人目という優秀な成績で魔法学校を卒業したアメリア・テイラーは各国からの好待遇の誘いを断りさらなるキャリアアップを目指して冒険者の道を進んだ。
だが高いプライドと負けず嫌いの性格からどこの冒険者チームともそりが合わずいつしか孤立し食べる
ものにすら困るようになってしまった。
そして逃げるようにたどり着いた北の果ての国で一人の男に出会う、その男の名はオスカー・ウィード、人類を救った英雄の息子でありアメリアと同じでどこの冒険者チームからもあぶれている様子で
成り行きで二人は組むことになるが、要求が高すぎるオスカーとプライドが高くて自分の非を認められないアメリアはいつも喧嘩になっていた。そんな二人は徐々にお互いを認め合い信頼が深まっていく中である大事件が起こる。それは二十年ぶりに魔王が大軍を率いて攻めてきたというのだ。
色々な思いが交錯する中で二人は戦い、そして……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 08:05:45
120112文字
会話率:32%
高校一年の夏、幼なじみの『白雪姫』がポツリとこぼした儚い願い。
「……甘えたい」
その言葉が、何故かずっと耳に残っていた――。
高校二年、葛原葛男(くずはら くずお)。極貧家庭に生まれた彼は――天才だった。切れ過ぎるナイフは、無意識に
周囲を傷付ける。だから彼は、『劣等生』を演じた。
白雪冬花(しらゆき とうか)。日本を代表する名家に生まれた彼女は――凡才だった。周囲の高い期待に応えなければ、家族として認められない。だから彼女は、『天才』を演じた。
幼なじみでありながら正反対の性質を持つ二人は、小学校卒業と同時に離れ離れとなり、高校生になって偶然再会。
初めは少しギクシャクすることもあったが……生徒会室で一緒に勉強したり、休みの日にお出かけしたり、風邪を引いて看病してもらったり、甘えたり、甘やかされたり――。
お互いの持たざる部分に惹かれ、次第に気持ちを寄せ合っていく。
これは本当の自分を偽った二人が、徐々にその仮面を外していき、お互いに好き合っていくという『両片思いの青春ラブコメ』。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 15:58:59
100069文字
会話率:47%
かつて、神の気まぐれで不老の祝福を受けた男がいた。
しかし男は大罪を犯し、不死の呪いを受け、永遠に生き続ける宿命を負った。
彼は罪を悔い、終わらない贖罪を誓う。
時は流れ、彼は戦乱に巻き込まれ、遥か遠い宇宙に飛ばされる。
彼は帰還を求め、
ある契約を交わし、遥か故郷への帰路に就く。
これはその旅路で立ち寄った、ある白い星の物語
死に瀕した白い星で、彼は生体兵器として造られた少女に出会う。
人間のアレフと、人間と認められないディーファ
彼等は衝突しながらも、戦いの中で互いを理解し、やがて惹かれあう。
しかしそんな中、星の命は尽きようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 20:56:27
473501文字
会話率:37%
すべての物事がレベルで決まる星の帝国で、アークは最低ランクの”黒の民”だった。昔だったら、民としても認められないレベルのアークは辺境の地で新米兵士として雑用に追われている。そんな彼のところに、女兵士が見習いとして送られてくる。かわいい女の子
がくることを期待していたアークの前に現れたのは、まだ幼い女の子だった。追放された公女様と最下層民の兵士は互いに協力して、辺境の地を変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 08:00:00
725648文字
会話率:48%
王都警備隊に所属する天才パイロット、エンジア・ブローニは魔物の群れを迎撃する任務の最中、突如として異界から転移してきた戦闘機と遭遇する。 辛くもそれを打ち倒した彼女は軍の上層部によって空軍基地地下のある秘密施設に招集される。 そこに集められ
た6人のパイロットたちに告げられたのは、異世界からこの世界を狙う多くの勢力の存在だった。 そして与えられる命令とは……。 彼女たちは果たして異世界で何を見るのか……。 古き良きシューティングゲームの要素を詰め込んだSFミリタリー小説、誕生。
(キーワードの内容は後々出てきます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-27 22:00:12
65976文字
会話率:38%
明治から大正に掛けての変革の時代。勃起不全障害を持つく久賀野親弥は、売れない小説家として執筆活動を続けていた。親弥が目指すのは、田山花袋のような「自然主義文学」だが、親弥の忌み嫌う不倫などの不貞行為を描こうとするも、「妄想の産物」と揶揄さ
れ、作品は一向に認められない。障害の治療も先が見えず、親弥は自身のコンプレックスによって大きな不満を抱え、他人を避ける生活をしていた。妻の宮に対しても極力身体的接触を避け、宮を愛しているものの、夫婦関係はどんどん悪化していく。
同じく自然主義の作家として人気のある友人、田之上兪吉に、「作家活動をやめろ」と言われ、激高した親弥は一度捨てた自分の原稿を読み直すが、田山花袋の模造としか思えないような自分の文章に気付き、執筆ができなくなってしまう。そんな折に、アルツハイマーを患う、親弥の義父である華族の大谷禄太郎氏の邸宅に招かれた親弥と宮は、禄太郎氏の病状の悪化を目の当たりにし、二週間横浜の屋敷に滞在することを決める。その間も一向に執筆活動ができず、禄太郎氏からのストレスも相まって精神を蝕まれていき、親弥は薬に頼るようになる。また、宮は親弥に黙って不穏な動きを見せる。
横浜で兪吉と会い、兪吉の知り合いだという楼主の千寿喜明の案内で「永真遊郭街」に出向く親弥。そこで、宮に瓜二つな「楓」に出会い、宮の持ち得ない色気や、見ず知らずの男に抱かれている楓に嫉妬と精神的情欲を覚えた親弥は、小説内で楓を犯すことにのめり込む。
※直接的な性描写はございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-24 20:00:00
80870文字
会話率:46%
大陸随一であるアトラー魔法学校。
この学校は魔力さえあれば前歴者、奴隷、親なしであろうとはいることができる。
多様性を重んじているからではない。
むしろ多様性を摘んでいる。
この魔法学校の入学式ではまず、全学生の前で魔力を測られる。
現
代魔法学において最も重視されるのは【魔力量】だからだ。
魔力量が多ければ多いほどに、使える魔法は広がり長く魔法を扱える。
当然ここで大きく差が生まれる。
魔力量の遺伝との関連性は不明だが、血統が良ければ魔力も多いとされている。
つまり王族や貴族は優遇され、奴隷や貧民は劣等とされる。
そうして選別された最底辺の学生達が集うクラス。
クラスメイト達は死んだ魚のような眼をしながら三年間を過ごす。
卒業さえしてしまえばアトラー魔法学校の卒業生という拍が付く。
夢の学園生活をドブに捨てるという代償を伴う。
だがそうしなければ魔法使いとして認められないのだ。
そんな彼らの前に立つ、新任教師のスーザンド。
現代魔法学における魔力量至上主義に唾を吐き。
この学校の悪しき伝統や風習などお構いなしに踏み抜く。
『魔法使いなんてくそくらえ』
『あんな奴らは魔力ばかり達者な桶に過ぎない』
無鉄砲な愚か者ではない。
彼にはそれを実行し体現できるだけの実力がある。
彼の掲げる【魔導】教育。
最底辺の生徒を歴史上最高の魔導士へと再教育する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 02:13:12
43340文字
会話率:31%
長らく恋愛禁止となっていた私立彩央学園だが、ある新学期に恋愛解禁となった。それに際して“恋愛審査委員会”が設けられ、その名の通り審査が通らねば恋愛が認められないシステムとなった。
恋愛審査委員長に任命された少年、灰場 遼太郎は個性豊かな委員
会メンバーと共に今日も生徒たちの様々な恋愛模様を見極めていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 23:16:52
109145文字
会話率:54%
世界一広い国土と強大な軍隊を誇るヨーゼンシア連合帝国が、悲願であった大陸制覇を果たし、覇権国家と呼ばれるようになってから20年。
ヨーゼンシアは世界に残る数々の謎を解き明かすべく、高額の賞金を設定した大規模調査を長い間実施している。未知
のロマンと一攫千金を夢見た多くの冒険者が、今日も世界中で旅を続ける。
こうした冒険者達の中でも最高の腕を持つ1人が、フィオン・レイネ。だがとある理由から、その素性は全くの謎であった。
◇
物語の主人公リュセイ・ケイルズは、ヨーゼンシアにある小さな村、ハクランの辺境に暮らす。彼は伝説の冒険者フィオン・レイネを義姉に持つ少年であり、彼女の素性を知る数少ない人物の1人でもあった。
リュセイは幼い頃、フィオンと共に過ごす中で、彼女の優しさと強さに段々と惹かれ、彼女のような冒険者になることを強く志すようになった。
彼は、村では珍しい英才教育を施されつつ、森の過酷な自然の中で狼と戯れて暮らすことにより、天性の運動センスと知勇を兼ね備えた優秀な狼使いに成長。その卓越した身体能力は村中で賞賛を巻き起こし、特に際立って優れた脚力は《驚脚》と称され話題を呼んだ。さらに、リュセイが義姉譲りの優しい性格の持ち主であることも奏功して、老若男女を問わず多くの村民が彼を慕うようになった。
若くして村有数の有力者となったリュセイのことを、誰もが心の中で応援し、彼ならすぐに優れた冒険者になれると信じている。
しかし、齢15になるまでは、村の掟により村の外へ出ることが認められない。
リュセイはまだ14歳。冒険に行きたくても行けない、悶々とした日々を送っていた。
そんなリュセイはある日、悪漢に追われていた麗しい少女ミラーナを保護。彼女とはすぐに打ち解けあい、暫く自宅で匿うことに。
その日の晩、リュセイは奇妙な夢を見る。目覚めると、限られた人だけが保有できる《固有魔法》を発現していることに気づく。
そして何の因果か、ミラーナもまた、リュセイとは別の種類の《固有魔法》の持ち主であった。彼女は自分の能力と、誰にも話していない《出自の秘密》を打ち明ける。
ふたりはこの日の出来事をきっかけに村を出る権利を勝ち取り、リュセイ長年の悲願であった冒険の旅をスタートさせるのだが――。
※作品名の最初は『きょうきゃく』と読みます。
©︎2022 藍弓野折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 13:05:41
31573文字
会話率:20%
【15万文字執筆済み】
「生まれも能力も何もかもが劣っている、卑しいクズ加護ポーターめ! 貴様は『追放』だ!!」
ソウマは“再利用魔法”による大魔力生成で伯爵勇者ディオスを補助していたが、魔力を回復する神器“祈りの腕輪”を手に入れた途端、
ひどい濡れ衣でパーティを追放されてしまう。
「ボク、すごく感謝してるんだ! だからキミに恩返しできるなら、どんなことだって……!」
借金返済できず絶望するソウマだったが、ゴミ魔法と呼ばれた“鉄魔法”の女勇者アルメアに懐かれて新しいパーティを組むことになる。そしてディオスを上回る最強の戦闘力を発揮して、周囲を恐れさせ認められていく。
「なぜだ! なぜこの光の勇者ディオスが失敗する日々を送り! なぜあのクズ加護があれほどの成功をつかんでいるのだ! 不当だろうが! 理不尽だろうが!!」
一方ソウマの補助を失ったディオスは、最弱のゴブリンにすら勝てなくなり、劣っているのは自分のほうだったという現実を突きつけられる。そんなことは認められないとわめき散らし、挽回しようと卑しい手段に手を染めていくのだった。
そんな状況を耳にした国王は、ソウマたちを王都に呼び、ある提案をする……。
これはざまぁと借金返済と成り上がりと、『再利用』の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 20:07:29
159447文字
会話率:31%
想いを持ってはいけない既婚者の男
柊木 仁 (ひいらぎ じん)
そんな彼が愛してしまったのは不幸の女
清水 由紀恵 (しみず ゆきえ)
世界から、日本から、そして人から認められない『 愛 』
賛同なんていらない
応援なんていらない
愚かな恋
ただ誰にも不純だなんて言わせない
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 03:04:39
1206文字
会話率:17%
高校二年、濱崎遊斗はいつものように友人達と帰り道にゲーセンに行こうとしていた。しかし突如、彼らは知らない場所へと転移させられる。そこに現れたゲーム案内人を名のる心無き少女,アリスは遊斗達にこの世界でプレイヤーとしてゲームのキャラクターを演じ
てもらうと話す。遊斗は異世界で、ゲームのキャラクター達の如く,それぞれの役割を演じることを理不尽なルールのもと、ゲームに参加することを余儀なくされる。
ルール①プレイヤーにはステータスが付与される。ステータスはプレイヤー自身の身体能力に適用される。
ルール②プレイヤーには役割が与えられる。プレイヤーはその役割を演じなければならない。役割に反しない範囲でのゲームのプレイは認められる。ただし、役割を放棄したり、拒否した場合はゲームオーバーとなる。
ルール③このゲームの登場人物は一部を除き、すべてのプレイヤーで構成されるものとする。
ルール④プレイヤーのゲーム放棄は認められない。
ルール⑤ゲームオーバーになった場合、コンテニューはできない。
演じるキャラはRPGの主人公とは限らない。魔物、魔王、殺人鬼。人間を殺さなければならないような役割さえ演じなければならない。仲間を殺すことも役割のもとでは拒否できない。演じることを拒否すれば死。ゲームを拒否すれば死。ステータスでさえもプレイヤーを助けるとは限らない。現実世界の身体能力より低いステータスであれば、自由に動けず、たとえ受けた攻撃が致命傷でなくともHPが0になれば死。プレイヤーに許された道は狂う事と抗う事のみ。一理不尽と凶気が渦巻く最悪のゲームが今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 23:03:20
5478文字
会話率:50%
侯爵令嬢クリスタは、婚約者と家族に見捨てられて、命よりも大事な爵位さえ失う未来の夢を見た。だが、そんな悲惨な運命が待っているなんて到底認められない。
そしてクリスタは、破滅の原因となる平民の少女を、自らの陣営に引き入れることを選択した。
私の結婚も、輝かしい未来も、絶対に誰にも邪魔させはしませんわ……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 20:00:00
463367文字
会話率:33%