『CD・ワイン・図書館』
この三つのキーワードからどんな物語ができるのか、ご自分で想像してから、本編をお楽しみください。
【予告】
日常は、一枚の血塗られた「CD」-ROMを受け取った瞬間に砕け散った。
鮮血の赤とも、透明なる「ワ
イン」レッドの赤とも異なる、異界の赤が夕闇の訪れを迎えるために世界に満ちる――夕暮れの赤に混じって。
世界のあらゆる蔵書が収められ、刻々と自ら書架を増殖させつつ、常にその場所を変えながら次元を旅する、異界「図書館」。
無限なるこの世の全て知識と、他の世の全ての知識を収蔵した聖地を求め、国が、機関が、人が、争い辿り着く先に見たものは――。
『CD、ワイン、図書館』、お楽しみに。
(実のところ、この予告は、一度も本編を予告したことはありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-01 10:00:00
4793文字
会話率:39%
「ようこそ、私の書架へ」
青年は古びた館で運命の出会いをする。
自分を『書架の亡霊』と名乗る少女によって翻弄されていく人生。
彼の選択が招く物語の結末とは。
さぁ、彼女の本と追憶の物語を開こう。
本に秘められた力、交錯する人々の思い、そ
して少女の願いとは何なりや。
*pixivの方に挿絵付きで同作品を上げています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-22 11:21:00
6755文字
会話率:36%
人間の心理を論理的な解釈のみで解体し尽くす心理学者の物語。一見夕さん主催の空色の書架SS企画参加作品です。
最終更新:2013-10-28 11:28:14
2707文字
会話率:31%
とある時代の、とある場所。研究者のキイ・ナルミが書架で不思議な少年と出会い、不思議な体験を目の当たりにする。果てしない書架の森に潜むものとは?
最終更新:2013-10-24 18:55:31
2718文字
会話率:57%
こことはまったく異なる異世界だけれども、どこか見覚えのものがある物が出てくる世界。その中で過ごす金持ちで裕福な貴族の家族と、そこで働くメイドたちの何でもない日常。 ※空色の書架「SS企画」参加作品
キーワード:
最終更新:2013-10-14 23:44:08
2980文字
会話率:80%
言葉には力がある。
言葉に秘められた力《言霊》は、その意味を正しく理解することでどんな人にも使えるようになる。
しかし言葉の力は、時としてさまざまな《怪奇現象》と化して世界に牙を剥く。
そして、《言霊》を自在に使いこなし、そんな《怪奇現象》
を封印することを生業とする者を《言霊使い》という――…
これは、《言霊》に縛られた少女とその契約者が《怪奇現象》に抗うお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-14 00:02:45
11514文字
会話率:35%
2654年。日本の科学技術はめざましい進歩を遂げ、他国を大きく引き離した。
その象徴とも呼べる物が異能だった。その総称を【CUBE】という。けれど【CUBE】は感情変化に弱かった。
その為に政府は市民の感情を監視する事により、力を持つ理想国
家を作りあげた。
【個人の書架】|《パーソナルライブラリ》―――蝶を模した、感情の変化を計測する物。計測された感情は【CUBE】の状態と照らし合わされ、【精神の源】|《エスプリットシステム》に送られる事により、安楽社会を保っていた。
けれども、システムで処理できない人間を処理するために【断罪者】とその組織――【絶望の幸福】|《パンドラ》が置かれた。
そんな、“完璧都市”で不幸少年、各務 恭介は、限定ケーキを買う為に並んでいた所で、紅苑と出会う。
そして、数時間後に家の前で血だらけの紅苑を助けた事により、不幸の歯車が狂いだし、奇妙珍妙な事件に巻き込まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-01 14:18:05
2271文字
会話率:31%
壁の一面を覆う、高い天井に届かんばかりの大きな本棚であった。
「私」の読んだ本がすべて入っている、奇妙な本棚の話。
最終更新:2012-07-16 00:20:06
3114文字
会話率:15%
日常の合間、合間に飛び込んでくる世界情勢、新しい動きの中で、より大きな帆船は世界の影響を強く受けることになる。
日々刻々と変化をする状況で、ひょんなことから絵里の級友から梨華、そして無音の投擲槍が追い求めていた情報が飛び込んでくる。
精神接続情報網、秘匿書架ともいわれる、シークレットデータベースにアクセスしてしまった少女が口にするのは、あまりにも人の命を馬鹿にしているようなモノでああった。
やりきれない…だけではない。梨華はこの世界に憂いを覚えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-28 07:00:00
374518文字
会話率:54%
自他共に認めるダメ雑誌記者の礼柩舎章一郎は、文芸誌へ突然の異動を命じられた。文芸誌「白夜」の編集長に言い渡されたのは、鎌倉に住む人嫌いで有名な大物作家・藤原鉄線の担当に就くことだった。わけもわからず仕事をこなそうとする章一郎だったが、身の回
りで次々と不可解な事件が起きていく。 折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2010-10-17 01:35:43
10542文字
会話率:44%
かつてその軍事力で他国を蹂躙し、今は平穏な時代を送っているビルリンク・ルム皇国。その動向は未だに各国から危ぶまれ、「眠れる赫龍」と恐れられている。現皇帝ヨンカ・レン・ビルリンク・ルムは再び戦乱を起こすのではないかと人々の間で噂が流れていた。
ある日、国外れにある禁断の地・森緑大樹海に暮らす未開民族の青年、リト=ファは皇帝の命により罪人として皇都まで連行される。人々は汚い未開人と蔑むが、巨大な君主国家の命運はこの青年一人の手にかかっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-06-06 19:53:21
7652文字
会話率:22%
ある時、芦田は図書館地下書庫の書架で『道教入門』から出るオーラを感じて引き寄せられ、開いてみるとその本からは様々な道教の神が芦田に向かって話しかけてきた。最高神である元始天尊や漢字を発明した蒼頡、そして各家庭の台所に居て年に一度その家族の行
動を詳細に天に居る神へと報告する竈神など。その竈神は芦田に向かい、芦田の母の寿命があと三年であるという事を告白する。それは、母の不倫が原因でその罪により玉皇大帝という神が母の寿命を縮めていたからである。しかし、芦田は神々の会議で天上へ昇り玉帝に母の命乞いすることを許されたと、竈神から聞かされ、夜、一本の枝を握りしめて天女の迎えを待ちながら眠りについた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-09-27 21:10:07
31632文字
会話率:8%